俺にはセシリアという姪がいる。兄が婿入りしたイギリス名門貴族のオルコット家当主との間に生まれた一人娘だ。母親の血を色濃く受け継いだらしく、セシリアは十五歳という若さながら既に男を惑わす美しさを手に入れていた。
その美しさがあれば、男など選びたい放題だろうに。現に、セシリアに言い寄る男は多い。中には嫉妬を覚えるほどに端正な顔立ちの男もいたはずだ。
それなのになぜ、セシリアは俺を選んだのだろうか。
「うふふ……」
二人きりの寝室。衣服は全て脱ぎ、ベッドに座る俺。そんな俺の股間で直立している男根を色白い乳房で挟み、長い金色の髪を揺らしながら乳肉を熱心に擦りつけるセシリア。俺と同じく一糸纏わぬ姿であっても恥ずかしげはなく、うっとりとした美しい顔に宿る青い瞳で俺の顔を捉えている。
セシリアから伝わってくるのは、俺に対する絶対的な信頼、そして愛情。
セシリアはどういうわけか、叔父である俺に惚れているのだ。
何故なのだろうか。俺はただ、幼い頃に事故で両親を亡くした姪が寂しくないように、傍にいてあげただけだ。幼いながらもオルコット家の娘として、両親の跡を継ごうと努力してきたセシリアを陰ながら支え、一番近くでその成長を見守ってきた。
姪に欲情する趣味も俺にはなかったはずだ。
セシリアに半ば無理矢理に初めてを捧げられるまでは。
気持ちよかった。久しく味わっていなかった交わりの快楽と、涙を浮かべながらも嬉しそうに俺を求めてきたセシリアに魅了されてしまった。その日、俺はセシリアを姪としてではなく一人の女として認識し、言い逃れできないほどに愛してしまった。
それ以来、俺はセシリアと恋人の関係を続けている。
叔父なのに、姪なのに、俺たちはこのままで本当にいいのだろうか。
「叔父様、動かしますよ?」
セシリアは両手で抱え持った乳房で男根を扱く。どれだけ卑猥なことをしていても、恋する乙女は美しい。俺以外見えていないといった盲目的な愛にのめり込み、俺へとその愛を注ぐことに夢中だった。
ここで俺が、もう今日で終わりにしよう、と言ったらどうなるのか。何者かの入れ知恵――おそらくメイドからだろう――によって、最近のセシリアは妙な知識をつけている。まさかとは思うが、逃がさないように俺を監禁する可能性も、絶対にないとは言い切れなさそうだった。
教育を間違えてしまった。やはり、俺みたいに独身でふらふらとしていた男に子育ては無理だったんだ。
俺は後悔を抱く一方で、セシリアのパイズリに身を震わせた。
結婚こそしていないものの、俺は女性経験が多いほうだ。十数人もの女性と夜を共にし、勘違いではなければ相手を満足させてきた。そんな俺を震え上がらせる手際の良さ。俺で処女を卒業してまだ日が浅いというのに、これだけの技術を手に入れるとはなんと恐ろしい。
「練習の成果、たっぷり味わってくださいまし」
乳房が柔らかく形を歪め、左右からむにゅっと男根を包む。谷間から覗く亀頭からは興奮の証である先走り液がとろとろと流れ出て、乳房を白く汚す。それを見てセシリアの表情がさらに緩むのがわかった。
「ペニスも喜んでいるようですわね」
そう言った後、セシリアが亀頭に向かってふーっと息を吐いた。作り出された風が敏感な裏筋を撫で、興奮がわずかながら膨らむ。前回パイズリをしてもらったときに比べて、技術も手札も増えている。どこをどうすれば気持ちいいのか、探りを入れるように俺を観察し、見つけた弱点を攻める余裕もある。
成長著しい。若さ故の学習能力の高さとは別に、セシリアの才能が垣間見えた。
にゅぷ、むにゅっと男根が乳房に可愛がられる。正直、予想以上だ。尿道口から漏れ出る先走り液の量が多く、いつ射精してもおかしくない。だが、出すにはまだ早すぎると思った。もう少し我慢したいとは思うが、少々辛い状況だ。
これは非常にまずい。少し落ち着こう。雑談でもして時間を稼ぎ、余裕を取り戻す。
そんな思惑を見透かされていたとでも言うのだろうか。
「叔父様」
視線を向けた俺に向かって、セシリアは続けた。
「叔父様のミルク、わたくしにたっぷり飲ませてくださいね?」
上目遣いに俺を見た後、亀頭に軽くしゃぶりつき、吸いつくセシリア。ないと思っていた新しい攻めの一手に俺は対応が間に合わず、体の奥底からこみ上げる欲望を静めることができなかった。
びゅるるるっ、と尿道口から迸る精液。思わぬ失態に言葉を失い、襲い来る射精の快感に黙って震えていることしかできなかった。
「んっ……!」
セシリアは精液を口内で受け止め、驚いたように声を上げたのも束の間、すぐに飲み下し始めた。わざとらしく喉を鳴らしている。悪戯が成功したような楽しげな表情で美味しそうに精液を啜っている。
「ごくっ、ごくっ、くちゅっ、んちゅっ、ちゅぅっ、れろっ……」
ただ飲むだけではない。舌で亀頭を撫で回すように刺激を与え、射精を促す。もっと出せ。そう言うかのような攻めの連続と、発情したように頬を朱に染めながら男の大事な物を吸い取る淫らな雰囲気に中てられて、精液が量産される。
たっぷり吸い取られ、数十秒。
「ちゅぷんっ」
と音を立てて亀頭から離れたセシリアの口内は、白く染まっていた。俺から搾り取った精液を味わうように、舌を動かして口内に広げ、よく噛んだ後に嚥下する。うっかり口から垂れようとしていた精液を一舐めで拭い取る。
