不可解な失踪事件の続発を受け、
ホシノは夜のアビドスをパトロールします。
臨戦態勢を整えた彼女が遭遇したものは、
キヴォトスには存在しないはずのモンスターで!?

住処に連れ去られたホシノは巨根で犯され孕まされ、
怪物の仔を二穴から出産します……。

1 / 1
Skebにてご依頼を受け、執筆した作品です。
お楽しみいただければ幸いです!


小鳥遊ホシノ、ヘテロギガントの二穴苗床となる

 小鳥遊ホシノは日夜、アビドス自治区のパトロールを行っている。そんな彼女の耳に妙な話が入ってきた。

 

(行方不明だなんて……穏やかじゃないねぇ)

 夜半に出歩いていた者が忽然と姿を消す。最近、そんな出来事が増えているという。なにかの組織が関わっているのだろうか。軽く調査してみたが、手がかりは掴めなかった。

 

 ゆえにホシノも警戒を強めていた。

 制服の上にハンドガンを差したボディアーマーを着こみ、シールドはあらかじめ展開させておく。普段は遊ばせておくロングヘアも、束ねてポニーテールにした。

 姿見の前でくるりと回って装備のチェックを行う。

 

「よし」

 金と碧のオッドアイが、ぬかりのないことを確認した。

 背丈は低く、手足は細く、身体は薄い。しかし臨戦態勢を整えた少女は凛々しく勇ましい。その姿を誰に見せることもなく、ホシノは巡回に出かけた。

 

 ◇

 

 夜間のパトロールも慣れたものである。ひと気のないエリアに行きついた。そんなところこそしっかりと見回らなければならない。

 そして今まさにそこで、異常が発生していた。

 

「! これは……」

 アスファルトから離れた宙空に、三日月型の穴が開いている。少女の瞳にはそう映った。

 ホシノが両手を広げたほどの長さである。それは夜にあってもなお闇深く、微震が周囲の空気を揺らしている。

 まるで、世界に生じた裂け目のようだ。

 

(そうだ、先生に連絡しないと……)

 ホシノの脳裏には先生の顔が思いうかんだ。今回も力になってくれるはずだ。踵を返そうとした時。真っ黒な裂け目の中央が、ぼこりと盛りあがった。

 

「!!」

 節くれだった巨樹が伸びていく。それが鉤爪を備える三叉の手とわかるのに、少し時間がかかった。

 掌はきょろきょろと宙をさまよった後、地面に下りた。異様な指がアスファルトをしっかりと掴む。それを支えにして、大腕の持ち主が姿を現す。

 

(な、なに……これっ……!)

 頭、胸、腹の三つに分かれた身体。胸から生えた四対八本の脚。黒光りする甲殻が全身を覆っている。これだけならクモにも思える。

 しかし彼奴は後足と長腹を地面に接し、立位を保っていた。伸びあがる体躯は優に、ホシノの背丈の三倍はある。

 

 彼奴を最も異形たらしめているのは、頭部だった。縦長の終端には縦穴が空いている。そこが口だろうか。

 そして目は……たったひとつが、顔の中央に嵌まっているだけだった。

 

 ホシノの前に姿を現した、単眼の甲殻巨獣。それはモンスターとしか呼べぬ存在だった。

 

「ギシャァァァァアッ!」

 怪物が咆哮する。空気をびりびりと震わす大音響に、思わず身が竦む。

 彼奴はきょろきょろと首を動かしだした。ぴたりと止まる。ホシノの背が跳ねた。いやな予感は的中する。単眼は間違いなく己に向けられ、さらに……。獲物と定めている。

 

 ブゥンッ!

「ッ!」

 巨腕が薙いだ。その体躯から想像もできぬスピードだった。咄嗟に屈んだ頭上を、三本の鉤爪が通りすぎた。

 ポニーテールを巻きあげる勢いである。まともに食らえばただでは済まない。それがはっきりとわかる。

 

「!」

 逆の腕が振りあげられた。そのまま叩きつけられる。しかし陥没したアスファルトの上に、桃髪の少女はいない。

 

 ドンッ! ドンッ! ドンッ!

「ギィィッ?!」

 土煙に紛れ、ホシノは怪物の横部に周りこんでいた。彼奴の武器である、巨大な前腕。その射程外から三発の散弾を撃ちこむ。

 大したダメージにはならなかった。二対の中腕にガードされ、胴体に命中しなかった。それも理由ではある。ただ単純に、怪物の甲殻が硬すぎることが最大の原因だった。

 

(なら、狙うのは……)

 ホシノは的を一点に定める。ぎょろぎょろと動かし、今、自分を捉えた……目だ。

 単眼の瞳は自然のものとは思えない。しかしそれは決して無機質ではなく、むしろ欲望を剥きだしにしている。

 おぞましさに背が震えた。しかし盾を構えたホシノは、決して敵から視線を切らない。

 

「…………」

 攻防はまだたったの一合だ。それなのに怪物は少女に対する警戒を強めていた。不用意に攻めず、じりじりと間合いを計る。

 ホシノにも油断はない。小柄な身体すべてをシールドで隠すようにして、出方を窺う。

 

 空気が揺らめいた。次いで風切り音が響く。

 

 ガギンッ!

 硬質な音と派手な火花が炸裂する。怪物の右掌が盾を叩いた。巨体を大きくしならせた一撃である。シールドはプラスチックの玩具のごとく吹きとぶ。剛腕の先に備えた鉤爪が、アスファルトに突きささった。

 

「ギィイッ!?」

 しかしそこにはやはり、ホシノはいない。

 インパクトの瞬間、少女は盾を捨てて跳躍した。そして長腕に乗った。それは怪物の胴体につながっている。辿れば急所に行きつくのは当然のことである。

 桃色のポニーテールを翻し、ホシノは疾走った。

 

「ギシャァァァアッ!」

 怪物も反撃する。左右の中腕、合わせて四本の腕で少女を捕らえにかかる。

 それも折り込み済みだ。槍のごとき手指を潜り、飛んで、かわしながら一直線に駆ける。

 

(取った!)

