「セックスが嫌い」と言う彼氏持ちの天使な先輩美少女と、互いの性癖を満たし合う最高のセックスをしてみたら…… 作:sunaa
オリジナル:現代/日常
タグ:R-18 淫語 巨乳 寝取り要素あり 快楽堕ち 羞恥 美少女 男主人公 現代
陰に日向に天使と呼ばれる岬先輩は、どうやら彼氏とするセックスが好きではないらしい。
しかし話を聞いてみると、岬先輩がしているセックスはかなり特殊なようで…・…。
「ねえ、時宮くん。ひとつだけとんでもなく恥ずかしい告白をしてもいいかしら。私の人生でもっとも恥ずかしい告白になるのかもしれないのだけれど……」
僕は返事をする代わりにこくりと肯いた。
「私はさ……その……きちんと男の人のものを見たことがないの」
そんな岬先輩とひょんなことからセックスをすることになった僕は、互いの性癖を満たすような最高のセックスを経験することに――。
この小説は『仁王立ちフェラ』『語尾にゃんセックス』『まんぐり返し種付けプレス』などのプレイを含みます。
「セックスが嫌い」と言う彼氏持ちの天使な先輩美少女と、互いの性癖を満たし合う最高のセックスをしてみたら……
「時宮くんは、セックスって好き?」
聞き間違いでなければ、目の前の相手は出し抜けにセックスという単語を使った。
もちろん大学生なんていうのは、ほとんどセックスのことしか考えてない生き物だ。
ただその単語を使ったのは、僕が考える限りその単語から一番遠い人だった。
有栖川岬先輩。
透明感のある美少女。
芸能人よりも美しく、アニメのキャラよりもかわいい、陰に日向に天使と呼ばれる存在だ。
お嬢様と言ってしまえるほど上品な佇まいと振る舞いを見せるけれど、その体つきはほとんど暴力的なほどに女性らしく、もっと品のない言葉で言えばエロい。
なんでも地方の名家の生まれということだから、本当にお嬢様と言っても差し支えないらしい。
僕と岬先輩は同じ大学の旅行サークルに所属していて、今日はサークルの飲み会が早く終わったので、僕の家で飲み直すことになったのだ。
もちろん、岬先輩がひとりで僕の家に来るはずはないわけで、桜坂先輩という岬先輩とはタイプの違う美人が先ほどまではいたのだけれど、用があるとのことで先に帰っていった。
そんな桜坂先輩は帰り際に玄関口で爆弾を落としていった。
「あたしに感謝してよね、時宮。これで岬ちゃんと二人っきりだよ」
「彼氏持ちのお嬢様と二人きりでもしんどいだけです」
「ふーん。それがなければ手を出したいんだ? なら、朗報だよ、時宮。岬ちゃん、恋人とうまくいってないみたいだからね」
「それでも別に手を出したりはできませんよ、だってあの岬先輩ですよ」
「あらあら、あたしには手を出したのに?」
「黙ってください。それにあれはむしろ桜坂先輩からでしたよね?」
「ふふっ。そういうことにしておいてあげる。かわいいチェリーさんだったものね、あの時の時宮は」
「とっとと、帰ってください」
「はいはい。時宮はかわいいな。あっちの方は全然かわいくないのにね」
このような桜坂先輩との攻防は(桜坂先輩相手にこちらの攻撃なんて通用しないのだけれど)、当然、岬先輩には聞かれてない玄関口で行われたことは付け加えておく。
話がだいぶとんでしまったけれど、僕は頭を岬先輩の突然の質問に戻す。
「セックスが好きかどうか」という問いに、男だったら間違いのない答えがあるような気がするし、相手が桜坂先輩相手だったら考える間もなく、そのままを答えていたと思う。
しかしテーブル越しに座る相手は透明感がありすぎる美少女だった。
栗色の大きな瞳に、それに合わせるような栗色をしたミディアムヘアー、モデル雑誌から飛び出してきたような大人っぽい水色のワンピースで身体を覆っている。
タイトめなワンピースは、はっきりと胸部の膨らみと腰の細さを露わにしていて、見ようによっては扇情的ですらある。
頬がほんのりと赤くなっていて、それは飲んでいるレモンサワーのせいだけじゃなくって、自分が訊いた質問の恥ずかしさからだと思う。
僕は一拍間を置いて、
「岬先輩は嫌いなんですか?」
少し捻った返事をしてみた。
岬先輩への返事にもなっているとも思うし、きっと岬先輩がその先に話したいことにも繋がっているようにも思う。
「私はその……あんまり、好きじゃない。というか、嫌いなんだと思う。それっておかしいことだと思う?」
「おかしくはないと思います。そういう人だってたくさんいると思いますし。どういうところが嫌いとかあるんですか?」
「いまお付き合いしているひとと、それからもう一人別の人と付き合ったことがあるのだけれど。どちらもね、私のことをすごく大切にしてくれる人で、私を傷つけないようにって優しく優しくしてくれて、変なことをされたりだってしないけど、私はただされるがままで……」
岬先輩はそこまで言うと自分の話していることの恥ずかしさに耐えきれなくなったのかレモンサワーのグラスが空になるまで飲みきった。
僕が空になったグラスにレモンサワーを注ぎ直すと、今度はわずかに口をつけて、上目遣いで僕を見る。
無意識的なものだろうけれど、その仕草に心を鷲づかみにされる。
かわいいとかきれいとか、あるいはそれ以上の形容詞を岬先輩に抱いたことはあったけれど、艶っぽいと思ったのは初めてだ。
「交際相手が優しいんですね?」
「そう、とても優しいの。もちろん、それが嫌ってわけじゃないんだけど。なんだろうね。……わからないんだけれど。……いま交際している人とはずいぶんとしてなくて。そういうのってひどいと思う?」
「僕はセックスは二人でする食事みたいなものだと思ってるんですよね。ちょっと特別な食事かもしれませんけど。気遣いも大事なんでしょうけれど、それ以上にまずはお互いの好きなものを食べるっていうのが大事なんじゃないかなって思います」
岬先輩が僕の話を真剣に聴いてるのがわかって、話を先へと続ける。
「たぶん岬先輩は岬先輩が好きなものを相手に伝えた方がいいし、相手の方も自分の好きなものを岬先輩に伝えた方がいいんじゃないかなって思います。お互いが嫌いじゃないものだけを食べるような食事はしたくないんじゃないかなって」
「いつも思うけど、時宮くんって変な風に考えるの好きだよね。でもなんとなく言っていることはわかる気がする。食事っていうのは、それぐらい自然で、好みが人それぞれにはっきりしてるって意味よね?」
「ですね。あくまでも僕の感覚ですけど。食事が嫌いって人もいるにはいると思いますけど、本当に少数だと思います。互いの関係性もありますからね、互いの好きを押しつけ合えるってものでもないので、あくまでも比喩のひとつだと思ってもらえたらとは思いますけど」
うまく話せているのかはわからない。
ただ少なくとも僕が思っていることは言葉になったと思う。
岬先輩は僕の言葉に妙に納得したように、何度か肯いた。
僕の言葉を咀嚼しているのか、栗色の髪の先端を、指先で何度かくるりとまわした。
それが何を意味する仕草なのかわからなかったけれど、その仕草は妙に僕の心をくすぐった。
「時宮くんの言い方を借りるなら、私の場合は食事以前の問題かもしれない。料理の仕方がわからない、みたいな感じかもしれない」
「どういうことですか? 恋人さんと、するにはするんですよね?」
「するにはするっていうのがそのままかな」
岬先輩は目を伏せて、伏せたままで先を続ける。
「ねえ、時宮くん。ひとつだけとんでもなく恥ずかしい告白をしてもいいかしら。たぶん、私の人生でもっとも恥ずかしい告白になるのかもしれないのだけれど……」
僕は返事をする代わりにこくりと肯いた。
岬先輩はほとんど耳の先端まで真っ赤にしている。
「私はさ……その……きちんと男の人のものを見たことがないの」
「えっと、それは……マジでいってますか?」
「だって、その。いつも電気消してしてもらうし、相手に任せて体を触れられていて、準備ができたら始まって、それで終わって。それだけだから」
「えっと、それは……マジでいってますか?」
思わず二回同じツッコミをしてしまうほど、僕は驚いた。
岬先輩にでもあるし、岬先輩がしてきたセックスに対してもだ。
そして岬先輩がセックスが嫌いになるのもわかるような気がした。
相手のせいでもないのだろうし、岬先輩みたいな美人過ぎる人とセックスをしようと思ったら、そんな風なおかしなことになってしまうのだろうかとも思う。
「後輩にドン引かれてしまいました」
「引いてるとかじゃないですよ。不思議に思っただけで」
「たぶん、その、そういう風に思わせるんだろうね。性的なことが苦手とか嫌いとか」
「普段の岬先輩は確かにそういう印象もありますけど。実際のとこはどうなんですか?」
「普通、だと思うよ」
「なら、もったいないですね。いろいろと」
「もったいない……か。そうだよね。おいしい食事が食べられるかもしれないんだものね」
岬先輩は自分の言葉を反芻するように、何度か「そっか」と呟いた。
それから視線を落として、何かを考えるようにうつむいた。
その視線の先にあるのは僕と向かい合わせに座るテーブルのはずだけれど、岬先輩が見ているものはもっと違うものだと理解できた。
怒っているようにも悲しんでいるようにも見えて、何か声をかけようかと思ったけれど、その前に岬先輩が顔を上げた。
「先週、お付き合いしている人の家に行ったらね、知らない女の子との情事の最中だったの。二ヶ月もしてなければ、そうしたいって気持ちにもさせちゃうのかなって思うけど……」
そんなことがあったのか。
でも、なんとなく納得もしていた。
そんなことでもない限り、岬先輩が僕にセックスについて感じていることなんて訊いたりも話したりもしないだろう。
それにしても岬先輩ほどの美人でもそういうことがあるのかとも思うし、岬先輩ほどの美人と付き合っていても他の人とするようなことがあるのかとも思う。
人生はあまりにも複雑すぎる。
「岬先輩が悪いわけじゃないですよ。ほんとに心からそう思います」
二重の驚きのなかで、僕はただ素直に思ったことを伝えた。
「ありがとう。それ自体の気持ちの整理はついてるんだけどね。でもね、なんだろうね。むずかしい気持ちになるわよね。相手に対してもそうだし。自分のセックスに対する気持ちに対してもね。みすぼらしいなって思う」
岬先輩は大きくため息をついて、また視線を落とした。
僕は目の前の人のそのため息をかなしく感じた。
岬先輩のために何かしてあげたいと思った。
けれどすぐに言葉は出てこなかった。
そうして互いに数秒の沈黙を味わった。
その数秒の間に岬先輩が何を考えたのか、僕が何を考えたのか。
「時宮くん、私に料理の作り方を教えてくれないかしら?」
「岬先輩、一緒に料理をしませんか?」
言葉が重なって、まるで答え合わせをしたみたいだった。
互いに互いの言ったことを理解しあうと、声を上げて笑った。
笑い合ったあとにとんでもなく恥ずかしくなったけれど、同じぐらいに喜びがこみ上げてきた。
僕はこれから岬先輩とセックスをするのだ。
※ ※ ※
そのまま寝室に向かうという流れもあったのかもしれないけれど、そこはやっぱり岬先輩に遠慮があったのかもしれない。
シャワーを浴びようと提案をして、僕が先で、岬先輩が後にした。一緒に入るという提案もありえたけれど、それも日和ってしまった。
考えてもみて欲しいのだけれど、相手はあの有栖川岬先輩なのだ。
そんじょそこらのアイドルと比較しても、あるいはアニメのヒロインとさえ比較しても勝ってしまうような美しさとかわいさを持ち合わせている人なのだ。
僕だって萎縮や恐縮だってしてしまう。
でも、もしかしたらそういうものこそが岬先輩を苦しめているものなのかもしれない。
美人であろうが、美少女であろうが、セックスの気持ち良さも楽しさも変わらないはずなのだ。
だとしたら僕がすべきなのは他の子と同じように、いつも通りにセックスをすることのはずだ。
いつも通りのセックスとはいっても、僕にだって性癖とかそういうのだってある。
それをあの岬先輩に押しつけるのはどうなんだろう?
