記憶喪失した貞操逆転世界の一般女子高校生が知らないうちに前世持ちSSR男子に溺愛されていて弱点ぜんぶ知られた全身開発済みえっちに敗北し二度目のプロポーズを了承してしまう話 作:ぽぶきち
オリジナル:ファンタジー/恋愛
タグ:R-18 男女比1:1000 貞操観念逆転 記憶喪失 女性視点 フェラ 中出し イチャラブ 一般公開
思考がぼやけている。
起きると、私は知らない部屋のベッドにいた。
横には片眼鏡をかけた女性が座っている。
「おはようございます。意識ははっきりしていますか? これは何本です?」
ピースをしたその人に、二本、と返す。
「自分の名前はわかりますか?」
「…………山田アジサ……」
「生まれた場所は? 国と、県」
「……ヒノモト。静岡。」
「いまの総理幕僚長は?」
「…………真田さん……」
「この世界の男女比は?」
「……1:1002……だったと思う」
男性は、1000人に1人ほどの割合しか生まれない。
そしてその割合も年々低くなっているとされているはずだ。
私も、生まれてから数回しか男性は見たことがない。
「最後に、これを」
片眼鏡をかけたその女性が、写真を見せてくる。
息を飲むほどかっこいい男性が映っていた。
私のタイプの男性だ。
……あれ? 私って男性の好みとかあっただろうか?
「誰かわかりますか?」
「……わからないわ」
「あなたの夫です」
夫?
何を言っているのだろう。
私は婚約どころか、男性と話したことすらない。
それに、これほど美しい男性が、私を選ぶことなど天と地がひっくり返ってもないだろう。
「うん、やはり忘れてますね」
目の前の女性は、写真を胸ポケットにしまった。
「さて、山田アジサさん。
────あなたは、直近の記憶を喪失しています」
「え……?」
「覚えていらっしゃらないでしょうが、あなたは、この男性の妻です」
私は、周囲を見回した。
全く知らない部屋だ。病室というには生活感がありすぎていた。
「な、なんかの怪しい勧誘?」
「あー、まぁ、そう思いますよね」
いちばん新しい記憶を思い出そうとするがモヤがかかって想起できない。
どこかで何かの薬を盛られ、昏倒させられ、運ばれて、脅されようとしてるのではないか。そう考えたほうがずっと辻褄が合う。
少なくとも、自分が男子に娶られたうえで記憶喪失になっているというよりはずっと。
「アジサ……?」
部屋の扉から、声がした。
目の前の女性が許可を出すと、その声の主が入室する。
「アジサ、起きてたんだ。良かった」
私は、固まった。
固まって、目だけ写真にスライドさせた。
写真に映る男子が、そこに実体として現れていた。
「ぁっ……ぇ……その……」
どうしよう。
敬語がとっさに出てこない。
なんでいえば良いのだろう。
お目にかかれて嬉しいですとか? 季節の挨拶とか必要だろうか? そもそもベッドから上半身だけ起こした状態のまま男子様と会話するのは不敬では?
私がベッドから出ようとすると、女性に止められた。
そして、その女性は、動こうとする男子様も止めた。
私と男子様は、二人ともその女性によって動きを止められていた。
「ユウキ様、アジサは記憶喪失です。あなたのことを忘れています」
「ぇ…………」
「だから抱きつくのはやめたほうがいいですよ」
そう言われた男子様は、どこかしょんぼりした様子で、近くの椅子に座った。
私は自然とその鎖骨に目が惹かれ、慌てて逸らす。不敬で殺されてしまう。
「でもよかった。無事で。いや、無事なのかな」
「外傷はそこまで深刻ではなかったようです」
その言葉を聞いて、私は頭の違和感に初めて気づいた。
包帯が巻かれている。だが、痛みはない。
「私たちを怪しんでいるようですよ」
「ぁ……いゃ……」
「確かに、いきなり言われたらそうなっちゃうよね」
男子様は、困ったように笑った。
その表情に胸がどっくんとはねる。
どうしよう、顔が熱い。
きっといまの私は、見せられない表情をしている。
私は不敬なのも考えず、シーツで顔を隠した。
ドレスオムライスのようにぐるぐるとシーツを巻いて、そこに身を隠す。
