小鳥遊ホシノ、ヘテロギガントの二穴苗床となる 作:二木ユキト
原作:ブルーアーカイブ
タグ:R-18 残酷な描写 クロスオーバー 小鳥遊ホシノ 臨戦ホシノ 異種姦 孕ませ 出産 ブルーアーカイブ モンスターパーク2
ホシノは夜のアビドスをパトロールします。
臨戦態勢を整えた彼女が遭遇したものは、
キヴォトスには存在しないはずのモンスターで!?
住処に連れ去られたホシノは巨根で犯され孕まされ、
怪物の仔を二穴から出産します……。
お楽しみいただければ幸いです!
小鳥遊ホシノは日夜、アビドス自治区のパトロールを行っている。そんな彼女の耳に妙な話が入ってきた。
(行方不明だなんて……穏やかじゃないねぇ)
夜半に出歩いていた者が忽然と姿を消す。最近、そんな出来事が増えているという。なにかの組織が関わっているのだろうか。軽く調査してみたが、手がかりは掴めなかった。
ゆえにホシノも警戒を強めていた。
制服の上にハンドガンを差したボディアーマーを着こみ、シールドはあらかじめ展開させておく。普段は遊ばせておくロングヘアも、束ねてポニーテールにした。
姿見の前でくるりと回って装備のチェックを行う。
「よし」
金と碧のオッドアイが、ぬかりのないことを確認した。
背丈は低く、手足は細く、身体は薄い。しかし臨戦態勢を整えた少女は凛々しく勇ましい。その姿を誰に見せることもなく、ホシノは巡回に出かけた。
◇
夜間のパトロールも慣れたものである。ひと気のないエリアに行きついた。そんなところこそしっかりと見回らなければならない。
そして今まさにそこで、異常が発生していた。
「! これは……」
アスファルトから離れた宙空に、三日月型の穴が開いている。少女の瞳にはそう映った。
ホシノが両手を広げたほどの長さである。それは夜にあってもなお闇深く、微震が周囲の空気を揺らしている。
まるで、世界に生じた裂け目のようだ。
(そうだ、先生に連絡しないと……)
ホシノの脳裏には先生の顔が思いうかんだ。今回も力になってくれるはずだ。踵を返そうとした時。真っ黒な裂け目の中央が、ぼこりと盛りあがった。
「!!」
節くれだった巨樹が伸びていく。それが鉤爪を備える三叉の手とわかるのに、少し時間がかかった。
掌はきょろきょろと宙をさまよった後、地面に下りた。異様な指がアスファルトをしっかりと掴む。それを支えにして、大腕の持ち主が姿を現す。
(な、なに……これっ……!)
頭、胸、腹の三つに分かれた身体。胸から生えた四対八本の脚。黒光りする甲殻が全身を覆っている。これだけならクモにも思える。
しかし彼奴は後足と長腹を地面に接し、立位を保っていた。伸びあがる体躯は優に、ホシノの背丈の三倍はある。
彼奴を最も異形たらしめているのは、頭部だった。縦長の終端には縦穴が空いている。そこが口だろうか。
そして目は……たったひとつが、顔の中央に嵌まっているだけだった。
ホシノの前に姿を現した、単眼の甲殻巨獣。それはモンスターとしか呼べぬ存在だった。
「ギシャァァァァアッ!」
怪物が咆哮する。空気をびりびりと震わす大音響に、思わず身が竦む。
彼奴はきょろきょろと首を動かしだした。ぴたりと止まる。ホシノの背が跳ねた。いやな予感は的中する。単眼は間違いなく己に向けられ、さらに……。獲物と定めている。
ブゥンッ!
「ッ!」
巨腕が薙いだ。その体躯から想像もできぬスピードだった。咄嗟に屈んだ頭上を、三本の鉤爪が通りすぎた。
ポニーテールを巻きあげる勢いである。まともに食らえばただでは済まない。それがはっきりとわかる。
「!」
逆の腕が振りあげられた。そのまま叩きつけられる。しかし陥没したアスファルトの上に、桃髪の少女はいない。
ドンッ! ドンッ! ドンッ!
「ギィィッ?!」
土煙に紛れ、ホシノは怪物の横部に周りこんでいた。彼奴の武器である、巨大な前腕。その射程外から三発の散弾を撃ちこむ。
大したダメージにはならなかった。二対の中腕にガードされ、胴体に命中しなかった。それも理由ではある。ただ単純に、怪物の甲殻が硬すぎることが最大の原因だった。
(なら、狙うのは……)
ホシノは的を一点に定める。ぎょろぎょろと動かし、今、自分を捉えた……目だ。
単眼の瞳は自然のものとは思えない。しかしそれは決して無機質ではなく、むしろ欲望を剥きだしにしている。
おぞましさに背が震えた。しかし盾を構えたホシノは、決して敵から視線を切らない。
「…………」
攻防はまだたったの一合だ。それなのに怪物は少女に対する警戒を強めていた。不用意に攻めず、じりじりと間合いを計る。
ホシノにも油断はない。小柄な身体すべてをシールドで隠すようにして、出方を窺う。
空気が揺らめいた。次いで風切り音が響く。
ガギンッ!