いや、考えただけでめちゃくちゃに興奮はするのだけれど、それはそれでやっぱり遠慮する気持ちにもなるのだけれど、いややっぱりそういうものをぶつけてこそか……。
台風ほどにも強力になった僕のそんな思考のうずまきは、寝室の扉のノック音によってかき消された。
そのノック音に応えると、バスタオルを巻き付けた岬先輩が姿を現した。
恥じらいながら立ち尽くす岬先輩の姿だけで、正直何日分のおかずになるんだというほどの破壊力だった。
そのバスタオルを無理矢理に剥がして、岬先輩の全部を露わにしたくなる欲望をぐっとこらえた。
岬先輩の手を取って導こうとすると、その手が震えているのに気づく。
「ごめんなさい。緊張しちゃって。いつもと違って明るいから、恥ずかしさもあって」
「大丈夫ですよ」
僕は岬先輩を安心させるために背中に手を回して抱き寄せた。
岬先輩は少し驚いたような表情になったけれど、すぐに同じように僕の背中に手を回してきた。
バスタオル越しとはいえ、これだけの至近距離に岬先輩を感じるのは初めてのことで、あまりに幸福だった。
鼻をくすぐる甘い匂いも、やわらかな呼吸音も、象牙のように白い肌も、ぜんぶが岬先輩で、そう思うと抑えるのはもう無理だった。
「時宮くん、キスしてもいい?」
だから、僕がしようと思ったことを岬先輩が訊ねてきたのは驚いた。
「ダメって言ったらしないんですか?」
「ごめん、たぶん無理だと思う」
岬先輩が近付けてくる唇を、僕は唇で受け止める。
互いの唇がかすかに触れるだけ。
そんな柔らかい重なり合いだった。
他の部分はもうすでに抱き合って触れ合っているのに、唇の重なりはそれとは全然違う。
不思議だと思う。
でも、その不思議を解き明かすよりも今はその不思議を味わっていたかった。
唇を軽く触れ合わせると一度離して、その感触を確かめるようにもう一度重ねていく。
岬先輩の瞳は甘い蜜のように蕩けていて、その頬は上気したように赤い。
岬先輩は特別な人だと思う。
僕にとってもそうだし、そうじゃない人にとっても特別な存在感を持つ人だ。
学内を歩いても、旅先を歩いても先輩目当てで振り返る人は何度も見てきたし、それこそ影に日向に天使とさえ呼ばれる。
でもそれでも、その甘く蕩ける瞳はきっと僕のとそう変わらない。
何度かキスを繰り返すうちに互いの心がもっと近くに感じられる。
どちらからしたのか分からない。
触れるだけじゃないキスに自然と移り変わっていく。
舌を入れて、絡めて、合わせて、そうして岬先輩をもっと近くに感じる。
もっと直接的な行為も好きだけれど、キスのこの心が満たされる感じが僕は好きだ。
けれどそれだけでは満たされない高まりは確実にあって、それは僕の下半身が証明している。
子どもが授業参観ではりきって挙手するように、僕の肉棒はまっすぐに直立して硬くなっていた。
巻き付けたタオル越しでも主張が強くなっていて、それを岬先輩も感じていると思う。
「岬先輩、ちょっとそこに膝立ちで座ってもらってもいいですか?」
「うん」
言われるがままに岬先輩は膝立ちに座る。
言われたことを素直にしちゃうこの感じは、お嬢様気質というか優等生気質を感じるし、実際にどうなのかはわからないけれどちょっとMっ気も感じさせる。
岬先輩がM。
正直それはそれでめちゃくちゃグッとくるというか、素直に納得できてしまう。
僕が今からすることを試してみたくなってしまうのは、Sっ気があるからというではないと思う。
とんでもない美少女がこんな風な感じだったら、試してみたいと思うのは男なら誰だってそうだろう。
「岬先輩、僕のタオルを外してもらってもいいですか?」
膝立ちになった岬先輩の前に立って僕はそう言ってみる。
ちなみに膝立ちの岬先輩はちょうど僕の股間の辺りに顔が来るような塩梅だ。
岬先輩は僕の言葉の意味と、そうしたらどうなるのかも理解したのか、上目遣いで僕を見あげて、こくりと肯いた。
「その……失礼します」
先輩は恐る恐る僕のお尻の方に手をやって、巻き付けていたタオルをゆっくりと剥がしていく。
緊張している感じはまるで童貞みたいな手つきで(岬先輩は童貞でも、もっと言えば処女でもないのだろうけれど)、妙に愛らしかったし、剥ぎ取ったタオルをきちんと畳むのはすごく岬先輩らしかった。
そうして、露わになった僕の肉棒はほとんど限界まで大きく、硬くなっていた。
「これが……男の人のものなんだね」
「そうですよ」
「その、時宮くんは恥ずかしくないの、私に見られて?」
「少し恥ずかしいですけど、でもそれ以上に興奮してます」
「それはその……えっちなんだだね」
えっち、という単語を岬先輩が使う方がよっぽどエッチだったけれど、それは言わないでおく。
「触ってみてもいい?」
「もちろんいいですよ」
岬先輩が恐る恐る僕の肉棒へと触れてくる。
まずは人差し指で様子を見てみようとするのか、細い指が僕の肉棒に軽く触れた。
「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。体の他の部分とそんなに変わらないので」
「ぜんぜんちがく見えるけどね」
「その気持ちもわかります。自分でも下半身だけ別の生き物って思うこともありますから」
「そうなんだ」
岬先輩に人差し指で僕の肉棒をつつかれる。
軽く触れられるその刺激自体は大したものではないのだけれど、あの岬先輩にそこを触れられるっていうだけで、正直なところかなりの気持ち良さを感じてしまう。
つつくのが終わると今度は三本の指で僕の肉棒を軽く掴んできた。
その動作は性行為というよりは実験をする女学生といった動作に近い。
「時宮くんのすごく大きいし、硬いし、熱いね。これは苦しかったりするの?」
「苦しいって感じではないですよ。ただここまで高ぶったら、出さないと苦しいですけど」
「出すってその……」
「射精ってやつです」
「当たり前だけど、それぐらい知ってるからね」
「そうですか。なら、射精のさせ方も知ってますか?」
「理念は分かると思う」
「じゃあ理念を実践してみてください」
「わかった。痛かったりしたら言ってね」
岬先輩は今度は五本の指全部で僕の肉棒を軽く握る。
その所作はやはり丁寧で、握るというよりは抱きしめるという感じだ。
岬先輩は抱きしめた僕の肉棒を躊躇いがちに擦り上げてくる。
「岬先輩、そこまで遠慮しなくても大丈夫ですよ」
「うん」
岬先輩の手のひら全体にくるまれて、その状態で上下に擦られる。
一回の動作ではそうでもない。
でもそれを繰り返されると思いがけない快感に増幅されていく。
「時宮くん、どうかしら。できてる?」
「正直、めちゃくちゃ気持ちいいです」
「それはよかった」
何度か繰り返すうちに岬先輩は要領をつかんでいく。
そうして手を動かしながら何かを思いついたかのように、僕の肉棒の先端に岬先輩が口づけた。
「なっ!?」
「これは気持ち良かったりするの?」
「先端だと、気持ち良すぎるかもしれません。そこはすごく敏感なので。くすぐったいのと気持ちいいが混ざって好みが分かれると思います」
「ちなみに時宮くんは?」
「大好物です」
「そうなんだ。なら、もっとしてあげる」
岬先輩が僕の亀頭に口づけをする。
手で擦られながら、そこに口づけするのは犯罪的に気持ちがよくって、思わず声が漏れるほどだ。
いや声だけじゃない。
僕の肉棒も快感の証拠を吐き出し始めていた。
「その岬先輩、口離してください。我慢汁が出てきているので」
「我慢汁?」
聞き直しただけだけれど、岬先輩に我慢汁と言わせるのは正直なところヤバすぎる。
有栖川岬が使わなそうな言葉ランキングがあるとしたら、我慢汁はトップ10にランクインしてもおかしくないだろう。
「先輩がこするたびに出てきてる透明のです」
「これは射精とは違うんだよね」
「気持ちいいと出てくるんです。女性の愛液と似た感じです」
「そうなんだ。それじゃあ時宮くんはいま気持ちいいんだ?」
岬先輩ははにかんだ笑顔を浮かべて、上目遣いで僕を見る。
そうされながら擦られると、我慢汁が岬先輩の手をさらに汚していく。
岬先輩は自分の手についた、それを人差し指で拭って舌まで運んだ。
「岬先輩っ!?」
「味はしないね」
「そういうものですか」
「自分では舐めたことないんだ?」
「それはそうです」
「そういうものなんだ」
言いながら岬先輩は手で擦りながら、僕の肉棒の先端に何度も口づけを落とす。
「時宮くん、気持ちいいんだね。お汁いっぱい出てくるよ」
「正直これだけでいきそうです。でも、岬先輩、その良かったら、口でしてもらえませんか? って言ってもわかりますか?」
「知識としては知っているけれど。その……フェラチオ、したことはないけれど」
これまた、岬先輩が使わなそうな単語ランキングのトップ10に入りそうな単語を岬先輩が口にする。
「その、もう一回言ってもらっていいですか」
