女性は性欲激強でどたぷんムチムチ盛るペコな貞操逆転ポケモンワールドに転生した鈍感勘違いオリ主の冒険 作:超盛るペコ人ゴッド超盛るペコ人
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サントリナ少年を中心としたお話の舞台は、「ミシロタウン」から「カナズミシティ」へと移る。
そして、その町にあるエリートトレーナーズスクールから、さらにリトルスクールと呼ばれる施設での話となる。
カナズミシティの屋上ヘリポート付き高級マンションへと引っ越したサントリナ少年。
4才にしてあまりにも落ち着いた物腰に言葉遣いと、さらには異常としか言いようがない基礎学力やポケモンへの知識と知見を持ち、そんな才色兼備兼ね備えた美少年は当たり前のように同スクール内で波乱を巻き起こすのであった。
これは、そんなサントリナ少年にとっての「最初の担任」となった女性教師の視点での話である。
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カナズミシティのエリートトレーナーズスクールは、リトルスクールとハイスクールが複合したエスカレーター式の学び舎であり、サントリナ少年の前世的に言えば「リトルスクール=小学校+中学校」で、「ハイスクール=高校+大学」といったものになる。
ただし、学年制度や教育課程などは前世のものとは異なっており、随所にポケモンワールド独自の教科科目が追加されているため、前世知識を有しているサントリナ少年には色々と違和感を覚えることだろう。
その、リトルスクールの
なぜなら、教師同士で醜い争いまで繰り広げ、なんとかの美少年が入学するクラスを受け持つことになったからである。
(フ、フフ、フフフフフ…! まさか、まさか本当に、初級クラスに男の子が入学してくるなんて…!)
リトルスクール。
まだ教養が身についていないため、子供特有の無邪気さと粗暴さによる怪我や事故なども多く、どれほど気を張っていても「女子が集団で男子を囲んで泣かせる」というちょっと洒落にならない学内事件も起きてしまうことがある、言ってしまえばブレーキの効かない
男の子が入学するなら、どんなに早くても家庭教師をつけて初級クラスの教育を終了した状態であり、もっと言うなら中級クラスの教育だって家庭教師で済ませることがほとんどなので、だいたいが上級クラスからの入学になる。
奇跡でも起きない限り間違いなく男の子が入学してくることなど無いため、初級クラスのことは最悪の貧乏くじ扱いされており、そのため概ね一番下っ端の教師が任されるのだ。ちくしょう!
だが、今回はその奇跡は起きたのだ。
初級クラスに、男の子がやってくるのだ…!
なお中級クラスは、稀にだが男の子が入学してくることがあり、しかも中級クラスにいる女生徒たちはやっと猿がレディの皮を被り始めた程度であるからまだまだ割と男の子を威圧しがちであり、そんな男の子の避難場所として生徒と比較したら圧倒的に良識のある教師が選ばれがちなので……、そもそも男の子が入学するかどうかというギャンブル性はあるが一番役得をえられるクラスとして物凄い人気がある。
あわよくば、このときの思い出を大人になるまで引きずってくれて、男の子が大きくなってから求婚しに来てくれる……みたいな、誰もがそんな妄想が実現するわけがないと理解しつつも、そんな理想をワンチャンを望んでしまう。夢物語である。
そんな夢物語が、実現するかもしれない。
そう思える、ワンチャン叶えられる可能性があるというのが中級クラスなので、そりゃあもう人気になって当たり前だ。
それより上のクラスになってくると、女生徒たちも「自分たちの拙い行動が、自分たちの不利益どころか、ただ教師たちの利益になるだけ」と理解し始め、大変お淑やかに取り繕い始める。
それはそれで教師本来の本分である教育の方に注力できるので、「男の子は目の保養」くらいの感覚の教師にはこちらのほうが人気だ。
もっと言うなら、若いスバメの多くが上級クラスからの入学になるし、緊張した面持ちで初々しさ全開の男の子の群れを見られるのだから、こちらだって人気にならないわけがないのだ。
まあ、上級クラスからは生徒たちもしっかりと分別を覚えてきているし、スケベ心で変な視線を送ったり、下心あって贔屓などしようものなら、そのことに勘づいた生徒たちから親御さんへとあることないこと言いふらされて、保護者会やら学部長やらからド突き回されることになったりもするので、よほど上手い人じゃないと続けられないクラスでもある。
私はまだペーペーも良いところなので、正直言って無理だ。絶対にボロを出す自信がある。
初級クラスに男の子が入学してくるということで喜んで浮ついた考えばかりをしているが、懸念すべき問題があることもしっかり頭に入れておかねばならない。
猛獣どもの檻の中に、か弱い男の子が1人だけ放り込まれるなんて、そんなことしたらどうなるかなんて目に見えている。200パーセント確実に生徒同士での事件が起きる。