 あっという間に単眼を射程に置いた。

 トリガーを引くその瞬間にも注意を切らさない。右腕は固定され、全ての中腕は伸びきり、左腕も遠い。彼奴の反撃よりも自分の銃撃の方が速い。そのはずだった。

 次の瞬間。ホシノの身が跳ねあがった。

 

「!?」

 射程距離外にあった左腕。それが地面を強く打った。硬い甲殻の表面はその衝撃をよく伝える。ヘテロギガントの全身が大きく震えた。振動がホシノを右腕から弾きとばす。

 

「このぉっ!」

 宙に投げだされるが、まだ諦めない。単眼に向かって発砲する。しかし怪物の急所には当たらない。

 アスファルトに衝突する前、ホシノは迫った右掌に捕らえられた。いかに猛者といえど落下中は自由が利かない。その隙を突かれてしまった。

 

「ぐッ!」

 今度は自分が窮地に追いこまれた。ヘテロギガントの手は、小柄な少女の胴体を丸ごと包む。そこにゆっくりと力が加わっていった。

 

 みし、みし……。

「っ、ぐあ……!」

 骨身を圧す、不気味な音が響きだす。ボディアーマーごと砕かんばかりの握力だ。

 しかし勝機はまだ残っている。怪物は捕獲した獲物をトロフィーのごとく掲げていた。この位置からならまだ、目を狙うことができる。

 

(動けっ……)

 渾身の力で右腕を動かす。ハンドガンを抜き、全弾発砲した。射線を遮るものはない。今度こそ命中するはずだった。

 

「!?」

 硝煙が晴れ、ホシノは見た。怪物の単眼は依然ぎらぎらと輝いている。はっきりと目が合った。

 そして弾丸が届かなかった理由もわかった。怪物の口から舌が伸びている。異様に長い濡肉が、射撃を反らしたのだ。

 

 ギリ、ギリ、ギリッ……!

「あ゛っ! うぅっ……!」

 反撃を受けた彼奴はとうとう、獲物にトドメを刺そうとする。巨掌にこもる力がますます強くなった。剛圧をかけられた少女の身体が軋みだす。

 

「う……うぐっ……」

 圧迫された胸骨は肺腑を膨らませない。ホシノは窒息に陥っていた。視界が端から狭まり、心臓が早鐘のように鳴る。

 もはや勝負はあった。しかし。

 

 ダンッ!

「あ゛……あ……」

 怪物に容赦はない。追い打ちをかけた。ホシノの身体は勢いよく、地面に叩きつけられる。

 酸欠に喘いでいた身体では受け身など取れない。後頭部が硬いアスファルトに直撃し、意識の混濁が急激に進む。

 

(みんな……せんせい……)

 闇に沈みこむ前。彼女の脳裏には仲間たちと……先生の顔が浮かんでいた。そんな映像はぷつりと途切れる。同時にヘイローも消えた。気を失った証である。

 

「…………」

 巨掌に収めた獲物がぴくりとも動かなかくなった。怪物はそれを認めると、のっしのっしと歩きだす。もちろんホシノを手にしたままだ。そして宙空の穴に入りこんだ。

 怪物の姿が見えなくなって間もなく。裂け目もまた消えてしまった。

 

 アビドスの夜はまた静けさを取りもどした。ひと気のない路地には、アスファルトの陥没とホシノの装備が残されるばかりだった。

 

 ◇

 

 小鳥遊ホシノを倒したモンスター。その名はヘテロギガントという。言うまでもないが、アビドスに……いや。キヴォトスに存在する生物ではない。

 世界を違える両者は本来、決して交わるはずはなかった。しかしどんな神秘か悪戯か。なにかが一人と一頭を引きあわせてしまった。

 

「あ……」

 金と碧の瞳がゆっくりと開いていく。ホシノは目を覚ました。

 剛圧をかけられた身体はまだ軋んでいる。手足はわずかにしか動かない。視線だけをさまよわせた。

 

(ここ……洞窟?)

 壁も床も岩が剥きだしだった。その表面にはところどころ、光を発するコケのようなものが生えている。視界は悪くない。それでも出口までの道は窺えなかった。

 

「シャァァァ……」

 唸り声が背後から聞こえた。ホシノの記憶はまだ生々しい。あの怪物がすぐ後ろにいるとわかった。

 ここは彼奴の住処なのだろう。しかしどうして、自分を連れさったのか。

 

(た、食べられちゃう……!?)

 最初に思いうかんだ理由は捕食だった。ホシノの顔がさぁっと青ざめる。

 巨躯に反し、ヘテロギガントの口は小さい。おちょぼ口で少しずつ啄もうというのか。想像しただけで身の毛がよだつ。

 

「あ、ぐぅっ!」

 咄嗟に逃げようとするが、動きは精彩を欠いていた。ホシノの胴体はあっさり巨掌に掴みあげられる。

 怪物は己の腹部へ少女を導いた。そこには数対の補助肢が生えている。両脚を大きく開いた形で、ホシノは拘束された。

 

「……!」

 いやな予感を覚えた。身体と身体をぴたりとくっつけられ、股間をつまびらかにされ……。ここから何が起こるのか。女の本能が警鐘を鳴らしだした。

 

「や、やめろっ……! 私にそんなの、できるわけ……!」

 小柄かつ痩躯。確かにホシノの身体つきは、繁殖に適しているとは言いがたい。

 しかし彼女と交戦したこのヘテロギガントは知っている。ホシノは一騎当千の強者だ。野生の世界ではなにより求められるものを持っている。

 

 びっ! びりぃっ!