「ふふっ……」
それを見て笑った男子様の声で、自分のやっていることに気づき、ゆっくりとシーツから顔を出した。
「やっぱりアジサだ。変わってないよ」
男子様は自然と私の手を握ろうとして、そして止めて、ゆっくりと膝の上に戻した。
どうやら、気分を害したわけじゃないようだった。
現実味の無い事実と、浮世離れした状況。
もしかしたら自分は夢を見ているのではないかとも思う。
この世界で、男子は義務として100人の妻を設ける。
立ち位置や職業、納税額などから算出される社会貢献度によって上位10%が男子の妻となることができるのだ。
だが、男子はそのほとんどと接触することはない。
なぜなら、男子は女子を嫌うから。
脂肪で膨らんだ歪な体をした生き物が自分を性的な目で見てくる。そういったことを男子はひどく嫌うらしい。
稀にそのような偏見を乗り越えて男子と直接的に源液提供……えっちなことをしてもらう人もいるらしいが、私のような人間にとってはほぼ御伽噺のようなものだった。
そんな存在が、いま私の目の前にいて、特に悪感情を抱いていないように振る舞っている。
もしかしたら、本当に私は記憶喪失で、この人の妻だったのかも知れない。
もしかしたら騙されているかも知れないが、特権的な権力を持つ彼がわざわざ私を騙す理由が思いつかなかった。
いや、もう、騙されていてもいい。
騙されたい。
そう思ってしまう。
「まだ状況説明がありますから、ユウキ様は自分のお仕事に戻られたらいかがですか?」
「そうだね、うん、そうなんだけど」
「後で話す時間は作りますから」
しぶしぶと言った様子で、男子様──ユウキ様は、席を立った。
「羨ましいかぎりですにゃあ……」
方言だろうか?
つぶやきながら、女性はユウキ様の背中と、私の顔を見た。
‐‐‐
髪を結んだ。
「ここはある人の別荘を借りているんですよ」
私たちは庭を歩いていた。
案内してくれている女性──モヘジさんと言うらしい──は、少しうさんくさい雰囲気だが、親身に私の質問に答えてくれた。
どうやらこの場所は、以前ユウキ様が住んでいた場所がいま取り込み中で使えないため、代替的に用意した建物なのだという。
別荘。
ユウキ様のものではないと言っているが、さすが男子様だと実感させられる。
義務となっている100人の婚約者だが、男子の特権を利用すればその100人を働かせず遊んで暮らすことなども造作ないらしい。もっとも、どれだけ豊かに暮らせるかはその男子の提供者としての格、つまり精液の質によるらしいが。
もし私があのユウキ様の婚約者だと信じるなら、他の婚約者とはどのように接していたのだろう。
ほとんどの場合、男子に見初められるのは高級取りだったり何らかの実績を持つ、いわゆるエリートだ。
そういった人たちと自分が普通に会話できている様子がどうしても思い浮かばなかった。
「あなたはしばらくこの別荘で過ごしてもらいます。不自由はないでしょうが、何かあれば私か男性警護官に伝えるといいでしょう」
「あ、はい。あの…………」
「…………?」
私は、以前から気になっていたことを尋ねた。
「回復したことを、ご正妻に伝える必要はないんでしょうか?」
男子の婚約者のなかには、階級がある。
最初に婚約した順に地位が高いのだ。
そのなかでも、一番はじめにその男子と婚約した人物は「正妻」と呼ばれ、他の婚約者を統括する地位にある。
「…………?」
女性、モヘジさんは、唖然とした表情をしたあと、笑った。
「あぅはははははっっ!!!」
きょとんとした私に、「失礼、失礼」といって目元の涙を吹きながらモヘジさんが向き直る。
「いや、その必要はないですよ。何かをするにあたって、ご正妻に許可を得る必要も、会いに行く必要もないです」
「だって、」とモヘジさんは続ける。
「ユウキ様の正妻は、あなたなんですから」
私は、その言葉を処理するまでに、数十分かかった。
‐‐‐
私は正妻らしい。
あの男子様が、最初に選んだ女性。
納得できなかった。
どうみてもあの男子は引く手あまたのはずだ。
だというのに、私のような一般家庭出身を選ぶだろうか?