しかし、そこまで不安に思う必要もないだろう。
なぜなら、そこで責任を問われるのは、教師個人ではなくスクール側なのだ。
あくまで、そうやって発生する事件というのは「生徒同士のトラブル」なのである。
「教師はちゃんと止めようとした」という姿勢だけ守っていれば、個人の責任として強く責められることない。
幼児と言って良い相手に対して、身を挺して守ってあげるというようなことをせず、実質的な放置という残酷なことをしてしまうであろうということに良心の呵責的なものを感じはするが、それをやって過剰な行為だと判断されて失職しても、私のことは誰も守ってくれない。
スクール側は、あくまで「スクールが責任を負える範囲でだけ、教師を守ってくれる」のである。
申し訳ないが、あの美少年が
そして、あわよくば先生へと助けを求めてくれて、それがきっかけで未来のお婿さんとして迎えに来てくれたりして。なんちゃって。ぐへへへ……。
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教師の間では先んじて噂になっていた美少年のサントリナくんが入学した初日は、予想通りに
それがどれほど幼い男の子から威圧的に思われるかなど想像できない、子供特有の視野の狭さによる行動の結果がこれだ。事前にわかっていたとは言え、凄まじい光景に頬がヒクヒクと小さく痙攣する。
サントリナくんには悪いが、私にはこれを鎮めることなんてできない。
「こーら!静かに!」などという形ばかりの注意を飛ばすが、声のボリュームが少し収まっただけで喧しさや好奇の目が収まる気配はない。
くくく、そうやって威圧的に振る舞うが良い
キミたちがそうやって振る舞えば振る舞うほど、この美少年が将来の私の王子様になってくれる確率が上がるのだ。
いや、流石に「怖くなって休学・退学しちゃいました」とかになるほどはやめてほしい。ほどほどに、ほどほどに威圧的であれ。
まあ、そんな加減が出来るようなら、この初級クラスが「貧乏くじ」などと呼ばれることも無いわけなのだが。
……なーんて思っていたのだけれども。
サントリナくんが入学してほんの数日。
彼は今日も
「サントリナくん!これおしえて!」
「これは教科書のこのページに解き方がのっているから、試しにこれで解いてみてね、わからなかったらまた聞いてくれていいから」
「わたしもわからないところがあるの!」
「じゃあ一緒にやってみよっか、教科書とドリルは…もう持ってるね、じゃあそれを一緒に見ていこう」
「わたしも!」「わたしも!」「わたしも!」「わたしも!」「わたしも!」
「うん、順番に応えるから、ちょっと待っててね」
「「「「「 はあーい!! 」」」」」
あはは、凄いなぁ、あはは。
うーん。話している内容だけ聞けば「勉強熱心な子達に勉強を教えてあげているイチ生徒」という様子なのに、初級クラスの全員がサントリナくんに群がり、列を成して廊下の向こうにまでヒトの波が続いている。
初級クラスは何もこの教室だけではない、合計で8つの教室があってそれぞれに30人ほどの生徒がまとめられている。
そして、この教室以外の初級クラスの
いや、いやいや、いやいやいやいやいや。
「男の子を威圧的に囲んで泣かせた事件」があるというのは聞いていたが、ここまでだなんて想像できるわけ無いだろ、やばすぎるよ初級クラス。侮ってたわ。
そんな状況にあって私と言えば、一応今の時間の授業の内容を板書している。
誰も見ていなければそれも無駄だと割り切るのだが、なんとこの状況にあってなお、サントリナくんはしっかり板書をノートに書き写してくれているのだ。
ちなみに
その状況にあってむしろサントリナくんの方が「すみません、なんだかボクのせいで…」などと謝ってくるので頭がおかしくなりそうだ。謝るのはそこら中にいる
その状態で1日中モミクチャにされ続けているというのに、しかも
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その週末、生徒たちが休みの日に行われた初級クラス教師陣のミーティングでは、私はまっさきに学部長に縋り付いてこの状況をなんとかしてほしいと懇願した。
「学部長ぉ~~!!無理です!!私の手に負えませぇん!!」
「サカマタさん、あなたそれでも教師ですか、自分の受け持った生徒を見捨てるような発言をして…」
「いや限度っっ!! 限度があります!! よ!!」
「はぁ…全く情けない…え~、それでは順番が前後しますが、先にサカマタさんの訴えから話を進めましょう。このまま縋りつかれても面倒ですし。 では早速ですが、サカマタさんの代わりにあの教室の担任になりたい方はおられますか?交換で済むならその方が早いので」
「「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」
「うおおーーーい!!ちょっとアンタたち!!黙りこくるなぁ!! アンタたちみんな男の子の入るクラスを受け持ちたい~って散々言ってたでしょうが!!」
