ゼンゼが実家からついてきてくれたベッドヤクザ執事のド快楽セックスでストレス全部解消させられてぐっすり眠る話 作:ぽぶきち
原作:葬送のフリーレン
タグ:R-18 オリ主 転生 ゼンゼ 葬送のフリーレン #AI絵 文章は完全人力執筆 ♡喘ぎ 髪の毛もふもふ合法ロリ主人 一般公開
ゼンゼ「うちの執事と毎日イチャラブできるもふもふ天蓋ベッドを出現させられる魔法」
ゼーリエ「……………………はぃ?」
ゼンゼお嬢様に仕えて20年になります。
私ナラクは、幼少期から帝国の"影なる戦士"として訓練を受け、様々な暗殺技能を持ち合わせた人造の英雄です。
その任務として、大陸北部のとある貴族領に潜入し、そこで"帝国への抑止力"となりうる人物の排除を命令されました。
完璧な洗脳。
完璧な教育。
それなりの才能。
3つ揃って私は、帝国に殉ずる機械となるべきでした。
私の精神がまともならそうなっていたでしょう。
しかし、私には前世の記憶があります。
日本という国で20代半ばまで生きた成人男性の記憶。
だからこそ、影なる戦士の幹部からの命令は訓練から逃れる契機にしかなりませんでした。
周りに脅威となる人物がいないと申告し続ければ、ずっと平和な日常が来るわけですから。
実際のところ、帝国の脅威どころか、日頃から帝国とドンパチやっている対立勢力の一角が我が主人なわけですが。
夜半、私は廊下を歩き、とある部屋の前で立ち止まりました。
ノックをすると、かすかに「いいよ」と声が聞こえました。
扉を開くと、部屋の中央に大きな天蓋ベッドがあります。
これはお嬢様が大魔法使いゼーリエ様から賜った魔法によって構築されているもので、清潔でふかふかな合格点の高いベッドをオールウェイズで出してくれるスグレモノです。
「お嬢様、紅茶をお持ちいたしました」
薄い紅茶は、ゼンゼお嬢様の好物です。
あまり食べ物に頓着しない方ですが、ところどころこだわりがあり、私の肉体年齢が子どものときはよくやり直しをさせられていました。
「ありがとう。いただくよ」
もぞ、とベッドの何枚掛けかもわからない毛布の隙間から、髪の毛が這い出してきます。
ゼンゼお嬢様は髪の毛を操作しての戦闘を得意とする一級魔法使い。
日常生活においても、その怠惰を促進するために髪の毛をもじゃもじゃさせることが多いです。
「いただくよ、────君を」
クリーム色の髪が私にまとわりつき、ベッドに引きずり込みました。
引きずり込まれたベッドの中では、一糸まとわぬ姿のお嬢様が、息を荒くして待っていました。
髪の毛で手を拘束され、動けません。
やろうと思えば解除は可能なのですが、そのためには髪を引っ張るか切るかする必要があり、結局私にはできないことなのです。
私は訓練のなかで、意識の切り替えを覚えました。
前世の価値観では到底耐えられないような訓練を生き延びるため、戦闘モードと平常モードをわけることにしており、ベッドに押し倒されている現在は平常モードに属します。
危険を感じることはありませんし、そもそもお嬢様のこの様子は私のせいでもあるのです。
かつて、お嬢様は貴族家を出奔しました。
魔術に対し快く思わない家だったというのもありますが、家族との仲があまりうまくいっていなかったのも要因だと思われます。
私はお嬢様の側仕えとしてそれにお供しました。
お嬢様は貴族の令嬢ゆえ、旅や野宿などというむさいこととは無縁で、補助する者が必要だと思ったからです。
お嬢様は魔法使いとしてめきめきと腕を、そして髪を伸ばし、あっという間に高等級魔法使いとなってしまわれました。
ですが、お嬢様は心優しい方。
たとえ相手が山賊であっても、そして魔族であったとしてもそれらを殺める際には心に鉛を背負っておられました。
隠しておられましたが、睡眠不足になっているのは傍目からでもわかるほどでした。
ときおり、夜に叫んで起きることもあり、私は震える彼女を抱きしめて励ますことしかできませんでした。
そう、最初は、夜にお嬢様を小一時間ほど抱きしめるだけだったのです。
それから、お嬢様のほうから口づけをねだられるようになり、
