無表情な親友がTSして女の子になったけど相変わらず何を考えてるのか分からない 作:宇向 海
オリジナル:現代/恋愛
タグ:R-18 性転換 TS TSF 女体化 精神的BL ♡喘ぎ 精神的bl 無表情 ロリ 純愛
僕の親友である佐藤ユウマは間違いなく男であったはずだ。中学校の修学旅行で一緒に風呂に入った時にそれは確認済みだ。
「...おい、聞いてるのか」
僕はまだ信じられずにいた。僕を上目遣いで見つめるこの女の子がユウマ本人だということを。
孤発性女体化症候群(通称"TS病")、一夜にして体が完全に作り替わってしまう奇病。まるでファンタジーみたいな症状だから話題性は抜群で、実際になる人は全然いないのに知名度はとても高く僕も名前だけは聞いたことがある。
とは言っても、実際に僕の身の回りにTS病になる人なんて今までいなかったから、どこか別の世界の出来事だとでも思っていたのかもしれない。現実にこんな現象が存在することが信じられず、僕は半ば放心状態だった。
「...まぁ、そんなわけで女になったけどこれからもよろしくな」
鈴を転がしたような可愛らしい声でユウマはそう言う。確かに顔は面影がある。どこか気だるげなジトっとした目、猫のような鼻、...こいつ、元々整った顔立ちをしていたが女になったら本当に美少女じゃないか。
僕がそんなことを考えているのを知ってか知らずか、ユウマは冗談めかして両手を顔の横に挙げてピースをする。相変わらず表情筋は死んでいたが、その顔はどこか嬉しそうに見えた。
キーンコーンカーンコーン
昼休みのチャイムが鳴る。今日は4限が早く終わったので教室はすでに騒がしく、机を並べてお喋りしたり弁当を食べている生徒ばかりだが、僕はあまり食欲がなく手持ち無沙汰にケータイをいじっていた。
「アキ、何してるんだ」
「...一瞬誰かと思ったよ」
声のほうを向くと美少女がいた。もちろん、ユウマだということは分かっている。分かっているのだが、どうしても異性として認識してしまう。ユウマは僕の前の席を選んだようだ。座るときの横顔に一瞬ドキっとしてしまった。
「...飯、食わないのか」
椅子の背もたれに両腕を組んで乗せたユウマは少し首をかしげてこちらを見つめてくる。...なんてかわいいんだ。
「かわいい...」
しまった思わず心の声が漏れてしまった。ユウマはすっかり黙り込んでしまった。流石にかわいいは良くないよな。環境が急激に変化してきっと精神的に疲れていることだろうし、せめて僕くらいは前と変わらずに接してやりたいのだが、女性経験のない男子高校生にこの距離感の美少女は刺激が強すぎる。
気まずい雰囲気が漂う。何か言いたげなユウマを横目に僕はケータイを閉じてカバンに手を突っ込み、市松模様の赤い風呂敷に包まれた弁当箱を取り出す。...軽い。それにお母さんから受け取ってから対して時間は立っていないというのに布越しに感じる温かみがない。そんなまさかと思いながら僕は弁当箱の蓋を開ける。
「...何も入ってない」
しかし結果は案の定だった。弁当を入れ忘れるなんてうちのお母さんにしては珍しいミスだ。
「あぁそれなんだけどな」
ユウマはそう言ってカバンから自分の弁当を取り出す。ユウマの小さな手から吊り下げられた緑色の風呂敷はなんだかいつもよりも膨らんでいるように見えた。
「お前の分も弁当作ってきたんだ」
そう言って口だけでほほ笑むユウマが何を考えているのか僕は分からなくなっていた。
「なぁ、アキはどれが可愛いと思う?」
ユウマはそう言って振り返りケータイに表示した服のカタログを見せてくる。ちなみにユウマは今僕の膝の上に座っている。...どうしてこうなった。以前は僕のほうが小さかったからふざけてユウマの膝の上に乗ったりすることもあったけど、その逆はなかった。腿に当たる臀部の柔らかい感触と至近距離で囁かれるソプラノボイスが心臓に悪い。ユウマの細い腰に回した僕の両腕に思わず力が入る。
「ぁ...♡」
なんかもうどうでもいい気がしてきた。こんなん合意だろ。俯いたユウマの後頭部が僕のちょうど鼻のあたりに来る。僕は顔を近づけて匂いを堪能する。女の子のいい匂いだぁ。