「あ……!」

 胸部に生える二対の中腕で、怪物は少女の制服を剥いだ。ボディーアーマーは裂けなかった。ホシノの頭から無理やり引きぬかれる。彼女が身に着けるのは、桃髪をまとめた髪留めのみとなった。

 少女は確信する。彼奴は自分と、交尾しようとしているのだ。

 

「や、やめろっ! はなしてぇっ……!」

 ホシノはじたばたとあがく。腰がくねり、腹に筋が浮かんだ。ポニーテールも微かに揺れる。

 しかし多数の脚に抑えこまれているのだ。手足が自由になることはなかった。

 

「…………」

 無言のヘテロギガントはしばし、少女の裸形に視線を送る。細く、薄く、小さい。そんな身体のどこに多大な戦力を隠しているのか。その神秘を観察するかのようだ。

 単眼に舐めまわすがごとく見つめられる。ホシノは恥辱で、ぶるりと震えた。

 

「あ!」

 視姦はそう長くは続かなかった。怪物は欲望の形を露わにしだす。

 拘束されて大きく開かされた脚の間。内腿と恥裂を擦りながら、それは勃ちのぼった。

 

(これ……オチンチン!?)

 ホシノは未通である。男性のペニスを見たことはまだない。

 しかし彼奴が伸ばす青黒の性器が異常であることは、はっきりとわかった。

 

 まず太い。優に己の太腿ほどもある。それは根元から分かれ、二又となっていた。幹竿にはごつごつと血管が浮く。それが拍動すると熱気が昇り、異臭を撒きちらした。

 醜怪な巨大生物の凶悪な双ペニスに、少女は圧倒されてしまう。

 

 ずりっ!

「あっ!」

 淫裂に沿って、牡性器がかち上げられた。握り拳のような亀頭はヘソを越え、みぞおちを過ぎ、喉元にまで迫る。縦割れの先端はまるで眼のごとく、ホシノの顔を見上げた。

 

 ずりりっ!

「う、うぅ……!」

 ヘテロギガントの腰はまた動く。恥部を強く大きく擦過された。包皮越しのクリトリスさえじんじんと疼きだす。

 内腿に赤い痕が残るほどの乱暴な接触である。女体は身を守るために愛液を分泌させた。たったそれだけなのに。怪物はもう、準備を整えたつもりのようだった。

 

 ぐち、ぐりっ!

「なっ……?! ま、待ってっ!」

 ホシノの懇願は完全に無視された。巨大な亀頭が胎内へのくぼみに押しつけられる。それだけではない。もう片方のペニスは菊孔をも捉えていた。

 二穴は同時に犯されようとしている。

 

「こ、こんなの、無理に決まってるでしょ!? 挿入るわけない……!」

 首を振りむかせ、単眼の瞳へ必死に訴えかける。しかし怪物は人間の言葉など聞かない。胴体を掴む巨掌に、さらに力がこもった。

 

 ぐ、ぐり! ぐりりゅうっ!

「ぎゃッ……あぁぁぁあ゛!」

 肋骨と腹腔が軋みをあげた。剛腕はそのまま下へ向かおうとする。粘膜でできた繊細な孔が、無理やり拡げられていった。

 いかに強者であってもその痛みは耐えがたい。ホシノはひたすらに叫びをあげる。

 

「はぁっ、はぁっ、うぐっ……!」

 汗、涙、唾液に鼻水。美少女の顔はぐしゃぐしゃに汚れていた。

 本来なら彼女の初体験は、このように行われるはずではなかった。柔らかなシーツの上で、愛する人と甘やかな時間を共有するはずだった。

 しかし運命の悪戯により現実は改変された。ホシノの純潔はヘテロギガントの剛力のみをもって、破られていく。

 

 ごぢゅっ! ごりっ!

「が……あ゛……」

 肉が潰れる、いやな音がした。

 身体を壊されるかもしれない。そんな危機に晒され、膣腔は勝手に開きだした。性粘膜はかっと熱くなり、濃い愛液が染みだす。

 潤滑油を追加して、少しでも粘膜と内腑を守ろうという試みだったが……。

 

(な、なんでぇ……っ)

 ホシノにとっては不本意でしかない。

 叩きのめされ、連れさられて、手籠めにされようとしている。オスからそんな扱いを受けたのに、媚びへつらうような反応をしてしまう。屈辱だった。

 

「ギシシ……シャァァッ!」

 とろとろと垂れおちる蜜の味は、肉棒からも伝わっているのだろう。ヘテロギガントは嬉し気な吠え声をあげた。当然、ホシノの耳にも届く。

 

(くそ……くそぉっ……!)

 ぎゅっと閉じた瞳から涙がぽろぽろこぼれ落ちた。心はまだ耐えようとしている。しかし体はすでに屈しようとしていた。そのギャップを生みだす自分自身が許しがたい。

 しかしホシノの辛苦はこれで終わりではない。いや、始まったばかりだ。

 

 ぐっ、ぐぐっ! ぐぢぢぃっ!

「あ゛……ああ゛っ……!」

 膣口と菊孔。敏感なふたつの粘膜が引き攣れる。ついに両穴に亀頭が潜りこんだ。

 しかしまだ先端が埋まっただけだ。怪物の肉欲は満たされていない。幹竿を収めるべく、巨腕にさらに力が入る。

 

(無理、無理っ! やめてぇ……!)

 ホシノはもはや声すら出せない。全身の緊張は顎にも及び、上下の歯が強く押しつけられていた。膣腔も肛門もきゅうきゅうと締まる。ヘテロギガントの怪力でも、挿入はスムーズにいかない。

 

 ぐっ、ぐぎぎ……ぐぢぃっ!

 不気味な軋音を伴って、少女のナカに少しずつ剛肉が埋められていく。双巨根の道行はミリの単位だった。純潔の証をいつ破られたのか。痛苦の渦中にある少女は、それさえもわからない。

 ホシノにとって永遠にも思える時が過ぎる頃。牡性器の侵攻が止まった。

 

「ぐぎィッ!」

 膣腔の最奥。ヘテロギガントの最先端はそこに行きついていた。 

 子宮の入口を強押されるなど、ホシノは初めてだ。腸を潰されるような圧痛と……重い性感が身体中をのたうち回る。そのまま絶頂に押しこまれた。

 

「はっ、はぁっ……! あぁっ!?」

 法悦に揺蕩う意識は、辛苦により引きもどされた。止まったと思った怪物の歩み。それが再開されたからだ。

 その理由は単純である。彼奴の牡性器はまだ、半分以上が外部に取りのこされたままだった。

 

 ぐぐっ! ぐぢっ! ぐぎぃっ!