いつしか裸に剥かれて行為に及ぶようになりました。
私は"影なる戦士"として、そういう訓練も受けていました。
子どもながら男娼として売り飛ばされそうになったこともあるくらいには容姿に恵まれたため、そういった諜報行為を期待されていたのです。
高級娼婦や同じ闇の戦士を相手にして磨いた技術は、そういったことに無縁だったお嬢様には刺激が強すぎたようでした。
つまり、お嬢様は、私との行為にハマってしまわれたのです。
「はぁっ、はぁ、んちゅ♡、ちゅ、れろ♡、ん」
年端もいかない少女のような容姿のお嬢様が、その見た目からは想像もつかないような妖艶さで私の口内を蹂躙します。
ですがこう見えてお嬢様は三十代を過ぎており、そして私の肉体年齢よりも上です。
婚期を逃していらっしゃるので、早くこのようなことはやめさせるべきなのですが、本人が貴族間での経験からかお見合い結婚というものに嫌悪を抱いていることと、私がお嬢様との関係を正直言ってよいものだと思ってしまっているため、このような退廃的な夜を毎週過ごしています。
「ぷはっ、ごちそうさま。ナラク」
「……お飽きに、なられないのですか?」
「君は私の体に飽きたのか?」
「1000年経っても飽きませんよ」
「そういうことだよ、そして、そういうところなんだ」
お嬢様が私の肉棒を取り出し、自らの秘所にあてがいます。
そして目を合わせたまま、ゆっくりと腰を落としました。
「んっ、あぁ♡、ふぅ」
挿入が終わって根本まで呑み込むと、そのまま私に上体を倒しました。
のしかかったお嬢様と、目があいます。
「……」
「……」
二人で十数年ほど行為を続けてきて、気づいたことがあります。
どうやら、目を合わせたり、互いに長く触れ合ったり、温めあったりすると、性行為というのは異常なほど気持ちよくなるようなのです。
ゆっくりとお嬢様が腰を上下に動かします。
互いに互いの顔を見つめます。
お嬢様の整っている顔をみて、さらにそのお嬢様に見られているという感覚。
存在を認め合っているという感覚が、不可思議な快感を生みます。
「……っ、……」
「くぅ……ふっ♡ ……はっ♡ お゛っ♡」
いつのまにかお嬢様の髪の毛が腕だけではなく四肢に絡みつき、さわさわと撫でるように動き回っています。
そしてお嬢様の手が、私の両頬に触れています。
「んっ、あぁ……♡ だめなっ、従者だよっ♡ 主人の
「お嬢様」
「ゼンゼって呼ぶんだっ♡ 君はもう従者気取りなんて、ん、は♡ やめて……、一級魔法使いの夫になるんだっ♡ 子どもっ、たくさんっ、産んであげるから♡」
お嬢様は絶頂が近いのか、腰の動きが遅くなっています。
それでもなんとかして私を射精させようと、へたれた足に力を入れているのがわかりました。
「ほら♡ くぅ、は……♡
半ばくずおれながら、お嬢様はたぱんたぱんと腰を打ち付けました。
「ゼンゼ様」
「んぅ、ふぅ♡」
「
愛すべき主人にこうも誘惑されては我慢の限界でした。
私は、怒涛の子種をお嬢様のなかに放ってしまいました。
「くぅ♡♡♡ …………ん…………ッ♡♡♡♡ おぉお゛おぉ゛ッ♡♡」
潮を吹き、ガニ股に開いた膝をガクガクと震わせ、お嬢様が腰をそらして絶頂します。
無意識的に私の腰が浮き上がり、お嬢様のさらに奥へ精を放とうとします。
「おぉお゛ッ♡♡ やめぇっ♡ いっ、イっク♡♡」
ぶるりと身を震わせて、お嬢様の体が伏せます。
私の横に、ごろんと倒れるお嬢様。
「はぁ、はぁ…………」
とろけた瞳がこちらに向いていました。
「…………♡」
さきほどまで挿入していた膣を、お嬢様が私に見せびらかすように自身で開きました。
こぽりと精液がこぼれるのが、少し暗い毛布のなかでもわかりました。
ちろり、とお嬢様が舌を出して、こちらを意味ありげに見つめます。
このように、お嬢様は毎回私に言葉責めなどをして、私が自分で動くように誘導します。
そして私は、毎回その誘いに負けてしまうのです。
ほとんど力の込められていない髪をほどき、私はお嬢様を正面から組み伏せます。
奇しくも、最初と真逆の位置関係です。