「なんで?」
「岬先輩がそういう単語言う印象がないので、興奮するんですよね」
「時宮くんはえっちだね。今日はいいけれど。フェラチオ。これで興奮するの?」
返事をする代わりに僕の肉棒がピクリと反応した。
「ふふっ。反応した。ほんとにえっちだね。時宮くんは。ねえ、それじゃあ、舐めてみてもいい、下手だと思うけれど」
僕が肯くと、肉棒の下側から岬先輩がゆっくりと舌を這わす。
アイスキャンディーを舐めるみたいに丁寧な舌使いとその温かみで、僕のアイスキャンディーはまるでとろとろに溶けそうなほどに蕩けていく。
反り返った肉棒を上目遣いで舐める岬先輩は、まるで僕の肉棒に奉仕する天使みたいだった。
くすぐったいような温かな感触が肉体的な快楽なら、岬先輩を膝立ちでフェラをさせているという征服感は精神的な快楽だった。
二重にあわさった快楽が脳をしびれさせるような快感を生み出して、肉棒から我慢汁が溢れでた。
「めちゃくちゃ気持ちいいです。岬先輩」
「ふふっ。お汁出てきてるもんね。このお汁も舐めちゃうね」
そう言って岬先輩は僕の亀頭にためらいなく唇を押し当て、その舌で我慢汁を拭った。
亀頭の先を岬先輩の舌が触れる感触よりも、岬先輩の積極的な行為の方に僕は欲情する。
思わず僕はその場からのけぞりそうになって、それをなんとかこらえた。
体勢はこらえたけれど、快楽はこらえきれずに岬先輩が舐めとった亀頭からすぐにまた我慢汁がこぼれ出る。
岬先輩はまるでそれが嬉しいことのように上目遣いで僕の顔を見あげて、亀頭をちょろちょろと舐めながら、溢れた我慢汁に唇を押し当てて吸い取っていく。
そんなことをされたら、また汁はでてくるわけで、無限ループってこわくない?
天使と呼ばれる岬先輩の連続亀頭フェラってヤバすぎるでしょ。
「岬先輩、めっちゃエロいですね」
「それって今は褒め言葉だと思ってもいい?」
「めちゃくちゃ褒め言葉です」
「ならいいのかな。ねえ、フェラチオってこれだけじゃないんだよね」
「そうですね。咥え込むのが本番かもしれません」
「それは正直、勇気いるね。だって時宮くんのこれ大きすぎるもの」
確かに岬先輩の小さな顔に対して僕の肉棒は正直大きすぎるのかもしれない。
よほど無理をしないと、とてもじゃないけれど、奥まで咥え込むなんて無理そうなほど、岬先輩は小顔なのだ。
「やってみてもいい?」
「もちろんですよ。むしろすごくやって欲しいです」
「さっきのより気持ちいいってこと?」
「ですね。正直たぶん何倍も気持ちいいと思います」
「そうなんだ。なら、私も嬉しいかも」
「嬉しいですか?」
「時宮くんの気持ち良くできてるってことでしょ。それは嬉しいわよ」
岬先輩はさらりとそんなことを言って、微笑んでみせた。
普段から天使みたいな振る舞いを見せる人だけれど、エッチなことでもそうだなんて正直魅力が何倍にもなっている。
っていうかたぶんこの人は根っからの奉仕体質なんだろうな。
これまでの相手はたぶんそれに気づかなかったのだろう。
僕が頭でそんなことを考えている間に、肉棒全体が温もりが包まれた。
何が起きたかははっきりしていて、反り返った肉棒が岬先輩の口の中に含まれていた。
フェラチオは普通は手で肉棒を支えて咥えると思うのだけれど、岬先輩はまるで僕の肉棒に仕えるようにただ口だけで僕の肉棒を咥え込んでいた。
いわゆる仁王立ちフェラってやつだ。
無知ゆえのそれなのか、むしろ知っていてそれなのか。
極上の快楽の中では、判断できるはずがなかった。
岬先輩の狭い口の中は蕩けるように温かくて、僕のアイスキャンディーはこらえきれずにすべて溶けきってしまいそうだった。
っていうか普通に射精しそうだ。
いま味わっている快楽をすべて岬先輩の口の中に吐き出したらどうなるだろう。
それはあまりにも甘い夢みたいだったが、なんとかこらえた。
「岬先輩、めっちゃいいですよ」
「ひょうなんだ。よかぁった。これからどうひゅればいいの?」
岬先輩が僕の肉棒を口に含んだまま喋るのがめちゃくちゃにエロい。
お嬢様と、してはいけないことをしている気がしてくれるけれど、たぶん本当にいけないことをしている。
「そのもっと深くまで咥え込ませて、それから元の位置に戻してを繰り返す感じです。手で擦っていたのを口でする感じなので」
手で肉棒を固定をすると楽だと思うしそれが普通なんだろうけれど、それはあえて伝えなかった。
だって岬先輩にしてもらえる仁王立ちフェラとか最高じゃん。
「わぁかぁったぁ。やってみぃるね」
岬先輩は言葉通り手を使わずに反り立った肉棒を咥え込んだ。
まるで喉の奥まで犯してしまうんじゃないかと思うぐらいまで深くまで入る。
じゅるりという音が岬先輩の口内から響く。
普段の岬先輩からは絶対に出てこない卑猥で下品な音にさらに情欲を駆り立てられる。
深くまで咥え込ませたら今度は口をすぼめるようにして僕の肉棒を擦るように動かしてくる。
そうして肉棒の先っちょまで戻ってくると、上目遣いで僕を見上げる。
まるで自分のしていることが正解か確かめるように。
「これで、あってる?」
「あってますよ。めちゃくちゃ気持ちいいです」
僕がそう返すと一度亀頭にキスをして、それからもう一度肉棒の奥まで咥え込ませた。
正直ヤバい。
肉体的な気持ち良さはもちろんだけれど、それ以上に征服欲が満たされる。
自分にそんな願望があることに驚く反面、岬先輩に正直これをされてそう思わない男はいないんじゃないかと思う。
あの岬先輩が僕に奉仕している。
いや、させているのだ。
肉体の快感に、そんな意識の快感が加わって最高に気持ちがいい。
思わず腰が動きそうになって、なんとかそれはこらえた。
こらえきれないのは我慢汁で、岬先輩の口の中でまるで搾り取られるように溢れていた。
それさえも受け入れたように岬先輩のストロークが続いていく。
そのたびにじゅるり、じゅるりという水音がする。
ここが天国だと言われても信じてしまうほどの心地よさだ。
「岬先輩、めちゃくちゃ上手いですよ。気持ち良すぎです」
「ほんと? よかった。ねえ、もっときもひょくなっていいんだょ」
ストロークがさらに速く、激しくなる。
深くまで咥え込んで、それが肉棒をなぞるように引いていく。
快感の波が頂きに届きつつあった。
頂きにたどり着いたらこの快楽がすべてなくなってしまう。
そう考えると絶頂は寂しい。
でもその寂しさと引き換えにとんでもない気持ち良さを味わうことができる。
ずっとこの気持ち良さを味わっていたいと思う気持ちと、快感の絶頂にたどり着きたい気持ちのどちらも両立していて、思わず喘ぎ声が漏れる。
いまここも天国なのに、たぶんこの快楽の絶頂はさらに気持ちいい場所だ。
僕は天使によってそこに導かれつつあった。
「岬先輩、その口、離してください。もうほんとに限界で。イキそうです」
「いいよ、このまま出して」
それはあまりにも甘い誘惑だった。
その言葉に甘えていいのかどうか判断する余裕すらなかった。
「先輩、イキますっ」
僕の肉棒は岬先輩の口内に精を解き放った。
長い長い射精だった。
二十センチのアイスキャンディーが瞬く間にすべて溶け切るような勢いで、僕は僕の快感をすべてを岬先輩の口の中に吐き出してしまった。
吐き出した後もずっとそこにいたいと思ったが、僕はなんとか岬先輩の口内から肉棒を取り出した。
急いでティッシュを取りに行って、岬先輩に渡す。
「すいません、岬先輩。我慢できなくって。出したのこれに吐き出してください」
「大丈夫だよ、時宮くん。時宮くんの気持ちいいやつ、全部飲んじゃった」
そう言って岬先輩は、はにかんで見せた。
この天使、ちょっとかわいすぎるし、エロすぎるでしょ。
とてもセックスが嫌いって言っていた人とは思えない表情だ。
「岬先輩ってめっちゃエロいんですね」
「そんなことはないと思うけど。でも変な言い方もしれないけれど、さっきのは楽しいって思っちゃった」
「楽しいですか?」
「だって私が手とか口とかでするたびに、時宮くん気持ち良さそうな顔して、声出してさ、そういうの、初めてだったから……」
「それは良かったです。じゃあ、今度は岬先輩が気持ち良くなる番ですね」
「それはその……別に、あんまり、私のことはいいかなって」
「遠慮しなくっていいですよ。岬先輩にもしっかり気持ちよくなってもらいたいんですから。そうだ、岬先輩って性癖とかないんですか?」
「せ、性癖?」
「そうです。さっきのは岬先輩が初めてのことでしたけど。セックスって互いの性癖を押しつけ合うのも楽しいところだと思うので。食事だって互いの好物を食べた方がいいでしょ?」
「時宮くん結構すごいこと言ってるよ……」
「でも、どうせだったらそういうことがしたいと思いませんか?」
「思ったことはないけど。だって、恥ずかしすぎない? 自分のそういうのを言うなんて」
「恥ずかしいってことは岬先輩にもあるんですね、性癖」
