「─────っ! あっ、お許し、をぉっ、はひぃぃっ!?!」
少しだけ開いた扉の向こう。仄かな灯りの中で、裸の男女が交わっている。
それが性行為。セックスなのだということはまだ子供だった私でも理解できていました。
細身の女性はベッドの上でまんぐり返しにされて、大柄男性の股間にある太いモノをほとんど垂直に何度も打ち込まれていました。女性はイヤイヤと拒絶するかのようにブロンドの髪を乱していましたがピンク色に火照った肌は、腰を打ち付けられる度にあげる蕩けた声は、子供心ながらまるで喜んでいるように思えました。少なくとも、
「おおっ、一度子を成したとは思えぬ食いつき!
フハハッ、よいっ、良いぞっ! またこみ上げてきおった!」
「いひぃっ!!
ああぁっ、いけません閣下ぁ…またっ、
お子が出来てしまっ、んんぅ、私は平民でぇ、ああ、ひゃあぁぁぁっっ!!!」
「ふふ、遠慮するでない。
貴重な種だが、これほどの名器。褒美をとらせねば侯爵家の名折れ、ぞ!」
「んひぃっ、あはぁっ、ダ、あああぁぁっ!?!
ひぅ、あぁ…お、お許しを侯爵様っ、お子がっ、子が出来てしまったら私はぁっ!」
「ふん、バカを申すな。我が侯爵家の種を受け取っておいて孕まぬ不遜は許さぬぞ。
なに、すべて良いように取り計らってやる。お前は何も考えずワシの子を孕む栄誉を受けよ……まあ、光を産んだ胎だ。次もあるかもしれんしな!」
「ああっ、そんなっ!? っ、ひぃあっ、ああっ、待って、考え直しを侯爵様っ、んあああぁっ!? やあぁ、こんなすごいの知らなっ、奥ひびいてっ、やん、あぁお許しをぉ! 私、あぁ、イ、イクっ、イかされ、っまた膣内でぇ!? イヤッ、ダメッ、これじゃ私ほんとうに貴族のっ…違うのっ、許してあなたぁ!!」
「うおお、吸い付きが増してっ…くくっ、立場を心得た良き穴だ。褒美だ、受け取れっ、おおおぉっ!!」
「やぁ、だめぇ……あっ、あああああああぁぁぁっっ!?!!」
ガツン、という音が聞こえそうな力強い動き。そして彼の腰が直後に目に見えて震えると母は嬉しそうな絶叫をあげて、しばらく全身を震わしながら幸せそうな顔で呆けていた。
「あ、はぁ……んぅ」
「うっ、ふぅ……ハハッ、よく出たものだ。ワシもまだまだ現役だな」
どこか自慢げに彼は母から己の男性器を引き抜くと一休みとばかりにベッドに腰を下ろした。解放された母は肩で荒い呼吸をしつつも力なくベッドに横たわっている。開かされた足を閉じる力もないようで、その股間からは白いどろっとした液体がたくさんこぼれ出続けています。子供心ながらアレを注がれたのだろうと察して、なぜか自分の股やその奥が熱くなったように感じましたがそれ以上に私は乱れた髪越しに自分のそんな状態を熱い視線で眺めている母から目が離せなかった。
「すごい、たくさん……まだこんなに入ってるのに…」
そっと母は自分のお腹をさする。
覗けた表情は嬉しいのか悲しいのか娘の私にも判別できないものでしたが、母はどこか呆然と独り言のように呟きます。
「これが本物の貴族さまの子種、こんな濃いのいっぱい絶対に……あぁ、私まだあの人の妻なのに、本当に裏切って、これで子供まで出来てしまったら……私、もう戻れなくっ……ぁぁ」
それは悲観的な言葉でした。頬を伝う涙に娘として本音だと思いました。
母も心のどこかでかつての日々が戻ってきてほしいと願っていたのでしょう。
けれどそれと同じくらい“そうなりたい”とねだっているようにも聞こえてしまいます。
少なくとも男性はそう受け取ったようです。
「…え、あっ、ま、まだするのですか!?」
彼は母の開いたままの足の間に入ると腰と腰を向い合せました。私からは見えませんが母は相手の股間を見て目を見開いて驚きます。
「あっ、う、うそ、二度も射精したらあの人ならもうっ……す、すごい」