硬質な音と派手な火花が炸裂する。怪物の右掌が盾を叩いた。巨体を大きくしならせた一撃である。シールドはプラスチックの玩具のごとく吹きとぶ。剛腕の先に備えた鉤爪が、アスファルトに突きささった。
「ギィイッ!?」
しかしそこにはやはり、ホシノはいない。
インパクトの瞬間、少女は盾を捨てて跳躍した。そして長腕に乗った。それは怪物の胴体につながっている。辿れば急所に行きつくのは当然のことである。
桃色のポニーテールを翻し、ホシノは疾走った。
「ギシャァァァアッ!」
怪物も反撃する。左右の中腕、合わせて四本の腕で少女を捕らえにかかる。
それも折り込み済みだ。槍のごとき手指を潜り、飛んで、かわしながら一直線に駆ける。
(取った!)
あっという間に単眼を射程に置いた。
トリガーを引くその瞬間にも注意を切らさない。右腕は固定され、全ての中腕は伸びきり、左腕も遠い。彼奴の反撃よりも自分の銃撃の方が速い。そのはずだった。
次の瞬間。ホシノの身が跳ねあがった。
「!?」
射程距離外にあった左腕。それが地面を強く打った。硬い甲殻の表面はその衝撃をよく伝える。ヘテロギガントの全身が大きく震えた。振動がホシノを右腕から弾きとばす。
「このぉっ!」
宙に投げだされるが、まだ諦めない。単眼に向かって発砲する。しかし怪物の急所には当たらない。
アスファルトに衝突する前、ホシノは迫った右掌に捕らえられた。いかに猛者といえど落下中は自由が利かない。その隙を突かれてしまった。
「ぐッ!」
今度は自分が窮地に追いこまれた。ヘテロギガントの手は、小柄な少女の胴体を丸ごと包む。そこにゆっくりと力が加わっていった。
みし、みし……。
「っ、ぐあ……!」
骨身を圧す、不気味な音が響きだす。ボディアーマーごと砕かんばかりの握力だ。
しかし勝機はまだ残っている。怪物は捕獲した獲物をトロフィーのごとく掲げていた。この位置からならまだ、目を狙うことができる。
(動けっ……)
渾身の力で右腕を動かす。ハンドガンを抜き、全弾発砲した。射線を遮るものはない。今度こそ命中するはずだった。
「!?」
硝煙が晴れ、ホシノは見た。怪物の単眼は依然ぎらぎらと輝いている。はっきりと目が合った。
そして弾丸が届かなかった理由もわかった。怪物の口から舌が伸びている。異様に長い濡肉が、射撃を反らしたのだ。
ギリ、ギリ、ギリッ……!
「あ゛っ! うぅっ……!」
反撃を受けた彼奴はとうとう、獲物にトドメを刺そうとする。巨掌にこもる力がますます強くなった。剛圧をかけられた少女の身体が軋みだす。
「う……うぐっ……」
圧迫された胸骨は肺腑を膨らませない。ホシノは窒息に陥っていた。視界が端から狭まり、心臓が早鐘のように鳴る。
もはや勝負はあった。しかし。
ダンッ!
「あ゛……あ……」
怪物に容赦はない。追い打ちをかけた。ホシノの身体は勢いよく、地面に叩きつけられる。
酸欠に喘いでいた身体では受け身など取れない。後頭部が硬いアスファルトに直撃し、意識の混濁が急激に進む。
(みんな……せんせい……)
闇に沈みこむ前。彼女の脳裏には仲間たちと……先生の顔が浮かんでいた。そんな映像はぷつりと途切れる。同時にヘイローも消えた。気を失った証である。
「…………」
巨掌に収めた獲物がぴくりとも動かなかくなった。怪物はそれを認めると、のっしのっしと歩きだす。もちろんホシノを手にしたままだ。そして宙空の穴に入りこんだ。
怪物の姿が見えなくなって間もなく。裂け目もまた消えてしまった。
アビドスの夜はまた静けさを取りもどした。ひと気のない路地には、アスファルトの陥没とホシノの装備が残されるばかりだった。
◇
小鳥遊ホシノを倒したモンスター。その名はヘテロギガントという。言うまでもないが、アビドスに……いや。キヴォトスに存在する生物ではない。
世界を違える両者は本来、決して交わるはずはなかった。しかしどんな神秘か悪戯か。なにかが一人と一頭を引きあわせてしまった。
「あ……」
金と碧の瞳がゆっくりと開いていく。ホシノは目を覚ました。
剛圧をかけられた身体はまだ軋んでいる。手足はわずかにしか動かない。視線だけをさまよわせた。
(ここ……洞窟?)
壁も床も岩が剥きだしだった。その表面にはところどころ、光を発するコケのようなものが生えている。視界は悪くない。それでも出口までの道は窺えなかった。
「シャァァァ……」
唸り声が背後から聞こえた。ホシノの記憶はまだ生々しい。あの怪物がすぐ後ろにいるとわかった。
ここは彼奴の住処なのだろう。しかしどうして、自分を連れさったのか。
(た、食べられちゃう……!?)
