近未来異世界に転生した主人公は、転生特典を駆使して得た泡銭で余裕あるギャンブルに興じることを趣味としていた。
彼が通うややダーティなカジノでは、遊戯の際にバニーガールたちが艶やかに誘惑し、射幸心と射精心を煽ることが駆け引きの内に含まれていた。
そんなバニーガールたちの中でも一際目立つ、自前のウサ耳と尻尾も生やした兎獣人ニッケィアに、いつもいつも肝心な局面で目を奪われてしまう主人公。
今日も今日とて博打にまったく集中できず大負けした主人公は、慣れた様子でニッケィアを購入し、発情兎を思う存分に弄ぶ。
溜めに溜めた鬱憤を思い切りブチ込む、アフターナイトのはじまりだった。

□■□

※pixiv、ノクターンノベルズにマルチ投稿しております。※

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ドスケベ淫乱バニーガール~純白兎は爆乳で、お誘いするけど即オチアクメの有料性処理オナホ穴~

 

 夜も更けきる頃には獣そのものな絶叫も呻き声さえも収まり、明かりを落とさぬまま始めたせいで明るいままの部屋には、肉を打つ音と水音だけが響いていた。

 

 俺は気怠(けだる)余韻(よいん)に包まれながら、その発生源。

 とっくのとうに意識を手放し、脱力しきった半開きの(くちびる)をペニスでこじ開け、未だ(くすぶ)る、残り火のような性欲の処理をする。

 

「ごぼっ♡ ぐ、ぷ♡ ……ぷっ♡ ぢゅっ♡ ぼぽッ♡ ……ふぼっ♡」

 

 唇は唾液と精液に(まみ)れ、リップなどとうに落ちきっているも元々瑞々(みずみず)しい(つや)に満ちていた紅色が濡れ光り、肉茎に蹂躙されるがまま、柔らかな感触と刺激を伝えるためだけの器官と化していた。

 

「ぼほっ♡ ン♡ ……ぶぢゅっ♡ くぢゅ♡ ん……ぢゅぶっ♡ ぼぽっ♡」

 

 俺の動きに合わせ、唇と、整っていた顔面もあわせて歪む。

 

 酸素を取り込もうと膨らむ鼻腔も、時折、鼻水と精液の混ざった鼻提灯を膨らませ、ただただ不様としか言えないが……ここまで汚れきっても、性処理に使う分には充分だ。

 

 まあ、使えるというだけで本当に酷い有様だけど。

 

 元は可愛らしく、紅紅(べにくれない)の大きな瞳が特徴的だった顔も、口はもちろん、目鼻まで脱力しきり(よだれ)どころか鼻水、ついでに逆流した精液までも存分に垂れ流し、なにひとつ(たくわ)える素振りはない。

 

 だが、黙っていれば美人を地でいくそれはこうなってなお面影を残し、不様を晒してるからこそ、むしろ、普段以上に愛おしいとさえ感じてしまう。

 

 身体もそうだ。

 

 投げ出された細長い手足に華奢(きゃしゃ)な胴。

 それらと比べ(あきら)か異質な、身の丈そぐわぬとんでも特大おっぱいも。

 

 はちきれんばかりの双丘は、肌が白いこともありエロさ以上に美しささえ感じるほど形もよく……まあ、今はそこかしらに精液をブチ撒けたし、お世辞にも綺麗とは言えないが。

 

 それでも、それらの全て。

 普段、持ち主の意識がある際は魅力よりストレスを感じるほど、ロクなことには使われない全てに……今だけは、素直に魅力を感じられた。

 

「ぅぷ……ぶっ♡ ぐぅ……ぼっ♡ ふぼっ♡ ぎゅっ♡ ふぢゅ……ぶぐっ♡」

 

 音こそ口から発しているが、もう、声は混ざっていない。

 ただ俺が腰を振る度に、注いだ精液と涎とを垂れ流す口内が反射で震え、柔い刺激として亀頭へ響く。

 

 それが今の、やや痛むほど散々ハメたチンポには丁度いい感触となっていた。

 

「ごぼっ♡ ォぶ♡ ぐっ……ごぶ……っ♡ ぶ、ぐぇ……♡」

 

 朦朧とした女の頭、色素が薄くもだからこそより輝いて見える絹のような白髪。

 麗しく煌めく白から伸び、それよりもなおはっきりとした純白を宿した『ふさふさの耳』を掴んでも、わずかに身体を震わすのみ。

 

 すっかり意識を飛ばしてしまった今の彼女に、自発的な動きは期待できない。

 

 舌もただ、そこにあるだけ。

 まともに動かず感触のアクセント程度が精々で、もはや、イラマチオと言うのも烏滸(おこ)がましい。

 

 こんなもの、半開きの口を使ってオナニーしているのと変わらないな。

 

「ん、ぶ……♡ ぶふ♡ ン……ごぽっ♡ ぶ……んぼっ♡ ふぢゅ♡ ぶゥ♡」

 

 ……こうまで雑に扱われ、それでもなお。

 喉奥を使われるだけで身体はしっかりと反応し、膣口から溢れさせている精液を上塗りするよう愛液を噴くのだから、恐ろしい種族だ。

 

 

 女、というかこのクソ兎、もといニケ――本名はニッケィアと言うが、俺が呼ぶ際も、彼女自身もニケと愛称で名乗っている――は、兎獣人(ラヴィアン)と呼ばれる獣人種だ。

 

 兎獣人は、脳の隅々まで性欲漬け。

 繁殖能力に特化しきった彼女たちは、どういう形であれ肉体を使われ、性的刺激を与えられることを何よりの喜びと受け取り、それのみを体力の限り、そしてそれが枯渇しても求め続ける言うなればセックスモンスター。

 

 性豪の人間()からすれば、実に都合のよい種族。

 いや……都合のよい種族、だった。

 

「ふぐ、ぅ……んぶッ♡ ぶ、ぼご♡ ォ……ぼぷ♡ ぶ……ぐ、ぎゅぅ♡」

 

 まあ、ニケの種族的にも、そして俺との間柄(あいだがら)的にも気づかう理由はない。

 

 俺はそのままピストンに激しさを乗せ好き勝手に快感を高めると、そのまま、遠慮せず喉奥に精液を注ぎ込んだ。

 

「んぶッ!♡ ぷぐ♡ ……ごぽっ♡ ぶ、ぴゅ……♡♡ んえ゛ぇ……♡♡」

 

 ニケは口の端と鼻からも精液を噴き零し、ほとんどを体内に含むことなく……平時ならそれを理由に咎めるほど、ものの見事にただただ全てを垂れ零す。

 

 そのザマに鼻腔まで精液漬けなのを視認すると、俺は腰を引きペニスを抜いた。

 

 別に、呼吸を案じたわけじゃない。

 ……息苦しさから噛まれでもしたら溜まったもんじゃないという、経験則だ。

 

「ごぽ……っ♡ ぉ、お……♡ っ……ぐ、ぺぇ……っ♡♡」

 

 耳を掴んでいた手を離し、身体も解放してやればニケはそのまま、力なく精液と愛液の入り交じった汁溜まりに崩れ落ち、ぴくっ♡ ぴくっ♡ とか細い痙攣(けいれん)を繰り返す。

 

 さすがに十分楽しんだ。

 俺の精力も、これ以上同じことを繰り返して楽しめるほどには残ってない。

 

 今日のところはこれくらいで許してやるとして……このザマではどうせ聞こえていないだろうし、例え聞いていても無意味だろうが、一応、言うだけ言っておくか。

 

「……これに懲りたら、明日、いやもう今日か。とにかく、邪魔すんなよ」

 

 後、まあ……イラつきムラつきは無尽蔵だが、いくらなんでも殺意はない。

 念のため、呼吸がしやすいよう首を横には向けてやった。

 

 

 

□■□

 

 

 

 どれだけ(ぬる)くても、博打というヤツはそれだけで血が(たぎ)る。

 報酬よりもその滾りを求めるのなら、命や全財産を賭ける必要は欠片もない。

 

 だから、俺にとってはこの、温くて甘いギャンブルが丁度良かった。

 

 ほくそ笑む俺の前、卓上で一枚、新たなカードが(めく)られる。

 現時点で手札はトリップス……スリーカードが確定し、残り枚数を踏まえればそれ以上の期待も充分に。

 

「……ベット」

 

 勝ちの目が見えている現状、卓の様子は一瞥(いちべつ)にとどめ。

 俺は極力反応を押し殺しながら一声告げると、射貫くようディーラーの動作を注視した。

 

 なにせ、目の前のディーラーは機械生命体(アンドロイド)

 こちらが生理的反応を殺しに殺し尽くしても、微かな反応からでも手札を精確に読んでくる。

 

 対抗するなら、自分のそれはひた隠し、相手のそれ……本当に僅かな、プログラムの癖とも言える固有動作を探り見るしか術は無い。

 

 これは、あまりにも人間に不利な戦いだ。

 それを店はもちろん、客である俺たちも理解して……それなのにこの、理不尽とも言える博打に全てを賭ける者もいるのだから、この世界も大概な治安をしているな。

 

 

 この世界……ある日、例によって突然死した俺が転生させられた異世界は、一言で表すと『よくある中世風ファンタジー世界がそのまま数千年過ぎたらこんな感じ』といった塩梅の、異種族アリな近未来SF文明と言える世界だった。

 

 お約束(テンプレ)のそれとはまるで異なり、当然、冒険者ギルドなんてものもなく。

 住民はすべて市民番号で管理と、異邦人が入り込む余地などどこにもない世界だったのは焦ったもんだが、幸いなことに転生特典(チート)がベストマッチ。

 

 この世界だからこそ活きる類の能力だったことを悪用、もとい活用し、身分はもちろん、富まで楽してかき集め……俺は今、この現代以上に発達しきった世界において、悠々自適なスローライフというやつを満喫している。

 

 

 まあ、日がな一日カジノに通い、延々博打に興じる毎日をスローライフと呼べるなら、との(ただ)し書きはいるけれど。

 

 

 ともあれ、こうして気楽に博打を打てるのも転生特典と金のおかげ。

 あぶく銭があるからこそ、純粋に遊戯として博打というやつを楽しめる。

 

 そもそも、博打というのは種金があればあるほど難易度が下がるもの。

 今の俺はただでさえ周囲の数百倍は予算を持ち込んでいるというのに、それが例え根刮ぎ持ってかれても痛くない、言ってしまえば端金(はしたがね)

 

 どれだけ理不尽なゲームでも、リソースが無尽蔵(むじんぞう)なら全てがヌルゲー。

 それでも一応は金を賭けての、それも高性能なディーラーとの勝負となれば、真剣に望む価値があるし、手に汗握る最高の遊戯となる。

 

 

 ……はず、なんだけど。

 最近はずっと邪魔が入るわけで。

 

 

「…………」

 

 

 俺の視界。

 ディーラーと目を合わせず、かつ、手札にも向かないよう彼の後方へと向けた先には、たくさんのバニーガールが並んでいる。

 

 黒、赤、白。

 レオタード状のスーツをそれぞれ、自分の肌や髪の色に合わせたチョイスで着こなした彼女たちは、他にタイツの種類や細かさ、あとヘソあたりのアクセサリーなんかで各々差別化を(はか)りつつ、豪奢(ごうしゃ)な賭場に負けないほど艶やかに花を添えていた。

 

 見た目華やかかつ個性豊かな彼女たちは性交人形(セクサロイド)に、エルフや獣人、あと普通の人間も数人程度と、人種からして多種多様。

 

 そんなバニーガール一同が、視線に気付くとにこやかに手を振るだの、胸を寄せて魅せるだの、俺の注意を奪わんと各々手段を尽くして、軽い誘惑を投げてくる。

 

 

 まあ、カジノとしてはこの邪魔も織り込み済み。

 彼女たちそれぞれ値付けがされており、ムラつくなりイラつくなりしたら稼いで買って憂さを晴らせ、といった方針。

 

 ここはそういう需要も見越し整えている、決して綺麗とは呼べない遊戯場だ。

 

 それもあってか、彼女たちの誘惑も狙いは邪魔よりそれの後。

 稼いだ金で自身を買われる、そのことを意識してのアピールも兼ねたものがほとんどで、誰も彼も目の保養となる程度、微笑ましい『お誘い』に留めている。

 

 