「それはあなただって同じですし、なんなら醜い争いまで繰り広げて勝ち残ったのがあなたでしょう、サカマタさん」
「うぐ、ぐぬぬ…!!」
「……はぁ。やる気があるならそのヒトに任せてみようとも思いましたが、これなら次の話も皆さん異論はなさそうですね? では、次の話ですが…」
「ちょちょちょ、学部長、そんな簡単に諦めて次の話に進めようとしないでください!! お願いですお願いです本当にお願いです!!女生徒たちもどんどん目がギラついていってて、もういつ何が起こるかわからなくて怖いんですぅ!! そうじゃなくてもなにかが起こる前に、このままじゃ私の気が狂って死んじゃいますぅぅっ!!ひぃぃぃん!! それとも学部長は私に死ねとおっしゃるおつもりですか!?」
「聞き捨てならない言いがかりはよしてください、サカマタさん。 それに、次の話はあなたの目的にも合致しているものです、落ち着いて話をお聞きなさい」
「ほ、ほえ?」
「おほん。 あらためて、次の話はそのサントリナくんについてのものです。 サントリナくんですが、学習意欲が高いだけではなく、基礎学力と教養までもが大変に成熟しており、初級クラスの環境ではサントリナくんに与えるべき教育水準と大きく乖離があるというのが、学部長としての判断です。 そこで早速ですが、中級クラスの学部長と学長および副学長に判断していただき、特例ですが飛び級の対応を進めたいと思います」
飛び級。
特例と言いつつ、制度自体は元から存在するものである。
しかしながら、飛び級をするためには様々な必須条件があり、その条件をくぐり抜けることがほぼほぼ不可能なので、今日に至るまでその制度が利用されたという前例はないはずである。
ほぼほぼ不可能な制度がなぜ存在するのか?
そりゃあ、結構な数いるからだよ、上級クラスの男子生徒とお近づきになりたくて飛び級したいという女子生徒が。
だから、「これだけのハードルをくぐり抜けたら上級クラスに編入してあげられるよ~」と言って無理難題を用意し、
「サントリナくんには、入学早々にせっかく仲の良い友だちができたところで大変申し訳無いのですが、彼自身に問題がないとは言え彼を中心として学内の風紀が著しく乱れており、私としては事態を非常に重く捉えております。……というより、今の事態がこのまま放置されて公になったら、この場にいる全員の首が飛び、誰かに入れ代わっているだけですね。 さて、幸いなことに、サントリナくんは飛び級に必要な条件をほぼほぼ満たしているであろう異例の麒麟児ですのでその辺は概ね問題なしと考えます。 あとは本人の意向……は、サカマタさんに説得を頑張ってもらうとして、」
「えっ、はああ!?ちょ、がくぶちょ」
「さて、この話に異論のある方はいらっしゃいますか?」
「「「「「「「 異議なし!! 」」」」」」」
「みなさん、即断即決にご判断いただきありがとうございます。 では、前例のない制度利用ですので、皆さんで手分けして資料の用意を進めましょう。 すみませんが私は中級クラスの学部長と学長および副学長の説得に取り掛かりますので、早いですが今週のミーティングはこれにてお開きとさせていただきます。 よろしいでしょうか?」
「まっ、まって」
「「「「「「「 異議なし!! 」」」」」」」
「では、サカマタさん。サントリナくんと保護者の説得をお願いしますね。 大丈夫、失敗したらあなたも含めてこの場にいる全員の首が飛ぶだけです。 私も頑張りますので、どうか成し遂げてくださいませ、お互いに吉報を持ち合いましょうね」
学部長はそれだけ告げて風のように早く会議室を飛び出していった。
このままではまずい、入学早々の
助け舟を出してもらおうと他の教師たちの方に顔を向けると、「私はこっちの資料を!」「私はこっち!」「これ行政の確認が必要よ!すぐ行ってくる!」などと凄まじい連携で飛び級制度に必要な資料をまとめながら各々の役目を果たすために会議室を飛び出していった。
全力疾走で扉に向かっていったやつはともかく、窓から飛び出していったやつはなんなんだよ。
いや、でもそうやって逃げる気持ちもわかるよ。
私だってペーペーの新米教師とはいえ、これがどれだけ厄介な問題を抱えている状態なのかの想像くらい出来る。
多分他の教師たちだってみんなそうだ、だからこそ逃げるように飛び出していったのだ。
初級クラスが
それが、幼い男子生徒への対応を間違えたとなったら、今後上級クラスに入学してくる男の子の数だとか、そもそもスクールとしての資質を疑われて生徒たちの質の低下も招きかねない。
今よりさらに事態が悪化したら、あまつさえスクール全体の質の低下なんて起きてしまったら、絶対にクビだけじゃ済まない。
つまり、何が何でも事態を解決しなきゃいけない状況なのだが、その解決の成否について決定的に必要な、全責任が集中すると言ってもいいポイント、それが「本人の意向をいただく(説得に成功する)」という部分になってくる。
ギエぇえーーーーっ!!