おそらく私からアプローチしたのだろうが、だとしてもなぜ私はあの男子に婚約をもちかけたのだろう。
いや、
もし、私があの男子に取り入るとすれば────
‐‐‐
「どうしたの?」
夜、私は、ユウキ様の元へ訪れていた。
ユウキ様の部屋だ。
そこらじゅうを嗅ぎ回りたい気持ちをおさえ、ユウキ様に向き直る。
「ユウキ様、」
「様は、いらないよ」
「ユウキ、一つ、聞きたいことがあります」
「敬語も、できれば外してほしいな」
少し悲しそうな顔でそう求める彼に、私は下腹部が疼くのを感じながら、できるかぎり普段通りに話す。
「一つ、聞いてもいい?」
「なに?」
「私に、妹がいるの、知ってる?」
首を傾げて、ユウキ様は、ゆっくりと頷いた。
「知ってるね」
「じゃあ、その妹が、病院で眠ったまま起き上がらないのも、知ってた?」
「知ってたというか……いや、うん、知ってたよ」
やはり、と私は確信した。
あるとき、
私の妹は、眠ったまま起きなくなった。
私は一般家庭に生まれた。
地位も、富も、夫帯者となるエリートと比べれば微々たるもの。
もちろん、それは事実の話であって、私は何百回生まれ直すとしても今の家に、今の母や妹のいる家に生まれることを選ぶけど。
病床に伏した妹を救うため、
私は、男子に協力を求めたのだろう。
それがたまたま、時期が良かったのかこの男子のお眼鏡にかない、正妻にまでなることができた。
「お願いします」
私は、床に伏した。
ユウキ様が慌てるのがわかった。
「妹を助けてください」
きっと私はこのためにユウキ様にとりいった。
ユウキ様を利用しようとした。
最低だ。
「あ、アジサ? たぶん何か誤解してると思う……」
「何をでしょうか……ぁ、何を?」
「アジサの妹のこと……」
ユウキ様は、私のバッグを見た。
モヘジさんから渡されたものだ。
「スマホ見てない?」
「…………」
渡されたバッグのなかには、スマホが入っていた。
しかし、私はそれを開くことができなかった。
「パスワードが、わからなくて…………」
「ぁ、そ、そうだよね…………」
念のため、断りを入れてからケータイを開き、ロック画面に番号を押す。
しかし、開かない。
思い当たるどの番号もだめだった。
私なら、何を番号にするだろうか。
暗証番号は見る限り四桁。
思い当たる日付はもう試した。
「ユウキ様、ユウキ……」
「うん?」
いや、そんなはずはない。
だってそれは、
私が、この男子様のことが大好きだということになってしまう。
「私とユウキが会った日っていつ?」
「……ちょっと待ってね」
ユウキ様は、専用端末で何らかのログを開いていた。
少しだけ見えてしまったのだが、たぶん、社会貢献値の変動ログだったと思う。
「4月25日、だと思う」
「…………ありがとう」
「僕とアジサが、体育の授業で出会った日。
あのとき、いきなりアジサから決闘を申し込まれたんだよね」
とんでもない発言をされた私は顔を上げるのと同時、
0425と入力されたロック画面が、開いた。
「な、うそ、ほんとに…………」
「すごい……よくわかったね」
開いた端末には、大勢からのメッセージが来ていた。
委員長、シズ。これは友達の名前だろうか?
そのなかに、知っている名前があった。
"山田ミコ"
妹の名前だ。
メッセージを開く。
『起きたって聞いたけどどうなの?』
『記憶喪失ってほんと?』
『ねー』
『生存報告待ち。かしこ』
遡っていく。
間違いなく、ミコだ。妹だ。
妹はすでに、回復していたのだ。
おそらく、目の前の男子様の力によって。
「写真フォルダとか、見てみたら?」
私の画面を覗かないように軽く顔を反らしていたユウキ様が、そう言った。
言われるがまま、写真アプリを開く。
カレンダー形式で日々撮ったものが並んでいた。
そのなかに、知らない思い出がたくさんある。
母と、妹と、私が映っている、直近の写真。
そして、ユウキ様と私が映っている写真。
私は、ユウキ様の横で、恥ずかしそうに目を反らしている。
どこかの公園で撮ったもののようだった。
私のことだ。
私にはわかる。
普段こんな服なんて着ない。
確実に、写真のなかの私はおしゃれをしていた。
当たり前だ。
妹を救ってもらったら、私は絶対にこの人に惚れる。
大好きになる。
(そっか私────)
────この人が大好きだったんだ。
私は、ユウキ様に勢いよく抱きついた。
「おっ──と、」
ユウキ様は、私を受け止めた。
無礼かもしれない。でも我慢できない。
「危ないよ」
言われて、やはりそうかと思う。
男子にいきなりぶつかるように飛びかかるなんて、もしかしたら相手に怪我を負わせるかも知れないのだ。
「まだ病み上がりじゃないか」
その言葉で、解釈が変わった。
危ない、というのは、私に対しての心配だった。
心臓がばくばくする。
破裂しそうだった。
「ゆ、ゆうき…………」
「……キスする?」
いいの?