 だが、その中にひとり……いや、一匹だけ。

 場の空気を一切読まず、あからさますぎて浮きまくるほどルールスレスレの挑発をかますヤツがいた。

 

 

「ふふ……♡ ん、べぇ♡ れろれろぉぉ~~♡♡」

 

 

 ……ニッケィアだ。

 コイツだけやることなすこと、賭場の雰囲気をブチ壊しにするほど露骨がすぎる。

 

 今も、大袈裟(おおげさ)に誇張したアヘ顔……だと思う、多分。

 アホ面にしか見えないそれを晒し、開いた口から舌を思いっきり垂らしながら左右に揺さぶり、うん……誘ってるんだろうな、一応な。

 

 ヤってる最中のはまだ見応えあるも、今のそれは誇張がひどすぎ。

 

 持ち前の美貌が(おぎな)ってなんとか、ギリギリ見るに耐える程度。

 可愛げ皆無で、ただひたすらに品が無い。

 

 

 ……まあ、この調子でコイツだけ一事が万事この調子。

 兎に角まったく空気を読まず、ひたすらに品が無い動作を向けてくる。

 

 兎だけに兎に角ってか、ははっ、やかましいわ。

 

 

「んっふふ~♪ お客さまぁ、がんばれ♡ がーんばれっ♡♡」

 

 

 それを(とが)める意味も籠め(にら)むよう目線を向けてやれば、帰ってくるのは雑な応援。

 

 通じてないわけじゃなく、わざとだ。

 思いっきり煽ってやがるなクソ兎。

 

 まったく、昨晩あれだけ、身動きひとつできなくなるまで徹底的にひたすらハメ潰してやったのに、今はもうピンピンして、ぴょんぴょんして胸をゆっさゆっさ揺らし……くそっ、散々揉みつくした後なのに目で追っちゃうな。

 

 

 何せこのニケという女、見目だけは格段に、何もかもが整っている。

 周囲の子もかなりレベルが高い、どころかそれのみに特化して造られた性交人形までいるというのに群を抜いて美しいのだから、まったくもって規格外だ。

 

 

 兎獣人(ラヴィアン)たる象徴、ふさふさのウサ耳。

 その下で室内照明を照らし返すかのよう淡く煌めく、さらり流れる白髪。

 負けじと輝く、透き通るような白さを宿した健康的な肌色。

 

 そして、にんまりと笑みに細めた上でなお大きい、愛らしさを宿した紅紅(べにくれない)(まなこ)も。

 

 

 兎に角、顔がイイ。

 そして顔だけでなく身体もイイ。

 

 種族的には高めらしい背丈も、人間目線でやや小柄。

 だというのに胸だけは人一倍成熟し、初見の際は着衣越しでも二度見三度見かましたもんだ。

 

 あと、こちらは種族平均サイズでありながら、人間的には手放しで喜べる抱き心地揉み心地抜群なお尻も、しっかり実った安産型。

 

 その上では遠目にもふわふわ綿毛な真っ白尻尾が揺れていて……『もう一本』の尻尾も合わせて、実に目を惹く。

 

 

 それこそ、見た目と性的魅力のみに関してなら最高の女と言ってもいい。

 

 

 実際、見つけた瞬間目が釘付けになるほど、インパクトのある女だった。

 この世界でもカジノといえばバニーガールと相場が決まっているようだが、他の連中がウサ耳を身につけているのに対し、こいつだけは自前の天然モノ。

 

 兎の獣人がバニーガールに扮するという中々の二度手間をやらかしており、物珍しさもあり買ってみたのが運の尽き。

 

 

 その結果、思いきり懐かれ……ロックオンされてしまった結果がこれだ。

 

 

「……~~♪ ふっふーん♡♡」

 

 支配人が言うには、この賭場はダーティでありながらホワイト企業との話。

 そうだと自負できる程度には、彼女らにはしっかりした福利厚生と自主性が与えられていて……ニケはそれを悪用し、最近は俺以外が買おうとすると俺でも出せないほどの高額を要求することで客を追い払ってる始末だとか。

 

 こうもあからさまなほどの狙い打ちもマトモな美女にされたら喜べるもんだが、残念なことにニケが美女なのは見た目だけ。

 

 脳みその隅から隅までチンポのことしか考えてない種族特性――いや、コイツ本人の性質も十二分にありそうだが――を踏まえたら、抜群な容姿と身体は、むしろ厄介極まりない。

 

 

「……オ客サマ」

「ベッド」

「ハイ?」

 

 ……つい気になって、ゲームに集中できないからね!!

 

「……間違えた、ベット」

 

 

 あ、しかも訂正したせいで雑に参加が決まってしまった。

 慌てて卓を見るも、俺の手札は進展なし。

 

 周囲の様子は……今さらだな。

 (めく)られてから間を置いた今、なんの足しにもなりゃしない。

 

 確かなのは、スリーカードで浮かれる状況はとっくに過ぎた、ということだけ。

 

 周りの反応を見逃したこともあるし、今の状況だと手札に進みがなかったのは中々どうして、心許(こころもと)ない。

 

 さすがに、次は集中しないとな。

 

 

「ふぅ……」

 

 俺は今度こそ、と表情を押し殺しながら周囲に視線を回し……つい、一度は通り過ぎたはずのニケに、戻してしまう。

 

 目が合った途端、クソ兎はクソ兎スマイルを浮かべ、輪を(かたど)った指の穴に人差し指をスコスコ抜き差し。

 

 動作はもちろん、にんまりと微笑んだ様からも意図してるものがすぐにわかる、シンプルなジェスチャーでの煽りに切り替えた。

 

 

 ……うん、見ちゃうんだよなあ、所作(しょさ)を。

 ディーラーから目を逸らすとかほんと、致命的なのになあ。

 

 

 ニケがことさら悪質というだけで、誘惑行為そのものはカジノ側公認の戦術だ。

 だからこそ、辞めろと訴えるわけにもいかず……実際、最近の俺はニケに邪魔されるせいで連敗続き。

 

 それは即ち、店はガッポリ大もうけ。

 ……俺が店側なら、むしろもっとやれと推奨するに決まってる。

 

 言ってしまえば、ニケは仕事をしているだけだ。

 その結果、日に日にエスカレートし続け、今となってはヤツだけ娼館も真っ青なド直球客引きジェスチャーをヤリまくっているというだけ。

 

 

 だから今の、人差し指と親指で紡いだ輪っかに舌を伸ばし、ちろちろと揺らして魅せながら手首をくいっ、くいっ、とわかりやすーく俺を煽る様も、この店のルールに(のっと)った、正式な営業。

 

 

 俺が取るべき選択は、(いきどお)ることではない。

 抗うことだ。

 

 

「れぇろれぇお♡ ちゅっちゅぅ~~♡♡ んれぇ……♡♡」

 

 

 ……落ち着け、冷静になれ。

 

 大体、あの女の奉仕は下手くその極みだ。

 言ってしまえば『ハメられるために仕方なくヤってる』類のそれ、こちらを気持ちよくしようだとか、そもそもの奉仕しようという精神が一切皆無。

 

 一応知識はあるので責める箇所こそ的確だが、ただそれだけの、さして上手くもない舐めるだけ、撫でるだけの雑奉仕。

 

 それこそ、こっち主導でイラマチオでもしなきゃ射精はできないド三流。

 それを知りながら、フェラ()いジェスチャーでどう興奮しろと?

 

 

「……しーこ、しーこ♡ ぴゅっぴゅ~♡ ぴゅぅ~~♡♡」

 

 

 ……って、思うんだけどなあ!

 対して気持ちよくはしてくれないと理解(わか)らされてるのに、手コキだのフェラだのジェスチャーで煽られると普通に見ちゃうし股間もしっかり反応するのは何でなんだろうなあ!!

 

 

「~~♪ ふっふーん♡♡」

 

 

 続けざまに、次は両肘で自身の胸を挟むようにしてパイズリアピールだよ。

 

 昨日もヤっただろうそれは。

 されながらこっちも手慰みに、と乳首に愛撫を加えた瞬間軽イキして、そのまま奉仕も(おろそ)かになって結局射精できなかったじゃねえか。

 

 リベンジにしたって早すぎるし、昨日を思えば今日ヤれるとは思えねえ。

 期待外れ確定のそれを熱心に見守る意味はあるか、いや、無い。

 

 

「んっふふ~~♡ ぴょんぴょん♡ っぴょーん♡♡」

 

 

 ……くそぉっ! 跳ねるたびたゆんたゆん揺れるおっぱいから目が離せねぇっ!

 

 さっきから何度も見てるじゃん!

 なんなら、昨日だって裸のそれをしこたま見たし!

 今スーツ越しだから見所弱いし、わざわざ見る必要なくない!?

 

 ええい、だから落ち着け俺、ペースを乱されるんじゃない。

 今考えるべきはあの女のことでも、昨日の回想でもなく、目の前の勝負。

 

 

「……オ客サマ」

「ベッド!」

「…………」

「……ベットでーす」

 

 

 ……だというのに、思い切り乱された結果が……これだよ。

 

 

「ですよねー」

 

 とっくのとうに、カードの全てが(めく)られていた。

 

 くそっ、何も読めてねえ。

 自分のより相手の手札を読むほうが大事だってのに、カードがめくれるタイミングでことごとく邪魔が入ったもんで反応どころか動きの全てを見逃した。

 

 こっちは結局、最初から変わらずスリーカード。

 決して悪い手札じゃないが、相手の情報がほとんどない今、無条件に頼れるほどかと言われると……まあ、同時に降りるにはやや惜しい役でもあるし……。

 

「……フッ」

 

 後の祭りだ。

 悔やんでも悩んでも、致し方あるまい。

 

 そもそもにして、本来、博打というのはこういうものだ。

 真に博打打ちであるならば、勝ちの保障がない戦いに賭け、そして勝ってこそ。

 

 

 今はただ……己の手札と幸運を、信じるのみ!

 

 

「……スリーカード!」

「フルハウス」

 

 

 ッスゥーーーー……。

 

 

 はー、カスの一局。

 止めだ止め、こんな状態で博打なんかしてられっか。

 

「ちょっとー、支配人ー」

「はっ、如何(いかが)なさいました」

「あのバカ兎、今日もね」

「かしこまりました。ご購入、誠にありがとうございます」

 

 ハードボイルドなナリをした支配人は、接客態度も実にクールだ。

 俺が今、ゲームと合わせて他の客じゃ比にならない大金を叩き込んだというのに表情ひとつ変えやしない。

 

 この世界では今どき珍しいとされる、生身の人間。

 片目をクラシックな眼帯で覆った彼にどんな過去があるかは知らんが、魔法と科学とで再生医療が超進化した世界において、金持ちのくせに敢えて目を治さぬところには生き様ってやつを感じるな。

 

 まあ、俺はそんな彼のことも、店と合わせて気に入ってるので……散財も、うん、そこまで惜しく感じない。

 

 いいんだ、俺にとっちゃ端金(はしたがね)だし飲み干せる、飲み干せる……。

 

 

「……にひぃ♡ いつもいつも、ありがとうございまぁす♡ 今日もぉ、楽しい夜にしましょーね♡♡」

 

 

 そう思い込もうとしながら、見せつけるつもりで思い切り溜息吐く俺に……ウキウキで寄ってきたクソ兎がにぃんまりと、二重の意味でいやらっし~い笑みを浮かべてやがる。

 

 毎夜毎夜しこたまハメ潰してるってのに顔を期待一色に緩ませやがって、これだから兎獣人は……!

 

 

 ……断じて、俺はこのクソ兎に金を払ったわけじゃない。

 支配人と店に投資、そう、投資をしたんだ、そういうことにしておこう!