最初に思いうかんだ理由は捕食だった。ホシノの顔がさぁっと青ざめる。
巨躯に反し、ヘテロギガントの口は小さい。おちょぼ口で少しずつ啄もうというのか。想像しただけで身の毛がよだつ。
「あ、ぐぅっ!」
咄嗟に逃げようとするが、動きは精彩を欠いていた。ホシノの胴体はあっさり巨掌に掴みあげられる。
怪物は己の腹部へ少女を導いた。そこには数対の補助肢が生えている。両脚を大きく開いた形で、ホシノは拘束された。
「……!」
いやな予感を覚えた。身体と身体をぴたりとくっつけられ、股間をつまびらかにされ……。ここから何が起こるのか。女の本能が警鐘を鳴らしだした。
「や、やめろっ……! 私にそんなの、できるわけ……!」
小柄かつ痩躯。確かにホシノの身体つきは、繁殖に適しているとは言いがたい。
しかし彼女と交戦したこのヘテロギガントは知っている。ホシノは一騎当千の強者だ。野生の世界ではなにより求められるものを持っている。
びっ! びりぃっ!
「あ……!」
胸部に生える二対の中腕で、怪物は少女の制服を剥いだ。ボディーアーマーは裂けなかった。ホシノの頭から無理やり引きぬかれる。彼女が身に着けるのは、桃髪をまとめた髪留めのみとなった。
少女は確信する。彼奴は自分と、交尾しようとしているのだ。
「や、やめろっ! はなしてぇっ……!」
ホシノはじたばたとあがく。腰がくねり、腹に筋が浮かんだ。ポニーテールも微かに揺れる。
しかし多数の脚に抑えこまれているのだ。手足が自由になることはなかった。
「…………」
無言のヘテロギガントはしばし、少女の裸形に視線を送る。細く、薄く、小さい。そんな身体のどこに多大な戦力を隠しているのか。その神秘を観察するかのようだ。
単眼に舐めまわすがごとく見つめられる。ホシノは恥辱で、ぶるりと震えた。
「あ!」
視姦はそう長くは続かなかった。怪物は欲望の形を露わにしだす。
拘束されて大きく開かされた脚の間。内腿と恥裂を擦りながら、それは勃ちのぼった。
(これ……オチンチン!?)
ホシノは未通である。男性のペニスを見たことはまだない。
しかし彼奴が伸ばす青黒の性器が異常であることは、はっきりとわかった。
まず太い。優に己の太腿ほどもある。それは根元から分かれ、二又となっていた。幹竿にはごつごつと血管が浮く。それが拍動すると熱気が昇り、異臭を撒きちらした。
醜怪な巨大生物の凶悪な双ペニスに、少女は圧倒されてしまう。
ずりっ!
「あっ!」
淫裂に沿って、牡性器がかち上げられた。握り拳のような亀頭はヘソを越え、みぞおちを過ぎ、喉元にまで迫る。縦割れの先端はまるで眼のごとく、ホシノの顔を見上げた。
ずりりっ!
「う、うぅ……!」
ヘテロギガントの腰はまた動く。恥部を強く大きく擦過された。包皮越しのクリトリスさえじんじんと疼きだす。
内腿に赤い痕が残るほどの乱暴な接触である。女体は身を守るために愛液を分泌させた。たったそれだけなのに。怪物はもう、準備を整えたつもりのようだった。
ぐち、ぐりっ!
「なっ……?! ま、待ってっ!」
ホシノの懇願は完全に無視された。巨大な亀頭が胎内へのくぼみに押しつけられる。それだけではない。もう片方のペニスは菊孔をも捉えていた。
二穴は同時に犯されようとしている。
「こ、こんなの、無理に決まってるでしょ!? 挿入るわけない……!」
首を振りむかせ、単眼の瞳へ必死に訴えかける。しかし怪物は人間の言葉など聞かない。胴体を掴む巨掌に、さらに力がこもった。
ぐ、ぐり! ぐりりゅうっ!
「ぎゃッ……あぁぁぁあ゛!」
肋骨と腹腔が軋みをあげた。剛腕はそのまま下へ向かおうとする。粘膜でできた繊細な孔が、無理やり拡げられていった。
いかに強者であってもその痛みは耐えがたい。ホシノはひたすらに叫びをあげる。
「はぁっ、はぁっ、うぐっ……!」
汗、涙、唾液に鼻水。美少女の顔はぐしゃぐしゃに汚れていた。
本来なら彼女の初体験は、このように行われるはずではなかった。柔らかなシーツの上で、愛する人と甘やかな時間を共有するはずだった。
しかし運命の悪戯により現実は改変された。ホシノの純潔はヘテロギガントの剛力のみをもって、破られていく。
ごぢゅっ! ごりっ!
「が……あ゛……」
肉が潰れる、いやな音がした。
身体を壊されるかもしれない。そんな危機に晒され、膣腔は勝手に開きだした。性粘膜はかっと熱くなり、濃い愛液が染みだす。
潤滑油を追加して、少しでも粘膜と内腑を守ろうという試みだったが……。
(な、なんでぇ……っ)
ホシノにとっては不本意でしかない。
叩きのめされ、連れさられて、手籠めにされようとしている。オスからそんな扱いを受けたのに、媚びへつらうような反応をしてしまう。屈辱だった。
「ギシシ……シャァァッ!」
とろとろと垂れおちる蜜の味は、肉棒からも伝わっているのだろう。ヘテロギガントは嬉し気な吠え声をあげた。当然、ホシノの耳にも届く。
(くそ……くそぉっ……!)
ぎゅっと閉じた瞳から涙がぽろぽろこぼれ落ちた。心はまだ耐えようとしている。しかし体はすでに屈しようとしていた。そのギャップを生みだす自分自身が許しがたい。
しかしホシノの辛苦はこれで終わりではない。いや、始まったばかりだ。
ぐっ、ぐぐっ! ぐぢぢぃっ!