そう聞く前に、頷いてしまっていた。
ドタイプの男性の顔が近づいた。
唇が重なった。
息を止める。
少しして、唇が離れた。
思考が回らない。
酸欠だから? いや違う。
頭がふわふわする。
やばい。
やばい。
何もやる気がおきなくなる。
幸せすぎる。
「アジサ、すっごい濡れている」
「ぁえ……?」
ユウキ様が、私の服を見た。
理解がおいついて、ボっと顔が熱くなる。
しかし次の瞬間には、ユウキ様に横抱きにされていた。
「ごめん、我慢できないかも」
「ぁ……」
「アジサとえっちしたい」
「ぅ…………」
目があった。
けど、普通の目じゃなかった。
私自身を見てくれているような、
私の存在自体を認めてくれるような、
そういう瞳だった。
「はぃ……」
私に、拒否の選択肢はなかった。
そもそも、この世界で、男子からの誘いを拒否する人なんて、いないだろう。
股ぐらに、手が差し込まれる。
何をするのかと思った。
「まずはちゃんと濡らさないと」
そんな必要はない。
もう濡れている。
いつでもユウキ様を迎える準備はできている。
赤子のように抱かれ、いっさい抵抗できず股に指を差し込まれる。
妄想か何か、もしかしたらとてもリアルなVRを用いたドッキリだったりしないだろうか。
そう思うくらい、都合が良すぎた。
指が侵入する。
長い。女性の指とは違う。少し骨ばっていて、あったかい指。
その指は、何の迷いもなく、私の気持ちいいところをなぞった。
「んひゃうっ♡♡♡」
(なんでなんでなんでなんでっ♡♡!?)
バレてる。
私でさえ、自慰をするときに
だというのに、この人はまったく迷わなかった。
上手い、ということだろうか……?
いや、違う。
私の体を知り尽くしているのだ。
私以上に。
「あっ♡ あっ♡ あっ♡ あっ゛♡」
そりそり、と入口近くの弱い部分を撫でられる。
きゅうきゅうと締め付けてしまう私の
「あへぇっ゛♡♡」
舌がだらけきった。
好き。
好き。
大好き。
さっきみた連絡先の一覧、
一つに、『夫』という名前の者があったことを覚えている。
私は、とっくの昔に、知らない間に、この人のものになっていたのだ。
「アジサ」
「ぅ゛っ……♡♡」
「僕のほうから、アジサにプロポーズしたんだよ?」
そんなことを囁かれる。
あるはずがない。
夢物語だ。
なんで自分なのだろう。
「わ゛っ♡♡ ひゃっ♡♡」
「……?」
「わ゛、わたしよりっ♡♡♡ かわいいひと、いっぱいっいる゛ッ♡♡♡」
私は、普通の女子サイズには胸がある。
男子にモテるスレンダーな体つきじゃない。
それに、いつも睨んでいると思われるほど目つきが悪い。
「僕は、アジサより美人なひと知らない」
「ぅぅ゛……♡♡」
「それに、僕はかわいい人が好きなんじゃなくて、アジサが好きなんだよ?」
その言葉で、私はイッてしまった。
仕方なかった。
きっと私と同じ経験をした人がいれば、しょうがないと言うだろう。
お腹の奥を指でぞりぞりされながら、自分自身を肯定される。
相手が女性でも堕ちていた。
イってる私の体を抱きしめながら、
ユウキ様は、私のクリトリスに親指をすべらせる。
そして、優しく刺激する。
これもバレていた。
いつもここで自慰することを、ユウキ様はきっと知っているのだろう。私が教えたに違いない。
「もう一回イこっか」
そう言って、ユウキ様は私にキスした。
頬にバードキスを落としながら、その指で確実に快楽を蓄積させてくる。
腰がふるふると震えるが、それを予想していたように指を動かす。
今なら死んでもいい、
そう思った瞬間、
頭が真っ白に明滅した。
「ぉおおお゛ぉ゛ッッッッ♡♡♡゛♡゛」
腰が浮く。
下品な声を上げてしまった。
それだけじゃない、
私は盛大に潮を吹いた。
ぜんぶが吹っ飛びそうなほど気持ちよかったが、嫌われてしまっただろう。
脱力感と諦観が胸中を支配する。
だけど、
「気持ちよかった?」
額にキスを落とされる。
ユウキ様は何かの感情がこもった瞳で私を見ていた。
いや、わかる。だけど信じられない。
ユウキ様は私を、愛おしく思っている、そんな瞳をしていた。
「本番しよっか」
その言葉が何を意味するかしばらく思い当たらなかった。
まさか、源液提供のことを言うのだろうか?