 

 

 

□■□

 

 

 

 そんなこんなで昨晩と同じようにニケを買った俺は、朝方チェックアウトした部屋もそのまま借りた。

 

 もはやお馴染みとなってきたプレイルームが、今日も今日とて俺の宿だ。

 

「やぁんっ♡ もぉ……お部屋に戻ってすぐですかぁ?♡」

 

 断じて、(さか)っているわけではない。

 俺はただ、ニケが余計なことをしないよう抱きとめただけのつもりだが……我がことながら、こうして目の前のうなじに顔を埋めてる姿はノリ気以外の何でもなく、主張し辛い。

 

 人と兎獣人(ラヴィアン)では、見た目の他も細部が異なる。

 兎獣人は基礎体温が高いこともあり、加えて身体のそこかしらがやたらと柔らかいことも手伝って、抱き心地だけは十二分。

 

「あはっ♡ お客さまってば、わたしのこと好き過ぎですよね♡♡」

 

 そのうえで、やたらとイイ匂いがするから本当にタチが悪い。

 どれだけコイツの人となりを意識したところで無駄なほど、コッチの『タチ』は凄まじく良くなるし、言うなれば『悔しい、でも、興奮しちゃう!』といったとこ。

 

「さっきだってずぅっと、カードじゃなくてわたしのことばっかり見ちゃって♡ あんなの、視線で犯されてるみたいで……ひゃあんっ♡♡」

 

 でもそれはそれ。

 俺は戯れ言を咎める意味も籠め、思い切りニケの胸を揉み潰した。

 

 あの賭場は、高級感を重視している。

 キャストの衣装も質がよく、今ニケが纏っている黒一色のスーツは見た目こそエナメル質に感じるが透けそうなほど布地は薄く、そして手触りだけは(シルク)に近い。

 

 この世界特有の化学繊維でありながら、絹よりずっと値が高い高級品だ。

 

 ……まあ、元の世界の絹と比較したら、の話だが。

 この超科学文明世界では、天然素材はド級の高級嗜好品。

 絹一反で二年は遊んで暮らせるレベル、価値観が違いすぎて比較にならん。

 

「ふぁあんっ♡ やぁん♡ ねちっこく揉んじゃダメですよぉ♡ んぁっ♡ そんなにしちゃ、服の上からなのに感じちゃいますぅ……♡♡」

 

 とにかく、胸の柔らかさはもちろん衣装の手触りも抜群で……俺はより強くニケを抱き寄せ、ズボンの中で勃起しきったペニスをデケェ尻に押し付けながら、掌に伝わる感触をたっぷりと楽しむ。

 

 ただでさえ割りに合わない出費だし、代金分たっぷり楽しまねば損というもの。

 

「ひゃん♡ ん……ふふ♡ 今日もすっごぉ♡ お尻でもわかっちゃうくらいガチガチで……♡ 昨日だってあんなにしたのに、もう元気になってますね♡♡」

 

 その結果、俺の興奮もニケに伝わりまたコイツが調子にノリこそするが……。

 

 まあ、今は好きなだけ調子にのればいい。

 どうせ後はもう犯るだけだ。

 

「でも……いいんですかぁ?♡ このまま、しちゃっても♡ お口とか、お手々のご奉仕♡ ずぅーっと見てたアレ♡ わたしは、いつでもオッケーですよぉ♡」

「……いいよ。お前の奉仕へったくそだし、穴と胸にしか価値ねえだろ」

「えぇ~♡ あんな熱心に見てたくせにぃ♡ 照れ屋さんなんだから……あっ♡」

 

 元々、ニケを含めあの時並んでたバニーたちは商品であり、賞品だ。

 この衣装もあの場で誘うことと後の夜、両方を意識して作られている。

 

 俺はニケの胸に埋めていた手をそのまま下ろし、お腹の中心。

 レオタードのヘソら辺で揺れるハートを模したアクセサリーをつまむと、そのまま、ゆっくりと引き下ろした。

 

 移動した軌跡に沿って、外観は無地だったはずの布地が左右に分かたれ――この、見た目は一枚布そのままを維持しているジッパーも中々どうして、仕組みのわからないテクノロジーだ――少しずつ、汗ばんだ柔肌がまろびでる。

 

「や、ぁん♡ 全部、丸見えになっちゃ……んぅうっ♡」

 

 そうして、そのまま終着点へ。

 尻尾……『下の方』の尻尾まで割り開けば、衣装はそのまま下半身の全てが露出し、薄さ、手触り、そして防水まで完璧な衣装が押さえ込んでいたそれ。

 

「んはぁあ……っ♡ やだぁ、垂れちゃいます……♡♡」

 

 膣口から滾々と溢れ続けていた愛液が、バケツひっくり返したみてぇな勢いでこぼれ落ちた。

 

 比喩でもなんでもなく、滝のよう。

 すさまじい量の汁気には、まあ人間じゃないのだからと言われたらそれまでだが、最初は本当に驚いたもんだ。

 

「バカみてぇに濡らしやがって、煽ったほうも興奮してたら世話ねぇな」

「んふ♡ だってぇ、お客さまが興奮してるの、ぜぇんぶ見てたんですよぉ?♡ あんなの見てたら、わたしまで期待しちゃっ♡ んはぁあっ♡♡」

「やかましいわ」

 

 そのまま合わせて、はち切れんばかりの乳房を押さえ込んでいたスーツも引っぺがせば、簡単に胸も露出する。

 

 下腹部と違って目新しいギミックもなく、言ってしまえばこっちは普通。

 だけど、特別な対策なにもなしでこうも簡単に脱がせる仕組みと、意図せぬポロリが発生しない密着具合を両立しているあたりは……なんだかんだ、よくわからない技術だな。

 

 まあ、その結果ニップレス要らずとなってるあたりも悪くない。

 

 俺はニケを背後から抱いたまま、眼前。

 壁一面に備え付けられた鏡に映るニケの姿に視線を向ける。

 

「やだぁ♡ 全部、丸出しにされちゃったぁ……♡♡」

 

 言葉のとおり、胸と秘所を晒しながらも半笑いを浮かべたニケ。

 

 剥き出しとなった乳房は肌と同じく美白のそれで、特大サイズでありながら形を保ち、乳首もまた、まださして刺激もしてないというのにビンビンに起ちきり、弾む乳房の真ん中で薄桜色に艶めき、はっきりと存在を主張している。

 

 下腹部も、性器どころか下半身そのものが濡れてるかのよう濡れ光り、その中心、膨らみ震えるクリトリスと膣口までも覗けるほど……ニケもまた思い切り腰を突きだし、俺の視線を拒むどころかむしろ応えて、鏡越しに俺を見つめていた。

 

「……お客さまのえっち♡ 視線、すぐわかりますよぉ♡♡ くふふ♡ そんなに気に入ってもらえると、わたしも、すっごく嬉しいですぅ♡♡」

 

 ……さっきならまだしも、今はもう視線に気付かれたところでどうでもいい。

 

 あからさまなほど意図的に、剥き出しとなった恥部をかくかく♡ と揺すって見せながらにんまりと微笑む様は、それだけ切り取れば目の保養。

 

 好き放題に貪れる状況なら、目の毒だって裏返る。

 

「くす♡ いいですよぉ♡ 今夜も、わたしはお客さまのモノですから♡♡ それにぃ♡ お客さまなら気持ちよくしてくれるって、よぉく知ってますからね♡♡ なぁんでも、お好きなように♡♡」

「……ったく、相変わらずよく回る口だぜ、毎度毎度すぐヘバるくせによ」

「えぇ~♡ お客さまがタフすぎなだけですよぉ♡ お客さまの、長持ちのおちんぽ♡ がんばって絞めても、イッちゃって絞めても関係なし♡ 全然射精してくれないくせに、絶倫♡ 極悪いじめっ子ちんぽが悪いんですぅ♡♡」

 

 断じて違う。

 

 さすがに早漏とまでは言わないが、あくまで俺は普通の男。

 ただ、ニケの穴が即イキ仕様のクソ雑魚まんこなだけである。

 

「長持ちおちんぽで一晩中ずこばこ♡ ずこばこ♡ ずぅっと交尾して……あんなの、誰だって求愛されてるぅ♡ って思っちゃいます♡♡ おまんこ馴染んで惚れ込んじゃうのも当たり前♡ わたしや、兎獣人のせいじゃないですよぉ♡♡」

 

 だがまあ、それに関してニケと討論すること自体が時間の無駄。

 俺は返事を返さず、手を下半身へと伸ばすことを答えに変えた。

 

「きゃぁんっ♡ あ……♡ もぉ♡ 反論できなくなったらすぐそうやって……んひう゛ッッ♡ く……ッぅンンッ♡ ぉお゛ッッッ♡♡」

 

 下ろした手をそのままニケの股ぐらに(あて)がうと、軽く撫でることで愛液を塗しながら溢れでる源泉をまさぐり、そのまま、膣口と道とを指で探る。

 

「おっ、ふぅ……♡♡ あっ♡ お、お客さま……んッぐゥ♡♡ ゆ、指、ぃ♡ や、ぁあ♡ い、今、敏感れ……♡ そ、そんなに、しちゃ……んァッ♡♡」

 

 ……俺としては、まだはじめてすらいない。

 あくまでも下準備、いくら膣口が濡れそぼっているからといきなり指を突き挿れるのはさすがにな、と濡らしているだけに過ぎないが、ニケはそれだけで甘い声を漏らし、手の内で胸と身体を震わせる。

 

 俺は早くも蕩けたニケの様に小さく溜息を零すと、探り当てた入り口に人差し指と中指とを合わせ、今度は明確に、愛撫するという意思を込め突き挿れた。

 

「あ♡ 指♡ 指、はいって……ひんゥッ♡ そんな、ダメぇ♡ お、おちんぽだけでも、すぐイッちゃうのにぃ♡ 指いじめなんてしちゃ、あ゛っ♡ ん……♡ あ、ぁッ♡ お、ぉ……ぉぉお゛おぉ~~……っっ♡♡」

 

 挿れた途端、声、身体、そして膣内までも思い切り震わせ惚けて見せるニケを鏡越しに眺めながら、指先を奧へ、留まるまでねじ込み掌でクリトリスを圧し潰す。

 

「ふぐゥうッ♡ ぅ、あ……ひぅ゛んッ♡ ふッぐ♡ ぅう……あ゛♡ おッ♡ おおぉおぉおぉ~~ッッ♡♡ ぅうう……ぐぅ、ぃぃいいぃ~~……っっ♡♡♡」

 

 そのまま、掌で押し込むよう刺激しながら指先、関節に力を入れることで指腹を膣の上側に押し付け、撫で擦るよう刺激すればそれだけでニケは低く唸り、足腰をピン、と伸ばしながら天を仰いだ。

 

「おぉおぉッ♡ うぅ゛ぅ♡ ゆ、指♡ 指ぃい♡ んひッ♡ そ、それっ♡ それ、強いぃっ♡ んぁッ♡ くんォおぉおぉ♡ あッ♡ イ、グぅっ♡ んォ♡ イッちゃ……ぅぅうッ♡ く……ぉお゛おぉお゛ぉぉ~~ッッ♡♡」

 

 ……まったく、即オチどころの話じゃない。

 軽めの愛撫で少し擦っただけだというのに、ニケはあっという間に登り詰め、ただでさえ濡れていた掌を一瞬でびしょ濡れにしてくれやがる。

 

「お゛ぉお♡ ォお゛ぉっ♡ おおォおぉ゛っ♡ い、イギっ♡ んひぃい♡」

「イくのはっや」

「ら゛っ♡ だっ、れぇ♡ ずっとはつじょっ♡ 発情、ひれッ♡ う、おォ♡ おぉおぉ~~♡♡ 混ざりゅぅ♡ イッ♡ イキ穴混ぜちゃやらぁあぁ♡♡」

 

 声をあげながら震える喉、それに負けじと痙攣する膣内をこそぎあげるよう指先で掻けば、手足までも小刻みに震わせニケが性感に身悶えた。

 

「ひぃ、んッ♡ おおぉッ♡ こ、んらッ♡ こ、腰浮いちゃうぅ♡ んぁッ♡ ダメらのに♡ んひィイッ♡ き、気持ちよくして欲しいって、おねだりっ♡ おねだり、しちゃいますぅッ♡♡」

 

 鳴き声に合わせ、ニケのひくつく身体からメスのそれが入り交じった甘ったるい香りが漂って……間近で嗅がされるそれに、なんか人間離れしたフェロモンでも混ざってるんじゃと思えるくらい、責めてるだけこちらの興奮も跳ね上がるような心地となる。

 

「おおぉっふ♡ ふぅ、くゥッ♡ くちゅくちゅ♡ ぐちゅぐちゅ強ぉい♡♡ んォお゛ッ♡♡ ゆ、指♡ 指遊びやらぁ♡ や、らのぉ♡ あひッ♡ お♡ おちんぽ♡ おちんぽれイかせてぇっ♡♡ おちんぽしてくだひゃひぃ♡♡♡」

 