「あ゛……ああ゛っ……!」
膣口と菊孔。敏感なふたつの粘膜が引き攣れる。ついに両穴に亀頭が潜りこんだ。
しかしまだ先端が埋まっただけだ。怪物の肉欲は満たされていない。幹竿を収めるべく、巨腕にさらに力が入る。
(無理、無理っ! やめてぇ……!)
ホシノはもはや声すら出せない。全身の緊張は顎にも及び、上下の歯が強く押しつけられていた。膣腔も肛門もきゅうきゅうと締まる。ヘテロギガントの怪力でも、挿入はスムーズにいかない。
ぐっ、ぐぎぎ……ぐぢぃっ!
不気味な軋音を伴って、少女のナカに少しずつ剛肉が埋められていく。双巨根の道行はミリの単位だった。純潔の証をいつ破られたのか。痛苦の渦中にある少女は、それさえもわからない。
ホシノにとって永遠にも思える時が過ぎる頃。牡性器の侵攻が止まった。
「ぐぎィッ!」
膣腔の最奥。ヘテロギガントの最先端はそこに行きついていた。
子宮の入口を強押されるなど、ホシノは初めてだ。腸を潰されるような圧痛と……重い性感が身体中をのたうち回る。そのまま絶頂に押しこまれた。
「はっ、はぁっ……! あぁっ!?」
法悦に揺蕩う意識は、辛苦により引きもどされた。止まったと思った怪物の歩み。それが再開されたからだ。
その理由は単純である。彼奴の牡性器はまだ、半分以上が外部に取りのこされたままだった。
ぐぐっ! ぐぢっ! ぐぎぃっ!
「や、やめてぇっ! も、むり……あ、あぁぁぁあ゛!」
怪物は己の満足を求めて前進を続ける。二又の牡性器である。膣道の裏側、直腸も同時に侵略に晒された。腹にはふたつの熱さと重さが追加されていく。
ずんっ……!
ついに二本の巨根が、ホシノのナカに押しこめられた。
美しかった身体のラインは今や見る影もない。薄かった腹はぼこりと、滑稽なほど盛りあがっていた。
「ぁ……ぅぅ……」
ここまで姿形を変貌させられたのに。少女の反応は静かだった。唇から漏れるのは細い吐息と涎だけで、頬には青みが差している。
その理由はヘテロギガントのペニスにあった。双巨根は横隔膜を突きあげ、喉元まで押しこんでいる。ホシノは呼吸ができていないのだ。
酸欠による悪寒は指先から訪れた。それらはじわじわと体奥にも広がる。
しかし膣腔と直腸に埋められたペニスは、異様な熱を発していた。粘膜は内側から灼かれていく。
相反する知覚がホシノを追いつめる。
(お、おちる……)
意識がだんだんと黒く塗りつぶされていく。完全にブラックアウトする、その一瞬前のことだった。
ごりごりごりごッ!!
「がはッ……あぁぁぁぁあああ゛ッ!!」
ヘテロギガントは両牡性器を引きぬいた。ホシノのオッドアイがかっと見開かれる。桃唇も大きく開いた。そこから悲鳴が搾りだされる。
「がはッ、はっ、はぁっ、はっ……!」
膣腔と肛門は壊れんばかりの衝撃を伝えてきた。しかし少女は今は、貪るように酸素を取りこむ。腹腔がびくびくと波打った。
呼吸が戻ったからだろうか。ホシノは我が身を蝕む淫熱を自覚した。
(おなか、おかしい……)
極太の肉根により、膣腔は無理な拡張を受けた。解放された今、血液が勢いよく流れこんでくる。じんじんとした痺れと疼きに苛まれた。
それらは少しずつ性質を変えていく。ホシノがその正体を掴もうとした時。
どぢゅンッ!
「~~~ッ! ぅあっ……」
双つのペニスが再び、膣腔と直腸を侵した。体内を急激に圧迫されて、呼吸が急停止する。
少女の辛苦に構うことなく、ヘテロギガントは勢いよく巨掌を上げる。
ごりゅりゅりゅっ!
「あ、はぁぁあ゛ッ!!」
掴まれていたホシノの身体ももちろん、同時に掲げられた。桃色のポニーテールは急動に追従し、跳ねあがる。
ごぢゅっ! ぐじっ! ぐちゅっ! ぎゅぢゅ!
「がッ……、っ、あぁっ、ぐぎッ! ……ぃぃいイッ!!」
巨躯の怪物はいよいよ、本格的な性運動を始める。
牡性器を押しこまれると黙り、引きぬかれると叫ぶ。ホシノは交尾の状況をこの上なく正確に表していった。
(しぬ……しんじゃう……?)
少女の内心に死の影がちらつく。
太腿ほどの肉杭が二本、体内を擦りたてているのだ。常人ならすでに絶命していてもおかしくない。少なくとも粘膜の断裂や股関節の脱臼は免れまい。
しかしホシノは壊れていなかった。キヴォトス最高の神秘とまで称された肉体は、異種姦にも高い適性を発揮した。
「ギシ……シシシシ!」
どれほど手荒に扱っても良い。ヘテロギガントも承知したようだ。抽送はさらに速さと激しさを増す。細い首とともにポニーテールががくがく揺れた。
(こ、こんなの……っ)
玩具のように扱われている。そんな実感は少女に屈辱を抱かせた。なんとしても一矢報いてやろうと心に火を灯す。
しかし。
どごンッ!