こ、こんなことなら、初級クラスで男の子の入学なんて望むんじゃなかった!!
っていうかサントリナくんはなんであんな
そうやって一人になった会議室で嘆いている私の元に、額に汗を浮かべ少し息を切らしながら学部長が戻ってきた。が、学部長!あなたもしかして!!
……などとちょっと期待したが、学部長は私に「早ければ週明けには中級クラスに入ってもらうことになりそうですので、サントリナくんと保護者の説得は今日明日中にお願いしますね。ではまた」とだけ告げて、またしても風のように去っていった。
私は魂が半分ぐらい飛び出ながら、とりあえずやるだけやるしか無いと絶望しながら、スクールに設置されている電話を使ってサントリナくんのお家に電話した。
明日に家庭訪問して構わないとのことである。その話を他の教師たちにも共有し、死に物狂いで必要な資料を集めてきてもらった。
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その後、ビビり散らかしながらサントリナくんの説得を試みたのだが、その説得は驚くほどあっさりと成功した。
飛び級の話を出した時点で「ありがとうございます、先生たちがお困りの様子だったのには気づいていたので、むしろそのように計らっていただけてありがたくも申し訳ない気持ちです」などと4才とは思えないほど下手に出て話を受けてくれた。
そう、サントリナくんがあんな状況にあっても楽しそうに勉強している光景を見ていたので、説得なんてできないんじゃないか……などと勘違いしていたが、よく考えたらサントリナくんほど常識的というか良識があるならば、あの状況がどの立場の人にとって迷惑なのか簡単に想像できるのである。
いや、4才の子供がそれを想像できるってのは絶対に普通ではないのだが、しかし「サントリナくんだったら」と思うと納得するしか無い。
流石、絶対に無理だと思われた飛び級の条件をほぼほぼ素で満たしているだけのことはある。
ちなみにその「飛び級に必要な条件」というものについてだが、生徒側には公開されていない条件が多数あり、それらの殆どは学力よりも「教養」や「社交性」の方が重視さたものとなっている。
学力については意欲があれば家庭教師などつけていくらでも学べばいいだけなのだが、下手に年齢不相応に学年が上がってしまえば、心が未成熟の状態で「良識を持つ他人」と接することになってしまう。
生徒の本分は学業であるが、スクールとしての本分は教育なのである。これは似ているようで違う。
心の成長を置いてけぼりにして学力だけに重きを置くというのは、スクールの本分からして許容できない話なのだ。
心の成長とは、本来はじっくり時間をかけて育むものである。
同年代の子たちが互いに剥き出しの心でぶつかり合って傷つけ合うなどして、その傷の痛みを理解し合い、そうして少しずつ「心を慮る付き合い方」というものを学んでいくのである。
ゆえに、「飛び級」などというものは本来認めるべきではない、制度としてすらあるべきではないものなのだ。
しかし、サントリナくんはどういうわけか、その心の部分が完全に成熟しきっている。
最大の目的だった「説得」の部分がすぐに済んでしまったし、そんなサントリナくんの心の成長の秘訣というか秘密みたいなものが気になったので、サントリナくんに対して「どうしてそんなに内面的に素敵なのか」と迂遠な聞き方をしてみたら、「お母さんのおかげです!」と嬉しそうにはにかみながら答えてくれた。天使の笑顔である。股がジュンッてしそうだ。
そのサントリナくんの横でにこにこと微笑みながら座っているのがサントリナくんのお母さんであり、サントリナくんの言葉に対して「
言われたとおりに言い直してくれるのクッソかわいい。いいなぁ、私もサントリナくんにママって呼ばれてぇ~。おっぱい吸ってくれないかな。
……って、変なこと考えてたらサントリナくんのお母さんとバッチリ目があってしまった。っていうかガン見されてた。
やっべぇ~、サントリナくんのことを変な目で見てたと思われてそう。
意識をあらためて「サントリナくんを説得する」という当初の目的は果たしたので、このなんとなく微妙な空気を変えるためにも、他の教師たちが掻き集めてくれた資料を元に「飛び級にかかる教科書の変更」「体格差の違いによる注意」などの確認や説明を進めていき、それらの説明も無事に済ませることができたので、そのままこの場は解散となった。
