おしよわ魔物使いちゃんが相棒狼のツガイにされるだけの話 作:4645 (ケモ系大量生産クリーチャー)
「ふひゅーっ、ひゅー…っ、うヴぅ〜…ッ"!!」
どちゃり、と。
腰砕けの私はウナギのようにカウチから滑り落ち、床を這うように彼からの逃走を試みた。
広めの洋室の隅のドアを出て、廊下を数メートルほど進み、踊り場の階段を登って、突き当たりを右折すれば…
「わふっ!」
「…ひぁ"あッ!?」
当然逃げられるはずもなく、のしかかるように私を組み敷いたカゼの前足が、ものすごい力で私のお腹を挟み込む。
雄の成狼の太くあたたかい両足には関節が浮いており、ごりごりとお腹の横をえぐる。
私にマウンティングを行っているのだ。
「いたいいたい"っ…!!」
腰砕けの小柄な成人女性が這って狼から逃げきれることなど万に一つもありえなかった。
むしろ、飼い主が交尾姿勢を取ったと勘違いした様子のカゼは、そのえげつない大きさのおちんちんを突き刺すべく、私の背中を支配し始めていた。
…とても嬉しそうな鳴き声を上げながら。
「…ぅ"…!
あたっ、当たってるっ…」
怒張したイヌ科の性器の先端が私の太ももやおしりの肌を気まぐれに犯し、肺まで粘り着くような雄臭がカゼの身動きに乗って私の脳をふやかしてしまう。
興奮のあまり狙いがまだ定まらないようだが、時間の問題でしかない。
ぐっしょりと湿り、更に狼の力を受け続けて伸びきってしまった私の下着は、既にその役目を終えて近くの床に落ちている。
発情しきったカゼの吐息は少し生臭い。
「っうぎゃっ"ッ!?」
…がむしゃらな腰振りが唐突に上手くいってしまい、一瞬だけカゼのそれが私の膣に入ってしまう。
たった一度のストロークでも、カゼのおちんちんは焼けた鉄のように熱くて、我慢汁で濡れそぼっていて、少しの抵抗もなく私の深部を突き刺してしまった。
私のお腹を挟み込むカゼの前足の力に比例するように、彼の腰使いもまた乱暴で、強引で、野性的で、女の子の事などまるで考えていない。
ただ雌を妊娠させるという本能に身を任せて、私の子宮口にその性器の先端をはめ込み精液を注入するという目的のために、腰の動きの全てを使って組み敷いたおしりを叩きのめすような感じだ。
ようするに、カゼと私のはじめては結構痛かったのである。
私だってそれなりに経験はあったつもりなのに、こんなセックスは初めてで…セックスと交尾は全然違うものであるということをその身に分からされてしまった。
「ハッハッハッ…!」
「う"っぐ………〜〜〜ッ"!!」
一度挿入が叶ってしまえば、カゼは立派な雄の成獣なのだから、もう狙いを見誤る事はなかった。
それまでの焦りが滲み出るような口呼吸は止まり、今度は激しい運動の為に深く酸素を肺へ染み込ませるような呼吸音が私の頭上から聞こえはじめる。
そして私にのしかかる立ち位置を少し調整し、私をがっしりと捕らえた前足の加減を整えると、ずいと腰を前に差し出した。
…その動きに巻き込まれ、私はおしりだけ高く突き上げるような姿勢のまま、床に押し潰されてしまう。
後はもう、動物なりの誠実さを持って、私を…
「む"ッう…!?