「くく、男を滾らす女よ。そんなに初めての浮気は興奮するか?」
「ち、違いっ、ああっまた入ってっ!? んんぅ……か、かたい…」
「ほんに良き声で啼く…お主相手なら比喩ではなく朝までやれそうだ」
ぐいと腰を押し出した男の人はまた母の中に入ったようです。否定の言葉を口にしかけた母をそれだけで蕩けさせます。良い声の意味はまだ分かりませんでしたが、なんとなく今の鼻にかかったような甘えた声のことなのだと思いました。
「あうぅ、あはぁ……そんなお戯れを、んああぁぁ!」
繋がったまま男の人は母の背を抱くように起こします。ベッドの上で向かい合って抱き合う体勢になって母はそれだけで仰け反って一際高い声をあげます。私の位置から母の顔の全ては見えなかったのですが僅かに見えた目元が何かに夢中になっているかのようにうっとりとしたものになっていました。
「戯れかどうかはお前の中のコレでわかるだろう?」
「あはぁ、んんぅ…閣下のたくましいモノが奥までっ! ああぁ、全部押し広げられてぇ…閣下の形に変えられてしまいますぅ!」
おかしくなってしまう!
それだけはお許しを!
母はそんな口調でしたけど、両手も両足も男の人にぎゅっとしがみついていました。懇願するように今にも泣きそうな瞳で見つめていますが、その後を思えば逆効果だったのでしょう。
「…もはや天性やもしれんな。男を乗せるのがうまい。
ならばお望み通り、お前たちを捨てた男の感触などワシが忘れさせてやろう!」
母をがっしりと抱きかかえた彼が激しく体を上下させます。母は耐えるというより応えるように抱きしめ返して、されるがままに乱れていきます。
「ああぁっ、閣下ぁっ! お許しをっ、そんな奥っ、んああっ、子宮開いてっ! ん、ふうぅ!? ちゅむぅ、ぁぁ、口付けはぁ…んんっ、んぢゅ、ふあ、ぢゅる、むぅっ!」
無理矢理されたようなキスは、けれどすぐに母からねだっているように受け入れられます。
夢中になって男の人にしがみつき激しい口付けを求める母の顔は今まで一度も見たこともないもので、でも何時よりも満たされているように娘の私には見えました───
私、マリア・キャンベルが5歳の頃に「光の魔力」を発現させてから私と母の運命は変わりました。極々普通で、平凡で、けれど幸福だった家族の光景は脆くも崩れ去ってしまったのです。
まず平民が魔力を持つということじたいが稀で、しかも属性が希少な「光」。この事実に故郷の街の人々も、いえそれ以前に父でさえも母の不貞を疑いました。あとから知りましたが平民の魔力持ちのほとんどは貴族の落とし子なのだそうです。それに母が地元で評判の美人だったのも災いしました。娘の贔屓目で見ても母は確かにどこかの貴族に見初められても不思議ではないと思わせる美貌と人目を引く儚さがありました。私の容姿が母似で、父を感じさせるものがなかったのも周囲や父の疑いを濃くしました。
噂の最初はもしかしたらそんな美しい母やその母と結婚できた父に対する嫉妬ややっかみもあったのかもしれません。父は父で容姿が整っていて人気があったそうですからそちら方面のものもあったと思います。だからといって、その美貌から無理矢理手籠めにされたのでは、という下世話な憶測がまだマシな物言いを故郷の街の人々や夫からされた母の苦しみと心労はいかほどであったのか。父は次第に家に戻らなくなり、いつしか街からも消えてしまいました。無責任な噂で苦しむ母を信じられず、自分こそが被害者のような顔をして母を責め続けたあげく私達を捨てて逃げたのです。
母は不貞の疑いと夫に逃げられた妻というレッテルを張られ、それを街中が知っている状態でした。そんな時に私を気遣う余裕は無かったのでしょう。まがりなりにも母娘二人で生きていくための糧を得るのと奇異の視線や噂に耐えるので精一杯だったのだと思います。
一方で父に捨てられ、母からの精神的な庇護を失った私は孤独でした。