「...あんたたち距離感ヤバくない?」
隣の席でケータイをいじっていた木村さんが呆れ顔で話しかけてきた。黒髪ロングのザ・清楚って感じの木村さんは見かけによらず結構グイグイくる。僕もユウマの距離感はおかしいと思います。
「...普通だって」
「いやいや、恋人同士の距離感だよそれ」
気だるそうに答えるユウマを木村さんは呆れたような顔で見つめる。気がつけば周囲の目線が僕たちに集まっている。昼休みの騒がしい教室だというのに僕たちについて話す声ばかりが耳に入ってくる。
「あいつらやっぱりデキてたのか...」
「ミユ大丈夫?攻めが女の子になっちゃったけど」
「いや、これはこれでアリかも...」
刺さるような視線がこそばゆく感じる。なんて言えばユウマはどいてくれるだろうか。
「ユウマ、ちょっと目立ってるしどいてくれないか」
僕がユウマの顔を覗き込んでそう言うとユウマは少し考えているような顔をした後、不満げに僕の膝を開放した。
「むぅ...しょうがないな」
心地のよい重みが離れていく。少し名残惜しいがしょうがない。そんなことをしていると先生が教室に入ってきた。時計を見ればもう午後の授業が始まる時間だ。散り散りになっていた生徒たちが一斉に自分の席に戻っていく。ユウマも僕に背を向けて小さく背伸びしながら歩き始める。
「そうだ、今日うち来ないか?」
教科書を取り出すためにカバンに突っ込んでいた僕の手が止まった。
当然といえば当然なのだがユウマと僕は小学校から一緒だったから、住んでいるところは結構近い。だけど最近はユウマの家で遊ぶことはなかった。理由は、ユウマが嫌がるからだ。なぜかは分からないが中学生になってからユウマは自分の家に僕を上げたがらなかった。
久々に入ったユウマの家はやはり思った通りでなんだか懐かしい感じがした。友達の家って独特な匂いがするよね。
ユウマは僕の手を引いて自分の部屋に案内する。人と手をつなぐのなんてずいぶん久しぶりな気がする。細く柔らかい指先から伝わってくる子供体温にドキドキしてしまう僕はきっと友人失格なのだろうな。
「こっちだ」
階段を上がった先にある部屋の前でユウマは立ち止まり、顔だけをこちらに向ける。この部屋にも何度か来たことがあるというのに無性に緊張してしまう。ユウマは立ち止まったままドアを片手で開けて振り返り僕を見つめる。
「入ってくれ」
妙な圧を感じ、僕は言われるがままに部屋に足を踏み入れる。中はまぁ普通の男子高校生の部屋といったところだ。机の上にはモニターとパソコン、その横に置かれた本棚には漫画本がずらりと並んでいる。僕はベッドに腰かけてユウマを待つ。
ガチャ、とドアノブに鍵をかけたユウマは歩きながら上着を脱いで枕元に放り投げて僕の横に腰掛け、上目遣いで僕を見つめる。
「なぁ、さっきの続きしないか」
「な、なんの続き?」
「ほら、さっきイチャイチャしてただろ」
ユウマは平然とそう言い放つ。どうやらユウマはあれを分かったうえでやってたらしい。僕は頭を抱えた。ユウマは僕の心を弄んでいるのだろうか。あまりそんないたずらをするようなやつじゃないはずなんだけども。
「ユウマ、なんでこういうことするの」
「こういうことって?」
「だから、ほら、イチャイチャしようとしてきたり」
「...嫌だったか?」
少し震えた声だった。僕はハッとしてユウマに顔を向ける。僕を見つめるユウマの顔からは不安げな表情が見て取れた。
「い、嫌なわけないだろ!」
「...本当に?」
「本当だって!てか、こんなかわいい女の子とイチャイチャしたくない男とかいないから!」
「そ、そうか」
ユウマの頬が少し赤くなった。流石に照れくさいのかさっきまで常に目を合わせてきてたのに今は僕から目を逸らしている。
沈黙が流れる。僕が気まずい空気を破るために話しかけようとすると先にユウマが口を開いた。
「なぁアキ、えっちしないか」
真っ赤に染まった顔でユウマはそう言い放った。えっち...えっちかぁ。えっちを申し込まれたのは生まれて初めてだなぁ。
「...えっと、ユウマは僕のこと好きなの?」