「や、やめてぇっ! も、むり……あ、あぁぁぁあ゛!」

 怪物は己の満足を求めて前進を続ける。二又の牡性器である。膣道の裏側、直腸も同時に侵略に晒された。腹にはふたつの熱さと重さが追加されていく。

 

 ずんっ……!

 ついに二本の巨根が、ホシノのナカに押しこめられた。

 美しかった身体のラインは今や見る影もない。薄かった腹はぼこりと、滑稽なほど盛りあがっていた。

 

「ぁ……ぅぅ……」

 ここまで姿形を変貌させられたのに。少女の反応は静かだった。唇から漏れるのは細い吐息と涎だけで、頬には青みが差している。

 その理由はヘテロギガントのペニスにあった。双巨根は横隔膜を突きあげ、喉元まで押しこんでいる。ホシノは呼吸ができていないのだ。

 

 酸欠による悪寒は指先から訪れた。それらはじわじわと体奥にも広がる。

 しかし膣腔と直腸に埋められたペニスは、異様な熱を発していた。粘膜は内側から灼かれていく。

 相反する知覚がホシノを追いつめる。

 

(お、おちる……)

 意識がだんだんと黒く塗りつぶされていく。完全にブラックアウトする、その一瞬前のことだった。

 

 ごりごりごりごッ!!

「がはッ……あぁぁぁぁあああ゛ッ!!」

 ヘテロギガントは両牡性器を引きぬいた。ホシノのオッドアイがかっと見開かれる。桃唇も大きく開いた。そこから悲鳴が搾りだされる。

 

「がはッ、はっ、はぁっ、はっ……!」

 膣腔と肛門は壊れんばかりの衝撃を伝えてきた。しかし少女は今は、貪るように酸素を取りこむ。腹腔がびくびくと波打った。

 呼吸が戻ったからだろうか。ホシノは我が身を蝕む淫熱を自覚した。

 

(おなか、おかしい……)

 極太の肉根により、膣腔は無理な拡張を受けた。解放された今、血液が勢いよく流れこんでくる。じんじんとした痺れと疼きに苛まれた。

 それらは少しずつ性質を変えていく。ホシノがその正体を掴もうとした時。

 

 どぢゅンッ!

「~~~ッ! ぅあっ……」

 双つのペニスが再び、膣腔と直腸を侵した。体内を急激に圧迫されて、呼吸が急停止する。

 少女の辛苦に構うことなく、ヘテロギガントは勢いよく巨掌を上げる。

 

 ごりゅりゅりゅっ!

「あ、はぁぁあ゛ッ!!」

 掴まれていたホシノの身体ももちろん、同時に掲げられた。桃色のポニーテールは急動に追従し、跳ねあがる。

 

 ごぢゅっ! ぐじっ! ぐちゅっ! ぎゅぢゅ!

「がッ……、っ、あぁっ、ぐぎッ! ……ぃぃいイッ!!」

 巨躯の怪物はいよいよ、本格的な性運動を始める。

 牡性器を押しこまれると黙り、引きぬかれると叫ぶ。ホシノは交尾の状況をこの上なく正確に表していった。

 

(しぬ……しんじゃう……?)

 少女の内心に死の影がちらつく。

 太腿ほどの肉杭が二本、体内を擦りたてているのだ。常人ならすでに絶命していてもおかしくない。少なくとも粘膜の断裂や股関節の脱臼は免れまい。

 しかしホシノは壊れていなかった。キヴォトス最高の神秘とまで称された肉体は、異種姦にも高い適性を発揮した。

 

「ギシ……シシシシ!」

 どれほど手荒に扱っても良い。ヘテロギガントも承知したようだ。抽送はさらに速さと激しさを増す。細い首とともにポニーテールががくがく揺れた。

 

(こ、こんなの……っ)

 玩具のように扱われている。そんな実感は少女に屈辱を抱かせた。なんとしても一矢報いてやろうと心に火を灯す。

 しかし。

 

 どごンッ!

「ッ~~……!」

 ひときわ強い突きこみがホシノを襲った。子宮口を殴りつけられ、肛門が拡げきられる。次の瞬間のことだった。

 

 どくんっ! どくんっ! どくんっ! どくんっ!

 ヘテロギガントは射精を開始した。

 膣内と腸内への同時注液である。ホシノの腹がみるみる間に膨らみだす。

 

「~~~~ッ! ぉ、ぉ……」

 少女の声は幽かだった。それは当然、衝撃の強さと比例していない。

 咽喉にまで達する、ヘテロギガントの牡性器。そこからさらに質量が加えられるのだ。気管を開く隙間もなかった。

 

 どくんっ! どくんっ! どくっ!

「あ、あぁ、ぁ……」

 二又の巨根はなおも拍動し、大量の濁液が体内を満たす。子宮は水風船のごとく膨れ、直腸に注がれた精液は消化管を逆流する。胃にまで昇ってきた。

 少女の薄腹が妊婦のように変貌した頃。ようやく、注ぎこみが終わった。

 

 ずろろろろっ!

「あ゛っ……、あぁあ゛!」

 異形のペニスが引きぬかれた。強靭なカリ首が膣ヒダと菊孔をめちゃくちゃに擦過する。

 ホシノの膨腹はぴくぴくと痙攣しだした。その動きに合わせ、体内へ浸入りそこなった精液が噴きだす。重い音を立てながら白濁の水たまりができていく。

 

(こ……こんなにだされたら……)

 小鳥遊ホシノとヘテロギガント。ともに生類であるが、両者の共通点を探すことは極めて難しい。

 しかし己に注がれた胤汁の多さと、粘りと、熱さは……。女が辿る最悪の結末を予感させるに充分なパワーを持っていた。

 

 ずぶんっ!