「それは、あるにはあるけれど。たぶん時宮くんに言ったら、私この先生きていける自信がなくなっちゃうよ」
「それじゃあ僕のも言うので。それでどうですか。互いのをオープンにしたら」
「それって同じ価値なのかしら」
「ですよ。僕だって同じぐらい岬先輩にそんなことを言うのは死ぬほど恥ずかしいですからね」
「なのに、そうしたいって思うんだ?」
「せっかくですからね。普通にするよりそういうことをした方が楽しいと思いませんか?」
「時宮くんはほんとにえっちだね」
岬先輩はまんざらでもないようにそう言った。
そうして僕たちは互いの性癖をオープンにした。
※ ※ ※
私にとってセックスは儀式みたいなものだった。
灯りを消してベッドの中で体を触れられて、どう反応していいかわからないままに事に及ぶ。
気持ちいいという感覚になることもあったけれど、それはどちらかというと、挿入されている時よりも、抱きしめ合っている時の方だ。
でも、それは長い時間ではなかった。
大抵は胸か性器を弄られて、体が反応したら、恋人のものを受け入れる。
それだけだった。
義務感もあったけれど、相手が満足をするなら、それでもいいとも思っていた。
恋人だからその儀式をしなければいけない、そんな風に思っていた。
だから、今の状況はこれまでとはまったく違っていた。
ベッドの中ですらなくって、灯りは消されていなくって、私は時宮くん寝室の真ん中に立っている。
時宮くんがすぐ傍で私を見ている。
その目つきは少しいやらしくて(少しじゃないかもしれない)、それでいて嬉しそうで、気持ち良さそうですらあって、一言でいうと『えっち』だ。
「岬先輩、めちゃくちゃ似合ってますよ」
「この格好で言われても、全然嬉しくはないから。それよりなんでこんなのを持っているの?」
「そりゃあ、僕の性癖ですから。どこかで使えたらって思っていたんです」
「ねえ。これ。ほんとに恥ずかしすぎるよ」
「岬先輩みたいに天使な人が、そんなエロ水着着ているのが興奮するんですよ」
時宮くんの言葉通り、私はいまとんでもなく恥ずかしい水着を着ている。
布面積の少ない真っ白なビキニ、それだけだって、正直な頭から火を噴くほど恥ずかしい。
セパレートの水着なんて、もちろんこれまで着たことがない。
それなのにこの水着はそれだけじゃない。
体にぴっちりと張り付いたような素材感で、その極小の布は私の胸を全て覆ってはいなくて、上下の乳房を隠しきれていないのだ。
下半身もギリギリで、覆っている面積が少なすぎる。
これだけだって耐えられないぐらいに恥ずかしいのに、この水着はそれだけでもない。
布が覆っている部分でさえも隠しきれていないのだ。
布地がビニール傘みたいに半透明の生地で、布地の部分も透けているのだ。
こんな水着……というかこんな服……(というかこれは服でもないと思うけれど)、もちろん今まで着たことはなかった。
立っているだけで顔から火が出るぐらいに恥ずかしくて、上と下の両方を隠すのは無理だから、私は腕で上を隠している。
「スケスケのエロ水着ってやっぱりいいですよね」
「ぜんぜん同意できないよ。時宮くんの性癖は歪んでいるわ」
「岬先輩のは歪んでないんですか?」
「それはその……」
格好の恥ずかしさと、私がさっき時宮くんに伝えてしまったことの両方で羞恥心が再び頭の中で爆発する。
「それじゃあ、岬先輩の性癖の方、いってみましょうか。そうですね。それじゃあ、まずは両腕を頭の後ろで組んでください」
「それは……だめ。だって、そんなことをしたら……」
この水着じゃ隠しきれない部分が露わになってしまう。
頭の中でそう理解して、理性がすぐに拒否をする。
「だめですよ、岬先輩。これは『命令』です」
命令という単語に私の頭は先ほどまでの否定と違う感情を覚える。
その言葉に従ったらいけない。
その言葉に従ったら、とても破廉恥な格好を晒すことになる。
そんなことしたくない。
下品になってはいけない。
自分をおとしめてはいけない。
そう教わって、そう思って、生きてきたのだ。
なのに、いともたやすく、私の体は、時宮くんの言葉に従ってしまう。
両腕を頭の後ろにやって、まるで自分の裸体を見せつけるかのような姿勢をとる。
「よくできましたね。岬先輩。とってもえらいですよ」
時宮くんはとても優しい声色でそう言ってくれた。
私の全てを認めてくれるかのような声色だった。
まるで甘やかされる子どもみたいだった。
それがまた私の理性を溶かしていく。
「岬先輩、今めちゃくちゃエロい顔してますよ」
「そんなこと……ないから」
「そんなことありますよ。先輩もそんな表情もするんですね」
私は寝室にある姿見をちらりと覗いてみる。
縦長の鏡には私自身が映る。
なのに、そこに映る自分が自分とは思えなかった。
着ているものもそうだし、ポーズだって普段の自分からは考えられないようなものだ。
でも何より表情が違った。
時宮くんの言葉通りだった。
姿見の中の私はとても恥ずかしそうにしながらも、とてもえっちな表情を見せていた。
時宮くんの表情と似たような、えっちな表情だ。
「人は見かけによりませんね。まさか、岬先輩の性癖が『エロ命令』だなんて」
「ぜったい、ぜったい誰にも言わないでね!」
「言いませんよ。二人だけの秘密です」
時宮くんは本当に秘密にしてくれると思う。
その信頼はある。
だからこそ話せたのだから。
でも話せたことと、恥ずかしさは全く別だ。
今でも正直顔から火が出るほどに恥ずかしくてたまらない。
女子会でもそういう話になることはあったけど、避けてきたし、恋人にだってこんなの話せるはずがない。
絶対に隠していたい、私だけの秘密。
なのに時宮くんには話してしまった。
それはたぶん……。
「岬先輩、それじゃあ次の『命令』です。後ろに組んだ手はそのままに、もっと胸を強調するように突き出してください」
「……わ、わかりました」
時宮くんが相手なのに、思わず敬語になってしまった。
言われた『命令』を頭の中で咀嚼する。
あまりそういうものを見たことはないけれど、グラビアアイドルが取るような、セクシーなポーズを想定しているだろうと思う。
普段ならそんなポーズを取りたいとは絶対に思わない。
胸には特にコンプレックスがある。
思春期に発達しすぎたその部位は、常に人からいやらしい目で見られていて、それなのに今ではそれに慣れてしまうほどには人目を惹いてしまう。
かわいい下着も着れなければ、服装を選ばないとどうしても細身には見えなくなる。
そんなコンプレックスの塊を自分から強調するなんて、嫌だと思う。
でも『命令』だから。
私は少しだけ腰を前に出して、頭の後ろに回している手で顔を前に押してみる。
それにあわせて胸が強調するように前に出る。
まるで自分からその部位を見せつけているようなポーズだ。
「いいですよ。岬先輩。めちゃくちゃエロいです」
甘い声でそう言いながら、時宮くんは背を落とすようにかがみ込んで、私の胸の高さに顔を近付けてくる。
少し動けば時宮くんの顔と私の胸が触れあうほどの距離だ。
隠れきっていない上乳と下乳、半透明な布地に覆われた胸の中心が露わになっているのだろう。
時宮くんは顔を近付けて、私の胸を凝視している。
私はただただ恥ずかしくて、思わず体を反らしたくなるが、それはきっと『命令』違反だ。
時宮くんの表情はやっぱりえっちだ。
にやけると微笑みの中間ぐらいでいやらしいというよりは嬉しそうなその表情を、私の胸がもたらしているものだと思うと複雑だ。
嫌なのに、そのはずなのに、時宮くんに喜んでもらえるならと思ってしまう自分もいるのだ。
それどころか……。
「時宮くん、その、顔近い……」
「近いのは嫌なんですか?」
時宮くんがふぅーっと私の胸に息を吹きかけてくる。
私は思わず身をよじってしまう。
「嫌っていうかその……恥ずかしすぎて」
「でも、岬先輩。恥ずかしいのが好きなんでしょう? こういう恥ずかしいことを『命令』されたいんですよね?」
「それは……その」
性癖を互いに伝えた後に二人で決めていたことがある。
もし嫌だと思うことがあったら『ドッグ』と言うこと。
そしたら、それ以上のことはやめる。
私が嫌な思いをしないようにと時宮くんが設定してくれたセーフワードだ。
それからもう一つ、
「キャット」
それはもう一つ決めていた合言葉だ。
それは『ドッグ』の逆で。
もっとして欲しい、という意味で。
私は時宮くんの言葉に素直に返事ができないから、ただ短くそう言ってしまった。
「岬先輩のエッチ」
「えっちな私はだめかな?」
私は精いっぱい強がってそう言ってみるけれど、本当にしたいのはおねだりだった。
「だめじゃないですよ。それじゃあ、次の『命令』です。そのおっぱいで僕の顔を埋もれさせてください」
時宮くんに言われたことを再び頭の中で咀嚼する。