「ッ~~……!」
ひときわ強い突きこみがホシノを襲った。子宮口を殴りつけられ、肛門が拡げきられる。次の瞬間のことだった。
どくんっ! どくんっ! どくんっ! どくんっ!
ヘテロギガントは射精を開始した。
膣内と腸内への同時注液である。ホシノの腹がみるみる間に膨らみだす。
「~~~~ッ! ぉ、ぉ……」
少女の声は幽かだった。それは当然、衝撃の強さと比例していない。
咽喉にまで達する、ヘテロギガントの牡性器。そこからさらに質量が加えられるのだ。気管を開く隙間もなかった。
どくんっ! どくんっ! どくっ!
「あ、あぁ、ぁ……」
二又の巨根はなおも拍動し、大量の濁液が体内を満たす。子宮は水風船のごとく膨れ、直腸に注がれた精液は消化管を逆流する。胃にまで昇ってきた。
少女の薄腹が妊婦のように変貌した頃。ようやく、注ぎこみが終わった。
ずろろろろっ!
「あ゛っ……、あぁあ゛!」
異形のペニスが引きぬかれた。強靭なカリ首が膣ヒダと菊孔をめちゃくちゃに擦過する。
ホシノの膨腹はぴくぴくと痙攣しだした。その動きに合わせ、体内へ浸入りそこなった精液が噴きだす。重い音を立てながら白濁の水たまりができていく。
(こ……こんなにだされたら……)
小鳥遊ホシノとヘテロギガント。ともに生類であるが、両者の共通点を探すことは極めて難しい。
しかし己に注がれた胤汁の多さと、粘りと、熱さは……。女が辿る最悪の結末を予感させるに充分なパワーを持っていた。
ずぶんっ!
「うっ!? ぅぅ……ッ」
再び双剛直がホシノに突きこまれる。喉を塞がれ、声が封じられた。
体内は徹底的に耕された。さらに大量の精液が潤滑剤の役割を果たす。挿入は一度目よりもスムーズだった。
「あ……が……ああ゛……」
だからといって苦痛が減じるはずもない。ペニスから放たれる熱、内腑を圧す質量、酸欠の苦しさ。それら全てがまた、少女の小さな身体に渦巻きだす。
「や、やめ……!」
なんとか搾りだした訴えは当然のごとく無視された。
薄暗い洞窟の中、ホシノと怪物の交尾はまだ続けられる。
◇
八腕と巨躯を持つ甲殻蟲は今日も、己の住処で腹部をいきらせていた。
ぼちゅっ!
「あ、あぁっ!」
すると重い水音と高い嬌声が薄暗い洞窟に響く。怪物の苗床に見初められた少女……小鳥遊ホシノは今日も種付けを受けている。
もう幾度目の性交かもわからない。体内深くまでペニスを突きこまれると、結合部からは白濁液が大量に溢れだした。
「はぁっ、はっ、はぁっ……」
怪物の剛腕に裂かれ、衣服はすでに用を為さない。結んだポニーテールのヘアゴムが唯一、彼女が身に着けるものだった。
そしてなにより変えられたものは……ホシノ自身の身体だった。
(私……もう……)
薄かった少女の腹は今、硬く張りつめていた。小ぶりな胸の頂点、乳首も色味と厚さを増している。
異形のバケモノに犯され、その仔を身籠った。そんな現実は明らかだった。
「はぁっ、あぁぁっ……」
己以外の鼓動がどくんどくんと身体を揺らす。常にのしかかる巨重により、骨盤は鈍痛に晒され続けていた。
苦痛と絶望。そうとしか言えない状況である。少女であるなら発狂してもおかしくない。しかしホシノは違った。
(帰るんだ……絶対に!)
彼女は諦めてはいなかった。
アビドスの仲間たちや、先生。彼らが待つ場所になんとしても帰る。その一心を手放していなかった。
ホシノは歯を食いしばり続ける。金と碧の瞳にはまだ輝きが宿っていた。
どちゅっ!
「うっ……うぅっ!」
そんな気概を壊すかのように。双巨根が体内を掻きまわした。
薄い腹にペニスのシルエットが浮く。吐き気がこみ上げ、意識が遠くなる。しかし気絶は許されない。抽送は続いているからだ。
ぶちゅっ! ぷぢゅっ!
ヘテロギガントはホシノのことをいたく気に入っていた。眠る時でさえ、腹部に生えた補助肢は少女を拘束しつづけている。逃げだす機会はない。
休むことなく続く交尾は、ホシノの知覚にも変化を及ぼしつつある。
どちゅっ!
「あ、あぁんっ! ……!?」
突きこみに合わせ、艶めいた声が漏れた。肛門から這いのぼった悦が原因だった。頬に差す赤みがさらに濃くなる。
(くそぉ……なんで……っ)
処女口も排泄孔も、巨躯の怪物に強姦された。その上、望まぬ妊娠さえ押しつけられた。
なにもかもが異常な性交だ。それなのに快楽を覚えてしまうなんて……。
どぢゅっ! ぐじっ! どぼんっ!
「うぁぁあ……あ゛! あぁっ!」
自覚した性感はしつこかった。ホシノの背にぴたりとつきまとう。掻き壊された膣腔も、重く弾む子宮も、今や悦波を発してくる。
それに合わせて少女は快楽を歌いあげる。体内すべてを侵すようなねじ込みにも、順応しはじめていた。
どずンッ!