「うっ!? ぅぅ……ッ」

 再び双剛直がホシノに突きこまれる。喉を塞がれ、声が封じられた。

 体内は徹底的に耕された。さらに大量の精液が潤滑剤の役割を果たす。挿入は一度目よりもスムーズだった。

 

「あ……が……ああ゛……」

 だからといって苦痛が減じるはずもない。ペニスから放たれる熱、内腑を圧す質量、酸欠の苦しさ。それら全てがまた、少女の小さな身体に渦巻きだす。

 

「や、やめ……!」

 なんとか搾りだした訴えは当然のごとく無視された。

 薄暗い洞窟の中、ホシノと怪物の交尾はまだ続けられる。

 

 ◇

 

 八腕と巨躯を持つ甲殻蟲は今日も、己の住処で腹部をいきらせていた。

 

 ぼちゅっ!

「あ、あぁっ!」

 すると重い水音と高い嬌声が薄暗い洞窟に響く。怪物の苗床に見初められた少女……小鳥遊ホシノは今日も種付けを受けている。

 もう幾度目の性交かもわからない。体内深くまでペニスを突きこまれると、結合部からは白濁液が大量に溢れだした。

 

「はぁっ、はっ、はぁっ……」

 怪物の剛腕に裂かれ、衣服はすでに用を為さない。結んだポニーテールのヘアゴムが唯一、彼女が身に着けるものだった。

 そしてなにより変えられたものは……ホシノ自身の身体だった。

 

(私……もう……)

 薄かった少女の腹は今、硬く張りつめていた。小ぶりな胸の頂点、乳首も色味と厚さを増している。

 異形のバケモノに犯され、その仔を身籠った。そんな現実は明らかだった。

 

「はぁっ、あぁぁっ……」

 己以外の鼓動がどくんどくんと身体を揺らす。常にのしかかる巨重により、骨盤は鈍痛に晒され続けていた。

 苦痛と絶望。そうとしか言えない状況である。少女であるなら発狂してもおかしくない。しかしホシノは違った。

 

(帰るんだ……絶対に!)

 彼女は諦めてはいなかった。

 アビドスの仲間たちや、先生。彼らが待つ場所になんとしても帰る。その一心を手放していなかった。

 ホシノは歯を食いしばり続ける。金と碧の瞳にはまだ輝きが宿っていた。

 

 どちゅっ!

「うっ……うぅっ!」

 そんな気概を壊すかのように。双巨根が体内を掻きまわした。

 薄い腹にペニスのシルエットが浮く。吐き気がこみ上げ、意識が遠くなる。しかし気絶は許されない。抽送は続いているからだ。

 

 ぶちゅっ! ぷぢゅっ!

 ヘテロギガントはホシノのことをいたく気に入っていた。眠る時でさえ、腹部に生えた補助肢は少女を拘束しつづけている。逃げだす機会はない。

 休むことなく続く交尾は、ホシノの知覚にも変化を及ぼしつつある。

 

 どちゅっ!

「あ、あぁんっ! ……!?」

 突きこみに合わせ、艶めいた声が漏れた。肛門から這いのぼった悦が原因だった。頬に差す赤みがさらに濃くなる。

 

(くそぉ……なんで……っ)

 処女口も排泄孔も、巨躯の怪物に強姦された。その上、望まぬ妊娠さえ押しつけられた。

 なにもかもが異常な性交だ。それなのに快楽を覚えてしまうなんて……。

 

 どぢゅっ! ぐじっ! どぼんっ!

「うぁぁあ……あ゛! あぁっ!」

 自覚した性感はしつこかった。ホシノの背にぴたりとつきまとう。掻き壊された膣腔も、重く弾む子宮も、今や悦波を発してくる。

 それに合わせて少女は快楽を歌いあげる。体内すべてを侵すようなねじ込みにも、順応しはじめていた。

 

 どずンッ!

「!? うぁ……っ」

 脳天まで貫くような突きこみが少女の体内を襲う。それがトドメとなった。ホシノは絶頂に押しあげられる。

 そして同時に、両牡性器も拍動しはじめた。

 

 どくんっ! どくんっ! どぷっ! どくっ! どくんっ!

「ふぅぅ……あぁぁっ!」

 二又のペニスは今日も同時に射精する。子宮と直腸を蝕む淫熱に、ホシノはぶるぶると震える。

 また汚されてしまった。そう思うのに、金と碧の瞳を滲ませるのは悦涙だった。

 

 ぐいっ!

「あ、がっ!」

 突然、頭に痛みが走った。ヘテロギガントの中腕がホシノのポニーテールを掴んだのだ。髪束を乱暴に引っ張られる。細い首を無理やり反らされ、上を向かされた。

 

「ひぃっ!」

 視界の下からぞろりと、触手が現れた。その正体は怪物の口中から伸ばされる、しなやかな口吻だ。

 それがなにを行うか。ホシノはすでに知っている。だが、拒絶の言葉をあげる暇さえなかった。

 

 ぐちっ!

「むっ……おお゛……っ」

 長肉はヘビのように宙空でくねると、開いた桃唇に侵入した。勢いのまま喉奥を突く。鼻の奥にツンとした痛みが走る。汗がじわりと額に浮かんだ。

 彼女の苦難はこれで終わらない。

 

 どぽっ、どぷっ、どぷっ!

「お……おお゛……ッ」

 どろどろとしたものが口内に注ぎこまれていく。口腔を肉管に征させ、吐きだすことはできない。おぞましい流体を飲みこむしかなかった。

 必死の努力は実を結ぶ。ホシノは吐瀉物での窒息を免れることができた。

 

「おぇ……」

 長口吻は退かれたが、桃唇は開きっぱなしとなる。そこから酸臭が立ちのぼった。そんな出義事も少女の恥辱を煽る。

 

 どぢゅっ!