 ……とはいえ、俺はねだられるまま挿入するほどお人好しでもないし、何より、コイツには性欲以上に憤りを抱くほど、たんまりと鬱憤を溜め込んでいるわけで。

 

 

「くぅっ♡ んんッッ!♡ ひ、ぅ……っ♡ はぁ♡ はぁー……っ♡ あ……ううぅ、なんで、やめちゃ……ッ! ほひゅッッッ♡♡♡」

 

 

 俺は指を埋めたまま動きを止めると、逆の手で尻の付け根……の少し下。

 ニケ自前のふさふさ尻尾と並んで生えた、やや邪魔ですらあった人工的なそれ――アナルディルドの根本から伸びる、ふたつ目の尻尾――を掴むと、ねじるよう掻き回すことでニケの意識をそちらへ向けた。

 

「あっ♡ やだ、それ……んぬォおぉ゛ッッ!♡」

 

 軽く回して責めた後、反応した隙を突くよう少し引けば本体、可愛らしい疑似尻尾とは反した、えげつない形状のアナルディルドが顔を出す。

 

「んッぎ♡ お゛っ、ぉ……おしり、抜けちゃ……あ゛ぇえッッ♡♡」

 

 一言で表せば、チンポの形をしたアナルパール。

 円球状の膨らみを等間隔に携えた疑似肉棒はカリ首どころか、亀頭と棒の全てがおびただしい量のトゲ――鋭角な『かえし』のついた突起――に満ち、肉を掻きむしることに特化した、性感を嬲り、抉るための凶器となっている。

 

「ま、まっれ♡ まっ……ひォお゛ッ!♡♡ お゛っち♡ おしり、一緒な゛んれ゛ぇ♡ う゛あッ♡ も、戻しちゃ、やっ♡ そのまま抜ひッッ♡ ぎぃ!♡ あぁお゛ッ♡ ぅぅう……ォおぉおぉおん゛ッッッ♡♡♡」

 

 露出した淫具を奧までふたたび押し込めば、凶悪な見た目に反しすんなりと全てが飲み込まれ、ただ、残された綿毛状の疑似尻尾だけが、生来のそれに負けじと震えて見せた。

 

「ほ、ひゅぅ……♡ ひゅゥ~~……っ♡ っくぅ、ひ……ぁあぁッ♡♡」

 

 尻尾、もといディルドはバニーガールに扮する一環にして、仕上げの品だ。

 あの場にいた女の子たち全員がお尻でコイツを咥えこみ、ディルド越しの調整によって、性能的な意味で横並びとなるよう各々『整え』られている。

 

 開発が万全なら、ディルドはただ挿れるだけ。

 不足があるなら、程よい具合の興奮へ導くちょっとした媚薬と震動も。

 

 逆に、どうしようもないアナル狂いには……性感を鈍らせる薬剤を塗布しねじ込むことで、自ずと性器への刺激を乞うように。

 

「ひ……ッ♡ や、ぁあ♡ お、お尻やだ、抜か、にゃひれ♡ えひィ゛ぃっ♡ い、挿れるのもやら、ぁ♡ あ゛ぇッ♡ ッ……あ゛……ぉおぉッッ♡♡」

 

 そしてどちらのケースでも、プレイの際に弄ぶことも視野の内。

 俺は本来想定された用途通りに疑似尻尾を握りしめ、離さんとばかり食らいついた肛門から力ずくで玩具を引き、同等の力で突き挿れ、腸内をひたすら掻き抉る。

 

「ぅぉぉお゛ッ♡ しょ、しょれ♡ えあ゛ッ♡ お、お尻、えぐれ♡ えぐれ、りゅう゛ゥッ♡ うぅォ゛♡ お、おぐ♡ けずれ♡ けずれひゃぅうゥ♡♡」

 

 ニケのアナルは開発不足どころか、遠慮なくねじ込める程度にはすっかり(こな)れ、第二の生殖器とさえ呼べるほど。

 

 だが、兎獣人は種族特性のあらゆる全てが性交特化。

 子宮そのものに性感が生えるほど女性器の感度が圧倒的で、どれだけ仕込もうがアナルと膣では露骨なほどの差が生じてしまう。

 

 それでもなお、敢えてアナルを使いたがる客のため。

 兎獣人の尻尾ディルドからは未開発のそれに施すのと同じよう媚薬がたっぷりと流し込まれ、アナル性感を底上げしている。

 

「ぉぉお゛ぉッ♡ お、しりッ♡ ひん゛ゥッ♡ そ、それやら、ぁ♡ あ゛♡ ぐぅ゛ゥッ♡ ぅう……んッォお゛!♡ おッ……うぅ゛ぅんッッ♡♡♡」

 

 その媚薬ローションも手伝って、玩具の抽挿はこれだけ凶悪なフォルムでありながらスムーズで、軽く力を籠めてやれば好き放題に弄ぶことができてしまう。

 

「いひィイ゛ィ♡ あ゛ッ♡ や……ぅぐ♡ ぅあぁ゛ぁぁ゛あッッッ!!♡♡ ォ……ッ♡ お、奧♡ 奧、きて……し、尻尾まれ、入っちゃうぅ……♡」

 

 俺は雑に抽挿することで感触を確かめた後、ひとまずディルドを根本まで叩き込み、しっかりと奥底で捻り、攪拌(かくはん)するようめいっぱい奧へとねじ込んだ。

 

「ぉおお……ッ♡ お、ちり……そんら、しちゃぁ……♡ あぐ♡♡」

「いつも思うけど、お前にゃ自前のモンが生えてんだし二本もいらねぇよな」

「ひッ……♡ お、お客さま、あッ♡ う、うそっ♡ まっ、れ♡ 待って、くださいぃ♡ そ、そんな、奧から一気になんれしちゃ……あ゛ッッ♡♡♡」

 

 俺は敢えて間を置き、制止を訴えるニケの声を楽しんでからもう一度奧へ打つよう力を籠めて……その反動に合わせ、逆側へ思い切り力を籠める。

 

 

 ――ずヌ゛りゅう゛ぅうぅッッ!!!

 

 

「ア゛グゥウッッ♡ ンンッぐアオ゛ォオ゛ォォッッッ!!♡♡♡ ッォオ゛オォオオオ゛ォオォオオォお゛ぉおぉ゛おぉ~~……ッッッ!!♡♡♡」

 

 それなりに大きなディルド……プラグといっても過言ではないサイズのそれを一気に引くと、掻き抉られる衝撃に屈服しきった肛門がディルドのサイズに開ききり、呆気ないほど簡単に凶器の排出を許容した。

 

「ほ、ぉお……っ♡ お、ひゅッ♡ ひッ……ぅ……♡ ほひゅ、ぅ……♡♡」

 

 刺激というより、内蔵そのものを引き摺り出すに等しい暴力を浴びた余韻に震え、なんとか閉じようと藻掻くよう小刻みな痙攣を繰り返す肉の花。

 

 ぽっかりと肉孔を咲かせる様は、誘っているようにしか見えないほどに艶やかでこちらも、見た目だけは最高だ。

 

 肌の白さがあってようやく目立つほど、うっすら色づいた粘膜の裂け目は真円ではなくやや楕円(だえん)、縦に割れ拡がった肛門が誘うようひくつき、こうして眺める間にも、少しずつ穴を閉ざしていく。

 

 排泄に用いる孔ということを忘れそうなほど艶やかな割れ目は腸液と、大部分はディルド挿入に合わせて使われた媚薬交じりのローションで濡れ光り……何時何時(いつなんどき)でも使えるよう、しっかりと整えられている。

 

「前の穴は昨日散々ヤったしな、今日はコッチを使うとするわ」

 

 俺はひくつく菊門が閉じきる前に亀頭を添え、ローションの名残をたっぷりと塗し――粘膜という意味では大差ないはずだが、別にペニスは敏感になったりしないのだから不思議な薬だ――肛門にチンポの照準を合わせると、腰を突く。

 

「ぅ、あ゛ッ♡ お、お客さまっ、そっちは……ふぎィっ♡ うぅ゛、ぐッ♡♡ んァ゛ッおォォお……ッ♡ ォお゛っほォオォぉおぉ~~~~……っ♡♡」

 

 下準備の整いきった肛門は、そのままねじ込んでもすんなりと根本まで受け入れた。

 

「うぅ゛、ォ、おぉ……♡ お、しり、挿入っちゃ……♡ 挿れちゃやら、ぁ♡」

 

 兎獣人(ラヴィアン)は、兎にも角にもセックス大好き。

 いつでもどこでも孕ませ歓迎の決して拒まないトンデモ種族だ。

 

 だが、そんな彼女たちも肛門性交(アナルセックス)に関しては、はっきりと拒絶の意思を示す。

 

『子宮よりアナルで感じるのはおかしい』

『もし感じてしまったらそれは禁忌、とってもいけないこと』

 

 兎獣人は手練れも初心もそうした思考を強く持ち、アナル性感はもちろん、アナルへの刺激そのものを好まない傾向にある。

 

「おおぉ♡ ぅう……ォオ♡ ぉ……お尻、や、ぁ……♡ や、らぁ♡」

「言う割りに、悦んで咥え込んでるじゃねえか、ん?」

「そ、そんなことない、もん……お尻、なんて……気持ち良くな、ん゛ゥッ♡♡」

 

 あくまでもそれは兎獣人の価値観で、彼女たちの尺度だ。

 

 他種族からすれば――よほど肛門性感に特化した種族でもないかぎり――同族のメスより遥かに感じる淫孔だと即断するほど、兎獣人はアナルも立派な性感帯。

 

「ふぐぅぅうぅッッ♡ ぅう、ぉ゛お♡ ぉ♡ おッ♡ ほォオッ♡ や゛ッ♡ や、ら♡ や゛ッ♡ あ゛ぇッ♡♡」

 

 そのうえで、媚薬と玩具で解されつくしたケツ穴は、軽く腰を振った程度でも甘い声を漏らすほど鋭敏で……本人に忌避感があるという点も込みで、それはもう責め甲斐のある肉穴となっている。

 

「ひ、ぃうッ♡ や、だぁ♡ お尻、しないれ゛…ッうぐ、ぅうぅ♡ んッ……ふぅううぅッッ♡ ぐ……ぉぉおおぉ♡♡」

 

 人間目線ではこうして悶える様も、充分に感じながらも気持ちよくないと嫌がるメスでしかなく、膣を責めれば気絶するまでねだり続けるトンデモ種族が拒みながら呻く様は……中々どうして悪くない。

 

「はッ、よく言うぜ、並の娼婦じゃ出せねぇような声しやがって」

「ひぃ、あ゛♡ ち、違う、もんっ♡ んんォッ♡ おまんこのほうがいい♡ お、お尻なんて、ちょっと気持ちいいだけ……れ゛ぇっ♡♡」

 

 ――ばぢゅんっ♡ ぶぢゅっ♡ ぐぢゅ♡ んぶぢゅっ♡ じゅぶぅっ♡

 

「あぁあ゛ぁあぁッ♡ や、あぁ♡ や、だぁッ♡ おまんこっ♡ おまんこがいいっ♡ お尻なんて……んォおぉっ♡♡」

 

 元より、何処に挿れようが何を責めようが、結局簡単にイキ乱れるのが兎獣人。

 

 素の状態でも、感じやすく性交に適したケツ穴をしている。

 媚薬で無理矢理蕩かせた今なら、なおのこと。

 

「ほひゅ♡ ううぅ゛♡ ぐ♡ ぅ……んォおおぉッ♡ お、お尻♡ だめ♡ ダメ、ぇえっ♡ えぅう゛♡ ふぅ、ぐ……んッ♡ ゥウ……ぉおおぉッッ!♡♡」

 

 ニケも兎獣人のご多分に漏れず口ではひたすら拒み続けているも、体内の反応はもちろんのこと、毛を逆立たせた天然尻尾がはっきりと快感を、絶頂に登り詰めたことを告げていた。

 

「ははっ、結局コッチでも即イキじゃねえか」

「ひぃ、うぅ゛♡ ち、ちが、ぁ……♡ 違う、もん……♡ ォオ゛ぅッ♡♡」

「前の穴なら、兎獣人だししゃあないけどよ、ケツでもこんな簡単にイクのは種族のせいにゃできねえよな? むしろケツでイくなんて兎獣人失格じゃね?」

「イ゛ッ♡ イッ、れ゛なひ……♡ お、お尻なんかれ、イか、な、あ゛ッ♡ い、イがなひぃッ♡ イッれ゛ないぃいっ♡♡」

 

