ボクはいつも鏡の前に立たされている。
着せられている、フリルが沢山使われた可愛い洋服は、太ももの付け根と、胸元だけ素肌が見えるような扇情的な構造をしていて、いつでもコトを済ませる事が出来るようになっている。
太ももまで伸びる金色の髪の毛はツインテールにされ。
ピッチリとした純白の長手袋と、乳首が丸見えの紐のような可愛いブラジャーを付けられ。
同じく純白のハイソックスと、大事なところだけが無い可愛いパンティーを履かされ。
全身を包み込む可愛い薄ピンクのドレスは所々がスケスケで、その生地が肌を優しく撫でつけている。
ああ……♥
ただこうして立っているだけなのに、微動だに動く事も許されて居ないのに、それが気持ち良い。
えっちな女の子の
ご主人様の所有物になれて幸せ。
ご主人様に見られたい。
ご主人様に触られたい。
ご主人様に汚されたい。
頭の中はいつからかそれでいっぱいで。
もうボクは僕じゃないのだと、なんとなく思っている。
……
僕、
そう、ようやく夏の暑さがなくなって、秋の涼しさを感じる季節になってきたある日の放課後。僕は部活動でいつものようにサッカーの練習をしていたんだ。
先週の対抗試合で違和感を覚えた箇所を1人ひたすらやっていた。そんな時、同じ部活動の友達が声を掛けてきたっけな。
「光希!パスパス!」
「あ? んだよ
徹とは、もう2年もの付き合いで、同じレギュラーを勝ち取った奴だった。
正直練習の邪魔だったけど、少し前から行き詰まってもいた僕は、 気分転換の為にソイツとパスをし合う事にした。
「光希お前さ、あんま気にすんなよ」
「何が」
「この間の試合、自分のせいだって思ってんだろ」
徹はそう言ってこちらに強くボールを蹴ってきた。
「責任感が強いのも良いけど思い上がんなよ、サッカーは一人でやってるんじゃないんだぜ」
「そういうふうに……見えるか?」
思わず動揺してそう聞くと、徹は大きく縦に頷いた。
「暫く様子見ようと思ってたけど、見てらんねーよ。俺たち親友だろ? アドバイスしてやろうと思ってさ」
「はは、偉そうだな。けど、ありがと、よ!」
月並みなアドバイスをくれた親友に、そう言って強くボールを蹴り飛ばす。今日はもう上がって明日また頑張ろうか、そんな風に思い始めた時、ふとグラウンドのフェンスに誰かが佇んでいるのが視界に入った。
男だろうか。
時刻は夕方に差し掛かり、相手の顔は見えない。だけど、何故かこちらをずっと見ているような気がして、僕はその場から動けなくなった。
「どうした?」
「……え?」
徹に話しかけられて、我に返る。
あわてて先程の男がいた場所を見るが、もうそこには誰も居なかった。
「なんか今、あそこで変な男がこっちを見てたんだよ」
「お前……それもしかして今話題の不審者じゃね?」
その言葉に徹の方を向く。
「不審者?」
「ああ。なんでも下校中の生徒にふらっと近付いて聞いてくるらしいんだ。『可愛い子を知らない?』って」
「なんだそれ……」
「光希は女顔だしなぁ!お気に召したのかもしれないぞ……くくっ」
「やめろよっ気色悪い!」
僕は男なのに、それを求める悍ましい存在が居る。
なーんて、気持ち悪いけどどうせターゲットは女子だろう。なんて心の奥底で考えて、正直その時は本当に僕が狙われているなんて思っても居なかったんだ。
帰り道、僕は誰かに着けられていた。
振り向いても誰も居ない。だけど違和感が僕に危険信号を送っていて、脳裏に先程の会話が思い起こされた。
「……僕は男だぞ」
その度にそう呟いて、敢えて無視して前だけ向いて歩く。
今考えると、ここが最後の分水嶺だったのだろう。
僕は急に全身の自由が無くなり、その場に直立した。
一瞬何が起こったのか分からずパニックになったが、間もなく後ろから現れたニット帽を被った男を見て、ソイツが何かをしたのだと理解した。
「本当に効くんだな……この催眠アプリ」
意味のよくわからない事を言った男は、こちらの顔をマジマジと見て、ニンマリと笑った。
僕は、恐怖で何も言えなかった。なのに。
「おいお前。その場で犬みたいにお座りして、ワンと言え」
「!……ワン!」
その命令に、自分でも驚くほどスムーズな動きで身体と口が応えた。
そうして僕はいよいよ怖くなって、だけど勇気を振り絞って叫んだ。
「誰だお前! こんな事してタダで済むと───」
「黙れ」