こうして、私を含む初級クラス教師陣全員の団結力により、サントリナくんの中級クラスへの飛び級が成立した。
飛び級が適用されるのは、彼が入学してからわずか1週間後からである。
そしてなんと、その中級クラスでも一波乱巻き起こしてすぐ次の週には上級クラスへと飛び級になった。
というか、サントリナくんの中級クラスへの飛び級が成立した時点で凄まじい危険予知を発揮した中級クラスの学部長が、すぐさま行動を起こして次の週明けには上級クラスへと編入できるように動き出していたようだ。はえーよ。
ちなみに中級クラスで巻き起こった事件については、サントリナくんが他の生徒達より年下でありながら中級クラスに編入されたということで、同じ教室にいた親分気質な女子生徒がサントリナくんのことを……なんか気が大きくなりすぎたのだろう、サントリナくんを自分の子分にしようとしたことから始まるらしい。
それから色々あってその女子生徒がサントリナくんから「じゃあ、お姉ちゃんってことですね」などと呼ばれ、そのときのサントリナくんのあまりの可愛さに中級クラスの女子生徒たちが揃って「どけ!!私がお姉ちゃんだぞ!!」などと言いながら血迷ってサントリナくんに群がったのだという。バカどもがよぉ。
そんな女生徒たちに対しても、サントリナくんはまたしても普通に授業を受けながら丁寧に対応していたという。
その様子が全然想像できてしまうのだが、そんな様子が想像できてしまう方が異常すぎるということにふと気づき、なんだか可笑しくなってしまって「ふひっ」などという変な笑いが込み上げてしまった。
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この大事件を機に、この女性教師・サカマタは「スクールで運命的に出会った幼い男の子が将来自分の王子様に成長して迎えに来てくれる」などという夢を見るのをやめた。
「いつまでもそんな夢を見てるんじゃないよ」などというのはあまりにもその通りなのだが、しかし割とガサツでスケベ心が旺盛だった彼女は、その気質のせいでまったく男っ気がないまま大人になってしまった。
もうショタが自分の理想の王子様に成長してくれることにワンチャンかけるしか無いと思っていたのだ。みなまで言わずとも、なかなか愚かではある。
しかし、そんな夢から覚めた。
こんな
だからこそ、独身女教師…いや、乙女・サカマタは決意した。
上級クラスの担任教師になれるよう、死ぬ気で頑張ろうと。もう少しまともにショタと交流を図れる環境に身を置こうと。
──そんな思いに反して、「初級クラス全体の学力向上に一役買った(事件のもみ消しのため、サカマタのおかげで全体的に学力向上したことになった)」という実績から、これからずっと初級クラスの担任として張り付けられるようになる。
そんなことは今この時点では知る由もない話であり、自身の決意からなる死ぬ気の頑張りのおかげで本当に初級クラス全体の学力向上を維持できるようになってしまい偽物の実績が本物になってしまうという皮肉な事態になることだって、まだ誰も知らない。
今の時点でこのスクールの在校生であり、数年後にはカナズミシティのジムリーダーにもなる「ツツジ」が、さらに年月を経て大人になってこのトレーナーズスクールの教師となり、その頃にはツツジとサントリナ少年が大変ラブラブな状態であるのを見せつけられることになるなんて、知らないったら知らない。
しかもそのサントリナ少年が実は超ヤリチンとしてたくさんの種をバラまいていることを知り、トチ狂って四十路も目前という頃になるまで捨てきれなかった処女をサントリナ少年にもらってもらうという未来が待っているだなんて、知らないったら知らないのである。──
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ここでいったん、サントリナ少年のママである、デイジーの視点で状況を見てみよう。
そもそもこのカナズミシティでの目的だが、サントリナ少年は初級クラスに3年間通って、中途卒業するというものであった。
これは一般的にはかなりチグハグな行動なのだが、サントリナ少年のママであるデイジーは世間知らずだったこともあって、まずはスクールで学んでから専門の家庭教師をつけて学ばせようと考えてしまっていたのだ。そう、一般的なものとは順序が逆だったのである。