 これが前の穴なら、どう責めたところで「もっともっと」とねだるところを、バレバレの否定を繰り返す様など、それこそ、誘っていると感じるほど嗜虐心に突き刺さる。

 

「ひぃ、う゛ぅッ♡ ぅあ、あ゛♡ お、お尻らのにっ♡ やだぁあ♡ おぉ、お尻っ♡ お尻イイのやらぁあッ♡ あ♡ ぐぅ゛ッ♡ うぅ゛ぅうぅッッ!♡♡」

「何がやだ、だよ。またケツでイッてるじゃねえか、ヘンタイ兎め」

「んあぁ゛ッ♡ ち、違ぁッ♡ わたひ、そんなッ♡ あ゛ぇッ♡ い、イッ♡ イッれ、なッ♡ まだ、イッでなひィッ♡♡」

「……なら、イクまで気持ちよくしてやらねぇと悪いよな」

「え、あ゛っ♡ ま……ッ♡ お゛おぉォオオォッッ!♡♡ ふッぐゥうぅ♡」

 

 常日頃の鬱陶しいくらい貪欲な様が完全に裏返り、拒絶気味に喘ぐ様に新鮮味を覚えながら……俺は、ここ数日延々発情兎の相手をしていた際以上に強く腰を打ち、打ち震える腸内を思う存分に抉ってやった。

 

「やっ♡ やら、ぁ♡ お、おひっ♡ お尻や♡ や、ぁあッ♡ あ゛ぅッ♡」

「ははは、てっきりイッたとばかり思ったもんだが、やっぱ種族が違ぇからなあ。お前がそうもイッてないと言うなら、信じるしかねぇよなあ?」

「おう♡ お゛♡ おあ♡ おォ♡♡ んぉッ♡ おぉっほ♡ ぉぉおん♡♡」

「んな辛そうな声出さなくてもよ、ちゃんとイかせてやっから安心しろや!」

「ぅうおおぉおぉッ♡♡ んぉッ!♡ ォおぉッ♡ ぅぉおおぉおんッ!♡♡」

 

 種族が異なろうがなんだろうが、ニケのそれが口だけで続けざまにイッてることくらいすぐにわかる。

 

 けどまあ、こうして続けざまに呆気なくイってこそいるが、それでもなお、ニケの言葉にウソはない。

 

 実際、膣でヤる場合はもっと派手に、長く、その癖小刻みにとわけのわからない連続絶頂をかますので『アナルより性器のほうが気持ちいい』の一点は決して揺るがない真実だ。

 

 ただ、人間的にはどっちもお手軽即イキなハメ穴で変わりはないというだけで。

 

「ううぅ゛ぅう♡ ぐッ♡ ひゅぅうぅ♡ んん゛ぐゥウゥ゛ッ♡ や゛ッ♡ お、お尻らのに♡ んォおおッ♡ お尻まんこにされてイグゥうぅっ♡♡ ぅう、おおおぉ゛ッ♡ も、無理ぃいッ♡ トンじゃぅう゛ぅうぅッッ!!♡♡♡」

 

 ―――プシィイィッ♡ ピュシュッ♡ プシャァアアァアッッッ♡♡♡

 

「おお゛ォッ♡ ほッォお゛ォッ♡ おひょォおおぉ゛ぉッ♡♡ お゛ちりぃ♡ い、イキっ♡ イキまひらっ♡ おしッ♡ お尻れ、イギっ♡ け、ケツまんこでイク♡ イきますぅう♡♡ イ゛ッ♡ イッちゃひまひらぁぁあッ♡♡♡」

 

 そうしてハメ穴を堪能していると、ニケは吼えるよう絶頂を叫び、昨日あれだけ汚し尽くしたというのに綺麗に磨かれた――人力ではなく機械での清掃なのでそこまで驚きもしないけど――床に、大量の潮を撒き散らした。

 

「ほひゅぅう♡ ううぅ♡ ぐッ♡ ぅう……♡ ォ゛おおぉおぉ……っっ♡♡ ほっぉおぉぉおッッ♡♡ ォオ゛ッ♡ あ……♡ ぁ……ぇあ、ぁ……♡♡」

 

 あっという間に見た目にもハッキリ伝わるほどイキ堕ち、いとも簡単に屈服したニケに根本までチンポをねじ込むと、俺はイキ乱れた収縮を堪能しながら動きを止める。

 

 今日という今日は容赦しないと、最初からずっと決めていた。

 

 ただ、普通に。

 こうして嫌がるニケをイかせた程度で晴れるほど、俺の鬱憤は軽くない。

 

「ぅあ、ぁ……♡ お、お客、さまぁ……あぇッ♡♡ もッ♡ もぉいひぃ♡ お、お尻れいひ、れす♡ いひから、らひ♡ 射精ひれぇ……んぎゅッ♡♡」

「うるせぇ、すんなり射精してもらえると思うな」

 

 俺はぐったりとしたニケを左腕で抱き支えながら、ベッド横の端末に右手をかざす。

 

 賭場に併設されたこの部屋も、それなりに予算が割かれている。

 ただ泊まるだけでも居心地抜群、スイートルーム並の設備が整ってるがそのうえで、根っこはただのプレイルーム。

 

 そうした行為を楽しむための諸々も、最初から備え付けられてるわけで。

 

 俺は接続……現代で言うブルートゥース的なヤツが繋がったことを確認すると、右手の人差し指。銀に輝く指輪型デバイスに起動と念じ――未だに実感がないが、これで俺にもあるらしい魔力とやらが流れ作動する仕組みだとか――目の前の中空に、コンソールディスプレイを投影した。

 

 この世界は、魔法と科学で出来ている。

 

 魔力によって生み出された科学のそれ。

 空間投影されたUIをタッチ操作で操ることで、おおよそのスマホで出来たことはもちろん、出来なかったこともある程度なら叶うのだ。

 

 

「あ……っ♡ お、お客さま、それ……っ♡♡」

 

 

 俺がメニューを探り、目当ての項目をタップすると指輪から送られたデータが部屋に備え付けられた生成器……3Dプリンターの未来版と言った感じのそれと連動し、蛍光緑のレーザーが俺達の足下で舞い踊る。

 

 わずか数秒、光が奔り。

 後には、簡素な受け皿と目当ての品。

 

 兎獣人相手に特化した形状――端的に言えば、デフォルメされたごんぶと人参といった感じ――の性玩具が形成された。

 

 人参を模しているのは、兎獣人に挿れるモノだから。

 ……という、安直な理由も多分にあるが、それと同時にこの形状が構造的にも兎獣人の嗜好としてももっとも、深いトコロに刺さるらしい。

 

「ひぁ……っ♡ お、お客さま、待って♡ い、今、そんな……んゥッ♡」

 

 俺は出来たてほやほやでやや暖かい、やたら固いゴムといった触感の疑似人参を持ち上げると、その先端を愛液垂れ流しの膣口に添えてやる。

 

「それは、なんだよ。大好物だろ、ん?」

「ひっ、い♡ 今、あッ、今、おまんこも一緒になんれ、だ、ダメ、れすよぉ♡」

「何がダメなんだ、言ってみろ」

「……だ、だって……♡ おまんこも、一緒にされたら……お尻まで、気持ちよくなっちゃうし……♡♡」

「……何がダメなんだ?」

「ううぅ……お客さま? お、おちんぽは、その……お、お口、で、綺麗にしますからぁ……♡ おまんこ♡ おまんこ、しましょうよぉ♡♡」

「ダメダメ、お尻に挿れたちんぽなんて口に入れたらばっちいでしょ」

 

 俺はニケの懇願を一蹴すると、大好物の人参(バイブ)を軽くねじ込み……。

 

「あッ!♡ ま、待って待って、ほんとに今、そッんな゛ァッッ!!」

 

――ぬぶぢゅゥウッッッ!!

 

「ォひゅッッ!!♡ ぅ゛ッ♡ ぐゥ……んゥううぅ゛ぅうぅ~~っっ♡♡♡」

 

 そのまま一気に突き込んでやれば、ニケは膣内を埋められた分、蓄えていた愛液を隙間から無理矢理噴きこぼし、同時に、食い縛った歯の隙間からも絶頂の呻きを零し悶えた。

 

「おぉっほ……う゛♡ ひ、ぃい゛♡ ひぅ゛、ぐ……ぅぅう……♡♡♡」

「おーおー、すげえ量のヨダレ……そんなに美味いか、ん?」

「ぅぁ……♡ だ、ダメっれ♡ 待ってってイッ♡ イッ、らのにぃ……♡♡ お、お尻と一緒……やらぁ♡」

「そう言うなよ、今スイッチを入れてやるからな」

「んひィッ♡ や、やら、ぁ♡ い、いまダメっ♡ なっちゃうぅ゛♡ 気持ちよくなっちゃうからダメっ♡ ダメれ゛ぇッッ♡ えあ゛♡ あ゛ッ♡ ッぇ゛えええぇええぇ゛ぇえッ♡」

 

 構わず玩具を作動させれば反論は全部嬌声に飲み干され、ニケはまるで玩具の震動がそのまま伝わっているかのよう漏らす嬌声を震わせる。

 

「ぅううぅ゛ぅうぅッッ♡ や、ぁあ゛♡ ぁおッ♡ ぶ、ぶるぶるひゃめええぇええ゛ッ♡ ひぁッ♡ い、今ほんろッ♡ ほんろ、にッ♡ い゛ぃいッ♡♡」

 

 この世界だと、この手の性玩具は形状よりも内蔵されたソフトウェアで用途を分けるよう仕組みが整えられている。

 

 どの玩具も動作機構そのものは同一のものを組み込み、インストールするソフトウェアによって作動箇所、動きそのものを変えることで格安品、高級品、果てや軍事品から調教具まで、同一のハードでそれぞれ用途を分けるのが常識だ。

 

 ……玩具の軍事品って何だよと思うのだが、兎に角。

 

 生成器で産み出す物品の低コスト化と、プログラムがやたらと高度に、それこそハッキングという言葉そのものが廃れるほどの鉄壁と化した結果、玩具も道具も、個人が携帯する武器から果ては兵器に至るまで、世界そのものがソフトウェア至上主義となっている。

 

 

 兎獣人特化型性玩具も、例外ではない。

 生成と同時にインストールされたらしいソフトはなんてことない廉価品。

 震動パターンもシンプルで、強度に関しても常識的な範疇で震えるだけ。

 

 安価な量産品に相応しい、文字通りのオモチャでしかない代物だ。

 

 

「んんぅ゛ぅうッ♡ やらぁあぁ♡ あ゛ッ♡ ぅうぐッ♡ んん゛ッ♡ ひぅううぅ゛ううぅッ♡♡ お、おまんこいひッ♡ よ、よくなっひゃ♡ なっちゃいます、からぁ゛ぁあッッ♡♡」

 

 ……まあ、それで充分と言えばそれまで。

 何をしても乱れる兎獣人はどれだけ適当に愛撫したところで呆気なくイキ乱れ、極論、作動させずに抜き挿しするだけでも好き勝手に弄べるほど膣性感は鋭敏だ。

 

 今も、ニケ曰く『チンポと比べたら気持ちよくない』はずの性玩具が、焦れきった子宮を押し上げるほど膣奥を小突き、柔らかさと固さを両立した玩具の震えが、存分に性感を刺激している。

 

「まあそういうなって、ちゃーんと満足するまでシテやるからよ」

 

 

 俺はそんな玩具の、現状組み込まれたソフトウェアでは一切作動しない中枢に意識を向けて……転生特典(チート)を行使した。

 

 

「ぐぴゅッッ!!♡♡」

 

 俺が、この世界に転生した際授けられた転生特典(チート)

 一言で説明すれば、過程無視の強引なハッキングだ。

 

 そいつを駆使して、本来なら比較的軽めの性玩具。

 震動とぬるい攪拌(かくはん)程度しかできないそれの、ソフトウェアを適当に書き換える。

 

 

「えあッ♡ な、にこれっ♡ らか♡ なか、ヘン、に……い゛ィッ!?♡」

 

 

 ――ギュィイイイィイイイイイイイイイイイイイイィッ!!