仲の良かった子たちからは、魔力持ちの私を気味悪がってか大人達から何かをいわれたのか距離を取られました。私から近付いても何か理由をつけて避けられるだけ。大人達は魔力に目覚めた私を殊更「特別扱い」してさらに私を孤立させていきます。あの年頃の子供達にとって大人達の過度な特別視は仲間外れや嫌がらせを助長させるものでしかありません。
その状態をなんとかしようと思わなかったわけではありません。
みんなに認められるいい子でいれば、魔力と関係ない分野で結果を出せば。
しかしどれだけ努力して成果を出しても、人のために尽くしても、誰かのために行動しても、返ってきた反応は冷たいものばかりで陰口はよりひどくなりました。誰も私を一人の少女ではなく光の魔力を持った特別な存在としか扱いません。誰も、私自身を見てはくれなかった。
ただこれが実害を及ぼすほどの迫害や差別に至らなかったのは私達を害すると魔法で仕返しされるのではないか。希少な魔力持ちを害したとして罰を受けるのではという恐怖が皆にあったからでしょう。その腫物でも扱うような態度が余計に人々と私達母娘の間に溝を作ります。噂を信じず、悪意の無い人達ですら「特別扱い」という形で距離を取ります。二人暮らしながら個別で孤立していた私達はもうとっくにこの状況に疲れ果てていて諦観しきっていました。けれど母はそれ以上に救いの無い孤独な日々に折れていたのでしょう。
ある日、さる侯爵の使い─お忍び中の侯爵当人でしたけど─という人がやってきて母と何か話をしていました。私はてっきりまた養子の話だと思いました。魔力が発現してからその手の話は山ほど来ましたから。母は隠していたようですが母が悩みながらも断ってくれていたのは知っています。それが、娘を手放したくなかったからか、受け入れてしまうと貴族との不貞を暗に認める話になりかねないからか、はわかりませんでしたがまだ自分は母から見捨てられてないと感じられて嬉しかったのをよく覚えています。
けれどこの時の侯爵様の話は奇異の目にさらされる私達に故郷から遠い、人里からも離れた穏やかな場所で生活しないかという提案でした。方々からの養子話が散々断られたので、なら自分達の手元にいてほしい。そんな目的は見え見えでしたがタイミングは的確で、弱り切っていた母にとって救いの手にすら思えたでしょう。見返りに何を求められているのかを薄ら分かっていても。
私も故郷の街に何の思い入れもなくなっていたので、私達は提案を受け入れたのです。
侯爵様はすぐに手筈を整え、手続きを済まし、私達を新しい家に誘いました。住み慣れた我が家を離れることはびっくりするほど何も感じませんでした。それほどにもうそこは私達母娘にとって心地よい我が家ではなかったのでしょう。
侯爵様が用意した新しい家は親子二人過ごすには充分過ぎるものでした。人里離れた場所ゆえの不便さはありましたが街にいこうと思えばいける距離感にはあり、自給自足が可能な環境も整えられてもいました。定期的に生活必需品や嗜好品が配送される手配もしてあるとのこと。
至れり尽くせりとはまさにこのことでしょう。
けど母はこの時になってようやくとんでもない取引をしてしまったと青い顔をしました。
もう戻る道はなく、されど考えうる限り最高の環境をもらってしまいました。あらかた説明し終えて、馴れ馴れしく母の肩を抱く侯爵様を、母はまったく拒絶することができませんでした。子供ながらに私もソレがどういうことか察していたのかもしれません。何せ、侯爵様は私達がその家に住み始めてから週に三日は
皮肉な話です。
私が魔力を発現させたことで貴族との不貞を疑われた母が、その噂に疲れ果てた所から再起するために本当に貴族の愛人になるなんて。それに対して私が不潔とかいやらしいとか嫌悪を感じなかったのは母も私と同じく辛く寂しい日々を過ごしていたのをもう気付いていたのと、侯爵様の相手をしている母が