ん"ッうッ、ん"むぉ"ぉ…ぅ"ッ…がッ…む"っ…〜〜〜ッ!!?」
…突かれる度、彼の腰の骨が私の身体に当たって痛い。
彼の動物的な高い体温とふわふわの獣毛が。
そのむっちりと詰まった筋肉が孕む滞留した熱と、洗ったばかりでもうっすら分かる獣臭が。
組み敷かれた私を饅頭のように蒸してしまう。
破壊的な太さのおちんちんは私の膣肉を引きずるように荒らしまわる上に、その威圧的長大さ故か、一度のストロークがとんでもなく長い。
さらに、その威容に相応しい高重量を持つそれは、破城槌のような作用を伴って私のいちばん大切なところをぼこぼこに殴りつける。
何十キロも野原を駆け続けても、ちょっと私の膝枕でお昼寝をすればすぐにケロッとまた復活してしまうような強靭な筋肉と体力は、今この場合にのみ私を絶望の淵に追いやっていた。
「…ぅ"ッ、ぇ"ッ"、ぅ"んッ"………~ッ"…!」
内蔵ごと丸太で押し上げられるようなピストンが続く。
私の髪のおだんごはいつの間にか解けてしまい、ひやりとしたフローリングに水のように広がり、時たま目に入ってうっとおしい。
一突きされる事にたしかな痛みと……背徳感なのか快楽なのかよく分からない気持ちよさが、私の脊髄を駆け上がった。
唯一自由な手を近くに何かに伸ばそうとしたが、ここは床なので何もない。
もう、身悶えに任せて足の指をぐーぱーとさせる程度のことしか、私にできることはなかった。
◇◇◇
ぽやぽやと揺れる瞳のままに、しばらく私は犯され続けた。
気が付けば既に夜も深く、卓上の蝋燭の光は弱々しく揺らめいている。
…お腹の中は煮え滾った新鮮な子種でいっぱいなのに、背中や手足の指先は震えるほど冷たい。
雄の生命の温もりがなければ、私は肩を抱いて凍えていただろう。
カゼの射精は狼らしく、ものすごく長かった。
「ハッ、ハッ…」
「…けぷっ」
どこかバツの悪そうなカゼ。
交尾結合をそのままに、おちんちんで青息吐息の私を釣り上げながら気まずい顔で尻尾を所在なさげにフリフリしている。
本狼もちょっとはしゃぎすぎてしまった自覚が大いにあるらしい。
…まあ、カゼも男の子だし。
しょうがないか。
いやに冷静になってしまった私は痛みに耐えながら射精が終わるのを待ち続けるばかり。
一体どうやって挿入してしたのかは検討もつかないが、そのオレンジがふたつ並んだような大きさの亀頭球は私の膣内をぎちぎちに押し広げて必要以上に着床を促している。
…絶対できちゃっただろうな。
私は既に妊娠紋の浮かびつつある下腹部を撫でながら、今後について考え始めた。
カゼのおちんちんと詰め込まれた精液の形がぽっこりと浮き上がってしまっている私の薄いお腹には、精霊種を孕んだことを意味する魔術的な紋様が刻み込まれていた。
というのも、ウインドウルフのカゼは一応精霊種に属しているため、同族以外とも普通に生殖が可能なのである。
精霊種は交尾相手の子宮の上の肌に刻まれた紋様から召喚される形で発生するので、体格差や性別差を考慮しないのだ。
なお、そんな紋様も今はカゼのおちんちんと子種の形に歪んでしまっている。
…お腹の中の精液、これは物理的に存在しているけど、私この後どうなっちゃうんだろう。
ちゃんと後で無くなるのかな。
私、ゆるゆるになっちゃったらどうしよう
「………ぐすっ、えぐっ」
不安な感情を抑えきれず、ベッドの脇に背中を預けたまま泣き出してしまう私。
射精が終わるまで密着状態から離れられないため、目の前にはティッシュ代わりのカゼのふわふわな胸元がある。
…ごしごしと顔を拭き、涙をこすりつけ、クッキーのように甘香ばしくほのかに雄臭い体臭を存分に吸い込む。
なのにも関わらず、カゼはいつもの蚊の鳴くようなボリュームでものすごく不満げに唸るということをしなかった。
…あれ、おかしいな。
地味にその「ぼくそれやだな」の反応が好きな私は、いつの間にか問題を忘れ去っていることすらも忘れ去りつつカゼの顔色を伺うと、めちゃくちゃドギマギしながらごめんなさいの表情をしていた。
へんにゃりとしおれて反省を表現するはずのデカ耳の姿はどこにもなく、反省しすぎてアザラシになってしまったようである。
「…ねぇ、何その顔」
「ぅわぅわぅん………」
…ぶすっとした顔のままカゼの頬を人差し指でつつくと、彼は私の目を見たり見なかったりしながら言い訳の言葉を零しつつ、そっと視線を逸らした。
とても分かりやすく反省している様子である。
かわいい。やっぱりとってもいい子だ…
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