 

 

「ぷぎゅォお゛ッ!!♡ ォオッ♡ ほッ、ごォッ♡♡ ぇああッ♡ ら、に♡ ッ! ぴぎゅッ♡ い゛ィい゛いいぃいぃーーーーッッ!?♡♡♡」

 

 次の瞬間、バイブは猛烈な音を鳴らしながらニケが思ってもいない強度での振動を叩き込み、不意打ちの刺激で膣内全体を責め立てた。

 

「う゛アッ♡ あ、ぇあッ!? らに、ごえッ♡ へぁッ♡ づ、よッ♡ んォおおぉ゛ッ♡ オオォッ♡ つ、よォッ♡ うごき、づよひッ♡♡ つよふぎィイイイイイィイィッ!?♡♡♡」

 

 俺はソフトウェアを書き換えることで震動パターンを高級モデルのものに組み替え、合わせて強度も限界以上に跳ね上げることで膣内をひたすらにかき混ぜながら、ついでに、本来ならただ内蔵しているだけで使用されない機構。

 

 より高度なソフトウェアで用いられるはずの中枢をハックし……弄ぶための機器に、痛めつける機能を追加した。

 

 

 ――ヴゥンッ、ヴヴッ、ジジジ……ッ、ジィイイィイイィッ

 

 

「ひゅぉ゛オォおッ!?♡♡ お゛ッ♡ あぁッ♡ ひゃぇ゛ッ♡ らッ♡ らにこれッ♡ らにごえッ♡ え、アッ♡ ぴぇッ♡ ェエあァアアァッ!?♡♡」

 

 膣奥に直で低周波と微弱な電流を流すことで、強引に性感を刺激する。

 ただでさえ乱雑に殴られるだけで快感に噎び泣く子宮孔を、快楽を与えることの他何ひとつ考慮されてない無慈悲な衝撃で強引に快楽を叩き込む。

 

 愉しむためのそれではなく。

 それこそ、快楽拷問を施す際の、度を超えた刺激を選ぶことで。

 

「んぉ゛ぉおォオ!?♡ ォオォッ♡ ほぎょッ♡ ォッ♡ ンォオオオオオオオオオォオッ♡♡ オッほォォッ♡ おんォオッ♡ んォおおぉおぉおッッ♡♡♡」

 

 比喩でもなんでもない、人外の挙動だ。

 歓喜と発情でうねり狂う子宮がそのままの形で腹部を震わせ、ぽっこりと膨らんだ腹部が暴れまわる様を視認しながら、ただ、雌を絶頂へ叩き上げるための震動と波を直で内臓へ浴びせ続けた。

 

「んにィい゛ぃいぃ♡ ぎぃ、ひッ♡ ひぎゅ♡ いッぎゅぅうぅッ♡♡♡ んあ゛ァアッ♡ へッ♡ へん゛ゥ♡ へんらのッ♡ ひぎッ♡ イ゛ッ♡ イギかたあぁッ♡ イギかたおかちぃい゛ッッ!♡♡」

 

 過程を吹っ飛ばしての絶頂に身をわななかせ喚くニケ。

 俺はその身体をしっかりと、腰を跳ねさせて快感を逃すことすらできないほどに押さえ込み、じっくりと胎内を蹂躙する。

 

「あ゛ェッ♡ お、おかちっ♡ こんりゃ♡ えひゅッ♡ ふんぎッ♡ ぎゅぅ、ィイィッ♡ こ、これ♡ こんらのしらっ♡ 知らなッ♡♡ これつっ♡ 強ひいいィイィッッ♡♡ らッ♡ らにこれッ♡ らにこれェエッ♡♡」

 

 別に、ニケを気持ちよくしてやろうと責めているわけじゃない。

 むしろ懲りろと鬱憤を籠めての絶頂責めだ、遠慮する理由も、必要もなかった。

 

「うぉおおぉおぉおッ♡♡ りゃ、めぇッ♡ んお゛ッ♡ おぼえりゅ♡♡ 覚えひゃぅッ♡ だ、め゛ッ♡ ダメなイキがたすり゛ゅう゛ゥッ♡♡ おほォッ♡ おぢッ♡ おがぢくッ♡ おぢまいになりゅゥう゛ぅうッッ!!♡♡」

「ははっ、コイツぁ予想以上だ」

 

 ……まあ、こうして実際に使ってみると、軍事用性玩具とやらも確かに、相手と状況次第ではアリなのかも、と思えてくるな。

 

「ひぅう゛ぅうッ♡ へ、へんっ♡ お、おもちゃヘンッ♡ ヘンらよォッ♡ あががッ♡ ひゃッ♡ た、たしゅけッ♡ むりィイ゛ッッ♡ こ、これ無理♡ 耐え゛ッれにゃッ♡♡ こ、壊れッ♡ 壊れひゃゥううぅッッ!!♡」

 

 ニケが喉を震わせ叫ぶ間にも、ただでさえひたすら擦り潰した腸内は膣側から内蔵越しに伝えられる微電流により、強制的な絶頂に溺れ続けている。

 

 凶悪極まりない震動で責め潰される膣以上の、まさしく異常な性感に震えるアナルは、動かずともそこそこの快感を抱けるほどに異様な痙攣を繰り返し、俺としては具合も気分も中々どうして爽快だった。

 

「んォ゛ッ♡ おぉ、ごッ♡ ほッ♡ ひょェえぇッ♡ ゆ゛っ♡ ゆるぢッ♡ んごッ♡ これ、こえダメっ♡ ひゃ、めぇ゛ええぇッッ♡♡」

「なんだよ、お前が尻を嫌がるからコッチにしてやったのに」

「あ゛にゃァあぁあッ♡♡ お、おちッ♡ おちりれいひッ♡ おちりもいひぃいいいぃ゛ッ♡ きもぢッ♡ きもぢひッ♡ いひれすゥウッ♡ いいれすから♡ んぎィいッ♡ ひ、いれぇッ♡ きぼぢい゛れずゥううぅッッ!!♡♡」

「そらよかった……そろそろ俺も、射精させてもらうとしようかね」

「ひィイッ♡ ま、ま゛っれ♡ おッ♡ お尻ィイィッ♡♡ お゛ぅ゛ッ♡♡ ぐう、ひゅうぅ゛ううッ♡ は、ぎゃッ♡ あがァア゛ァア゛アァアッッ!!♡♡」

 

 元々、少し責めただけで絶頂に震えっぱなしだった腸内は膣内と子宮とを無理矢理イかせたこともあってかより解れ、凄まじい収縮に浸りながらも抽挿はまったく阻害しない、絶妙な肉孔と化している。

 

 射精するための穴として、申し分ない。

 

「ヒッ、いぃ!?♡ あ゛ッ♡ おお゛ぅぅうッ♡♡ い、今♡ ぁああ゛ッ♡ はッぎゃ♡ ぎひゅッ♡ ひゅぅ、ォおッ♡ ッォオオ゛ォおっっ!!♡♡♡」

「そらっ、コッチでもちゃーんとイかせてやるからなッ!」

「ひんい゛ィイッ♡♡ や゛ら゛ぁあッ♡ おちッ♡ おしりやら゛ぁあッ♡♡ あっぎゃぁあッ♡ へぁ、あッ♡ んェあァアァああぁッッ!!♡♡♡」

 

 指向性を持った刺激の波を膣側から腸内へ放つことで、膣内と腸壁だけでなく、その間の内臓までもが快感を訴え、ニケは性感を灼き尽くす強制絶頂に膣と子宮を灼かれながら、アナルアクメに吼え叫ぶ。

 

 脱力する隙のない連続絶頂に、腸内も肛門も握り潰すかのよういきりっぱなし。

 それをかきわける感触は限界間近だった射精感を存分に高め……。

 

「そういや、まだケツにだけは射精してなかったし……これで全穴制覇だな!」

 

 俺はその(ザマ)で存分に嗜虐心を満たしながら、腸奧に精液を注ぎ込んだ。

 

「ぎィッひ!?♡」

 

 ――びゅぐぅっ!! びゅるッ、ぐびゅるッ、ぶびゅるるぅうっ!!

 

「お゛♡ ォ゛ッ♡ ひゅッッ♡♡ ッ♡ く、ぎィイ……ッッ!!♡♡♡ ぅぅううォおおォ゛ぉお゛ォオォーーーーーーッッ!!!!♡♡♡♡♡」

 

 ローションも兼ねた媚薬はペニスではこそぎ落とせないほど腸内にしっかりと絡みつき、そして……注ぎ込まれた精液に反応し、熱を持つよう仕組まれている。

 

「はぎゅゥううぅッ♡ うぅぎッ♡ あ゛ッ♡ あぢゅィイィッ♡♡ せいえき溶けッ♡ 溶けりゅッ♡ あ゛ッ♡ ぎゅゥう゛♡ ひぎゅッ♡ イグぅううううぅうぅッ♡ げづあなイグゥう゛ぅうぅーーーーッッ!!!♡♡♡♡」

 

 それこそ、無茶苦茶な絶頂に乱れながらもそれと理解できるほど。

 俺は膣や腸内だけでなく、その狭間の内臓までも刺激する勢いで前後から圧し潰し、腸内射精で無理矢理イかされたニケに、たっぷりと追い打ちをかけてやる。

 

「んぎィイ゛イィイ゛ィイィッ!!♡♡♡ ぅうぎゅッ♡ ほッ♡ んォお♡♡ オオ゛ォオォッ♡ ォ゛ォオッ♡ ほごッ♡ ォオ゛オオォオオォッッ!!♡♡」

 

 ニケは前後から叩き込まれた盛大な絶頂に限界まで全身を強張らせ、激しく震えて見せた後……四肢どころか全身から力を抜ききり、ぐったりと俺に身を預けた。

 

「ぉ……ッ♡ ほッ、ぉぉお……♡ ほひゅ、ぅ♡ ……んへぇぁ……♡♡♡」

 

 俺が支えなければ、その場に崩れ落ちそうなほど完全に力を失ったニケ。

 鏡越しにその全身を眺めた後、俺は抜け落ちることのないようバイブの根本に手を添えると……その『中身』を好き勝手に弄ぶ。

 

「さて……スッキリしたことだし、そろそろ本格的に"遊ぶ"とするか!」

「えッ、あ……♡ ぁ……?♡ ぉ……おきゃく、ひゃ……ぁッッ♡♡♡」

 

 ニケは朦朧としながらも、俺の狙いをすぐさま理解し、慌てた様子で俺の手を押さえながら振り返る。

 

 怯えさえ覗ける表情は、中々どうして、胸の空く思いに浸れるものだった。

 

「う、ぁあッ♡ ま、まっれ♡ 待ッ♡ たしゅけッ♡ あにゃァア゛ッ♡♡」

 

 ――ジジジジッ! ッヴヴゥウウウゥウウウウウウゥッ!!!

 

「ほひょォおおぉお゛ぉッ!!♡♡ ォォオ゛ォッ!! ご、ォおッ♡ ん゛んォおお゛おお゛おおおぉお゛おおおおぉッッ!!♡♡♡♡

 

 ――ギュゥイィイイィッ! ギュチチィイイイイイィッ!!

 

「お゛ぅう゛うぅうぅッ♡ む、無理っ♡ これ無理ッ♡ だ、めぇッ♡ だめれひゅッ♡ ぅうお♡ お、奧ぅ♡ んォっ♡ 奧、やめへぇ♡♡ しょこ♡ そこだめぇ♡ き、気持ちよくしちゃダメ、れぇ♡♡」

 

 ――バチィッ!! ヂヂィイッ! ヴヴィイイイイィッ!!!

 

「はぎゃァあ゛ァア゛ぁあぁあぁあッッ!!♡♡♡ あ゛ッが! はがッ♡ んんがあァアッ!♡♡ ひッ♡ しぬ゛ゥうぅッ♡ イぎっ♡ ぎッい゛ぃ♡ イぎしにゅゥ゛ぅうッ♡♡ おまんこ壊れッ♡ 壊えう゛ゥウぅううッ♡♡」

 

 ――ッギュゥウウン! グヂュィ!! ドヂュッ! ズドッ! ゴヂュゥッ!!

 

「ぎいうううぅううぅッッ!!♡ うぐゥぉおッ! ぢぃい゛ッ♡ イィ゛イグゥウゥ!!ッ♡ ひぐゥうう゛ぅうッ! ひ、ィイッ♡ ひんッ♡ ぬ♡ ぢッ♡ 死んじゃうゥッ♡ ひにゅッ!! ぢぃにゅう゛ぅううぅッ!!」

 

 ――ヴヴジイイイィッ!! ジジジッ! バヂュゥウウゥッ!!!