「!? うぁ……っ」
脳天まで貫くような突きこみが少女の体内を襲う。それがトドメとなった。ホシノは絶頂に押しあげられる。
そして同時に、両牡性器も拍動しはじめた。
どくんっ! どくんっ! どぷっ! どくっ! どくんっ!
「ふぅぅ……あぁぁっ!」
二又のペニスは今日も同時に射精する。子宮と直腸を蝕む淫熱に、ホシノはぶるぶると震える。
また汚されてしまった。そう思うのに、金と碧の瞳を滲ませるのは悦涙だった。
ぐいっ!
「あ、がっ!」
突然、頭に痛みが走った。ヘテロギガントの中腕がホシノのポニーテールを掴んだのだ。髪束を乱暴に引っ張られる。細い首を無理やり反らされ、上を向かされた。
「ひぃっ!」
視界の下からぞろりと、触手が現れた。その正体は怪物の口中から伸ばされる、しなやかな口吻だ。
それがなにを行うか。ホシノはすでに知っている。だが、拒絶の言葉をあげる暇さえなかった。
ぐちっ!
「むっ……おお゛……っ」
長肉はヘビのように宙空でくねると、開いた桃唇に侵入した。勢いのまま喉奥を突く。鼻の奥にツンとした痛みが走る。汗がじわりと額に浮かんだ。
彼女の苦難はこれで終わらない。
どぽっ、どぷっ、どぷっ!
「お……おお゛……ッ」
どろどろとしたものが口内に注ぎこまれていく。口腔を肉管に征させ、吐きだすことはできない。おぞましい流体を飲みこむしかなかった。
必死の努力は実を結ぶ。ホシノは吐瀉物での窒息を免れることができた。
「おぇ……」
長口吻は退かれたが、桃唇は開きっぱなしとなる。そこから酸臭が立ちのぼった。そんな出義事も少女の恥辱を煽る。
どぢゅっ!
「ぐぅっ……ぅぅ……ッ!」
苗床に栄養を補給させたからか。双つの巨根の勢いが増した。
どずっ! どぢゅっ!
怪物の抽送には情け容赦が全くない。悦嵐の最中にあっても、ホシノは疑問を抱かずにはいられなかった。
(あかちゃん、心配じゃないの……!?)
自分が身籠るものは間違いなく、背後の怪物の仔どもだ。それなのに彼奴の性交はあまりに荒々しい。胎児のことなどどうでもいい。そんな意思がはっきりと伝わる。
しかしホシノのナカに宿るものもまた、紛れもない怪物なのだった。
どごんっ! どむっ!
「ぐぅうっ?! がっ、あ゛ぁッ!」
ピストンではない。内部からの強震がホシノの骨身を軋ませた。父に抗議するかのごとく、胎児が子宮の壁を蹴りあげたのだ。
反発を受けて、背後のヘテロギガントはますます荒ぶる。
どすっ! どごんっ! どぶちゅっ!
「あ゛うッ! あ゛! がぁッ……!」
怪物どもはホシノの内外で猛りくるう。粘膜は引き攣れ、骨盤はぎしぎしと悲鳴をあげた。腹を破かれる。そんな危惧は決して杞憂ではあるまい。
暴虐に晒される少女ははっきりと確信する。
(こいつら、やっぱり……怪物なんだ……)
アビドスで対峙した時から理解していたつもりだった。しかし彼奴らは例え同属であっても、慈しむことも慮ることもない。人間とは根本から違うのだ。
(そんなのが、私のおなかに……?)
文字どおりの怪物は今まさに、己の血肉を貪っている。少女はそれを思いだした。おぞましさと恐怖が、ホシノの身体をさらに震わせていった。
◇
どくん……どくんっ。
「う、うぅ……っ、ぐぅっ!」
呻きのような声が洞窟に反響する。体奥から湧く鼓動がホシノを悩乱させていた。
怪物の仔どもを身籠った。しかし悲劇はこれで終わりではない。それに膣腔を進ませ、陰唇を通し……この世に送りださねばならない。
そんな産辱が今まさに始まろうとしていた。
「やだ……やだぁっ……」
臨月に至った少女の腹は異様なまでに膨らんでいた。両腕で輪を作っても抱えきれないほどだ。
白肌は引きのばされ、その下の静脈を浮かびあがらせる。時おり、ぼこりという不気味な音があがる。それ合わせて肉瘤が腹肌に盛りあがった。
巨躯の怪物、ヘテロギガント。彼奴は女の胎を使って繁殖する。しかし被害者の様相がここまで変わることは普通、ない。
「はぁっ、あぁぁ!」
全ての原因は小鳥遊ホシノにあった。
小柄で薄い肉付きながらも、頑強で優良。そんな彼女は異種の苗床としても良く機能した。結果、怪物の仔はその身に複数、宿されることとなった。
ぐぢちっ。
「う……あぐぅっ!」
ヘテロギガントの双牡性器はいまだ、膣腔と直腸に突きこまれている。過大な質量と熱量が体内を征していた。
しかし突如として怪物のペニスが引きぬかれた。すなわち、巨大な栓が引きぬかれる。
「ふ、ぅぐっ、うぐぅぅぅうッ!」
その途端、津波のごとき産気が小さな身体に押しよせる。産みたくない。必死の一心さえ流されていった。
ごりゅっ……ごぢゅっ!