デイジーが自身の致命的なミスに気づいたのは、「サントリナ少年は飛び級するべきだ」という話を聞いたとき。
そのときになってやっと、
幸いなことに、今の最悪な状況を打開できる「飛び級」という制度が、なんとも都合よく愛する我が子に適用できるという話なので、デイジーとしては「一も二もなく受けるべきだ。いや、受けなければならない。」と考えた。
しかし、スクール側としてはあくまで「本人の意向が必要で、ワタクシたちとしても是非にと思うのですが…」などと、4才の子供相手に判断を委ねようとしてくる。
もしも愛する我が子が判断を間違えたら、飛び級をしたくないなどと言いだしたら、そんなことを言われてしまったら、愛する我が子を守ってあげられない。
デイジーの内心には黒く混沌とした邪悪な思考が渦巻いていた。良くはないが、縛り付けてでも家の中で生活させて、家庭教師による教育に切り替えようかと静かに計算を始める。
しかし、そんな心配や計算など不要だと言わんばかりに、サントリナ少年は飛び級することを承諾した。
デイジーの心のうちは、サントリナ少年の正しい決断を聞いてパアッと明るく晴れやかなものになる。やはり我が子は最高の
後日、中級クラスでも初級クラスと同じような事態になったと聞き、やはり誰か一人くらい見せしめにブチ殺しておこうかと静かに計算するデイジーであった。
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さて、紆余曲折あり、リトルスクールの初級クラスではなく上級クラスに通うことになったサントリナ少年。
初級クラス、そして中級クラスでは、他の生徒達はサントリナ少年より肉体的には年上とは言え、まだまだ心の幼さが残る子供たちであったため、大変な事件を起こしてしまった。
しかし、上級クラスともなれば、流石に弁えているようで……というよりも、サントリナ少年が中心となって発生した事件のことを流石に存じているので、「下手に近づこうとしなくなっている」というのが正解といった様子であった。
サントリナ少年は、たしかに魔性の美少年である。
しかし、どれほど賢くて可愛くても、所詮は4才の男の子なのだ。
上級クラスともなれば、年齢は9才から14才ほどとなるため、本格的に思春期に突入するものも増えてきており、年下よりも年上に憧れ始める年齢でもあった。
実際に年下で歳の離れた弟妹がいると、遊びや勉強などで面倒が多いと感じる者も多いため、年下というだけで面倒くさく思ったり、下手すればソレだけで嫌いになるというものまでいる。そういうちょっと尖り気味なお年頃なのである。
そんな上級クラスの面々にとって、まさしくトラブルの中心地であったサントリナ少年はまっさきに「面倒」と思われてしまう対象となっていたわけである。
そんなサントリナ少年に対して、特に他の生徒とは異なる反応を見せた、数人の生徒を先んじて紹介しよう。
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一人は、このときすでに頭角を現していた、エリートトレーナー時代の「ツツジ」である。
岩のように硬く凝り立ったデカ乳首が常に衣服に浮き上がっており、クリトリスも常時ガチガチの状態で飛び出しているデカクリで、そのデカクリが擦れるような服を着るのを嫌がって常軌を逸した開き方をしているスカートを常に履いている。
ちょっとしゃがんだり前かがみになったりするだけで、前から後ろからビンビンのデカクリが浮き上がっているのを周囲に見せつけてしまっていることに、本人は全く気づいていない。
カナズミシティのトレーナーズスクールの大出資者であるデボンコーポレーション総帥のご親戚であるため、非常に扱いに困る人物だ。
しかも、将来は厳しくも優しいとても優秀なジムリーダーになる彼女であるが、このときはとある問題を抱えており、「優秀ではあるが、問題児でもある」という要注意人物としてスクール側に認知されていた。
その理由を端的に言えば、この時代のツツジの性格に問題があるのだ。
ツツジは「エリートトレーナーはかくあるべき」という、非常なまでに四角四面なガチガチの性格をしていた。