咀嚼して想像する。
正直想像するだけで、たまらない気持ちになった。
そんなことをしたらいけない。
下品すぎるし、卑猥すぎる。
何より恥ずかしくてたまらない。
でも『命令』だから……。
したいわけじゃないから。
しなくちゃいけないだけだから。
私は至近距離にあった時宮くんの顔に手を回して、自分の胸を押しあてる。
顔にただ胸を触れさせるだけ。
それだけのことなのだ。
手を触れ合う。
握手をする。
キスをする。
物理的な行為としてはそれらと変わらないようにも思えるのに……。
「あっ。あぅ♥」
時宮くんの顔を私の胸に触れさせた瞬間、私は思わずそんな声を上げてしまう。
身体的な気持ち良さというよりも、それはイメージの快楽だった。
自らで時宮くんの顔に胸を押し当てる。
恥ずかしい命令に従わされて、そんなことをしてしまう恥ずかしい私。
そのイメージで感じてしまう。
胸の中に隠れてしまう時宮くんの様子はわからない。
それが救いだった。
いまの私の表情とかを見られてしまったら、私は本当にどうにかなってしまったかもしれない。
とても変態的なことをしているのに、そんな恥ずかしいことをしているのに、それが気持ちいいのだ。
何かのスイッチが入ってしまったように、体を身悶えさせてしまうほどに。
私は自分が男の子じゃなくて良かったと思った。
先ほど時宮くんが出していた我慢汁と同じように、私の下半身からも感じている証が出てくるのがわかったけれど、それを隠しておけるから。
胸の中にいた時宮くんが私の胸に顎をのせて、上目遣いで私を見あげる。
「だ、だめぇ。今、見ないで」
「なんですか?」
「その恥ずかしすぎるので」
「それだけじゃないでしょ。気持ちいいんですよね?」
時宮くんが胸から顔を離して、私の下半身の薄布に目をやる。
半透明なその薄布は私が隠したかったその部分を少しも隠す役割を担ってはいなくて、大事な部分が染みをつくっているのが丸わかりになっていた。
ぜんぜん隠しきれてなどいなかった。
「違うから。全然。ほんとに、まったく違うからね、時宮くん。これはほんとに、ぜんぜん、ぜんぜん違うから」
「違いませんよ。岬先輩、自分から胸を顔に押し当てて、気持ち良くなっちゃたんでしょう。ホントにエッチですね」
「うぅぅ。キャット」
何を答えたって恥ずかしすぎるだけで、だから一番簡単に私がいま思っていることを伝えられる方法で言葉にする。
「岬先輩はしかたないエロ猫さんですね。それじゃあ、先輩の胸を気持ちよくしたいと思うので、おねだりしてみてください」
「おねだり?」
「そうです。エッチなおねだりですよ。岬先輩ならできますよね?」
「その……。時宮くんに、胸を気持ち良くしてもらいたいです」
「まだまだ、ですよ。もっと下品で卑猥におねだりしてみてください。これは『命令』です」
「その。おっぱいを気持ちよくして欲しいです」
命令と言われて、普段は使わない四文字を私は口に出してみた。
これだけでも相当に恥ずかしい。
「それじゃあ四〇点ぐらいです。単位、落としちゃいますよ」
「時宮くんの……意地悪……。その、私の……私の、いやらしいおっぱいを気持ち良くして欲しいです」
「岬先輩のおっぱいはいやらしいんですね。よくなりましたけど、まだまだです。どういう風に気持ちよくして欲しいんですか?」
「……うぅ。恥ずかしすぎるよ、これ。でもしないとだめなんだもんね?」
「だめです」
「……そのおっぱいをさわさわされたり、持ち上げられたり、乳首をつままれたり、舐められたり、その……時宮くんに好きなように揉みくちゃにして欲しいです」
「岬先輩のおっぱい、今だけ僕のものにしていいんですね?」
「うん。私のいやらしいおっぱい、時宮くんのものにしていいから、いっぱい弄って、舐めて、気持ち良くしてください」
私の懇願するようなおねだりに、時宮くんは笑みをつくった。
とても下品な笑顔なのに、それが自分に向けられているのに、それが全然嫌じゃなかった。
たぶんそれは私もいま下品になっているからだと思う。
でも、それが心地いいとさえと思えた。
私は時宮くんの前に膝をついて座って女の子座りをして、まるでプレゼントのように彼の前に胸を差し出した。
「先輩めちゃくちゃエロいですよ。両手を今度は後ろに回してください」
私はすぐに後ろに手をやって、まるで自らで拘束するように右手で左手の手首をおさえた。
時宮くんは私のすぐ前に座り込んだ。
「いいですね。それじゃあ。触りますよ」
目線だけで肯定をすると、その手が私の胸を、いや、おっぱいをなぞり始めた。
極小の水着からはみ出している下乳を、まるで、宝石でも撫でるかのようなゆっくりとした手つきで撫でられる。
くすぐったいような、微弱な快感が電流のように体を走る。
「ぁん♥」
それだけでも短い声をあげてしまったのは、体がもっと気持ち良くなりたいと思っているからだと思う。
時宮くんは焦らすように左右のおっぱいの縁を丁寧になぞっていく。
胸の縁を触れられているだけなのに、その指の先に何か気持ち良くなるものが込められているじゃないかと思うほどに、感じてしまう。
「あぁん♥」
「まだちょっと触っているだけですよ」
「でも、その、気持ちいいだもん」
思わず言葉が幼くなるほどに、時宮くんの指先でなぞられていく部分が気持ちいい。
「それじゃあ。『命令』です。今から五分間、弄られても声を出しちゃだめです」
「そんなの……無理だよ」
「もし声を出したら『オシオキ』ですからね」
『オシオキ』という単語に私はいけないことを想像してしまう。
命令に逆らってむしろ、むしろその『オシオキ』を味わってしまいたくなるような想像を。
いやいや、と首を横に振る。
それはずるだ。
ずるはよくない。
だから、私はぐっと力を込めて、時宮くんの攻撃を我慢する。
時宮くんの指先がおっぱいの縁をなぞるその動きは、まだ我慢ができた。何周もいじられても、こらえることができた。
「それじゃあ、今度はこうです」
時宮くんは胸全体をやわらかく揉み始めた。
正直、その動きは最初の一回目で声を上げそうになった。
もし布の上からじゃなかったら、間違いなく声を上げていたと思う。
極薄の布とは言え、それは快楽を緩和してくれていた。
縁をなぞられるより、胸全体を弄られる方が気持ち良く、特に乳首に時宮くんの手が触れる瞬間は、心の中の喘ぎ声が止まらなかった。
先端がもともとに敏感なのもあるし、布と乳首が擦れるその感触が私を追い詰めていた。
「岬先輩めっちゃ我慢してますね? 顔めちゃくちゃ蕩けてきてますよ」
「そ、そんなことないから。それにあと二分。あと二分我慢すれば私の勝ちだから」
壁際のデジタル時計を確かめてそう返す。
もし私が勝ったら、時宮くんにご褒美がもらえるかもしれない。
たとえば、もっといじわるでえっちな『命令』をされて、私はもっと恥ずかしく思いをしながらも、それに従うような。
今は胸だけど、その時は下の方も……とか。
私は頭でそんなことを思い浮かべてすぐに打ち消す。
それはご褒美じゃなくって、オシオキの方だ。
そんなことの区別もつかなくなるぐらいに、私の理性は蕩けてしまっている。
「それじゃあ、ちょっとだけ本気出しちゃいましょうか」
時宮くんはそう言った。
この水着を剥ぎ取って直接触れるのだろうと思った。
たぶんそうされたら、私は声をだしてしまうと思う。
薄い布地のその防御力を失ったら、私は耐えられないだろうと思う。
でも違った。
時宮くんは私の極小の水着の布面積を布地をさらに狭くするように、両手で布地を縦に絞った。
先ほどまでは面積をもっていた布地がほとんど厚みを持たない線になる。
隠れていたおっぱいが露わになって、先端以外のほとんどが晒される。
正直それだけでも相当に恥ずかしかった。
けれどそうされることで、さらに強調されたのはおっぱいの先端だった。
極小の布地に隠された最後の場所は、自分でも信じられないぐらいに硬く勃起している。
触れて欲しい。
弄って欲しい。
舐めて欲しい。
そうされたら負けてしまうのがわかっても、そうして欲しいと思うぐらいに体が快楽を求めていた。
「岬先輩の乳首、さっきからすっごい硬くなってますね」
「い、言わないで」
「ここ弄ったら、すっごく気持ち良さそう。たぶん先輩負けちゃいますよね。それでも弄って欲しいですか?」
「キャ、キャット」
この言葉があって、本当に良かったと思う。
自分から言えない恥ずかしいことを、この単語がすべて代わりになってくれる。
「岬先輩、エロ猫。それじゃあ、してあげます」
時宮くんがにやりと笑う。
注がれている視線の先は私の胸の中心だった。
時宮くんは絞っていた布地の左右を掴む。
そうして私の乳首をその布地を揺らしながら上下に弄り始めた。
硬くなった乳首が晒される恥ずかしさはもちろんだけれど、それが布地でこすれていく感触がたまらなかった。