「ぐぅっ……ぅぅ……ッ!」

 苗床に栄養を補給させたからか。双つの巨根の勢いが増した。

 

 どずっ! どぢゅっ!

 怪物の抽送には情け容赦が全くない。悦嵐の最中にあっても、ホシノは疑問を抱かずにはいられなかった。

 

(あかちゃん、心配じゃないの……!?)

 自分が身籠るものは間違いなく、背後の怪物の仔どもだ。それなのに彼奴の性交はあまりに荒々しい。胎児のことなどどうでもいい。そんな意思がはっきりと伝わる。

 しかしホシノのナカに宿るものもまた、紛れもない怪物なのだった。

 

 どごんっ! どむっ!

「ぐぅうっ?! がっ、あ゛ぁッ!」

 ピストンではない。内部からの強震がホシノの骨身を軋ませた。父に抗議するかのごとく、胎児が子宮の壁を蹴りあげたのだ。

 反発を受けて、背後のヘテロギガントはますます荒ぶる。

 

 どすっ! どごんっ! どぶちゅっ!

「あ゛うッ! あ゛! がぁッ……!」

 怪物どもはホシノの内外で猛りくるう。粘膜は引き攣れ、骨盤はぎしぎしと悲鳴をあげた。腹を破かれる。そんな危惧は決して杞憂ではあるまい。

 暴虐に晒される少女ははっきりと確信する。

 

(こいつら、やっぱり……怪物なんだ……)

 アビドスで対峙した時から理解していたつもりだった。しかし彼奴らは例え同属であっても、慈しむことも慮ることもない。人間とは根本から違うのだ。

 

(そんなのが、私のおなかに……?)

 文字どおりの怪物は今まさに、己の血肉を貪っている。少女はそれを思いだした。おぞましさと恐怖が、ホシノの身体をさらに震わせていった。

 

 ◇

 

 どくん……どくんっ。

「う、うぅ……っ、ぐぅっ!」

 呻きのような声が洞窟に反響する。体奥から湧く鼓動がホシノを悩乱させていた。

 怪物の仔どもを身籠った。しかし悲劇はこれで終わりではない。それに膣腔を進ませ、陰唇を通し……この世に送りださねばならない。

 そんな産辱が今まさに始まろうとしていた。

 

「やだ……やだぁっ……」

 臨月に至った少女の腹は異様なまでに膨らんでいた。両腕で輪を作っても抱えきれないほどだ。

 白肌は引きのばされ、その下の静脈を浮かびあがらせる。時おり、ぼこりという不気味な音があがる。それ合わせて肉瘤が腹肌に盛りあがった。

 

 巨躯の怪物、ヘテロギガント。彼奴は女の胎を使って繁殖する。しかし被害者の様相がここまで変わることは普通、ない。

 

「はぁっ、あぁぁ!」

 全ての原因は小鳥遊ホシノにあった。

 小柄で薄い肉付きながらも、頑強で優良。そんな彼女は異種の苗床としても良く機能した。結果、怪物の仔はその身に複数、宿されることとなった。

 

 ぐぢちっ。

「う……あぐぅっ!」

 ヘテロギガントの双牡性器はいまだ、膣腔と直腸に突きこまれている。過大な質量と熱量が体内を征していた。

 しかし突如として怪物のペニスが引きぬかれた。すなわち、巨大な栓が引きぬかれる。 

 

「ふ、ぅぐっ、うぐぅぅぅうッ!」

 その途端、津波のごとき産気が小さな身体に押しよせる。産みたくない。必死の一心さえ流されていった。

 

 ごりゅっ……ごぢゅっ!

「あ、ああ゛、あ゛ぁ!」

 そして仔もまた、親の心など知らぬとばかりに無理な前進を行う。その道行はホシノの腹にしっかりと浮かびあがっていた。

 

「あ゛ッ、いやっ、あ゛がぁぁ!」

 体内から湧く、ごちゅっ、ごりゅという音。桃唇から奏でられる少女の声。それらに合わせて、ホシノの腹が蠕動した。

 

 ぐ、ぐぐぐぅ……!

「うぁぁあ゛! あ゛あッ!」

 あまりに鮮烈な邪悦が、ホシノを一気に絶頂まで導いた。体内最大の性感帯である、子宮口。そこをナカから拡げられたのだ。初めて味わう性感に成す術もなかった。

 

「はぁっ、はっ、あぁぁっ!」

 分娩イキの証は身体にはっきり現れる。頬は真っ赤に染まり、額からはおびただしい汗が流れた。

 胎内にも法悦の反応があった。子宮口は胤を求めるかのごとく緩む。異形の赤仔はその隙を逃さなかかった。

 

 ずずずずっ……!

「あッ……ぐぅぅウッ!」

 大躯を強引にねじ込む。窄まった肉輪は無理やり拡げられ、引き攣れるような産悦がホシノを貫いた。我が仔が膣道へ下りた後も、母は絶え間ない子宮絶頂に晒される。

 

 四六時中、太厚の巨根を埋めこまれていた。胎児が進む路はしっかりと舗装されている。

 膣ヒダを逆撫でしながら大きなものが下りてくる。その様子は腹上からも窺えた。ぼこ、ぼこりと盛りあがる肉瘤は明らかに、陰唇を目指している。

 しかしスムーズな分娩は突如として滞る。

 

 ぐ、ぐぐぐっ!

「ひぃっ、ぃいいっ! ……あぁぁあ゛ンッ!」

 細首が反らされると、ポニーテールが舞った。ホシノの悩乱を雄弁に物語る。

 少女を襲う邪悦。それは膣口にかかった強烈な圧力が原因だった。

 いかにヘテロギガントの巨根とはいえ、その亀頭は胎児の頭より大きくはない。引きのばされきったはずの性粘膜が、さらにみちみちと軋音を立てる。

 

「あう゛ッ! あ゛! あぁッ!」

 身体がふたつに裂けてしまう。そんな想像は荒唐無稽とは思えない。ホシノの脳裏にははっきりとした死の予感が忍びよる。

 しかし彼女は頑丈だった。腹も膣も破けず、代わりに五体を砕かんばかりの悦を味わう。小陰唇を押しだしながら、黒いものが体内から現れた。

 

 ぶ……ぶぢゅンッ!