 

「あぐァああああぁッ! ハギャァアアァッ!! ぎゃひッ♡ ひンギャァアアアァアアッ! ぅ゛うォおおぉ゛ォオォッ♡♡ ぉおおおぉッッ!!♡♡ あぎゃァあぁァアアァアァアッ!! アァッ!! はッ! がッ! ッ……あぴゃッ!!」

 

 震動も攪拌も、低周波も電磁波も、

 搭載されている全ての機構をフル活用し、浴びるニケは勿論、俺自身も初めて扱う玩具の機能をひとつひとつ確かめるよう、ニケの膣奥に叩き込み……。

 

「ぼぴゅ♥ ぐッ♥ ふぅ゛♥♥ ぶぎゅっ……ぷぷ♥ くぷ、ぅうっ♥♥」

 

 そうして、好き勝手に玩具を弄んでいると……無茶な刺激を浴び続けたせいか、ニケは泡噴いて気絶しやがった。

 

「ぉ……ほっ♥ ぉ……ぽぷっ♥ ぷ……ふぴゅ……ぷぴ、ぅ……♥♥」

 

 兎獣人は性交をひたすら好み、身体も、それに適したものとなっている。

 

 が、そうした身体を持つというだけで体力はあくまで人並み程度。

 何をされても気持ちよく感じるというだけで、無茶をすれば存外簡単にヘバってしまう。

 

 今のよう、無茶な責め方をすれば尚のことだ。

 

「ぷぷぅ♥ ぅ……ふぴゅ♥ ……ぷひぃ♥♥」

 

 とはいえ、兎獣人はこの屈服しきった状態を『使われる』ことに特化した種族とも言える。

 

 煽って誘って、いざ抱かれたらすぐに蕩けて、力の抜けた身体を処理の道具に使われ、存分に注ぎ込まれることで繁殖する、生まれついての、性処理玩具。

 

「ぷ、ぴゅッ♥ ……う♥♥ ぉ……♥ ぽぷっ♥ ふぅ……ぷぅ♥♥」

 

 それもあってか、こいつらは『堕ちた』後のほうが艶やかで、膣内も腸内も無自覚な締め付けを繰り返し……例え反応が鈍ろうとも萎えるまで使いたくなるんだよな。

 

 まあ、俺もその辺の特性は理解しているし、ここまで十分に楽しめたし。

 いつものことだ、意識飛ばす程度なら許してやろう。

 

 

「ぷふ♥ ぅうぅ゛ぅ、ひゅ……んごォおッ!?♡ はぎゃァあ゛ッ!♡」

 

 

 どうせ叩き起こすから、なんも変わらん。

 

 

「ひんッ♡ ぎィ……あ、ぅぁ♡ ぁ……わ、わら、ひ……んぎィイッ♡♡♡」

「堕ちるにゃ早いぜ、まだ一発しか射精してねぇっての」

「んォおぉッ♡♡ ぉお、あ……ッ♡ ま゛ッ、れ♡ お、お客さま、しょれ♡ それ、ダメれす♡♡ お、オモチャ、ぬひ♡ 抜い、れ♡♡」

「遠慮すんなよ、マンコのが気持ちいいんだろ? ん?」

「あ゛ぇえッ♡ お、おち♡ お尻れ、いひ♡ が、がまん、すりゅ♡ しますからぁ♡ しょ、れぇ♡ お、おまんこイキ♡ む、無理矢理イかすの、やらぁ♡」

 

 俺は弱々しく首を左右に振るニケの、脱力してもなおキツいままの肛門を嬲りながら……合わせて、抜け落ちることがないよう性器のバイブも押さえ込み、鏡越しに笑みを向けてやった。

 

「まあそういうなよ。俺とお前の仲だ、今日もたっぷり気持ちよくしてやるからな」

「ひ、ぃッ♡ ゆ、ゆるちへっ♡ お客さまっ♡ お客さまぁっ♡ や、やら♡ まッ、ぁぇ゛ッッ♡ ひょォッ♡ ォ……んぉほォおぉおぉッッ!!!♡♡」

 

 俺は必死な懇願を聞くだけ聞き流し、返答変わりにバイブの動きを再開させた。

 

「あ゛にゃァ゛ぁあぁああッッ!!♡♡♡ あ゛ぇッ♡ あ゛ッッ♡ ォォおおおおおおおおおぉおぉッ♡ ぐッ♡ ひィイッ♡ んイイィッぎィいいぃ゛いいいいいいいいぃいいぃッッッ!!♡♡♡♡」

 

 実際、ニケとの付き合いは短いながらも、人となりはよく分かっている。

 結局のところコイツは、なんだかんだ文句を言うことこそあれ、最終的に満足できるだけ気持ちよくなるなら一切の過程は問わないタイプだ。

 

 いつもいつも、多少文句を漏らしたところで、終わってしまえばご満悦に次を期待し……その結果が先刻の煽りにつながるわけで。

 

 

 今日は一際強く責めてるものの、普段の行為も言ってしまえば大差ない。

 

 堕ちたら起きるまで責め潰すのはいつものことだし。

 起きたらそれはそれで楽しむし、別に寝たままでも処理には使えるし。

 

 

「ンギュゥウゥッッ♡♡ ォオォオ゛ッ♡ おお゛ぉおぉッ!♡ ぅぅう゛ぉおおおおおぉ゛おぉお゛おッッ!!♡ あ゛ッ♡ がッ♡ はァアッ♡ ッぎ゛ぃぉおおお゛おぉう゛ぅ! ッんんぐゥう゛ぅううぅぅうーーーーッッ!!♡♡♡」

 

 

 だからまあ、今日のところは肛門性交と玩具責めで、使った金の元を取れるまで……ひたすら嬲らせてもらうとしよう。

 

 

 

 ――――

 ――

 

 

 

 それから数時間ほど責め倒し。

 人心地ついたし、何より身体中が雌臭くてたまったもんじゃねえとひとっ風呂浴びて戻ってきたら、ニケはまだひっくり返って伸びていた。

 

 

「ゥウォ……♡ ほッ、ゴォ……♡ ひゅ……ッ♡ オ゛……♡ ……ぇあ♡♡」

 

 

 まあ、過程がちょっと違っただけでこうなるのは結局いつものことだ。

 

 ちょっとやそっとの刺激じゃ起きなくなるほどイキ堕ちたニケは、意識と共に四肢も完全に投げ捨ててるというのに、微振動に切り替えたバイブの刺激と絶頂に腰だけを小刻みに跳ね浮かせ、反射で声を漏らしている。

 

 あまりの不様っぷりを、さっきまで散々していたようバイブの機能で無理矢理にでも叩き起こしてやろうかと思いながら眺めるが……つい、見惚れてしまった。

 

 

「ぉぉお……♡ ぅう、ぶ♡ ふ……っ♡ ん、ひっ♡ ……ぉ、ぅう♡♡」

 

 

 つくづく、黙っていれば美人を体現した女だ。

 毎夜毎夜思うが、ニケの場合は普段の性格――別に兎獣人全員がニケみたいなわけではなく、普通の美人だっているのだ――も手伝って、今のようにイキ潰れてぐてっとした状態のほうが、どうしても魅力的に感じてしまう。

 

 

 涙と鼻水、ついでに鼻血でぐしゃぐしゃにした相貌も。

 口角からだらしなく零れた紅い舌と唾液、ついでに噴いてた泡の名残も。

 並の女なら百年の恋も覚めるような諸々さえも、上質な化粧と感じるほどに。

 

 身体に関しては、言うまでもない。

 膨らんだままの乳首にクリトリスも身動ぎのたび甘く跳ね、脱力してなおしっかりバイブを咥え込み合わせて震える膣口も、そしてお尻にふたつ並んだ――満足した後にアナルディルドを栓の代わりにねじ込んだ――尻尾も。

 

 

 ヤリ潰し、散々汚し尽くした様はそれでも、ただひたすらに艶やかだ。

 

 

 ……なんだかんだで、ニケの顔と身体は気に入っている。

 顔立ちは愛らしく、元より美形揃いの兎獣人でもひときわ際立ち、実りに実った身体と絶妙に調和が取れていて……ここまでの女は、滅多にお目にかかれない。

 

 喋る内容こそ鬱陶しいけど、やや高く見た目以上に若さを感じる声色も、それこそ率先して責め潰し濁らせたくなるほどに。

 

 

 だから、言ってしまえば俺の好み。それが半分。

 もう半分は……これ以上、俺の癒しでもある博打を邪魔されるのは、さすがにダルい。

 

 

 俺は頭の内で理由を付けて自分自身を納得させると、再び指輪に魔力を込める。

 フロントではなく運営直通とのホットラインを繋げると、数コールの後、指輪から投影されたホログラムに支配人その人が映された。

 

『お待たせいたしました、ご用件をどうぞ』

「コイツ、一晩じゃなくてもう買っちまうわ。持ち帰るぞ」

『はっ、ご購入、誠にありがとうございます』

「それと延泊も頼む。ファイルだなんだは帰る時に返送するから送っといて、振り込みだけは今済ませたから確認してくれ。あとは……なんかあったっけ、まあ、帰り際でいいだろ?」

『勿論で御座います、お客さまでしたらこちらから申すこともありません。ごゆるりとお楽しみください』

「おう、あんがとさん」

 

 

 数分にも満たない、短い会話。

 それだけで呆気ないほど簡単に、一夜限りでなく完全に俺のモノとなったクソ兎を改めて見下ろす。

 

 

「ぉ……♡ ぅぅ……♡ っ……ん♡ おぉ……♡ ぉぉお……っ♡♡♡」

 

 ニケが腹立たしいのはあくまで、ゲームの邪魔となるからだ。

 

 それさえなければ、うっとうしさを見目の良さが補って余りある。

 自宅で好きに楽しむ分には中身なんざどうとでも、顔と身体が魅力的なら充分だし、その二点だけに絞れば、最高の女だ。

 

 恋人なら、伴侶なら最悪に近いが、こうして眺める分には……。

 性処理玩具として扱う分には、文句の付け所もないわけで。

 

「ひゅぅ……ッ♡ ぉ、お……ッッ♡♡ ぴッ……ぎゅ、ぅ……♡♡」

 

 無自覚に浮かされた腰より天へ伸び、まるで誘うよう震えていた膣のバイブ。

 乱雑にそれを引き抜けば、ニケはひときわ大きく震えた後、溜め込んでいた愛液をごぽりと垂れ零しながらかく♡ かく♡ と腰を不様に揺すって魅せる。

 

「ぉ♡ お……っ♡ ほぉ、ぉ……♡ ぁ……へ、ぁあ♡♡」

 

 今のニケに普段の、鬱陶しくてやかましい素振りなど面影すらない。

 

 顔面も粘膜もぐちゃぐちゃに蕩かせ、意識を飛ばしながらも媚びるよう腰を浮かせ、まるで挿入を誘うかのよう、体液に塗れた膣口をぱくぱく♡ と閉口させる。

 

「ふぅ……」

 

 その無自覚な誘いに乗って、俺は二重の意味でスッキリしていたペニスを、断続的に汁を噴く膣口に添えると一息こぼした。

 

 元々、コイツも含め賭場のバニーは全員、尻を徹底洗浄しているし。

 

 なにより、今の俺は風呂上がり。

 散々アナルセックスした後とはいえど、チンポもしっかり洗った今あらためて膣を使っても……というより購入した以上、それこそ何をしても許される立場にある。

 

「ぅ、ぁ……ッ♡ んッほォおッッ!♡♡ ……ッ♡ ぉ゛♡ ……ぇあ♡♡」

 

 俺は未だ衰えない肉棒と、ニケの腰を掴んだ手に力を籠めて腰を突き、そのまま、根本まで一息に打ち込んだ。

 

 

 昨晩……もう一昨日か。

 前に抱いた時は、最初から膣を使うつもりで予め薬を飲ませていた。

 

 ニケ個人のそれはしらねえが、兎獣人の一般的な生理周期は医療機関で正式な検査を行わなければ把握できぬほど、複雑怪奇で小刻みだ。

 

 周期を頼りに避妊するなら厳密に計算を重ね、極僅かな数日を導き出さねば高確率で失敗すると言われるほど、少なくとも、ふんわりした感覚で安全日を見定めるのは絶対無理。

 

