今から50年前。
突如、世界各地にダンジョンと呼ばれる異界への入口が現れ、人々を混乱の渦に陥れた。ダンジョンの内部には神話に出てくるようなモンスター達が潜んでおり、軍隊が投入され大規模な戦闘が繰り広げられた。
しかし、しばらくするとモンスター達がダンジョンから出られない事や、それらを殺す事で特殊な能力を得られる事が分かり、各国はダンジョンを資源だと考えるようになる。
超人的な身体能力や、魔法としか呼びようのない不思議な力を獲得した人々は、多くの利益を国に齎し、社会の仕組みを大きく変えるまでになった。
得られる能力には個人差があり、有用な力ほど希少だった為、国はより多くの人々がダンジョンに挑めるよう支援を始めた。冒険者ギルドやダンジョンの専門学校などがそうだ。
それから半世紀。
今ではダンジョンを探索する冒険者は子供達の憧れの存在となり、毎年多くの若者が冒険者としてデビューしている。
有名な冒険者は英雄やアイドルのようにメディアで取り上げられ、その活躍を大々的に報じられている。中にはダンジョン攻略の様子をリアルタイムで配信する冒険者なんかもいて、人々のダンジョンへの興味をかき立てていた。
冒険者ランキングというものがある。
強さや実績などから現役の冒険者に序列を付けたもので、大抵の国が毎月公表している。
100位以内に入るようなメンバーは誰もが一騎当千の超人ばかりだ。その序列によって国から与えられる権限も変化する為、誰もが上位ランクを目指して切磋琢磨している。
4年に一度開催される世界大会ではこのランキングの上位者達が出場する為、まさに国家の代表的な存在だ。
その冒険者ランキングのトップ10に一年以上君臨する者達がいればその知名度は絶大なものとなるだろう。それが見目麗しい女性達であれば尚更だ。
"五天姫"
日本を代表する女性冒険者達をメディアはそう呼んでいた。多少の変動はあれ序列10位から落ちる事なく活躍を続ける彼女達の姿をテレビで見ない日はなく、男女問わず高い人気を誇っている。
絶対的なものでないとは言え、一般的に女性冒険者よりも男性冒険者の方が強くなりやすく、その証拠に日本以外で上位ランクに女性がいる国はごく僅かである。その為、国外からも注目を集めており、強い女性の象徴として羨望の眼差しを向けられていた。
"覇帝"北条ユリエ
"黒魔"宮代マリ
"真剣"佐々木シオリ
"花火"相坂ルイ
"千華"橘モモカ
この5人が齎らす影響は他の男性ランカーとは比べ物にならず、他国に比べてダンジョン攻略が遅れている日本の冒険者ギルドは彼女達を全面的に支援して広告塔になってもらいたいと考えていた。
──しかし、たった1人の冒険者によってその希望は断たれることとなる。
★
オリバー・ロジャースはダンジョン大国アメリカに於いて序列一位の地位にいる冒険者である。
金髪碧眼の王子様然とした容姿をしており、女性に人気の冒険者だ。しかし、同時にかなりの好色家としても有名で、アンチの数もとてつもなく多い。
彼はファンの女性や人気女優、そして女性冒険者など何人もの女性に手を出している。しかもその手段として特殊な能力を使っている為、度々裁判沙汰にもなっていた。
オリバーが持つ《
当然、このスキルが明らかになった時には大きな問題になり、結果的にアメリカ国内でのユニークスキルの使用を禁じられる事となった。流石の彼も個人で国家とやり合う自信はなかったらしく、それを大人しく受け入れている。
だが、アメリカ以外では今も変わらずやりたい放題しており、他国の王女を犯す動画なんかを配信して国際問題になりかけた事もあった。
そんなオリバーがある日SNSで『日本の"五天姫"を食い散らかしてくるぜ』と発言すると、当然大きな話題となった。
日本のネットユーザー達の反応は『流石に冗談だろ』と半信半疑のものや『五天姫ならオリバーでも撃退するに違いない』と自国の英雄を信じるものが多かった。それだけ五天姫の強さが信頼されていたのだ。
その為、数日後に更新されたオリバーのSNSを見て、多くの日本人が言葉を失う事となった。
『まず一人目。案外弱かったぜ』というコメントと共に投稿された写真には壁に手を付いてこちらにお尻を向ける女性の姿が写っていた。履いているスカートは腰の辺りまで捲れ、白い下着は太ももまで下ろされており、彼女の濡れた女性器とそこを汚す白濁液がしっかりと見る事が出来た。
顔は見えなかったが、亜麻色の長い髪と白いカチューシャという特徴から皆が一人の人物を思い浮かべた。五天姫の一人で序列八位の冒険者──"千華"橘モモカである。
お嬢様大学に通う学生冒険者の橘モモカは清楚な雰囲気の美人で、国内有数の実力者だとは思えないくらいおっとりした女性だ。細剣と光魔法を使用する魔法剣士であり、闘う姿の美しさなら他の追随を許さないとまで言われている。