性器を結合させての、精液提供行為。
この世界でそれが体験できるのは、ほんの一握りの女性のみ。
精液は、国宝だ。
人口を保つための資源だ。
それを、直接提供される。
私は、今から、本当に────
「よし、」
いつのまにか私は全裸に脱がされていた。
そして、ユウキ様も上裸だった。
見てはいけないものを見てしまった、目を閉じるが、やっぱり薄っすらとその体を見てしまう。
ユウキ様は、ズボンを脱いだ。
男性器が露出した。
「ぉっ…………」
(おっきすぎっ♡♡♡♡)
知っているものと違う。
男性器といえば、もっと、私の指くらいのサイズなはずだ。
ユウキ様のそれは、ずっと大きかった。
ぺちん、と私の腹部にそれが置かれる。
「アジサは忘れてると思うけど、僕たちたくさんえっちしてきたんだよ?」
「ん゛っ……♡♡♡」
「週に三回くらいかな?」
「うそっ♡♡ それうそよっ♡♡♡ うそっ……♡♡」
言っている間に、
ユウキ様の男性器が、私の膣内に侵入した。
あまりにも、
当たり前のように、
あっさりと。
「ぐっぉ゛っッッッ♡♡♡」
「っ、アジサの、処女、二つも貰っちゃった、のかな?」
視界がチカチカする。
やばい。
やばい。
ヤバい。
大事な部分までみっちりと押し上げられている。
そして何より、
形がぴったりだった。
私の
わかってしまう。
子宮が降参している。
この人は私の夫なのだ。
何回もえっちして、私の膣が、勝手にこの人の男性器の形を覚えてしまっている。
「ちょ、アジサ、そんなに締めないでっ」
ユウキ様が、焦ったように言う。
それがあまりにも愛おしかった。
「いやぁ……♡♡」
「動く、からね」
一回、突かれる。
子宮のある入り口を思い切りノックされる。
「ぉおお゛ぉ゛ッッッッ♡♡♡♡!?!?」
びりびりと脳が、背骨がしびれるような快楽が全身に伝播していく。
「ぉ゛っ♡♡ ぐっ♡♡ ぉおお゛ッッ♡♡」
抑えようとしても、下品な声を出してしまう。
だが、ユウキ様がキスをしてくれたおかげで、少しおさまる。
それでも、ユウキ様の口のなかにくぐもった嬌声を出してしまっているわけだが。
「ん゛っ♡♡♡ ぉ゛っ♡♡ んん゛ッ♡♡」
腰のスピードがどんどん速くなる。
もう何度もイッている。
たくさん潮を吹いて、ユウキ様の体を汚した。
だというのに、そうするたびにむしろスピードが高まるのだ。
キスをされている。
体をガッチリと掴まれて、逃げられない状態で、キスをされている。
上も下も気持ちよすぎて、わけがわからなくなっていた。
舌が、口内に入ってくる。
これは、私は知らない。
だというのに、私の体は知っている。
ほぼ無意識で、舌を絡めあわせていた。
記憶喪失する前の私は、こうやって最愛の夫と毎週えっちしていたのだ。
お腹のなかにずっこんばっこん優秀なおちんちんを挿れられて、男性の強い力で抱きしめられながら、射精されていたのだ。
わかってしまう。
容赦のない腰の動き。
これは、完全に私の
抱きしめられている私は逃げられないし、逃げるつもりもない。
この伴侶の精液が欲しい。
お腹のなかで、ユウキ様の男性器が膨らんでいるのがわかった。
(あ、くる────)
そう思ったときには、熱い何かがお腹の奥に広がっていた。
思わず目を開く。
ユウキ様が、愛おしそうにこちらを見ている。
「ん゛ぉぉぉおおお゛ぉおぉォッッッッッッ♡♡♡♡゛♡゛!?!?!?」
射精されてる。
量が、信じられないくらい多い。
いったいお金にしたら何千万の……いや、そんなことはどうだってよかった。
ただ、幸せだ。
心の奥底にある器が満たされていく感覚があった。
私は前世で何をしたのだろうか?