 そんな身体をしているくせに生理は軽く、何時何時(いつなんどき)でも生活どころか性交にさえ支障がないと、兎獣人は本当、繁殖のためだけに生きてるような身体をしている。

 

 俗に言う危険日というヤツも、数回射精せば当たる日、ヤればほとんど出来ちゃう日、妊娠確定フィーバータイムと三段階に分かれ、それこそ、一番ヤバイ時期なんかは薬無しで生交尾すれば膣内射精まで至らなくとも高確率でデキちまうほど。

 

 

 兎獣人が相手では妊娠を望まぬ生ハメそのものが、分の悪い賭け。

 

 

「ぉぉぉお♡ ぅう♡ ぐ……ぉぉおあ♡ ぁ……ッ♡ ぅうう゛ぅ……っ♡♡」

 

 そんなメスと、勢いではじめた生ハメ交尾。

 人生の一部を賭けた博打に、性欲と同時、血が滾った。

 

「……ははっ、悪くねぇ」

 

 言ってしまえば、失うものなんざ殆どない。

 賭けてるものこそやや重たいが、ニケの所有権が俺にある時点で……これもまた温すぎる博打だ。

 

「おッ♡ ぉ♡ ほッ♡ ッ……ぅぐう゛う♡ ううぅうぅッッ♡ ふッ♡ ぎいううぅッ♡ ンッ……♡ あ♡ ぉぉお♡ ぉッ……ぐっ♡ ひゅぅうッッ♡♡」

 

 万が一でも孕んだら、俺が面倒を被るだけ。

 悠々自適なスローライフに異物が、それもヤル時以外は鬱陶しいこと極まりない女と、その子供が増えちまう。

 

 賭け金は未来の面倒、得るものは一時の快楽。

 まったく、分の悪い賭けにもほどがあるな。

 

 だが、そのせいで。

 性欲以外の興奮も混ざって、散々ハメた後だというのに確かな餓えを抱きながら、膨らむそれを目の前のメスで昇華する。

 

「おん♡ お゛♡ おぉッ♡ ん♡ ォオッ♡ おんッ♡ うぅ♡ ぉおんッ♡」

 

 一晩中『本来想定されてない使い方』の玩具責めで責め潰した膣道はそれこそ、壊れた機械かのよう無秩序な痙攣で、握りしめるみてぇな刺激をチンポに伝えた。

 

 俺が感触を楽しみながらも締め付けに抗い、無理矢理にチンポを突き上げれば、そのたびに子宮口ごと押し上げられた腹を膨らませ、身体だけは絶頂を繰り返す。

 

「はは……っ、オナホには最高の女だよ、お前はっ!」

「ぉお♡ オッ♡ ォ……ぉ゛ぉおおぉおぉッ♡ ぅう♡ ぉぉぉお♡♡ んォおおぉおおおおぉぉぉっっ♡♡♡」

 

 楽しむためではなく、ただ、精液の射精だけを目指した腰振りは、どうにも熱に欠けた、自慰にも等しいものとなる。

 

 そんな腰振りでも充分とばかりにブッ飛んだままイキ吼えるのだから、兎獣人は本当にお手軽な、性処理玩具にもってこいな種族だ。

 

「お゛ッ♡ ひゅゥッ♡ ぅ、あッ♡ いぃ、ぐ♡ ぉ♡ おぉ♡ ぐ、ぅ♡♡」

 

 鬱陶しい軽口や雑な誘いもナリを潜め、ただ朦朧と喘ぐだけの肉穴。

 

 その最奥、跳ねる子宮孔をひたすらに突くうち、ニケの呻き声に少しずつ艶が戻り、気付けば、鈍い光を灯し潤ませた眼差しが、ぼんやりと俺を射貫いていた。

 

「ひぃ、う♡ ぅう、ぐう♡ いぃ、ぐ♡ イきゅ……♡ い、ぐぅ♡ お、おまんこ、イグぅう……♡♡ おちんぽれ、イキ……♡ イかされ、りゅぅう♡♡」

「くそ、起きやがったか」

「んォ゛ぉッ♡ ぉおおぉおぉ♡♡ ち、んぽォ♡ オォおッ♡ おちんぽ、きへりゅ♡ えへぁ♡ おちんぽいひぃっ♡ おちんぽが一番いひぃいぃっ♡♡ これしゅき♡ んォっ♡ しゅきぃい♡ らぁいしゅきぃいっっ♡♡♡♡」

「おらっ、寝てろ寝てろっ、一発射精したら終わっからよ」

「ひんゥ゛うッ♡ うあ゛♡ あッ♡ い、いまッ♡ いま、しゃせぇ♡ んォおおぉ゛ッ♡ ら、されひゃッ♡ んあ゛♡ ひぃぎゅ♡ いぃんぐゥうッ♡♡」

 

 ――ブビュゥッ♡ びゅるっ♡ びゅぶるっ♡ びゅるるぅうっ♡♡

 

「お゛ッごォッ♡♡ ほッ♡ んォおぉっっ♡♡ ぉお゛ぉ♡ お゛んオ゛ォオオオオォ゛ッ♡ んんッぉお゛ぉお゛ぉォオ゛ォオォ~~~~!ッッ♡♡♡♡」

 

 浮いた腰を無尽蔵に震わせ、ただひたすらにペニスを絞る。

 その収縮に答えるよう膣奥に精液を注ぎ込めば、ニケは弱々しくもはっきりと吼え叫び、弓反りな喉元を晒しながら、舌と嬌声を垂れ流した。

 

「んあ゛ぇえ゛ェエッ♡ ひぁあッ♡ な♡ らかだひ♡ なかだひきちゃぁ♡ あっぐ♡ いッ……ぐ、ぅ♡ まら゛いぐゥ゛ぅうっっっ♡♡♡」

 

 俺は仰け反るニケを見下ろしながら、散々酷使した肉棒には丁度いい、余韻に浸れるような甘い収縮を堪能し、子宮孔に押し付けた亀頭から存分に精液を注ぎ込む。

 

「ぉぉおおぉおぉ~~っ♡♡ ひゅ、ごぉ♡ しゅご、ひぃい♡ せいえきぃ♡ せーえききへ♡ きてりゅ、う゛ゥッ♡ ォお♡ お゛ッ♡ ……あ゛っっ♡♡」

 

 射精の最中、ニケはビグンッ♡ と大きく震え、そのまま力なく四肢と上半身をベッドに沈め、くったりと身体の力を抜いた。

 

「ぉ……ッッ♡♡ え、へぁ♡ ぁ……っ♡ ほ、ひゅぅ♡ ひゅぅー……っ♡ ぅ……ぉぁ、あ……♡♡ ぁ……♡ ぇ、ぁあ……♡♡」

 

 消耗しきっていたところに膣内射精イキが重なったことで、ニケはだらしない顔を晒しながら再び、忘我の淵を飛び越える。

 

 それでも膣内だけはしっかりと絞り……いや、搾り尽くすかのよう膣道を締め付け、浮かせた腰も、ねだるよう俺に擦り付けられていた。

 

「おぉぉぉ……♡ ォっ……ほぉ、ォ♡♡ ォ……♡ ンォオォ……っ♡♡」

「へへ……これからも、気が向いたら使ってやるからな……っと」

「ぉ♡ お♡ ……あッ♡ ぇ……ひッ♡ ひゅッ……ぇぁあぁ♡♡」

 

 俺は意識をトばしたままイキ吼える様にほくそ笑みながら、ゆっくりとペニスを引き抜くと……これからのことを考える。

 

 

 明日、いや。

 邪魔者も排除したことだし、今夜にでもリベンジと洒落込もう。

 

 血湧き肉躍るとはまさにこのこと。

 今の気分ならなんだか、どんな勝負にだって勝てる気がする。

 

 

「ぉぉお……♡ ぉッ♡ ッ……ふぁ♡ あ゛……へ、ひ♡ ……ぉぉお♡♡」

 

 

 それこそ……今まさに手に入れた邪魔者が、幸運の兎やもしれぬ。

 

 

 俺はそう、今し方終えた博打から次の博打へ思考を切り替え、あのディーラーと興じる博打、リベンジマッチに思いを馳せた。

 

 

 

 

□■□

 

 

 

 

 結果だけシンプルに語れば……全部の博打に負けた。

 邪魔なしのカードは大負けも大負け、あとニケもこの一発が見事に命中し、ひとり産まれりゃ後はもう芋づる式。

 

 あれよあれよと、気付けば俺はサッカーチームも余裕なほどの子供たちに囲まれ、あろうことかそのまま、普通に幸せな毎日を過ごしてしまうという……それはもう、ギャンブラー失格の末路を歩むこととなった。

 

 

 ……まあ、致し方ない。

 俺はひとりのギャンブラーとして、博打に負けた。

 それなら、負け金を大人しく支払うのが筋というもの。

 

 

 俺は決して、マジでニケへの情ではなく。

 ただ、博打打ちとしての理念に(じゅん)じ……今は全てを受け入れ、大家族の家長として忙しくも賑やかな日々というやつを歩んでいる。

 

 

 実に、本ッ当に不本意極まりない結果だが、でもまあ……うん。

 

 

 ……なんだかんだで、子供は普通に可愛いんだよなあ。

 これはこれで悪くないって、最近は思うようになってきたし。

 

 

 こんなこと思っちゃう時点で俺、ギャンブラーの素質……なかったのかもなあ。

 

 




お読みいただきありがとうございました。
ここすきなど、皆様からの反応を心よりお待ちしております。

今回は『ドスケベバニー小説合同2025(https://r18novel-lovers.com/bunny2025 )』にお邪魔させていただきました。

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総合評価:1984/評価:8.56/短編:1話/更新日時:2025年03月28日(金) 22:00 小説情報

【R18】黒髪お下げのド陰キャ隠れ美少女を爆乳オナホとして好き放題に貪っていた話(作者:紺真淡希)(オリジナル現代/恋愛)

葉山昴はクラスメイトの夜桜深月が教室で自慰にふける様を目撃し、絶頂まで見届けたそれを脅しの材料に、夜桜のことを肉オナホとして連日のよう弄んでいた。▼最初こそ拒みがちだった夜桜も少しずつ性欲に溺れ、むしろ夜桜のほうが望むほどに慣れてきたある日。▼葉山は夜桜の家での性行為を、夜桜自身から提案される。▼玄関を開いた瞬間から始まる、濃密なひととき。▼欲情した夜桜を弄…


総合評価:1619/評価:8.66/短編:1話/更新日時:2025年10月29日(水) 19:01 小説情報

【R18】鬼人の兄の溜まりに溜まった性欲処理を手伝う転生TS娘(作者:TS大好きっ子ぬきぬきぽん)(オリジナル現代/恋愛)

 妖怪が復活した世の中で兄妹が慎ましやかに暮らしていた。▼ しかし鬼の血を引くと言われる鬼灯家の人間にはその強い力の代償があった。▼ その代償をTS転生した前世元男の現妹がこっそりぬきぬきしてあげることに。▼ ▼ そんな話。▼※タイトル微修正しました


総合評価:5373/評価:8.97/連載:15話/更新日時:2022年08月21日(日) 18:37 小説情報

【R18】黒髪白ワンピ麦わら帽子爆乳デカ尻田舎バス停汗だくセックス(作者:紺真淡希)(オリジナル現代/日常)

タイトルに全て詰め込みました。▼※ノクターンノベルズ、pixivとマルチ投稿をしております※


総合評価:1082/評価:8.44/短編:1話/更新日時:2025年08月05日(火) 21:01 小説情報

【R18】私たち肉便器は旦那様のおもちゃです 〜メイド娼館で調教レイプしていただきます♡〜(作者:ゆっとぴあ)(オリジナルファンタジー/ノンジャンル)

メイド娼婦のアナちゃんがお店で色々と性的に酷い目に合う話です。▼「旦那様♡当店にお越しいただき誠にありがとうございます♡▼ 私、アナが当店についてご説明させていただきますね♡▼ 当店はとある国の貴族街にある娼館でございます♡▼ お客様は皆様、貴族の方々でございまして、日々の業務の疲れを当店で癒される方が多いです♡▼ 貴族様は少々特殊な好みをされている方も多い…


総合評価:1743/評価:8.73/完結:53話/更新日時:2026年03月24日(火) 18:15 小説情報


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