流石にそこまでされて気づかないほど僕は鈍感じゃない。今日の一連の行動を見れば明らかにユウマは僕に好意を寄せている。だから僕はとりあえず意思を確認しておくことにした。
「...言わせるな」
ユウマは赤く染まった頬をぷくりと膨らせながら、僕の胸に両手を押し当てる。どうやら押し倒したいみたいなので僕は押されるがままに倒れてあげることにした。
ゆっくりと視界が回転して、天井が目に入ってくる。完全にベッドに倒されると逆光でユウマの顔に陰がかかり、少し圧があるようにも感じてしまう。
「......えへ」
ユウマは太ももにのしかかり、僕を押し倒すと嬉しいのか普段は一文字に結ばれた口元が一瞬緩む。そのままユウマは僕の胸元に顔を近づけると、鼻歌交じりに頬ずりをする。なんだか愛情表現が小動物みたいでいじらしい。思わず僕はユウマの頭に手を伸ばしてしまう。
「...あ♡」
忙しなく動いていたユウマの頭が僕が手を乗せた瞬間に動きを止め、僕の方を期待するような目で切なそうに見つめてくる。
僕が望み通りに頭を撫で始めるとユウマは目を細めて気持ちよさそうに僕にもたれ掛かる。
「...♡♡」
...どうしよう、辞め時を見失ってしまった。僕はいつまでこうしてなきゃいけないのだろうか。
そんなことを考えているとユウマの目が開き、むくりと起き上がりシャツのボタンを上から順に一つ一つ外し始める。
「...アキ、こっちも触って欲しい」
シャツを脱ぎ捨てたユウマは僕の手を取って白いキャミソール越しの控えめな膨らみに押し当てる。
やわらかい。...これブラジャー付けてなくないか?ワイヤーが入っていれば触れば分かるはずなのに、それらしき感触が見当たらない。まるで薄い布一枚しか隔てていないような触り心地だ。
「ぁん♡...」
指の腹が固い突起に触れた瞬間、ユウマの喉元から艶やかな声が漏れた。頬を紅潮させて口を半開きにしている様子は普段の姿からは想像もつかないほど蠱惑的で、その瞬間ブチッと僕の中の何かがちぎれたような気がした。
「っ!...」
「ユウマが悪いんだぞ...」
ユウマの背中に両腕を回してぎゅっと抑え、体を横向きに倒して一回転する。物理的に上下関係が逆転して、僕がユウマを押し倒しているわけだ。
この嬉しそうに微笑むユウマの顔を快感に染め上げてやりたい、僕は自分の中に渦巻く歪んだ欲望の赴くままに柔らかな双丘に腕を伸ばす。
もう遠慮はしない。キャミソールをめくりあげて乳首を直接指先で蹂躙する。
「うぁっ♡..んぅ♡...あん♡...んあッ♡♡♡」
指の腹で挟み込んで引っ張ったり、人差し指の爪先で中心をカリカリしたり、口に含んで舌で転がしたり、とにかく思いつく限りの愛撫を行う。
しばらくそうしていると一際大きな嬌声が上がり、ユウマはビクンと大きく体を跳ねさせる。
「はぁーっ♡...はぁーっ♡...」
腕を額に乗せてとろんとした目で浅い呼吸を繰り返すユウマ。だらしなく半開きになった口からは白く濁った熱を帯びた吐息が漏れ出しているのがはっきりと見える。
「...ほんとかわいいな」
「っ♡♡♡...」
僕のかわいいという発言にユウマは目ざとく反応して、息を荒げながら焦点の合っていない目でこちらを見つめる。
「これから取り返しが付かないくらい僕に汚されちゃう覚悟は出来てる?」
ごくり、とつばを飲む音がした。お互いどうしようもなく興奮してしまっていて、こんな変態的なやりとりですら腰の炎を滾らせる燃料にしかならないわけで、ユウマの返事がどうであれ関係ないわけなのだが
「...ゃ、やだー...♡」
明らかに本心からのものではない拒絶と期待するような目、それが強引な情事を求めている状況証拠であることは間違いなかった。
「あっ♡...終わった...♡」
僕がガッチリと両腕を組み伏せた瞬間にユウマがボソリとそうつぶやく。言葉とは裏腹に嬉しそうな声色だ。顔が近づいているから囁くような声ですら良く聞こえる。
僕はそのまま顔を近づけてユウマの唇に口づけをする。ついばむようなバードキスだ。
「んん...♡...んむぅ♡...んはぁ...♡♡」