こんなに幸せでいいのだろうか?
「はっ、ぁ、アジサ……」
涎の糸をつくりながら口を離したユウキ様が、私にしがみついて、奥へ奥へと男性器の先端を押し上げながら内部に精液を押し込んでくる。
私の子宮は愛する夫の精液を一滴も残らず絞り上げる。
「アジサの低い声好き……、柔らかい体もぜんぶ好き、かっこいい目元も好き」
耳元で囁かれる。
行為のあとの吐息が耳にかかって、それだけで背中が浮いた。絶頂しそうだった。
「────」
私の耳は敏感になっていた。
そこに、言葉ではなく、触覚が差し込まれる。
耳に舌先をいれられていた。
「ん゛っん゛ぁッッ♡♡♡♡!?」
あまりの刺激の私の腰がもちあがって、ユウキ様のお腹をびたんびたんと叩く。
脳に直接響くような圧力音、水音、感覚。
こんなの聞いたことない。
なぜこの男子様は自分にこんなことまでしてくれるのだろうか?
もうこの人のことしか考えられない。
その状態で、腰が動き始める。
普通の男子なら、一度の射精で一週間は動けなくなるはずだ。
だというのに、二度目の射精に向けて、この男子は、動き始めている。
「だめ゛ぇ゛ッッッ♡♡♡」
思わずそう言ってしまった。
「むだうちっ゛♡♡ だめっ♡♡♡」
「無駄撃ちじゃないよ。中に出すから」
「だからっ゛♡♡♡ それだめッッ♡♡♡♡」
こんな量も質も段違いな特濃精子を、自分のような女の
だというのに、私はとっくにイカされまくって体に力が入らない。
抵抗できない。
「アジサ、僕とまた結婚して?」
「っ゛……♡♡♡」
「たくさんえっちしよ。僕たくさん稼ぐから、お嫁さんになってほしい」
これはズルだ。
強い雄の力でお腹の奥ずんずんされながらこんな特大の口説き文句をぶつけられたら、断れるはずがない。
気持ちいいことで思考力を奪ったバカメスになった私には、拒否権などないのだ。
唯一できる対処法は黙秘権を貫くこと。
「アジサ、好き」
「っう゛……♡♡♡」
「愛してる」
「っ゛~~~~♡♡♡♡」
体が弛緩する。
あまりにも幸福になると、人は満足して行動しなくなる。それが筋肉単位で起こっていた。
「わ゛っ♡♡ わたしもすき゛っ♡♡♡」
「アジサ、」
「すきすきすきっ゛♡♡♡
なります、およめさんなるっ♡♡♡♡」
言ってしまった。
どちゅん、と膣奥を一際大きく突かれる。体がはねた。
たくましい男性器が、子種を求めて下がってきた子宮口を押し上げた。
「アジサっ、アジサ、誰にも、渡さないからっ」
「あ゛ぅ゛ッ♡♡♡ あ゛っ♡♡ ぁ゛ッッ♡♡♡ あッ゛ッ♡♡♡」
ユウキ様の背中に腕を回す。
足も使ってしがみつく。
排卵して準備万端の子宮で、膣内を往来する夫の男性器に媚びる。
「しゃせーほしいっ゛♡♡♡♡ こだねっ♡♡ こだねっっ♡♡♡♡」
「アジサ、それやばいっ」
全力でホールドして、夫の耳元にお返しとばかりにむしゃぶりつく。
汗だくになった肌を密着させて、私は国宝級精子が流し込まれるのを待つ。
そして、
────びゅるるるるるるっ!!