「あぁあん♥」
理性は弱いものだと思う。
こんなの我慢なんてできるはずがない。
でもそれ以上に声をあげたくなってしまった。
自分が気持ちいいってことを時宮くんに知ってもらいたくなった。
「一回で声だしちゃうなんて岬先輩はほんとにエロ猫ですね。でも声出しちゃったから先輩の負けですよ」
「ま、負けでいいから……うぅ。キャット」
「先に『オシオキ』ですよ。そんな発情猫の岬先輩へのオシオキはそうですね。語尾に『にゃん』をつけてもらいましょうか。エロ猫の岬先輩にはそれが似合ってますからね」
「そ、そんなの」
「だめですよ。もうオシオキは始まっているんだから。それじゃあ、岬先輩。して欲しいことをもう一度おねだりしてみてください」
私は時宮くんの言葉を咀嚼する。
彼が望んでいることを想像して、たまらなくえっちな気持ちになりながら言葉を考える。
「その……私のいやらしく勃起した乳首を、いじってほしいのにゃん♥」
「めちゃくちゃかわいいですよ。もっとおねだりしてください」
「さっきの布でいじるのもっとして欲しいのにゃん♥ それから形がかわるぐらいおっぱい、いじめられたいにゃん♥ よだれでぐちゃぐちゃになるぐらいに舐めて欲しいのにゃん♥ 発情猫の私をたっぷりたっぷり、かわいがって欲しいのにゃん♥」
恋人にだって絶対に言ったりはしない、そんな恥ずかしいことを私は時宮くんに暴露していた。
身体が求めていることをそのまま伝えてしまうようなことを。
理性が崩壊してしまうようなことを。
私はまるで発情しきった猫みたいに甘い声でおねだりした。
恥も外聞もなにもかも捨て去るような。
それでいて自分でもかわいいと思ってしまうような、そんな猫なで声だった。
『命令』だから。
『オシオキ』だから。
時宮くんの期待していることを言葉にしただけだから。
その言い訳が私をどんどん素直にしていく。
まるで自分から全ての布を脱ぎ去って、裸になっていくみたいに。
心の中の願望をそのまま、時宮くんに伝えていた。
「それじゃあいきますよ」
「お願いにゃん♥」
それから時宮くんは私に対して手加減をやめた。
さっきまでは手加減をしていたんだなとはっきりとわかった。
細くなった布地で乳首を弄られて、
布地を剥ぎ取られてがぶりとかぶりつくようにおっぱい全体を鷲づかみにされて、乳首を入念に弄られて、つねられて、なぶられて、舐められて、咥えられて……。
もちろんそんなのは我慢できなくて。
時宮くんの男性器とおんなじように快感を抑えきれなくなって、私は何度も何度も達してしまった。
そのたびに私は「キャット」と口にした。
もっとして欲しい。
もっとして欲しい。
もっともっとして欲しい。
思ったことを、思うよりも速く、言葉にした。
時宮くんはその度に私に意地悪な命令をした。
おっぱいを私自身に咥えさせて、それを鏡越しに私自身に見るように仕向けたり(自分がしているあまりにえっちな光景に耐えられなかった)、
ひとり用のソファに脚を広げさせて自慰行為をするように求めたり(見られながらするなんて、あまりに恥ずかしくて何度も絶頂した)、
ベッドの上に四つん這いになってバイブを咥え込まされたりされて(もちろんこれも何度も達した。お尻が丸見えの状態で、時宮くんにバイブを弄られて我慢できるわけなんてなかった)、
私は何度も何度も達してしまった。
そのたびに、時宮くんは私のことを「エロ猫」と呼んだけれど、こんなに気持ち良くしてもらえるなら、それでいいから私は時宮くんの猫として飼われてしまいたかった。
そんな妄想をしてしまうほどに一連の行為に私は満たされた。
満たされ続けてベッドの中で軽く放心していると(時宮くんは私を軽く抱きしめてくれて、それもすごく心地良い)、次第に心と体が、もっとおねだりしたがっていた。
本当に発情しているみたいだと私は思ったけれど、それはたぶん私だけではなかった。
時宮くんの下半身が大きくなっているのには、ずっと気づいていた。
私に『命令』をしながらたぶん私の快楽のためにずっと我慢をしていたのだろう。
彼は自分自身を気持ち良くさせるような『命令』はしなかった(私はほんとは、そういうこともしてみたいと思っていたけれど)。
私のお腹にあたるそこは、はちきれんばかりで、その表現がぴったりなくらいに、そこは大きく、硬くなっていた。
その先端からは我慢汁も出ているのだろう。
お腹の辺りにその感触がある。
それは決して不快ではなくて、むしろ時宮くんが私で欲情していることを、嬉しいとさえ思ってしまった。
「ねえ、時宮くん、キャットだにゃん」
発情しきった私は自分でも信じられないぐらいに甘えた声が出た。
「エロ猫な岬先輩は次はどうして欲しいんですか?」
「時宮くんの、その、おちんぽを、岬のいやらしいおまんこ穴に入れて欲しいにゃん♥」
使ったようなことのないような言葉を二つも使って、私はおねだりをしてみた。
時宮くんは驚いた表情で固まっていた。
私はそれがたまらなくなった。
自分の恥ずかしさよりも時宮くんの想定を上回れたことの方がなんだか嬉しくて、彼にキスをして、その耳元で、
「お願いだにゃん♥」
もう一度、甘い声でおねだりをした。
※ ※ ※
天使な岬先輩が、発情しきったエロ猫になってしまった。
それはもちろんあまりに僕を興奮させた。
普段はあんなにおとしやかで上品な先輩が、僕の『命令』でどんどんと発情していくのがわかった。
自分の豊乳を自ら舐める岬先輩。
大きく股を広げてオナニーを見せつける岬先輩。
四つん這いで自分でバイブを咥え込ませて何度も達する岬先輩。
甘い喘ぎ声はどんどん大きくなっていったし、その瞳は時折涙を流しているんじゃないかと思うほど潤んでいた。
そうやって何度も何度も達していくのはエロすぎた。
正直なところ、それを見ているだけで自分の肉棒が精を解き放ちそうなのになっていたけれど、それはなんとかこらえていた。
そして極めつきが、
「時宮くんの、その、おちんぽを、岬のいやらしいおまんこ穴に入れて欲しいにゃん♥」
というおねだりだった。
頭がくらっとした。
岬先輩に覆い被さって、獣のように乱暴に暴力的に挿入したくなった。
岬先輩をまるでオナホ扱いして、自分の衝動だけで快楽を処理したくなった。
岬先輩のそのおねだりにはそれぐらいの破壊力があった。
それでもなんとか僕は冷静になって、ベッドサイドの棚の中からコンドームの箱を取り出すと、自分の肉棒にセットした。
仰向けになっている岬先輩はもちろん何も身につけていなくて、いまだにまじまじと見られるのが恥ずかしいのか、両手を胸の前で組んで、脚をくねらせて秘所を隠していた。
抱き枕カバーのイラストみたいだ、とそんなことを考えてしまうぐらいには扇情的で魅力的で、しかも岬先輩はどんな抱き枕カバーのキャラクターよりもかわいく天使なビジュアルなわけで、どこか非現実な気さえした。
「岬先輩、おねだりするみたいに自分で股を開いてください」
抱き枕カバーにはできないようなことを僕は命令する。
岬先輩はこくりと肯いて、長い脚を左右に大きく広げてみせた。
恥ずかしいのか、右腕で自らの腕で目を覆っている。
「だめですよ岬先輩、挿れるところ、しっかり見ていてください。命令です」
さきほどまでの命令がよほど良かったのだろう。
僕が命令と発した途端に、岬先輩はその腕をはずす。
代わりに恥ずかしそうに身体をくねらせる。
僕は自分の肉棒を岬先輩の大事なところに、ゆっくりとあてがっていく。
焦らしながらそうしていると、岬先輩がそれを凝視しているのがわかる。
人によって違うのだろうけれど、僕は自分の肉棒が相手に入っていく瞬間に、一番セックスをしているという実感を持つ。
お互いにそれを受け入れた状態で、自分の身体が相手の中に入っていく。
そんなイメージを持っているからかもしれない。
「それじゃあ、先輩挿れますよ」
「うん、きて!」
僕は思い切って、岬先輩の秘所に自分の肉棒を咥え込ませた。
「ぅあぁあん♥」
岬先輩の甘い声が静かな部屋に響いた。
岬先輩のそこは僕のものを受け入れるためにゆっくりと広がっていく。
まるで僕のものを待ち焦がれていたように熱く、迎え入れては離さないというようにぎゅっと締まった。
僕の肉棒が岬先輩の膣に抱きしめられている。
その甘い声と、肉棒が包まれた熱い肉壁の感触だけで、達しそうになった。
「んんぅ♥ あぁっ♥ ぁぁああん♥」
岬先輩が声をあげなかったら、僕が声をあげていたと思う。
これだけでも十分に気持ち良いのに、僕はまだまだ快楽の先を目指す。
ゆっくりと腰を引き、岬先輩の秘所に肉棒を擦り合わせるように抜いていく。
そうしてまた奥へ奥へと挿入するように腰を振り始める。
「あんぁ♥ うっ♥ うわぁぁあん♥」
僕の腰の動きに合わせるように、岬先輩の声が乱れる。
この世で一番エロい楽器は女だと言っていたのは桜坂先輩だったっけ?