しかし、その台詞を最後まで言うことは叶わなかった。
「あーうるさいうるさい。 光希くんだっけ?せっかく可愛いお顔してるのに……その声。変声期?嫌いだなぁ……似合わないよ。そうだな……とりあえず君の好きな女の子の声にしてあげようか」
男はそう言うと、端末を操作してから先程の下衆な笑みを浮かべた。
「嬉しいでしょ?『嬉しいですご主人様』って言ってみて」
「嬉しいですご主人様……っ!?」
勝手に喉から出て来た声はまさしく好きなクラスの女の子の声だった。
僕は悟った。もうこの男から逃れる術はないのだと。
「おー、ちょっと低いけど……落ち着いててこれも可愛いね。ダウナー系っていうの?」
「や、やめてください。もう、ゆるしてください」
「嫌だよ。今日から君は、僕のお嫁さんになるんだから」
「……なんだよそれ!? ホモ野郎!ふざけんなっ!解放────」
「黙れ。……あーもう、声はマシになったけど口調はまだ良くないなぁ」
「ヒッ」
「『今後一生、女の子らしい喋りかたをしろ』」
その言葉を聞いた時、もはや僕に言葉を発する気力は残って居なかった。
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商店街を歩く。
ここは学校の近くにある、僕が友達と良く遊びにくる商店街だ。
そこを僕は男の後ろについて、ひょこひょこと無言で歩いている。
「『今後一生、女の子らしい歩き方をしろ』」
「『僕の後ろから何もせず黙って着いてこい』」
その2つの命令を忠実に守ろうと、僕の身体は勝手に動く。
「あれ、光希どうしたんだ?」
不意に、知っている声が横から聞こえてきた。
徹だ。親友だ。だけど、僕は顔の向きすら変えられずらひょこひょこと歩く事しか出来ない。そうしていると、涙が溢れてきたのか頬に熱いものが伝ったのが分かった。
「光希?」
「光希の友達かい?」
「え? あ、はい」
「はじめましてかな。俺は草太の叔父なんだけど、先程草太の母親が交通事故に遭ったみたいでね、これからそこに向かう所なんだ。悪いけど、そっとしてあげて欲しい」
「え!? ……分かりました」
僕はその会話を聞いて、あまりのデタラメに喚き散らしたくなった。だけど、身体は言うことを聞かずにそのまま内股のまま歩き続け、とうとう男の車が停まっている駐車場にまで来てしまった。
車はミニバンタイプの車で後部はスモークで完全外から見えないようになっている。
僕は男に案内されるままその後部に乗り込み、ドアが勢いよく閉まる絶望の音を聞いた。
「『君はの名前は今日から
「はい……私の名前はミツキです」
「良いね〜ミツキちゃん!」
僕はどこかもよくわからない窓の無い部屋で、裸にされて、男とソファに座っていた。
そして対面にある大きな鏡を見ながら、僕はさっきからずっとこの男に、ケツを揉まれながら会話をしている。
男が言うには、これから僕はこのホモ野郎のお嫁さんになる準備をするらしい。
「『僕のことはご主人様と呼ぶんだよ』『言ってごらん?』」
「『はい、ご主人様』」
まるでご主人様は機械にプログラムを打ち込んで行くかのように、僕を強制的に『学習』させていく。
「『ミツキちゃんは、段々と僕の事が大好きになる』……ねえ、今の命令聞いて、どう思った?『言ってごらん』」
「嫌です。止めて欲しいですお願いします。と思いました」
「くくっ、そうかぁ!じゃあ今のは『条件を付ける』よ。『これからミツキちゃんが気持ちいいって思う度に、僕の事が好きになる』ってことにしよう! 僕は寛大だからさ、その「気持ち良いと思ったかどうかは君が決めていいよ! だから、もし今後ミツキちゃんが僕の事を好きになったなら、それは君の本心だ。理解した?」
「は……はい。ご主人様」
要は気持ち良いと思わなきゃ大丈夫って事だよな。
それなら大丈夫、大丈夫。大丈夫だと思う。だってこんな奴に何されても気持ち悪いだけだし、僕は助けが来るまでじっと耐えればいいんだ。
「よしよし、それじゃあ立って僕の目の前に来い」
その声に僕は自分の意思とは関係無く立ち上がり、男の前に立つ。下卑た視線に晒されながら、目を閉じて何も考えないようにしていると、次の指示。
「両手を左右に上げて。そうそう、まるで十字架に縛られてるようにね……そうしたらお待ちかねのキャラクリの時間だぁ!」
キャラクリ?