真面目なのは良いことだが、学力を高め成長するほどにその思考が極端になりすぎてしまい、自他ともに厳しすぎる性格にまでなってしまったのだ。
そんなツツジは、飛び級で進学してきたサントリナ少年のことを完全に敵視していた。
ルールを守らずに進級してくるし(ツツジが勘違いしているだけで、制度としては正しく存在しているが、ズルをして進級したと思っている)。
そもそもスクール全体を巻き込むような大事件を引き起こしているし(これもサントリナ少年が事件引き起こしたわけではなく、むしろ巻き込まれた被害者側と言って良い立場なので、完全にツツジの勘違いである)。
それらの要因に伴って学力の方も疑わしく思っていた(これはある意味間違っていないが、しかし上級クラスについていけるほどの賢さはあるので、これもツツジがそう思い込んでいるだけ)。
そういった感違いや思い込みによって、ツツジはサントリナ少年に非常にまっすぐで、かつかなり捻くれている対抗意識を燃やすのである。
サントリナ少年の存在を否定したい、自分が考える正しさのために、間違っているサントリナ少年を懲らしめたい。そういう意識を持ってしまう子だった。
……と、この時代のツツジは、このような勝手な思い込みで状況を判断することが多く、しかもなまじ正論のように聞こえる話しぶりをするので、嘘か本当か判断が難しい話を広げてしまうこともあった。
当然ながら、そんなヒトを好ましく思うことなど殆ど無いので、このときのツツジは割と孤立した存在にもなっていた。
そんな気難しすぎる少女時代のツツジに目をつけられてしまったサントリナ少年だが、ソレによってどのようなイベントが発生するのかはまた後で話そう。
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先に、サントリナ少年に対して他生徒とは異なる反応を見せたという、他の生徒達も紹介しよう。
そのもう一人が、毒ポケモン使いのジムリーダーを親に持つ、カントー地方はセキチクシティ出身の「アンズ」である。
ツツジと同じくまだ9才の少女時代であり、健康的でムチムチなデカケツと太腿は凄まじいジャンプ力を発揮するべく鍛えたアスリート的な肉付きで、他のヒトより若干体温が高めかつ汗をかきやすい体質なので、そのデカケツが座った後にはデカケツとモリマンの痕がくっきり浮かび上がってしまう。
アンズはそのことがちょっとコンプレックスだったので、平時はあまり座りたがらない。
そうやって立ちっぱなしになることが増えるせいで、余計に下半身がじわじわ鍛えられムチムチデカケツ化が進んでいっているのだが、このコンプレックスはずっと治ることがなく一生デカケツが成長し続けることになる。
また、このときはまだ貧乳……のように見えるが、動きやすさを重視してサラシをキツく巻いて胸を潰しているだけであり、そうやって胸を潰しすぎたことで近い将来には若くしてタルンと伸び潰れたヘニャ垂れ爆乳になってしまう。
これもまたコンプレックスとなってしまい、それを隠すようにしてサラシを巻き続けてしまい、どんどん望まない体型になってしまうのだが、それはまだまだずっと先の話だ。今はまだ、すでにちょっと垂れ始めてるくらいの美巨乳である。
話は変わって、現在のセキチクシティジムリーダーであるキョウは、カントー地方に密かに本拠地を構える世界的なマフィア組織「ロケット団」の諜報組織の長の一人であり、その娘であるアンズにも「仕えるべき主、サカキ様のお役に立つべく、よく励め」という方針で教育を進めていた。
そしてキョウは、とある理由から1年ほど前からこのトレーナーズスクールにアンズを通わせ、そこで強いポケモントレーナーになるべくよく学びながら、同時に秘密裏にサントリナ少年の監視と護衛の任務を与えていた。
アンズは、なぜサントリナ少年を監視し護衛までしなければならないのか、しかもそれを秘密裏に行わなければならないのかの詳細は知らない。
しかし、シノビとは、影とはソレでいい。何も知らずとも目的を果たせばいいだけなのだ。
……というようにキョウは考えていたし、アンズもそうだ。そう考えてこの地に送り出されたことは間違いない。
だが、流石に9才の少女であったアンズではまだまだ心を鉄にするような技術が足りず、サントリナ少年との交流により情緒とか思考とか感情とかが色々と壊れていき、心を鉄にしきれずコンプレックスを強く感じるという、シノビとしては実に情けない中途半端な仕事人となってしまうのだが、ソレもまた別の機会に話そう。