「はっ♡ はっ♡」
期待の込めた眼差しで、まだ小さく痙攣している腰を浮かせ、ふりふりと揺らすお嬢様。
私はお嬢様の腹部に両手を添え、剛直を一気に突きこみました。
「おぉ゛ぉ゛おぉ゛ッッ♡♡♡♡」
少し上体をそらし、お嬢様の弱点に当たるように調整しながら、容赦なく突き入れます。
「イグッ♡♡ ひぬっ♡♡ ひん゛じゃう♡♡ 奥、おくあ゛たっ♡」
その後、お嬢様に覆いかぶさるようにして抱きしめます。
お嬢様の小さい体は、私の腕にすっぽり収まり、まるで愛玩人形に突きこんでいるかのような手軽さで抽挿を繰り返すことができます。
「ぉぉお゛ッ♡♡♡ あぐッ♡♡ んあ゛っ♡」
快楽から逃げようとするお嬢様の背中に手を回し、体を"ほぐし"ます。
人間の身体構造は影なる戦士としての座学でまず最初に叩き込まれるものであり、マッサージの要領で相手の筋肉を弛緩させることなどわけもないのです。
内臓ごと抵抗力をなくさせた胴体を下から突き上げます。
「んぎぃッ♡♡♡ おっぁ゛♡♡ あぁ゛ぉッッ♡」
行為の肝とは、緩急であると教わりました。
そのため、一度ここで力を抜きます。
「んっ♡ んんぅ♡♡ ふぅ♡ はぁあ……♡」
お嬢様の子宮のある部分を腹の上から触り、なでるようにして温めます。
その奥部に感覚を集めさせ、肉棒は反対に手前に引いて入口を刺激します。
「はぁ、はぁ、はぁ…………♡」
くちゅ、くちゅ、くちゅ
「んっ、はぁ……♡ ふぅ……♡」
くちゅ、くちゅ、くちゅ、
「んぁ、あれ……」
くちゅ、くちゅ、くちゅ、
「なんか、おかしっ、まって……」
くちゅ、くちゅ、くちゅ、
「やめぇっ、や、それ、まだ知らなひっ」
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ
「い゛っ♡♡♡♡♡♡」
子宮に集中させていた意識が、入口に累積した快楽に"気づいた"のを見計らい、
肉棒をめいいっぱい、
ズドン、と。
「えっ……♡」
突き入れました。
「おぉ♡ ぉぉ゛おお゛おお゛おお゛お゛ッッッッ♡♡♡♡」
普段鈴を転がしたような声のお嬢様が、低く唸って、放尿と見紛うほどの潮を吹いて絶頂しました。
お嬢様は、軽度の睡眠障害を患っておられます。
ですので、イかせまくって疲れさせるのが、もっともよい睡眠解消方法だと知りました。
絶頂で敏感になっているお嬢様の体に這わせるように手を動かし、弱いところを突いてさらに体力を奪います。
「お゛ッ♡♡ お゛ッ♡♡ お゛ッ♡♡ や゛っ♡ や゛めっ♡♡」
背をそらして逃れようとするお嬢様に合わせ、後背位に変え、肩を羽交い締めするようにして固定し、突き入れます。
「あ゛ッ♡♡ イ゛っ♡♡ イク゛ッ♡♡ イって゛るッっ♡♡ イってま゛すッッっ♡♡」
このとき、お嬢様のつむじを嗅ぐのがちょっと癖になっています。
我ながら変なフェチシズムだと思いますが、お嬢様の可愛らしいつむじをみていると、鼻を近づけずにはいられないのです。
「や゛めてッ♡♡ とめ゛てっ♡♡ きもちよす゛ぎっ♡♡ おかっ♡ おかし゛くなる゛ッッ♡♡♡♡」
射精感が近づいてきました。
お嬢様もそれを感じ取ったのか、膣内がきゅうきゅうと収縮を強めています。
「出さ゛れたらおかじくなるッ♡♡♡ まっ゛て♡♡ まっ゛て゛ッッ♡♡ 」
かわいい小ぶりなおしりを持ち上げて、私はひときわ強く、肉棒を奥へ押し込みました。
足から力が抜けるような脱力感とともに、とてつもない快楽を連れた精液が、愛しい主人の膣内にほとばしります。
「うぅぅ゛お゛ぁ゛ぁあッッッッ♡♡♡♡♡ あ゛っッ♡♡♡ あ゛ああ゛っッ♡♡♡♡」
背中をくねらせて快感に耐えているお嬢様を裏返します。
膝を上げ腕を曲げた赤子のようなポーズのまま、イキ続けているようです。
絶頂が収まるまで、こめかみあたりを撫でながら待ちます。
「う゛……♡ うぅ゛…………♡」
息が整うのを待って、その唇に、触れ合うだけのキスをします。
唇は離しません。どうやらお嬢様はこのように唇どうしを触れさせたまま撫でられるのが落ち着くようなのです。
「……………………」