「ああああぁぁっ!?! はぁはぁ、ま、また膣内にっ……あぁ、熱いのが……違うのに、わたし不貞なんて、してなかったのに…もうこんなにぃ」
「ふふ、何をいまさら。もう離縁は済ませた。お前はもうあの程度の男の妻ではない。この侯爵が見初めた女ぞ! ここはもうワシのもの、これから幾度も注いでやろう! お前はただそのたびに歓喜に震えて果てるがよい!!」
「おひぃっ!? あっ、侯爵様のまた硬くぅ!? はぁっ、やぁ、うふぅ…奥までぴったり…あぁ、もう閣下の形に変わっちゃったのわかる! ひゃあんっ、これいい! 知らなかった気持ちいいとこ、こすって、はぁ、ああっ、ステキです侯爵さまぁ!」
どこか気持ち良さに流されるだけにも見えていた母は次第に侯爵さまからの求めに積極的に応じるようになっていきました。たぶんそれは父との離縁だけが理由ではないでしょう。侯爵さまと母の関係はどう言い繕っても愛人か妾。しかし侯爵さまは私達母娘を確かに大切にしてくださいましたし、ここの生活をきちんと維持してもくれました。私にも優しく接してくださいます。そして、母に対する求めはベッド以外の場でもされるようになっていきました。
「これは侯爵様、よくいら、あっ、んんむぅ!? ダ、ダメです玄関ではっ、んぢゅっ、んんっ、はぁ…マリアも見て…ぁ、ちゅっ、ぢゅぅ、んふぅ…あぁ、閣下ぁ、んぢゅうぅ…」
来訪するたびに出迎える母の唇を、私がいようがいまいが関係なく貪るように奪います。長い長いキスのあと唾液でつながった二人の間にある視線は、特に母のそれはとても熱いものでした。昔、父と仲睦まじく暮らしていた時にもこうやって見つめ合っていた記憶はありましたが、比べる必要がないほど今のほうが母の瞳に宿る温度は熱いと子供ながらに感じます。またこんなことも。
「ぁ、んんぅ、だ、め……はぁ、んっ」
「ハハ、やはりこういう普通の食事が楽でいい! 味もよいぞ!」
「やんっ…はい、ありがとう、ございます…はぁんっ」
母の手料理を気に入った侯爵様はよく食べていきます。なぜか母と二人並んで座って。なぜかすごく密着して。何故か母側の手だけを机の下に隠して。今は、意味がわかります。
「おおっ! お前からしてくれるとは!」
「んっ、ぢゅるっ、んぢゅぅっ! んんっ、はぁ……あぁ、ご立派です。いつも私を幸せにしてくださる閣下のオチンポ、ちゅっ…今日はたっぷりとご奉仕させていたきます、んぢゅぅぅっ!!」
そしてまたある日には私に隠れて(といっても私は気付いているのですが)物陰で母が侯爵さまの股間に嬉しそうに顔を埋めて、あの太いモノをお口で咥えこんで一生懸命、気持ちよくさせていました。どうも母から日頃の感謝として始めたようです。侯爵さまは嬉しそうにしながら母の頭を撫で、そして最後には全て母の口の中に吐き出しました。母はそれをまるで極上の甘味だとでもいわんばかりにゆっくり味わって飲みこむと熱い吐息をもらします。ただその後、興奮した侯爵さまに寝室につれこまれて翌朝までふたりは部屋から出てきませんでしたけど。その時に見たつやつやとした母の顔はとても幸せそうに見えました。
皮肉な話です
母はそんな生活の中で日に日に笑顔を取り戻したのですから。私のことも前のように、いえそれ以上に気にかけてくれるようになりました。身内贔屓かもしれませんが、以前よりキレイになったようにも思います。血色が良くなり、肌も艶やか。女性らしいふくらみが全体的に増して、ふとした仕草は同性で娘の私ですらドキリとするものがあるほどです。
ここには自分達を遠巻きにする人々も、影でこそこそいう人もいません。心無い人に揶揄されることも、日々や将来への不安も、孤独感に苛まれることも、無い。穏やかで不安の無い安定した生活が、それを与えてくれる侯爵様に女として求められている日々が、母をもとに戻した。いいえ、前以上に魅力的な女性にしたのです。