「あ゛……がぁぁあッ!」

 重苦しい水音が洞窟の岩壁に反響し、ホシノの鼓膜を震わせる。続いて少女に訪れるのは凄まじいほどの解放感と……悦感だった。

 性粘膜は理外の快楽を発する。信号の多大さに少女の脳は耐えられなかった。強制的な絶頂が神経の隅々を冒していく。

 

「はぁ、はぁ……はぁっ」

 ホシノは法悦の世界に揺蕩う。目はぼんやりとしか働かなかった。しかし股の間で蠢くもの……すなわち産んだばかりの我が仔には、確かに焦点が合った。

 

(これ……わたしの、あかちゃん……?)

 醜い。オッドアイが捉えたものに、ホシノはそんな感想を抱く。

 ヘテロギガントの幼体はすでに、特異な構造を完成させていた。四対八腕と、三つに分かれた胴体と、ぎょろりと開いた単眼。

 怪物としか言いようのない外見である。しかしそれは間違いなく、己の血肉で育てたものなのだ。

 

「や……やだ、やだぁ……」

 少女は現実を必死に否定しようとした。涙を流し、細首を力なく振る。それでも怪物と自分は今も、細い肉管でつながっていた。へその緒だ。

 両者の血縁をこの上なく確定的にするもの。その存在がホシノの心を追いつめる。

 

「はぁ、はぁ……?」

 小柄な少女は母になったばかりだ。しかしまだ、産苦から逃れられてはいない。

 巨胎児を産みおとしたというのに、腹はいまだに大きく膨らんだままだ。ホシノは今さらのように思いだす。

 己の腹にはまだ、怪物の仔がうずくまっているのだ。

 

 どくんっ!

「!? ひぎッ……!?」

 胎動が再び全身を震わせた。はらわたに錘を吊りさげられ、引きずりおろされる。そんな感覚だった。

 ホシノはまだ、己のナカから赤仔をひり出そうとしている。しかしそれが進むのは膣腔ではなく……直腸だった。

 

「おっ、おしり……!?」

 驚愕が思わず、桃唇から転がり出る。しかし全身に巡る衝撃と邪悦は過大すぎた。喉を絞りあげられてしまう。

 代わりに心の中で何度も疑問を叫ぶ。

 

(なんで!? なんでぇ……!)

 怪物の精子で妊娠させられる。それはまだわかる。しかしどうして、胤を受けとめ仔を育てる子宮もないのに、アナルセックスで身籠るのか。ホシノにはどうしてわからない。

 

 そして答えもなかった。

 異なる世界を生き、交わるはずのなかった両者。その邂逅が神秘なる生殖を果たしたとしか言いようがない。

 

「あ、あ……あ゛!」

 理由より重要な事実がある。肛門の細かい開閉に合わせて、穢悦がホシノを蝕んでいった。

 昼も夜も穿りかえされていたのだ。巨胎児もまた、拡がった直腸を潜っていく。しかしその動きはやはり、出口の付近で滞ってしまう。

 

「ぐぎ……あぁぁぁあ゛ッ!」

 巨胎児の頭部が排泄孔の窄まりにひっかかった。菊皺は内側から押され、限界まで引きのばされる。重さがそのまま、ホシノが味わう穢悦と痛苦となる。

 一刻も早く解放されたい。少女はその一心に支配される。

 

「で、でて……でてぇッ……!」

 腹をへこませ、必死で息む。花貌は真っ赤に染まり、汗がだらだらと垂れおちた。

 しかし筋肉は断裂してしまったようだ。震えるばかりで全く力が入らない。

 

「ひっ、ひぃっ、いぃぃ……!」

 そこは消化管の終端だ。出すことが専門とはいえ、赤仔の通過は想定外だろう。異物に抗うように、菊門はきつく閉鎖される。

 我が仔が産まれぬのは不本意なのか。背後のヘテロギガントはホシノの分娩に手を貸した。

 

 ずぶんっ!

「ぎ……ぁぁぁあ゛!」

 その方法は乱暴極まる。直腸の向かい道、膣腔を牡性器で埋めたのだ。続いて、小柄な身体を揺するように上下させる。挿しこんだ太棒で掻きだそうとした。

 

「あっ! あ……ッ……あ゛!」

 補助というにはあまりに無体な行いだ。しかし無理やりとはいえ、少女の菊皺は少しずつ解れだす。

 そしてその時は間もなく訪れた。

 

 ぶ……ぶぢゅンッ!

「がっ、あぁ……! あぁぁあ゛!」

 繊細で敏感な粘膜孔。そこから痺れるような穢悦が駆けぬけた。同時に重い水音が響く。牡性器の抜去とともに、胎児が菊縁から這いだした。

 肛門から赤仔を産む。人間では決して起こり得ない生殖を、小柄な美少女はなんとか完遂した。

 

 しかしホシノの瞳は信じられないものを目撃する。

 

「え……え?」

 己の腹はまだ、異様な膨らみを保っている。自分のものではない鼓動も体内を揺すりたてていた。

 死ぬような思いで分娩を果たしたのに。異種出産の苦と悦はまだ終わってはいない。

 覚悟する暇もなかった。腹に強い圧力がかかったと思った、その瞬間だった。

 

 ぶぢゅっ! ぶぢゅぢゅっ! ぶぢゅンッ!