まどろみに落ちていくのを、私は待ちます。
お嬢様は、首の少し斜め後ろを生え際あたりから撫でられると、より入眠しやすくなるようです。
「……すぅ……すぅ…………」
眠りに落ちたのをみて、私は満足しました。
今週は心労もあってあまり入眠が芳しくなかったようなので、ぐっすり眠ってくれればと思います。
従者が主と同衾してはならないので、本当であればこのあとベッドから出るべきですが、一度そのようにして泣かれたことがあるので、行為のあとは可能な限り隣で眠ることにしています。
お嬢様の寝顔は子どものようで、本当に歴戦の魔法使いなのかを疑わせます。
ですが、この寝顔のお嬢様こそが、大陸魔法協会が誇る一級魔法使い筆頭であり、影なる戦士としての生活から自死を考えていた私を無遠慮に救い出してくれた英雄なのです。
♢
朝、こっそりベッドを出ます。
お嬢様はまだすやすやといい顔で眠っています。
何か食べる夢を見ているのか少し口元がもごもごしていました。
浴室で体を清め、ベッドに戻ります。
お嬢様の手に自分の手を差し込み、体をゆすります。
「ん……」
「朝ですよ。おはようございます」
「朝嫌い。寝るのだ」
「今日はお休みなので、朝食をとったあとはゆっくりできます。まず湯浴みをしましょう」
「んんむ……」
もそもそと天蓋ベッドから出たお嬢様を見送って、私は台所に向かいます。
新鮮な野菜が入っているので、前日に煮出したスープに合わせて出せそうです。
魔法で出したお湯をあたためつつ、スプーンで渦をまきながら卵を落としてポーチドエッグを作ります。お嬢様は若干大雑把なので少し固めに。
その後、湯を利用してパンを温めます。
バターとハーブを用意、ハムを焼きつつ、フルーツをとりだし、そのなかで柑橘系の果物、ほぼほぼレモンのようなものをおろします。
レモンとはちみつでホットレモネード的なサムシングを作ります。
だいたい完成したところで脱衣所からお嬢様がやってきたので、保温魔法をかけつつ向かいます。
「いい匂いがするじゃないか」
「飛びつかないでくださいよ。髪が乾いていません」
風と熱を調整して簡易的なドライヤーのような魔法を手中に発生させます。
お嬢様の髪を、慎重に乾かしていきます。
髪の細胞は一度変質すれば戻りません。なので少しの油断が命取りなのです。
お嬢様の魔法特性上、髪は多少の損耗なら回復するのですが、それはそれこれはこれです。
「んー極楽」
前髪への温風の当て方を少し変えて、食事中に髪が邪魔にならないようにサイドに寄せます。
冷風をつかって髪を整え、最後に首から肩、腕の上側あたりまでを簡単にマッサージします。お嬢様は髪が重くて肩が凝りやすいですからね。
「お腹ペコペコだ」
「昨夜も魔法を使っていらっしゃったので」
「下の方のお腹はタプタプなんだけどな……」
「…………あの、照れるぐらいなら言わないほうがいいのでは」
「…………ふむ。一理ある」
もっきゅもっきゅとパンを食べるお嬢様を見ながら、私も料理を口に運びます。
さすがに十数年もともに野宿などを経験してきて、いまだに料理は身分の差から別々で食べるなんてことはありません。あったとしてもお嬢様が許さないでしょう。
りりん、とベルが鳴らされました。
「見てきますね」
「ひってらっはい」
早朝、というには少しだけ遅い時間帯だが、それでもこんな早くに誰だろうと見ると、そこには見知った顔があった。
「レルネン様と、エーデル様」
「知っておったのか、記憶力がいいのう」
「早くに済みませんね。実は、あの一件で確認したいことがございまして」
あの一件といのは、最近お嬢様を悩ませているあのことでしょうか。
♢
「つまり、影なる戦士の情報が知りたいということか」
「そうじゃ」
「なんでナラクが影なる戦士だと?」
「勘じゃ…………レルネンの」
「君のではないのか」
お嬢様は呆れた瞳でエーデル様をみました。
お嬢様は無論、長年過ごしてきた中で私が影なる戦士の尖兵であることを知っています。
それにレルネン様も、ある程度身のこなしを見抜く目とお嬢様の来歴を知っているのであれば推察することは可能でしょう。だとしても慧眼と言わざるを得ません