その嫌な予感のする単語に、思わず目を開くと、男はスマホを操作しながら、こちらをじっとりと笑う。
「まずは、そのおちんちんを消そうか」
今、何を言われたのか分からなかった。
股間が熱くなり、いやにくすぐったいけれど、怖くて下が見れなくて。
「肌艶は完ぺきなんだけど、骨格がやっぱ『男』って感じだなぁ。華奢な女の子のタイプに骨格変更と」
次に、全身がボキボキと鳴り出し、僕は反射的に叫び声を上げた。
「ギィあああああああああああっっ!!!!!???」
「黙れ」
だけど、それさえ許されなくて。
「……!!……………!!!!」
僕は、悲鳴を通して苦痛を外に逃がすことも叶わず、身体を作り変えられていく。
「おーおー、まさしく元々の女の子バージョンって感じでいいね! とりあえず素材の味を活かして、ここまでにしておいてあげよう。『喋っていいよ』」
「…………う…………ぁ…………」
「ミツキちゃん、君が僕のことを好きになってくれるまで、これから沢山遊ぼうね!」
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僕は男の指示のまま、服を着せられていた。
女物の小さなリボンのあしらわれた白いパンティーに脚を通し、何も無くなってしまった股の隙間をぴったりと覆う。
少し膨らんだ胸を抑えるため、レースが控えめに施された白いブラジャーを苦戦して付ける。
その上から、付ける意味の分からない触り心地が良くて変な気分のするショーツを着る。
膝上まである黒くてピッチリとした靴下は、ぷにぷにとしてしまった自分の脚を締め付け、ふわふわとした気分になった。
ここまで着たところで、男に何かを頭から被せられる。
腕と頭を穴から出してみると、それは白と黒を基調としたミニスカメイドの衣装だった。
「ミツキちゃん、よく似合ってるよ!」
そう言われても全くもって嬉しくない。
「こんなの着せて……どうするつもりなの……」
「それは勿論、花嫁修行さ……おっと、これを忘れていた」
男は懐からやけにフリルの多いカチューシャを僕の頭の上に乗せると、満足そうに自分のズボンを降ろし始めた。
「君はこれから、お口ご奉仕の練習をするんだ」
「お口ご奉仕……?」
思わず返すと、男は満足そうに頷いた。
「僕が満足するくらい気持ち良くしてくれたら、ここから出してあげることも考えてあげようかな! それじゃ『僕のちんちんは君の好きな匂い』『噛もうと考えるな』ということで、始めてもらおうかな!」
「ヒッ」
不意に視界が暗くなる。
それの原因が分かった時、僕は思わず声が出てしまった。
男のちんこは僕のソレと比べようのないほどデカかったからだ。血管が浮き出ていて、先端の周りには黄色いカスがビッシリと付いている。
男はそれを僕の鼻に押し付ける。
「あ……い、嫌……」
「ほらほら、どうしたの? いい匂いでしょ?『答えろ』」
「いい匂い……グスッ……です」
「『舐めろ』」
「な……めま……す……れろっ……んっ……はぁ……んむ……」
勝手に動く口の中がいい匂いで満たされていく。
いい匂いは鼻から抜けて、僕の頭がそれで汚れていくような感じがした。ざわざわと心が揺れて、もっと変な気持ちになる。
舌で舐め、唇で圧迫して、喉でしごく。
遣り方が分からずとも、勝手に身体が動いて。自分の物になっていく。
もう誰かもしれない。
僕は……ボクはもう、戻れないかもしれない。
どのくらい経ったのだろう。
そこまで考えて居たところに、上から声が聞こえてきた。
「とってもえっちで可愛いよ。ミツキちゃん。そろそろ出そうだから喉使わせてもらうね」
どういう意味なのかも分からないまま、男は僕の頭を両手で掴み、激しくピストン運動を始めた。
「ん゛!?……ん゛ぉ……ァ……ァ゛……ァ゛」
「うひょ〜! メス化したてのガキくちまんこたまんねぇ〜!!」
何かを叫んでいる男。しかし僕は激しい嘔吐感と痛みでそれを聞く余裕は無くて。
ビュッビュッッッ!!!
喉の奥で、激しく痙攣するちんこから出て来る何か熱いものが胃袋に入って行くのを、ただ感じていた。
苦しい。
こんな事がこれからも続くの?
嫌だ。嫌だ。嫌だ。
「ふぅー♥ すっごく良かったよミツキちゃん! これから毎日練習しようね……僕も旦那として頑張るからね♥」
「ぁ………ぁ………ああああああ!! やだあああああああ!!!」
「おっ」
立ち上がる。
逃げなきゃ、逃げなきゃ。
そう思い、半ば這うように駆け出した僕は、ドアの前まで辿り着いて、そのノブに手をかける。
「『止まれ』」
「あ、ぇ………」
「うーん可愛いね♥ それで逃げられると思ったんだ? 無理だよ♥ 無・理♥ 逃げようとしたお仕置きとして、君にはこれをプレゼント♥」
身体が動かせず、後ろを振り向くことも出来ない僕に、男は何かを持って近付いてくる。
震えてきて、涙が溢れてきた。痛くされるのか、苦しくされるのか。なんの覚悟も出来ずにその時を待っていると、男は僕の首に何かを付けた。
かちり、と何かの音が鳴る。
「はい! プレゼント♥ とっても似合ってるよ♥」
男はそう言って僕の手を引いて、鏡の前に立たせる。
そこには、首輪を付けられて泣いている知らない女の子が立っていた。
なんだ、これは僕じゃなかったのか。
だってどこから見ても別人だ。
別人だ。絶対に別人だ。
安心したら、鏡の女の子がこちらを微笑んだ。
何がとは言いませんが出したので続きはまだ無いです。