大量の精液が、
「あぁあ゛ぁ゛ッッッ♡♡♡♡♡ ぁ゛ぁあぁ゛ぁぁ゛あッッッッッ♡♡゛♡゛♡゛!?!?!?」
意識が飛びそうだった。
夫の腕のなかで、ナカに射精されている。
「ぉ゛ぉ゛ッ♡゛♡゛!? お゛ッッッッ♡♡♡♡♡」
口元がだらけきって、涎が垂れまくりだった。
息を荒くしたユウキ様と、目が合う。
私が弛緩に抗って懸命に舌を出すと、意を汲み取ってキスしてくれた。
「アジサ、一生大事にするから」
そういう夫を、渾身の力を腕に込めて抱きしめる。
記憶喪失でよかったのかもしれない。
プロポーズを二度も受けることができたのだから。
‐‐‐
「ん゛っ♡♡ んん゛っ♡♡♡ むっ♡♡♡」
あれから数日が過ぎた。
私はすっかり、夫とのセックスにハマってしまった。
夫の精子の質はA+。この国で一人、世界で三人しかいない超絶優秀男子だった。
そんな彼の精液を、私は何発も自分の体のなかに無駄撃ちさせている。
膣内というだけではない。
私は、いま、夫の男性器を喉奥まで呑み込んで口淫していた。
「んんっぶ♡♡♡ ん゙ッッ♡♡♡」
まさかここまでさせてくれるとは思わなかった。
だって口淫、フェラだ。
ほほすべての男子が嫌うものだ。
女の口のなかに男性器を入れればいつ噛まれるかわからないし、源液提供にもならない。
だからこそ多くの女子がほぼ幻想として憧れるものだった。
おっきな優秀おちんちんとぐぽぐぽと咥えて、舌を使って愛撫する。
ユウキの震える腰を抱きしめて固定する。
もっとユウキを感じたい。
陰嚢に下唇がつくくらい奥まで咥え込む。
記憶を失う前の私もこれが好きだったらしい。
在宅で仕事をする夫の足元に座り込んでは、おちんちんをしゃぶって仕事の妨害をしていたようだ。
「アジサ、やばい、それ」
ユウキが上から私の髪を触る。
そのまま掴んで腰に押し付けてほしい。物として使ってほしい。
でもユウキはそんなことせず、頭を撫でるだけだった。
それがもどかしく、それ以上に幸せだった。
ユウキを上目遣いで睨んで、
頭を動かす。
こうすると、精液が濃くなるのを私はすでに知っていた。
本当は睨む気なんかない。私の目つきが悪いだけだし、そもそも私は夫のことが大好きなのだ。
最近の不満は、病み上がりの私を労るあまり、私を"使って"くれないことだ。
おちんちんのかっこよすぎる裏筋をねっとりと舌で愛撫する。
私の喉奥で、亀頭が膨張するのがわかった。
「ん゛ッッぶッ♡♡♡!?!? っんぼッッ♡♡♡゛♡゛」
喉奥に大量の精液が注ぎ込まれる。
私が好きだから。それ以上の意味を持たない射精。
頭がくらくらして、お腹の奥がじんじんと疼く。
「っばっ゛……♡♡♡ ゆうきぃ……♡♡♡」
唾液まみれになった男性器を離し、私は後ろを向く。
そして、お尻を振って彼を誘った。
「アジサ、僕、アジサの体だけじゃなくて……」
「わかってるっっ♡♡♡ わかってるわよっ♡♡♡」
どうやらユウキは、私が恩返しとして体を売ってると思っているようだった。
どういう論理かあまり理解できていないが、彼に対価として私が体を許していると思っているらしい。
男子なら誰でもどこでも抱けるうえにそもそも女のほうから抱かせてほしいと懇願するはずなのに、ユウキの考えはそれとは少し違うらしかった。
でも、こうやってえっちばかりしていると、ユウキは私を愛していることを伝えるためにいっぱい囁いてくれる。
そう学習してしまった私のずるい戦法だった。
「わかった、アジサ、僕も我慢できない」
「はやくっ♡♡ こうびっ♡♡ こーびっ♡♡♡」
私の体に、後ろから、ユウキがのしかかる。
組み伏せられて一瞬で自由を奪われたメスの体を、優秀なおちんちんが一気に貫く。
私の名前を呼びながら髪に顔を埋めてくるユウキ。
そのすっぽりと包まれる感覚に至上の幸福を感じながら、私は、彼の好みらしい低い嬌声を上げてしまった。
この作品は本編のスピンオフです。よければお読みください。
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また、支援サイトでこの作品の挿絵有り版を上げています。
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