現在、お嬢様、レルネン様、エーデル様、そして一応私も含む一級魔法使い、その総取りである大魔法使いゼーリエ様に、影なる戦士たちが暗殺計画を目論んでいるという話が持ち上がっているのです。
大魔法使いゼーリエ様は、世界最強の魔法使い。
それを暗殺できるか否かと問われれば、「少なくとも私ならできる」というしかありません。
私の七割程度以上の実力をもつものがいて、それらが他の影なる戦士を率いるなら成功する可能性は高いでしょう。
「そういうことじゃ、とりあえず、ナラク。おぬしに精神魔法をかけても、これまでの人生をみてもよいか?」
エーデル様が、少し遠慮がちに尋ねました。
彼女は精神系の魔法に長けており、記憶を読み取ったり一時的な錯乱を付与したりなどができる凄腕の魔法使いです。
人の記憶を盗み見るというのに罪悪感を覚えているのでしょう。
「エーデル様は他者の記憶をみるとき、どのようにみるのでしょうか?」
「どのように、とは?」
「感情や五感情報、痛覚なども強制的に体験するのですか?」
「いや、主に視聴覚だけじゃ。それもある程度は見る地点を選べる」
前世で言うところの動画を見るような感じでしょうか。シークバーを動かして操作できると言ったような。
「であれば問題ありません」
痛覚や感情が共有されないのであれば、エーデル様が記憶を見ている最中に突然発狂するなどと言ったこともないでしょう。多少不快な思いをさせてしまうかもしれませんが。
「どうぞ、お目汚し失礼します」
「目汚しなどではない」
エーデル様の瞳を覗き込みます。
私の内側のなにかが彼女に吸い込まれるような感覚がありました。
エーデル様が、なにかを検索するように瞳をさまよわせ始めます。
「これは……」
なにかに絶望した表情で、エーデル様の瞳からぽたぽたと涙が落ちました。
おそらく、"あの頃" の記憶を見たのでしょう。
そして、暗い表情のまま、机のうえをみつめ、そして戸惑ったような顔に変わります。
首を傾げながら、お嬢様のほうを見ました。
それから少し様子がおかしくなります。
「あ、あ……」
エーデル様はお嬢様と私との間で視線をいったりきたりさせたあと、突然、顔を覆って立ち上がりました。
「ケダモノじゃ!!」
耳を真っ赤にしながら、玄関に走って出ていってしまいます。
泰然とした雰囲気から大人の関係などにも耐性があると思っていましたが、どうやら初心な女性のようでした。
「すみませんな。用事自体は済んでいるので、私は彼女を追うことにします。では」
レルネン様もエーデル様の跡をたどって退席しました。
残ったのは、朝食をたくさんたべてお腹ぽんぽんのお嬢様と、ちょっと気恥ずかしい私だけでした。
「よいしょ」
お嬢様が、私の膝の上にさも当たり前のように座ります。
実際に当たり前のようにこの家では敢行されていることであり、私もお嬢様の腰に手を回すことで答えます。
「ナラクは、自分のこと不幸だと思っている?」
「人は誰にも成り代われないものです。考えること自体、無益だと思っています」
「でも、もし魔王がいる時代に生まれていれば、君は勇者になれた」
甘い香りが鼻腔をくすぐります。
一緒に暮らし、一緒の洗髪剤を使っているので、私とお嬢様の髪は同じ匂いがします。
私は、お嬢様の髪に顔を埋めました。
「でも、この時代に生まれていなければ、私はお嬢様に出会えていません」
お嬢様は、こちらを見上げ、少し、いやかなり長い静寂を置いてから、私に告げました。
「いまの子宮に来た。ヤるぞ」
私は昼間からお嬢様に天蓋ベッドに引きずり込まれることになりました。
完
作者がpixivに投稿しているAIイラストをモデルにした小説です
↓
https://www.pixiv.net/artworks/141557653
ガチガチのR18なのでお気をつけを。
今書いている長編作品です。良ければお読みください。
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