「あ、あぁぁあ゛! あぁぁぁーーーーッ!!」

 両孔から異種の胎児どもが滑りおちた。

 掻きこわされた膣腔と、押しひろげられた肛門。少女の二孔はもはや怪物の為すがままだ。ほとんど抵抗なく産みおとしてしまう。

 

「あ……あ゛ぁ……」

 それでも産悦は過大だった。ひくひくと蠢く陰唇と肛門がその余韻を物語る。肥厚した乳首からは、母乳さえも溢れだした。

 両瞳はぐるりと上を向く。金と碧の輝きは失せていた。しかしホシノの意識はかろうじて現世に踏みとどまっている。

 

(あし……うごかない?)

 人間ではあり得ぬ、二穴からの分娩。それを経験した股関節は外れてしまった。補助肢に捕らえられた両脚は、もはやぴくりとも動かない。

 強烈な痛みが生じて然るべきだった。しかしホシノの脳を巡るのは悦感だけだ。大渦のようなそれは全ての知覚を巻きこみ、飲みこみ、砕いてしまった。

 

 ずぶっ!

「お゛……お゛ぉ……っ」

 荒い息を吐く桃唇が塞がれた。ヘテロギガントの長口吻である。伴侶の初出産を見届けた愛妻家のごとく。熱烈なキスを課す。

 しかし当のホシノはたまったものではない。酸素の供給が途絶え、肺腑が喘ぐ。心臓が痛むほど拍動しだした。

 

 どぷっ、どぴゅっ、どぼんっ。

「むぉぉおっ……おぉぉ……!」

 どろりとした半固形のものが唇内に流れこむ。胃の腑に収めなければ窒息してしまう。忙しなく喉を動かし、必死にヘテロギガントの吐瀉物を飲みくだした。

 

「はぁっ、は、はぁ……」

 怪物が少女に滋養を施す理由。それはひとつしかない。まだまだ自分の仔を出産させるためだ。

 

「あ……あぁ……っ」

 ホシノもそれを悟ってしまう。自分にはこれからも孕辱が待っている。

 

 どぢゅっ! どむっ! どすんっ! どむっ!

 双巨根はさっそく、同時挿入と重ピストンを再開した。

 膣腔は濃密な愛液に濡れ、菊孔は柔らかく広がる。股関節が外れた骨盤は緩み、さらに奥深くまで牡性器を迎えいれた。

 怪物の経産婦は、より多くの肉悦を提供できる存在となっていた。

 

「ギシャァァア!」

 ゆえにヘテロギガントはますます、生殖行為に逸りだす。激しい抽送は体内と粘膜縁を容赦なく擦りたてた。

 それでもキヴォトス最高の神秘を宿す肉体は壊れない。しかし精神は別だ。強烈な邪悦は遠からず、少女の正気を粉砕しまうだろう。

 

(みんな……せんせい……)

 その前触れだろうか。瞼裏には次々と、大切な人の顔が浮かぶ。揺さぶられる脳はその影を少しずつ薄れさせていく。

 

(せんぱい……)

 薄水色の長い髪と優しい笑顔も例外ではなかった。ホシノの知覚は全て、巨躯の怪物がもたらす孕悦に塗りつぶされていった。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【R18】調査員ギルベルタ、ロッシ タロⅡに生息する野生生物の交尾と繁殖について(作者:二木ユキト)(原作:アークナイツ:エンドフィールド)

意思疎通の出来ぬ獣に抑えこまれ、種付けされて、▼その仔を産んでみたい……。▼ギルベルタとロッシはともに、そんな妄想を抱いていました。▼ついにそれが叶った美少女たちは、▼カメラの前で妊娠の記録を残していきます。▼Skebにてご依頼を受け、執筆した作品です。▼お楽しみいただければ幸いです!


総合評価:532/評価:8.93/短編:1話/更新日時:2026年05月01日(金) 15:00 小説情報

【R18】青い蕾の誘惑  幼い少女のエロ短編集(作者:みなぽん)(オリジナル:現代/日常)

幼い少女をテーマとした一話読切りのエロ作品集です。▼時には大人たちの手で翻弄され青い蕾を散らし、▼時には望まないセックスで無理に大人の階段を登らされ、▼時には大人の男たちを、その幼い体で誘惑する。▼少女たち、子供から女と脱皮するまさにその瞬間には▼様々なドラマが生まれます。


総合評価:1104/評価:8.72/短編:94話/更新日時:2026年10月17日(土) 10:11 小説情報

【R18】田舎の事故物件、座敷童が憑き物でした ーFIREしたのでロリ座敷童とイチャラブ生活始めますー(作者:あとらすR)(オリジナル:現代/ノンジャンル)

独身男、古中洋平。▼貯金を貯めてFIREし、田舎の一軒家を買ってのんびりと暮らす。そんな夢の第一歩として購入した家は、いわくつきの事故物件だった。▼曰く、住んでいた老夫婦が死んだばかり。▼曰く、子どもの足音がする。▼そうして引っ越した次の日。▼「洋平、さんっ……! あ、だめ、だめ、これ、手、とまらない、ですっ……」▼俺はその座敷童が、俺の持ってきた同人誌でオ…


総合評価:674/評価:9.06/短編:1話/更新日時:2026年08月10日(月) 19:26 小説情報

【R18】おしよわ魔物使いちゃんが相棒狼のツガイにされるだけの話(作者:4645 (ケモ系大量生産クリーチャー))(オリジナル:ファンタジー/恋愛)

小柄貧弱普通成人女性なおしよわ魔物使いちゃんが相棒のでっかくてちょっとアホの子なヨツケモ狼のツガイにされちゃうだけの話です。狼は喋りません。シンプルに獣姦です。後半はマゾ向けになります


総合評価:974/評価:8.88/完結:4話/更新日時:2026年09月20日(日) 21:01 小説情報

【R18】Teaching Sweet Feeling(作者:こまごめピペット)(原作:奴隷との生活 )

僕は18で死んだ。▼そして目覚めた時、そこは古びた施設の中だった。▼女の身体に変わり、資産家に売られ、悲鳴を上げるための奴隷として扱われたが……。


総合評価:885/評価:8.81/連載:20話/更新日時:2026年10月08日(木) 06:39 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>