そんな頃には侯爵様はほぼ毎日のようにこの家にいるようになっていました。聞けば、家のことはもう跡継ぎに任せており、実質引退間近らしいです。妻とは政略結婚であり、跡継ぎの長男と予備の二男が出来てからは仮面夫婦。お互いにやるべきことをほぼ終えた今では互いに不干渉で好き勝手していると。また侯爵様には家と関係ない個人資産があり、ここの生活費は自分が引退しても問題ないとも。
ええ、そういうことを簡単に教えてくれるぐらい侯爵様は私とも交流を持っています。「光の魔力」持ちだからご機嫌を取る、というより侯爵様は娘が欲しかったのだとこぼしていました。だからでしょうか適度な教育や必要なものは勿論、欲しがった本やお菓子の材料や調理器具も与えてくれて、誕生日には少し豪華なプレゼントもいただきました。本当に、皮肉な話です。私もその頃にはもう人の顔色を見た愛想笑いではなく、心から笑うようになっていたのですから。心のどこかで侯爵さまを父のように慕いながら。
そんな日々が何年も続いて、私が“本来なら”魔法学園に入る年齢になった頃には母は侯爵様との子をふたりも儲けていました。どちらも女の子。私の妹たちです。本当に貴族様との間に子供を作ってしまったわけですがそのことを母はもう気にしてなどいませんでした。侯爵さまもそれで母に飽きるようなこともないどころか三人目を励むと私の前でも口にします。照れた母は可愛いです。けどそんなに子供を作ったら侯爵家で問題にならないのかと疑問もありましたがその辺りの問題はとっくに片づけてあったそうで、侯爵さまはわりと最初から母との間に子を作るつもりだったらしいです。
正直、そこまでして求められている母にちょっと嫉妬している私がいます。
きっと私が男の人を受け入れられる年齢に、子が産める体になっていたからでしょう。それも母の美貌を十全に引き継ぎ、この豊かな生活の恩恵を一身に受けて育ったスタイルも併せ持って。母にも負けないと思えるほどの“女”になった私の体。だからでしょうか。侯爵様の私を見る目が、母を見る目と同じになっているのはわかっていました。
嬉しい、と胸をときめかせてしまった私はおかしいでしょうか。
勝手に第二の父のように思っていたのに。同じくらいの気持ちで侯爵さまを男性として恋い慕っている自分がいました。母との行為を何度も盗み見ているうちに私も魅了されてしまったのかもしれません。あんな風に愛してほしい、あんな風に愛してあげたい、と。
だから
私はピンクのベビードールだけを身に纏って夜の寝室に足を踏み入れました。母が来ると思っていた彼は一瞬私の存在に驚いたもののこの格好と、鏡を見なくてもわかるほど熱がこもっている私の目を見て、どこか嬉しそうに笑みを浮かべました。
「ふふ、そんな格好でこんな時間に訪ねる意味はわかっているなマリア?」
遠慮なく、貫くように注がれる侯爵さまの視線が私の体を舐め回す。それに嫌悪どころか胸を熱くする歓喜しか沸かない私はとっくにこの方の女になっていたのでしょう。母の相手への横恋慕なんて、と思う心がなかったわけではありませんが抱えきれなくなって相談した私を母はこうして送り出してくれました。
「はい、この身この心はあなたさまの慈悲によりこんなにも育ちました。そのせめてものご恩返しにこのマリア・キャンベルのすべてを捧げさせてください」
そういってベビードールの裾で気持ちばかりのカーテシーをすると顔をあげ、とびきりに甘えた声を─自然と─出してお願いをしていました。
「そしてどうかこう呼ぶことをお許しください─────お父様♡」
「っ!」