いまこの瞬間、僕は桜坂先輩に全面的に同意する。
岬先輩の発する喘ぎ声は、ほとんど天使の歌声のようでさえあって、それでいてむしろ淫魔のささやきのように扇情的でもあった。
僕はその声がもっと聞きたくなって、腰を動かし続ける。
「と、時宮くんの♥ だめぇ、だめぇなの♥ 突かれるたびに、気持ち良すぎて、おかしくなりそう♥」
「先輩。にゃんをつけるの忘れてますよ。オシオキです」
僕はそれまでとゆっくりと腰を振っていたが、乱暴に動かす。
僕の性器と岬先輩の性器がこすれて、卑猥な音が響く。
「ひぎゅうぅぅぅぅ♥ だめぇ、ぁぁあん♥ きもちぃぃ♥ そんなのされたら、いっちゃぅよ♥」
「いってもいいですよ。僕ので中イキしてください」
「あぁん♥ 時宮くんと、一緒に、一緒にイキたいのに♥ ごめんなさいぃ♥ だめぇ、だめなの。そこぉ、だめぇ♥ そこぉ、突かれると、だめぇぇえ、先にいっゃう♥ いっちゃうぉ♥」
岬先輩は全身を一度大きく震わせて、絶頂した。
敏感になっているだろうから、僕は挿入していた肉棒を一度抜いて、上から覆い被さるようにして岬先輩に抱きしめた。
「ご、ごめんなさい」
「謝ることじゃないですよ。気持ち良くなってもらえたらなら嬉しいです。でも、岬先輩、童貞の男の子みたいな速さでいっちゃいましたね」
「それは……時宮くんのが気持ち良すぎるから。いつもは、全然こんなことないんだから……にゃん」
律儀に「にゃん」をつけるのが岬先輩らしくて愛おしい。
「じゃあ、次の命令です。今度は一緒にいくまで我慢できますか?」
「できる、にゃん」
こうしていると岬先輩を躾けているみたいだ。
僕はどうやら結構いじわるに向いている性格みたいで、さらに意地悪をしてみたくなった。
体勢を変えて今度は岬先輩に騎乗位をさせてみる。
岬先輩はどうやら騎乗位をしたことがないらしく、おっかなびっくり僕の肉棒を自分の秘所に咥え込ませた。
動くように命令すると、岬先輩の我慢はすぐさま崩壊した。
「だめぇえぁ♥ これぇ♥ すっごい気持ちいぃところ当たっちゃう♥」
岬先輩は自らの性感帯を理解したのか、僕の肉棒をそこに何度も擦りつけていく。
その遠慮のない動作に僕自身も快楽の頂点に達しそうになったが、それを誤魔化すように岬先輩の豊乳を揉みしだく。
いつも思うけれど、騎乗位の時のこの胸を自分をものにしている感じは圧倒的だよな。
特に岬先輩の乳はすごい。
揺れ乱れるその乳も絶景だけど、こうして揉みしだく感触は何ものにも代えられない。
「だめぇ♥ おっぱいも、そんなのもされたらぁ♥ 我慢しなきゃなのにぃ♥ ぜんぜん我慢できなくてぇ♥ だめなのにぃ♥ また、いっちゃう♥ いくぅ♥ いっちゃうぅぅ♥」
岬先輩はまるで即堕ち二コマのような速さで、我慢の限界を突破した。
大きく身体を震わせたあとに肉棒を抜いて、僕の方にもたれかかってきた。
僕は岬先輩を受け止めてぎゅっと強く抱きしめる。
肌を合わせるというよりも互いの肉体の奥深くまでを感じるような密着具合だ。
岬先輩は僕の耳元の方に、顔を近付けてきて、
「ごめんなさい。また、ひとりでいっちゃいました、にゃん♥」
顔を赤らめて言うのがひどく愛らしかった。
僕は岬先輩にあわせて横向きに抱き合う体勢に変えて、その唇をたっぷりと味わった。
「ぜんぜん我慢、できませんでしたね?」
「あぅ。だってその、あんなのって初めてで。自分で動かすのが、あんなに気持ちいいなんて思わなくって。止まらなくって」
「命令通りにできなかったから、オシオキが必要ですね」
「なんでも、するから……」
「すごいこと言いますね、岬先輩」
「だって時宮くんのオシオキって気持ちいいやつでしょう?」
「そうですけど。岬先輩がこんなにエッチだとは思わなかったです」
「そんな風に言わないでほしい、にゃん」
「でも、気持ちいいことして欲しいんですよね?」
「して欲しいにゃん」
「やっぱりエロ猫ですよ。でも、オシオキですからね。いっちばん恥ずかしいセックスしちゃいましょうか」
「一番恥ずかしい?」
疑問形でそう返す岬先輩の表情がどこか嬉しそうにさえ見えて、ほんとにこの人はエッチだなと思った。
「そうですよ。仰向けになってもらっていいですか?」
再び岬先輩が抱き枕に描かれたキャラのように、ベッドに仰向けになる。
「それじゃあ、ここからですよ。でんぐり返しするときみたいに脚を頭の方に持っていってください」
「その……本当に言ってる?」
「本当に言ってますよ」
「だって、そんなの、丸見えになっちゃうし、そんな格好、そのさすがに恥ずかしすぎないかしら……」
「岬先輩は恥ずかしいの、好きでしょう?」
「ち、違う。そんなことないから」
「それじゃあ、試してみましょうか」
岬先輩はもじもじと身悶えをする。
自分が取る姿勢とそうなったらどうなるのかを想像しているのだろう。
脚を広げたでんぐり返しは、まんぐり返しと言われるもので、それはもう恥ずかしくてたまらない姿勢だろう。
岬先輩は躊躇いながらも脚を開き、身体の重心を頭の後ろに移動させて、後ろ向きにでんぐり返しをしているような体勢になった。
僕は岬先輩の腰の下にクッションを置き、それから持ち上がった脚の裏を掴んでその体勢を固定させる。
これでまんぐり返しの完成だ。
遮るものが何もない岬先輩の秘所が僕の目の前に晒される。
「ねえ、時宮くん、これ、ほんとに恥ずかしすぎるよ……」
「恥ずかしいだけですか?」
「それは……」
先ほどから岬先輩の大事な場所から愛液が垂れている。
それが尻の方にこぼれてきて、雌の匂いがする。
「先輩の我慢汁、垂れてきちゃってますね」
「い、言わないでぇ」
「こうして恥ずかしい姿勢にされて、岬先輩は感じちゃってるんですよね?」
「それは……」
「言わないと、ずっとこの姿勢のままにしちゃいますよ」
「それは、むしろいいかも」
岬先輩はぽろっと本音を漏らして、それはあまりにもあけすけな本音だった。
「岬先輩の変態。エロ猫!」
「だって、その、恥ずかしいのに。こんなはしたない姿勢だめなはずなのに、それがすっごく、その、気持ち良くって。そのすっごく変なこと言っていい?」
「もう既に言ってると思います」
「その、時宮くんとするセックスは、なんだか楽しいね」
「この体勢でそれを言う岬先輩は相当エッチな人だと思います」
「えっちな人はだめ?」
「だめじゃないですよ。岬先輩みたいなエッチな人とはもっとしたくなっちゃいますね」
「相性がいいのかな。私も時宮くんにもっとされたいって思ってるから。ねえ、キャット。キャットして、時宮くん」
「具体的には何をして欲しいですか?」
「その挿れて欲しい。私のとろとろになってるよわよわなおまんこに、時宮くんの大きなおちんぽをいれて、満たして欲しい。ぐちょぐちょにして欲しい。気持ち良くして欲しい」
「今度は岬先輩が達しても、僕がイクまではやめないですからね」
「うん。時宮くんの強いおちんぽで、私のおまんこいっぱい、いじめて♥」
そんなえっちすぎる誘いに乗って、僕は岬先輩の両脚を両手で押さえながら、肉棒をその愛液でとろとろになった秘所へと滑り込ませていく。
この体勢で指や玩具でじっくり弄んだことはあるけれど、そのまま挿入するのは僕も初めてだった。
脚を頭の方にやり尻を高く上げた状態で、岬先輩は見あげるように自らの秘所が僕の肉棒に挿入されるのを見ている。
「ぁぁあ♥ あぁん♥ この姿勢えっちすぎるね♥」
「繋がっているところが丸見えですもんね」
「ぁああ♥ そう。恥ずかしいのに、深くまで入ってぇ♥ あぁあん♥ すごくぅ♥ いいぃ♥」
僕はゆっくりと肉棒を引き抜き、それから岬先輩に見せつけるようにまた秘所へと挿れる。
深くまで挿入して、それからまた引き抜いて、また挿入するのを繰り返す。
「時宮くんのおちんぽ、えっちすぎだよ♥ そんな大きくって硬くって、えっちだし、気持ちよすぎぃ♥ 頭の中まで気持ち良くなってきちゃう♥」
「我慢しなくていいですよ。何回でもイッちゃってください」