+
更にもう一人。
将来はイッシュ地方でトップアイドル兼ジムリーダーとして活躍することになる、現在は少女時代のライトニングビューティ「カミツレ」である。
女性としては非常に珍しい天然スレンダーボディであり、おっぱいもおしりもとても小さくまさしく天性のアイドルである。
一応、マンコがかなり前付きで普通のパンツではボッコリと膨れ上がって見えてしまうから常日頃からアンダーパンツも着用して盛り上がりを抑えていたり、乳輪が非常に大きくしかもかなり膨れ上がっているロケット貧乳と呼ばれる形状をしていて、しかも乳首も長くて普通の衣装では絶対に隠しきれないというかなりのド下品ボディをしているが、逆に言えばソレらさえ隠せてしまえば誰もが憧れる理想のスレンダー体型美少女である。
将来トップアイドルとなるべく、ホウエン地方の各地のアイドルコンテストへ挑戦するために来たというのが第一目的であり、そのために勉学をおろそかにすることは認められないという親の意向によりカナズミシティのトレーナーズスクールに通うことになったという経緯があった。
本気でアイドルを目指すカミツレにとっては、初めはサントリナ少年など眼中になかった。
ただ、眼中になかったがゆえに他の生徒たちと違って普通に接してしまうことになった。
あまりにも周囲への関心がなさすぎて、サントリナ少年が中心となって巻き起こった事件のことも「そう言えばそんなことあったかもなぁ」くらいの認識しか持っていなかったのである。
カミツレにとっては、サントリナ少年はどうでもいい存在。そのはずだった。
しかし、アイドルを目指すカミツレに立ちはだかっていたとある大きな壁をぶち破るきっかけを、サントリナ少年が与えることになったことで、カミツレはサントリナ少年に対する認識を改めるようになった。
女と男の関係という意味ではなく、憧れでもあり超えるべき壁でもありライバルのようでもある、意識せざるを得ない相手として認識するようになっていったのだ。
そうしてカミツレは、ツツジとは別ベクトルでサントリナ少年に対して対抗意識を燃やすようになり、何かとつきまとったり突っかかったりと変なイベントを起こす存在になる。
しかしこれもまた、まだもう少し先のお話だ。
+
三者三様、どの少女も非常にクセが強く思考も行動方針も異なっており、そんな少女たちに絡まれることが確定しているサントリナ少年の生活は、一体どうなってしまうのか。
そして、そんな未来が待っていることも知らないサントリナ少年は、次回ついに一匹目の手持ちとなるポケモンとの出会いを果たすのである。
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▼スキット「アンズの嘆き」
「……くっ、今日も護衛できなかった…!」
「っていうか何なのよあの子! たしかにちょっと可愛いかもしれないけど、それにしたってあんなにモミクチャにされてちゃ、シノビとして護衛するなんて出来っこないよ!」
「で、でも……こ、こ、こんなの、父上になんて報告すれば……いや、いいや! 護衛対象が無事であれば、きっと大丈夫…のはず…!」
「それに、護衛方法を考えるために集めた情報の中に、すぐにでも上級クラスに飛び級で編入してくることもわかったし、自然と近くにいられる関係になってしまえば護衛だってしやすくなる…そうなれば、名誉挽回のチャンスよ!」
「……父上から、子供の監視と護衛だって任務を言い渡されて、それをあたいは勝手に簡単すぎると思ったり、それで父上の期待にバッチリ応えられるなんて舞い上がったり……それなのに、実際に任務が始まってみたら、こんな有り様なんて……ぐすん……」
「ぐっ、くそぅ、な、泣くんじゃないっ! あたいはまだ、失敗なんてしていないっ! ……で、でも、父上への報告……溜めちゃってる、な……ぐすん……」
「……ぐすっ、ええい! 必ずや、父上に良い報告をお送りするのだ! 父上からいただいた任務をこなしたと報告するのだ! 心の弱さを出すなんて、まだまだ未熟すぎるよ、アンズ! 父上のように、心を鉄のようにして任務に挑むの! ふんっ、ふんっ、ふんっ!」
「うおーっ! 頑張れ、アンズ! 頑張れ、あたい! うおおーっ!」