蝕は一人の海客を飲み込んだ、彼女はある国の王の知り合いだった。
いなくなった知らせを受けた王は彼女を探そうとしたが、麒麟にとめられる。
彼女は蓬莱から来た海客だからと。

だが、もう一人、男が巻き込まれていた、その男は大罪を犯した罪人だった。
飲み食いもせず死ぬこともなく長い時を生きていた。
それは天から罰だという、だが、再び蝕は男を呑み込んだ。

残されたのは一本の枯れ木のような棒だ。