「あぁん♥ ごめん、なさぃ♥ あぁあん♥ 奥まで突かれると、だめぇ♥ だめぇなの。そのたびに、達しちゃう。いっちゃう。ああぁん♥ あぁん♥ 気持ちいいぃ♥ 気持ちいいよぉ♥」
「岬先輩の顔、もう蕩けきってとんでもなくエロい顔してますよ」
「だってぇ♥ 気持ち良くってぇ♥ ああ。時宮くんのおちんぽ、気持ちよくってぇ♥ あぁん。そこぉ、そこぉ突かれたら♥ あぁん♥ だめぇなのに♥ またイっちゃう。あぁん♥」
「ほんとに敏感さんですね」
「普段はぜんぜん、違うから♥ こんなんじゃ、ないから……ぁああん♥ だめぇ♥ またぁ、イッちゃう♥」
「イキながらいっても説得力がないですよ」
「ほんとなのに。あぁあん♥ 時宮くんだから♥ 時宮くんのおちんぽだから♥ 擦れるたびに、突かれるたびに、満たされてくの♥」
「なら、もっとたくさん擦って、突きますね」
僕は言った通りに動きを速く、大きくしていく。
腰を振ってストロークを速くしていく。
満たされ蕩けきった岬先輩は天国にいるような表情をしている。
そしてそれはたぶん僕も同じだった。
岬先輩の秘所はこれまで味わったどんな快感よりも気持ち良くって、一回腰を振るたびに、正直射精をしているんじゃないかと思うぐらいだ。
それはたぶん身体だけの快楽じゃなくって、岬先輩が感じている快楽が僕にも伝わってきていて、たぶん僕の快楽も岬先輩にも伝わっていて、互いの快楽がそうやって何重にも増幅されているからだと思う。
腰を振るたびに、身体が満たされ、頭が満たされ、心が満たされていく。
岬先輩があげる嬌声が部屋中に響いていく。
お互いの汗や体液が混ざり合った雄と雌の匂いが充満している。
岬先輩のすべすべとした白脚を押さえ込みながら、腰を大きく動かす。
そうするとまるで岬先輩の身体を自分のモノにしているような征服感で満たされる。
「あぁん♥ だめぇ。この姿勢、ほんと気持ちいい♥ 私の身体を時宮くんのモノみたいに扱われて、恥ずかしすぎるのに、えっちすぎて♥ あぁあん♥」
快楽だけじゃなくって、僕が思ったことが岬先輩に伝わったかのような錯覚をしてしまいそうになる。
あるいは本当に伝わっているのかもしれない。
互いの身体は繋がっていて、お互いの体液が混ざり合うぐらいに密着して、互いに蕩けるような高揚感と快感を感じ合って、言葉を介さなくても伝わるぐらい、一つになる。
セックスは魔法みたいだ。
あの岬先輩が、こんなに乱れて、隠しきれないものを明らかにして、それがとても楽しそうで、嬉しそうで、悦んでいて。
そしてそれはもちろん僕だって同じなのだ。
岬先輩をこんな風にしているのに、とんでもないことをしているのに、それがとてつもなく気持ちがいいのだ。
「岬先輩はエッチすぎます」
「時宮くんだって同じだもん♥」
「同じでいいですよ」
「私も同じがいい♥」
もう限界だった。
岬先輩の秘所の中で男性器の擦れる水音。
岬先輩の喘ぎ声。
岬先輩のエロい表情。
腰を振るたびに伝わってくる岬先輩の快楽。
腰を振るたびにコンドームの中で吹き出すような我慢汁。
これ以上続けたら互いにもうだめになってしまうぐらいに気持ちがよくて、むしろもう既にだめになっていそうなぐらいに心地が良くて。
「岬先輩、もう限界ですっ!」
「私も、あぁあん♥ 気持ち良すぎでぇ♥」
腰を振る度に伝わってくる快感。
これより強い快感なんてないって思うぐらいに気持ちいいのに。
このすぐ先に、これより気持ちいいことがあるって本能的に理解している。
僕と岬先輩はその場所にたどり着こうとしていた。
睾丸から気持ちいいのが押し寄せてくるのがはっきりと理解できて、肉棒がぶるぶると震えた。
「「あぁ。イクぅ」」
達した瞬間、これまで感じたことのないような快楽が肉棒からほとばしる。
頭がまっしろになって、気持ち良すぎて意識が蕩けていく。
まるで本物の天国のいるかのような心地になる。
僕だけじゃない。
岬先輩もそうだと思う。
長い長い射精の間、僕と岬先輩はずっとそこにいたのだと思う。
※ ※ ※
体勢を整えて、終わったあとの処理をして、僕は岬先輩の横に寝そべった。
とんでもない達成感と同時に、それと比例するかのような冷静さを取り戻す。
賢者モードってやつだ。
えっと、振り返ってみると、結構すごいことをしてしまったような……やらかしたような、後悔とは別の、でもそれと似たような感情を覚える。
僕は岬先輩を見る。
さっきまでは、全てが分かる気がしたのに、岬先輩が何を考えているのかは、さっぱりとわからない。
表情からすると、少し嬉しそうな感じだけれど。
「ねえ、好きになったかもしれない」
「へっ?」
僕はそれが何のことか本当にわからずに、間抜けな相づちを返してしまう。
「セックスのこと」
「ああ、そうか。嫌いだって話だったんですよね。すっかり忘れてました。良かったですか?」
「すごくね。これまでのと全然違った。魔法みたいだった。でも、それは……」
岬先輩は恥ずかしそうに頬をかいた。
「時宮くんとのセックスだったからだと思う。気を遣わなくってよくって、何でもゆるしてくれて、あんなことまでしてくれて、されちゃって……それがとても楽しくて、心地良くって、気持ち良くって。だからその……順番がおかしいのかもしれないし、こっちの事情は整理しなきゃいけないこともあるのだけれど、その……私とお付き合いをしてもらえませんか?」
それは僕からしたら願ってもない話だった。
天にも昇る気持ちというやつだ。
「でも、それはその、いいんですか? だって、ほかの恋人らしいことを何もしていないですけど……」
「セックスフレンドならいいってこと?」
「違いますっ! 僕はぜひとも恋人でお願いしたいと思います」
「なら、恋人ね。よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
岬先輩の顔は真っ赤になっていて、それがなんだかすごく愛おしく思えた。
「私、生まれて初めて告白をしたかもしれない」
「岬先輩はモテますからね」
「時宮くんだって、そうなんじゃない?」
「僕はぜんぜんそんなことないですよ」
「でも、他の人とお付き合いはしたことはあるのよね?」
「それは、まあ。なくはないです」
「それはその、たとえば桜坂先輩とか?」
岬先輩が出した名前に僕は驚いた。
桜坂先輩との関係は誰にも明かしたことがなかったし、たぶんそれは桜坂先輩も同じだろうとは思っていたから。
「付き合っていたとかではないですよ。ちょっとの期間、その、そういうことをする関係だっただけで」
「ふーん。そのあたりのことはまた別の機会にたっぷりと聞かせてもらいたいかな。でもさ、一つだけ聞かせて。私とするのとどっちの方が良かった?」
「黙秘権を行使するっていうのはだめでしょうか?」
「だーめ。というか、その答え方にちょっと嫉妬しちゃう。ねえ、こういうことにも嫉妬しちゃう女の子って時宮くん的にはあり?」
甘えたり、嫉妬したり、知らない岬先輩が次々と現れる。
でもそのどれもがあまりにもかわいらしく、愛おしいと思えてしまう。
「正直なところ、岬先輩だったら何でもありですよ」
「ほんとに?」
「本当ですよ」
「甘えても、嫉妬しても、ちょっと冷たい時があっても……いい?」
「もちろん」
「いやらしくて、えっちな時があっても、それでもいい?」
岬先輩は身体全体を僕の方へと寄せてくる。
その瞳はとろんと蕩けていて、でも、その瞳に映る僕自身も同じような瞳をしていた。
「岬先輩。また、えっちがしたいんでしょ?」
「ふふっ。バレちゃった」
岬先輩はそう認めて、満面の笑みを見せた。
「私さ、他にも性癖あるのだけれど」
「えっと、それは……マジでいってますか?」
「うん。だからキャット、だにゃん」
僕の恋人はどうやら、とんでもなくえっちな人だ。
そして、とてもセックスが好きだ。
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