すると一瞬の驚きの後、満足げな笑みで侯爵さまは手招きしてくれました。受け入れてもらえた悦びにお腹の奥が熱くなるのを感じながらその大きな胸板に飛び込むように抱き着きます。見た目通りのたくましさに鼓動が速まり、鼻腔をつく侯爵さまのニオイに頭の奥が痺れたように酔ってしまう。鏡を見なくてもわかる。私はきっといつかの母のように熱に蕩けた瞳でこの人を見詰めていることでしょう。
「お父様、マリアの“初めて”を全部奪っ、ぁ、んんんぅっ!?!」
そうして自分でもびっくりするほど一際甘い、女の蕩け声で懇願すれば言葉途中で我慢できなくなったお父様に私のファーストキスは奪われました。想像よりずっと熱く、息が詰まるような歓喜に何かで読んだ「頭の中がピンク色に染まる」という言葉の意味を体験しました。お父様の手が私の“女”として育ったふくらみを揉みしだく度にそれは強くなり、気付けば私達は一つになっていました。初めてだというのに私は話に聞く痛みなど知らぬとばかりに一晩中“母”のような恍惚とした顔で悦びの悲鳴をあげ続け、お父様の熱い精を何度も何度も注がれるのでした。
嬉しかった。そして理解しました。母がこれまで感じていた悦びと幸福を。愛しい人に愛され子を成す女の幸せの意味を。このために自分は生まれてきたのだとそう確信をもっていえます。私は、私達母娘はお父様に愛され子を成すために生まれてきたのです!
だから私は学園には通いませんでした。魔力持ちは必ず通う必要があるのですがさすがにこんな体では無理ですから。その辺りはお父さまが色々誤魔化してくださいました。学園に通える健康状態ではないと。嘘ではありません、嘘では。それに私はこの家で母と一緒にお父様を愛してあげないといけません。こんなお腹になってもお父様は変わらず求めてくださいますから。
「あっ、ああっ、あなたダメぇっ、はげしっ、あん! ああぁんっ! あなた、あなたぁっ!」
「お父様すごいのっ! やはぁっ、マリアいきます! お腹の子と一緒にイっちゃうぅ!!」
壁に向かって手をついて母と並んでお尻を向ける私達を交互に貫いて啼かせてくるいやらしくて、とっても頼もしいお父様のオチンポ。震えるお腹を抱くようにして突いてくれるたびにこの人が大好きだという気持ちでいっぱいになって何度も何度も母と一緒に絶頂します。
「「いく、イクイクゥッ─────────あああああぁぁぁっっ!?!?!」」
そして体の外も中もどろどろで濃厚な精液を浴びせられるとうっとり微笑んでしまう。肌にしみいる
「「
お父様お気に入りである母娘の嬌声ユニゾンにお父様はさらに興奮してくれました。これならきっとこの子達が産まれてもすぐに次の子ができてしまいますね。今からとっても楽しみです。
うふふ、光の魔力持ちとわかった時は、それによって周囲の目が変わった時は、父がいなくなった時は辛かったですがこうなるためだったのでしたら良かったと思います。お父様にただのマリアとして
──だから、捨ててくれてありがとうございます
──私もお母さんもいまとっても幸せです!
このあとキャンベル母娘はたくさんの子供、妹弟、孫、に恵まれ、新しい家族と末永く幸せな人生を送りましたとさ、めでたし、めでたし……(え?
最後の台詞はアニメでの微笑みの画像とかと組み合わせたい(公式に謝れ
いやあ、じつは今日突然マリアちゃんの誕生日と知ってね。
漫画版にはまって、アニメ放送時にマリア母を(中の人補正込みで)気に入ってしまったので当時勢いで書いたものを仕上げて投稿しようと思い立った次第。
(なんて最低な誕生日プレゼントだ!?)
いやあキャンベル母娘の境遇は不遇で泣ける。本人達の落ち度ゼロだから余計に。
俺が権力者なら揃って保護して手籠めにするのに!(おい
しかしぶっちゃけあのお母さんがさ。
街から離れた一軒家に独り暮らしって………絶対狙ってる男いねえか?
……………妄想が、滾るな!(誰か書いてくれないかなぁ?