──そんな彼女がまさか……というユーザー達の思いを裏切るようにオリバーは新たに動画を投稿した。
そこにはオリバーに犯されて涙を流す橘モモカの顔がしっかりと写っており、日本中に大きなショックを与えた。
しかし、オリバーは止まる事なくまた数日後に写真を投稿する。
写っていたのは序列六位──"花火"相坂ルイだった。アイドル配信者として100万人を越えるチャンネル登録者数を誇る彼女は、幼く見える容姿と大きな胸のギャップで一部の男性から絶大な人気を得ている。
そんな彼女は写真の中でベッドの上に座り、全裸を晒していた。そして同じく服を脱いだオリバーに胸を持ち上げられていた。多くの男性ファンが夢にまで見た巨乳は、オリバーの手で形を変えている。ピンク色の乳首はピンと勃っており、何度も触られた事が伺えた。
その後、相坂ルイが乳を揉まれながら男根を挿入される動画も投稿され、全国のファンを絶望させた。
三人目は序列四位の"真剣"佐々木シオリだった。現役女子高生ながら剣術の達人として知られており、鋭い眼光はそれだけでモンスターを退散させると言われている。
曲がった事が大嫌いでダンジョン内でマナー違反を行う冒険者に注意をする動画がいくつもネットに投稿されており、密かに"委員長"と呼ぶ者も多い。
そんな彼女はオリバーの投稿した写真の中で脚を開いた状態でしゃがみ込むポーズを取っていた。胸元の服は捲れ、小ぶりな乳房が露出しており、スカートも自分の手でたくしあげている。下着は履いておらず黒い茂みとその下の割れ目が丸見えになっていて、そこから愛液を垂らしている様子まで見る事が出来た。
プライドの高い佐々木シオリはキッと撮影者の方を睨み付けていたが、その頬は紅くなっており、羞恥を感じている事は一目瞭然だった。彼女はそのポーズのままオリバーのイチモツを咥えさせられ、口の中に性液を吐き出されていた。
四人目は序列二位の"黒魔"宮代マリだ。彼女はいつも黒いローブを身につけ、澄ました顔をしておりミステリアスな女性として認識されていた。見た事もない魔法をいくつも使用し、モンスターを蹂躙する様は物語の中の魔女のようだった。
そんな彼女は全裸でダンジョンの床に座り込んでいる姿を撮影されていた。虚な瞳で宙を見つめる様子はレイプされた女性そのものだ。
白い身体を晒した彼女は、股の間から液体を漏らしており小さな水溜りを作っていた。
短期間で五天姫が四人も餌食になった事で日本の男性ファンは嘆き、ネットは大いに荒れていた。それを煽る様にオリバーは『最後の一人は実況で食うぜ』と発言した。
★
オリバーが配信を始めると途端に人が集まる。
そのほとんどが日本人らしく『覇帝様に殺されろ』『北条ユリエのヤバさ知らないんだろーな』といったコメントが散見された。
"覇帝"北条ユリエは日本最強の冒険者だ。
佐々木シオリ以上の剣技と宮代マリ以上の魔法を操る完成された魔法剣士で、その強さは他の五天姫が束になって挑んでも返り討ちにされるだろうと言われている。
その圧倒的な強さと女王様のようなオーラ、絶世の美貌で冒険者ランキングだけでなく国内の人気もトップを誇っていた。
下剋上を狙った上位ランクの男性冒険者六人を表情ひとつ変えず叩きのめした話や、セクハラ発言をした政治家の頭を踏み付けて辞任に追い込んだ話など逸話にも事欠かない人物である。
その強さに対する日本国民の信頼は絶対的であり、他の五天姫が敗れることを不安に思う人は何人かいたものの、北条ユリエの敗北を心配した者は皆無だった。
その為、配信を始めたオリバーに対し、視聴者達は北条ユリエが如何に凄いのかを語り、彼の悪行もここまでだと煽り続けた。
『へえ。凄い人気だな。それじゃ、これを見たらお前らはどんな反応をするんだろうな』
だから、オリバーがコメントを見てにやりと笑い、画面をそこにずらした時、コメント欄は一瞬で静まり返った。
──そこには全裸でガニ股になり、自分の指でオマンコを広げる女性の姿があった。
金髪の美しい顔に、メリハリのある魅力的な身体をした彼女は悔しげに表情を歪めてオリバーを睨んでいた。その顔を見て彼女が北条ユリエだと分からない日本人はいない。
日本最強の女性は、無様な格好で自らの全てを曝け出していた。大きな胸の先で尖った乳首から、髪とは異なり黒い色をした陰毛、その下の淫らな穴まで見えない場所はない。
『彼女、めちゃくちゃ弱かったぜ? ほら、これワンパンで気絶してる時の写真』
オリバーはスマホを操作するとその画面を視聴者に見せ付ける。そこには白目を剥いて地面に倒れる北条ユリエの顔が写っていた。
オリバーはその後、全国民が見ている前で北条ユリエを徹底的に犯し、彼女が大切な場所に種を注がれる様子を配信したのだった。