ごくり、とまた音を鳴らし、セシリアは告げた。
「ご馳走様でした。叔父様の精液、美味しくいただきましたわ」
本当に美味しいと思ってくれたのだろう。裏のない笑顔を見て、男根はたちまち大きさを取り戻していく。乳房の中で元の硬さを取り戻したときにはもう俺に躊躇などはなく、自らセシリアを求め始めた。
「さぁ、来てください」
金色の髪をベッドに広げ、仰向けになったセシリアが両手を向けてくる。セシリアの膣口に男根を突きつけた俺は、誘われるがままセシリアへと身を近づけた。
柔らかい膣の感触。穴へと亀頭がめり込み、埋まっていく。狭く、強い締め付けとともに襲う体温を奥深くまで感じようと、腰を前に突き出す。膣肉に絡みつかれる感覚に思わず心が緩む。
「さぁ、もっと深くまで。わたくしの中へ」
セシリアの両手足が俺の体に撒きつく。逃がさないつもりらしい。セシリアの足によって俺の腰が押し出され、さらに深く男根が膣内を進む。もう、子宮口が亀頭に食い込んでいるというのに、まだ俺を受け入れようとしている。
相変わらずいい膣だった。元々男を喜ばせる才能に満ちた肉体であり、その上俺と体の相性もいい。こうして性器を限界まで触れ合わせ、見つめ合っているだけで幸福と快感が押し寄せてくる。
「今度こそ、叔父様の子を孕んでみせますわ」
まだ高校生にもなっていない身で、俺の子を孕む気満々のセシリア。欲しいものは何としてでも手に入れる、と言わんばかりだ。青い瞳はどこか正気の光を失っていて、浮かぶ表情は艶やかだった。
俺は腰を前後に動かし始める。男根をむっちりと包み、隅々まで余さず刺激をもたらす膣内。その穴に男根を出し入れする行為をせっせと繰り返していると、セシリアが耳元に綺麗な桃色の唇を近づけた。
「あぁ、叔父様。叔父様のような素敵な殿方と一つになれて、わたくしは幸せですわ。どうか、これからもずっと傍にいてくださいね。わたくしにはもう、叔父様がいない生活なんて考えられませんから」
紡がれた言葉の後、セシリアの舌が俺の耳穴を襲った。唾液でぐちゅぐちゅと掻き回される音が耳の中に響き、脳を快感で蕩けさせる。打ちつけるような強い腰振りをセシリアの両足によって強制される中、聴覚さえも支配される。
「ぐちゅっ、ぢゅるぅ、ぢゅぞぞっ、ぢゅぶっ、ぢゅりゅりゅりゅっ……!」
年下のセシリアにすっかり主導権を握られていた。前回までとまるで違う。これが、歴史あるオルコット家に生まれた才女の技。今までにないほど骨抜きにされた俺は、セシリアの耳舐めを受けながら腰を振るだけの雄に成り下がった。
「そう、その調子ですわ。もっと腰を振って」
セシリアに覆いかぶさっているのは俺のはずなのに、優位に置かれているのはセシリアのほうだった。セシリアの澄んだ声に操られるように腰振りを激しくする。
「1、2、1、2、うふふっ。中でガチガチになっていますわよ? もう出そうですか? いいですわよ。叔父様の遺伝子を、赤ちゃんのお部屋に好きなだけ注いでくださいまし」
元気な赤ちゃんを作りましょう? 叔父様が望むだけ。
はーっと耳に息を吹きかけられ、魅惑的な言葉を脳に刻まれる。
駄目だ。逆らえない。セシリアには敵わない。
頭が、体が、セシリアに全面降伏を告げる。こんなはずじゃなかった、と思いつつも、セシリアという存在に陥落することに喜びを感じている。自分のことを愛してくれる肉親。事故で兄を失い、孤独になったのはセシリアだけでなく、俺もだった。だけど、今までそれを誤魔化してきた。
セシリアが風邪を引けば、メイドや執事に任せるのではなく、俺自ら看病した。勉強も俺が教えた。身近にいる誰かのために時間を使っていると、その間は寂しさを感じることもなかったからだ。
俺は酷い叔父だ。全部セシリアのためではなく、自分のためのようなものだった。
それだけに留まらず、俺は叔父として姪に対して欲情するという禁忌を犯してしまった。処女を奪い、快感の前に抗うこともできずに膣内射精もしてしまった。もしかすると、もう妊娠しているかもしれない。姪に自分の子を孕ませる叔父など、最低でしかない。
「出してください、叔父様」
罪滅ぼしをするためにも、これからもセシリアの傍にいよう。
「出して、出して、出して、出して、出して」
光のない瞳で俺を見つめ、俺に笑いかけるセシリア。
俺の興奮が限界を迎えたのは、その直後だった。
どくんっ、どくんっ。脈動に合わせ、男根はセシリアの膣奥で精を放つ。向かう先は子宮。俺の遺伝子を内包する子種が子作り部屋を白く染めているだろう。歓喜に震えるセシリアの声に追い打ちをかけられ、種付けが促される。
どくんっ、どくんっ、どくんっ。これまでにない射精量だった。射精できた俺を可愛がるようにセシリアが耳舐めを再開したせいだろう。「大好きですわ」と愛を囁きつつ、耳がふやけそうな勢いで唾液と舌で苛め抜かれ、意識が蕩ける。
「絶対に幸せにして差し上げます。逃がしませんわよ、あなた」
親戚の垣根を超えて、女として俺を求めてくるセシリア。もう余計なことは考えず、この美しい少女を受け入れてしまおう。俺の中にそうした諦めの感情が芽生えたのは、セシリアによって睾丸の精液を搾り取られた後のことだった。