目を閉じて何度か口づけを繰り返した後、僕はユウマの唇を舌で押し開いて口内に侵入する。
「んむぅっ!...♡」
少し驚いたようなユウマの反応、少し遅れて迷い込んだ僕の舌に絡ませられるユウマの舌。巻き付かれた小さなベロに唾液を執拗に混ぜ合わせられて、これじゃどっちが蹂躙されているのか分からない。
「えへぇ...♡」
「ぷはぁ...積極的すぎるよ、ユウマ」
僕が舌を引き抜いて一息つくとユウマの少し満足げな顔が目に入る。どうやらキスでは勝てないようなので僕はユウマの新品のぷにあなに狙いを定めることにした。
僕は上半身を起こしてユウマのスカートをめくり、白いショーツにくっきりと浮かんだ一筋の溝に取り出した屹立をあてがい、緩慢なストロークで擦り付ける。
「ぁ♡...クリ♡...こすれて...♡...気持ちいい♡♡」
気づけば接合部がぬちゃぬちゃと水音を立て始めていた。ショーツ越しに愛液が染み出してきて屹立を濡らしている。
僕はショーツをずらして直接入口に肉棒をあてがい、狭い入口を拡張してゆっくりと中を押し開いてゆく。
流石に苦しいのかユウマは少し呻くような声を出すが、屹立の先端はすぐに奥に押し当たる。
処女膜というやつだろう。僕が一気に腰を深く押し込むとずずずっと中に完全に咥えこまれ、中が蠢いて膣壁にきゅうきゅう締め付けられているのが分かる。
「っ゛っ゛っ゛!!!!」
言葉にならない悲鳴を上げたユウマの顔が苦悶に歪む。僕は一瞬で冷静になり、急激に罪悪感に襲われた。
「ごっごめんユウマ!?痛かったよな!?」
「はーっ...はーっ...大丈夫...お前のためなら...これぐらい我慢できる...」
「ユウマ...ほんとごめん」
汗ばんで前髪が張り付いた額に腕を乗せて気丈にそう答えるユウマ。こんなに僕のことを思ってくれているユウマに僕はなんてことをしてしまったのだろうか。僕は自省の念を込めてユウマに口づけをする。
「ん...♡...んふぅ♡...大好きだぞ、アキ...♡」
「僕も好きだよ...動くね」
「あぁ...♡」
窒息しそうなほど長いキスが終わる頃には膣壁の運動は終わり、中は僕の肉棒の形にぴったりとはまるように成型が完了していた。
深く押し込んだ腰を引き抜くとずずずぅっと肉襞が別れを惜しむかのように吸い付いて、襞一つ一つが引き剥がされる度に極上の快感が加えられる。そして、気持ちがいいのは僕だけではないようで、
「お゛♡...お゛お゛お゛お゛ぉ゛♡♡♡...」
ユウマも今度は快感に顔を歪めているようで、少し嬉しく感じる。
「あっ♡...んッ♡...お゛♡...お゛お゛お゛♡♡...んんん♡」
腰を打ち付けながらキスで口を塞ぐ。今度は僕が蹂躙する番だ。舌先を口内に侵入させてユウマのベロに絡め、僕の唾液を塗りたくる。もはやユウマに反撃する余裕なんてなくてされるがままで、その姿がとてもえっちで僕の屹立が一段と固くなり、自然とピストン運動のペースも早まる。
「んんんんっ♡...んっ♡、んんんんんんんッ♡♡♡」
喉元から響いてくる呻くような嬌声とともに、中が激しくうねり、急激に締め付けが強まる。
「ああ、やば、でる!」
その瞬間僕も限界を迎えて、深く突き刺さった屹立が最奥でほとばしるように吐精をする。
数秒、数十秒の間吐き出され続けた子種がユウマの中を満たしているのを感じる。ズプズプっと肉棒を引き抜くと狭い入口からどろどろとした液体がコポコポとこぼれ落ちてくる。
「...やっちゃった」
「...♡...既成事実♡...責任とれ...♡」
息も絶え絶えでベッドに横たわりながらユウマは嬉しそうに僕を見つめてくる。
「まあ、いいか...ユウマかわいいし」
「あんたたち距離感おかしくない?」
「...普通だって」
呆れたような顔で僕たちを見つめる木村さん。その目線の先には僕の膝上のユウマ。もはや恒例となってしまい、僕たちの話をする人はもうこの教室には誰もいない。木村さんを除いて。
「セックスしてる距離感じゃん、それ」
「...したからな」
ボソッとユウマがそう呟くと教室中の視線が僕たちに集まるのだった。