「あ、ああ゛、あ゛ぁ!」
そして仔もまた、親の心など知らぬとばかりに無理な前進を行う。その道行はホシノの腹にしっかりと浮かびあがっていた。
「あ゛ッ、いやっ、あ゛がぁぁ!」
体内から湧く、ごちゅっ、ごりゅという音。桃唇から奏でられる少女の声。それらに合わせて、ホシノの腹が蠕動した。
ぐ、ぐぐぐぅ……!
「うぁぁあ゛! あ゛あッ!」
あまりに鮮烈な邪悦が、ホシノを一気に絶頂まで導いた。体内最大の性感帯である、子宮口。そこをナカから拡げられたのだ。初めて味わう性感に成す術もなかった。
「はぁっ、はっ、あぁぁっ!」
分娩イキの証は身体にはっきり現れる。頬は真っ赤に染まり、額からはおびただしい汗が流れた。
胎内にも法悦の反応があった。子宮口は胤を求めるかのごとく緩む。異形の赤仔はその隙を逃さなかかった。
ずずずずっ……!
「あッ……ぐぅぅウッ!」
大躯を強引にねじ込む。窄まった肉輪は無理やり拡げられ、引き攣れるような産悦がホシノを貫いた。我が仔が膣道へ下りた後も、母は絶え間ない子宮絶頂に晒される。
四六時中、太厚の巨根を埋めこまれていた。胎児が進む路はしっかりと舗装されている。
膣ヒダを逆撫でしながら大きなものが下りてくる。その様子は腹上からも窺えた。ぼこ、ぼこりと盛りあがる肉瘤は明らかに、陰唇を目指している。
しかしスムーズな分娩は突如として滞る。
ぐ、ぐぐぐっ!
「ひぃっ、ぃいいっ! ……あぁぁあ゛ンッ!」
細首が反らされると、ポニーテールが舞った。ホシノの悩乱を雄弁に物語る。
少女を襲う邪悦。それは膣口にかかった強烈な圧力が原因だった。
いかにヘテロギガントの巨根とはいえ、その亀頭は胎児の頭より大きくはない。引きのばされきったはずの性粘膜が、さらにみちみちと軋音を立てる。
「あう゛ッ! あ゛! あぁッ!」
身体がふたつに裂けてしまう。そんな想像は荒唐無稽とは思えない。ホシノの脳裏にははっきりとした死の予感が忍びよる。
しかし彼女は頑丈だった。腹も膣も破けず、代わりに五体を砕かんばかりの悦を味わう。小陰唇を押しだしながら、黒いものが体内から現れた。
ぶ……ぶぢゅンッ!
「あ゛……がぁぁあッ!」
重苦しい水音が洞窟の岩壁に反響し、ホシノの鼓膜を震わせる。続いて少女に訪れるのは凄まじいほどの解放感と……悦感だった。
性粘膜は理外の快楽を発する。信号の多大さに少女の脳は耐えられなかった。強制的な絶頂が神経の隅々を冒していく。
「はぁ、はぁ……はぁっ」
ホシノは法悦の世界に揺蕩う。目はぼんやりとしか働かなかった。しかし股の間で蠢くもの……すなわち産んだばかりの我が仔には、確かに焦点が合った。
(これ……わたしの、あかちゃん……?)
醜い。オッドアイが捉えたものに、ホシノはそんな感想を抱く。
ヘテロギガントの幼体はすでに、特異な構造を完成させていた。四対八腕と、三つに分かれた胴体と、ぎょろりと開いた単眼。
怪物としか言いようのない外見である。しかしそれは間違いなく、己の血肉で育てたものなのだ。
「や……やだ、やだぁ……」
少女は現実を必死に否定しようとした。涙を流し、細首を力なく振る。それでも怪物と自分は今も、細い肉管でつながっていた。へその緒だ。
両者の血縁をこの上なく確定的にするもの。その存在がホシノの心を追いつめる。
「はぁ、はぁ……?」
小柄な少女は母になったばかりだ。しかしまだ、産苦から逃れられてはいない。
巨胎児を産みおとしたというのに、腹はいまだに大きく膨らんだままだ。ホシノは今さらのように思いだす。
己の腹にはまだ、怪物の仔がうずくまっているのだ。
どくんっ!
「!? ひぎッ……!?」
胎動が再び全身を震わせた。はらわたに錘を吊りさげられ、引きずりおろされる。そんな感覚だった。
ホシノはまだ、己のナカから赤仔をひり出そうとしている。しかしそれが進むのは膣腔ではなく……直腸だった。
「おっ、おしり……!?」
驚愕が思わず、桃唇から転がり出る。しかし全身に巡る衝撃と邪悦は過大すぎた。喉を絞りあげられてしまう。
代わりに心の中で何度も疑問を叫ぶ。
(なんで!? なんでぇ……!)
怪物の精子で妊娠させられる。それはまだわかる。しかしどうして、胤を受けとめ仔を育てる子宮もないのに、アナルセックスで身籠るのか。ホシノにはどうしてわからない。
そして答えもなかった。
異なる世界を生き、交わるはずのなかった両者。その邂逅が神秘なる生殖を果たしたとしか言いようがない。
「あ、あ……あ゛!」
理由より重要な事実がある。肛門の細かい開閉に合わせて、穢悦がホシノを蝕んでいった。
昼も夜も穿りかえされていたのだ。巨胎児もまた、拡がった直腸を潜っていく。しかしその動きはやはり、出口の付近で滞ってしまう。
「ぐぎ……あぁぁぁあ゛ッ!」
巨胎児の頭部が排泄孔の窄まりにひっかかった。菊皺は内側から押され、限界まで引きのばされる。重さがそのまま、ホシノが味わう穢悦と痛苦となる。
一刻も早く解放されたい。少女はその一心に支配される。
「で、でて……でてぇッ……!」
腹をへこませ、必死で息む。花貌は真っ赤に染まり、汗がだらだらと垂れおちた。
しかし筋肉は断裂してしまったようだ。震えるばかりで全く力が入らない。
「ひっ、ひぃっ、いぃぃ……!」
そこは消化管の終端だ。出すことが専門とはいえ、赤仔の通過は想定外だろう。異物に抗うように、菊門はきつく閉鎖される。
我が仔が産まれぬのは不本意なのか。背後のヘテロギガントはホシノの分娩に手を貸した。
ずぶんっ!
「ぎ……ぁぁぁあ゛!」
その方法は乱暴極まる。直腸の向かい道、膣腔を牡性器で埋めたのだ。続いて、小柄な身体を揺するように上下させる。挿しこんだ太棒で掻きだそうとした。
「あっ! あ……ッ……あ゛!」
補助というにはあまりに無体な行いだ。しかし無理やりとはいえ、少女の菊皺は少しずつ解れだす。
そしてその時は間もなく訪れた。
ぶ……ぶぢゅンッ!
「がっ、あぁ……! あぁぁあ゛!」
繊細で敏感な粘膜孔。そこから痺れるような穢悦が駆けぬけた。同時に重い水音が響く。牡性器の抜去とともに、胎児が菊縁から這いだした。
肛門から赤仔を産む。人間では決して起こり得ない生殖を、小柄な美少女はなんとか完遂した。
しかしホシノの瞳は信じられないものを目撃する。
「え……え?」
己の腹はまだ、異様な膨らみを保っている。自分のものではない鼓動も体内を揺すりたてていた。
死ぬような思いで分娩を果たしたのに。異種出産の苦と悦はまだ終わってはいない。
覚悟する暇もなかった。腹に強い圧力がかかったと思った、その瞬間だった。
ぶぢゅっ! ぶぢゅぢゅっ! ぶぢゅンッ!
「あ、あぁぁあ゛! あぁぁぁーーーーッ!!」
両孔から異種の胎児どもが滑りおちた。
掻きこわされた膣腔と、押しひろげられた肛門。少女の二孔はもはや怪物の為すがままだ。ほとんど抵抗なく産みおとしてしまう。
「あ……あ゛ぁ……」
それでも産悦は過大だった。ひくひくと蠢く陰唇と肛門がその余韻を物語る。肥厚した乳首からは、母乳さえも溢れだした。
両瞳はぐるりと上を向く。金と碧の輝きは失せていた。しかしホシノの意識はかろうじて現世に踏みとどまっている。
(あし……うごかない?)
人間ではあり得ぬ、二穴からの分娩。それを経験した股関節は外れてしまった。補助肢に捕らえられた両脚は、もはやぴくりとも動かない。
強烈な痛みが生じて然るべきだった。しかしホシノの脳を巡るのは悦感だけだ。大渦のようなそれは全ての知覚を巻きこみ、飲みこみ、砕いてしまった。
ずぶっ!
「お゛……お゛ぉ……っ」
荒い息を吐く桃唇が塞がれた。ヘテロギガントの長口吻である。伴侶の初出産を見届けた愛妻家のごとく。熱烈なキスを課す。
しかし当のホシノはたまったものではない。酸素の供給が途絶え、肺腑が喘ぐ。心臓が痛むほど拍動しだした。
どぷっ、どぴゅっ、どぼんっ。
「むぉぉおっ……おぉぉ……!」
どろりとした半固形のものが唇内に流れこむ。胃の腑に収めなければ窒息してしまう。忙しなく喉を動かし、必死にヘテロギガントの吐瀉物を飲みくだした。
「はぁっ、は、はぁ……」
怪物が少女に滋養を施す理由。それはひとつしかない。まだまだ自分の仔を出産させるためだ。
「あ……あぁ……っ」
ホシノもそれを悟ってしまう。自分にはこれからも孕辱が待っている。
どぢゅっ! どむっ! どすんっ! どむっ!
双巨根はさっそく、同時挿入と重ピストンを再開した。
膣腔は濃密な愛液に濡れ、菊孔は柔らかく広がる。股関節が外れた骨盤は緩み、さらに奥深くまで牡性器を迎えいれた。
怪物の経産婦は、より多くの肉悦を提供できる存在となっていた。
「ギシャァァア!」
ゆえにヘテロギガントはますます、生殖行為に逸りだす。激しい抽送は体内と粘膜縁を容赦なく擦りたてた。
それでもキヴォトス最高の神秘を宿す肉体は壊れない。しかし精神は別だ。強烈な邪悦は遠からず、少女の正気を粉砕しまうだろう。
(みんな……せんせい……)
その前触れだろうか。瞼裏には次々と、大切な人の顔が浮かぶ。揺さぶられる脳はその影を少しずつ薄れさせていく。
(せんぱい……)
薄水色の長い髪と優しい笑顔も例外ではなかった。ホシノの知覚は全て、巨躯の怪物がもたらす孕悦に塗りつぶされていった。