○○しないと出られない部屋で兄妹がセックスする話 作:近親相姦、特に兄妹が好き
オリジナル:現代/恋愛
タグ:R-18 兄妹 近親相姦 ○○しないと出られない部屋 ♡喘ぎ 和姦
実の兄妹が○○しないと出られない部屋に謎にぶち込まれて成り行きでセックスをするだけです。
※地の文だけですがオナホ扱いがあります。
※最初の方に若干洗脳っぽい描写がありますが重要じゃないです。
よろしくお願いします。
アオイは兄のことが好きだった。
優しくてかっこよくて何があっても自分の絶対的味方でいてくれるお兄ちゃん。嬉しいことがあったら伝えたくなるのは兄で、悲しいことがあったら慰めてもらいたくなるのも兄だった。
歳が少し離れていたこともあって、兄は昔からアオイのことを可愛がってくれた。甘やかして優先して、こちらを見る顔はどこまでも愛しさに満ちていて。
その顔を見る度、きゅーっとアオイの胸は嬉しさでいっぱいになるのだ。
だから当然、アオイはお兄ちゃんっ子であった。
四六時中兄の後ろを着いて周り、兄のそばで日々を過ごした。
「……お兄ちゃん」
「んー? どうした、アオイ」
その日も、アオイは兄の元へ駆け込んだ。
帰宅すぐでスクールバッグを持ったまま兄の自室へ入ると、兄は机に向かってレポートを認めていたようだった。その後ろ姿にぎゅう、と抱き着くと、柔らかな瞳が優しくアオイを見上げて大きな手のひらがぽんぽんと頭を撫でた。
ふっと心が安心感で満ちる。お兄ちゃんが好きだな、とアオイは思った。
「ほら、お兄ちゃんに何でも言ってみな」
「今日ね、私、怖い人に会った……」
ぐりぐりと肩に頭を押し付けながら呟くと、兄の顔からすっと表情が抜けた。
流れるように立ち上がった兄はアオイを椅子に座らせると、その対面に膝をついて目線を合わせた。
「怖い人?不審者?」
「なのかな……?」
首を傾げつつ、アオイは離れた距離を不満に思って腕を伸ばした。兄は仄かに苦笑し、ハグをした先で背中をとんとんと宥めるように叩いた。急かすことは絶対にない。
それにほう、と安堵の溜息を吐く。安心するといつもの癖で兄の服の裾を意味もなくいじいじと触ってしまう。
目線を自分の右腕に落とす。
痕も何も無い真っさらなそこだが、先程の感触が蘇って嫌悪からぶるりと背筋が震える。
「大丈夫、お兄ちゃんがいるぞ」
すぐに気付いた兄が大きな手のひらで背中を優しく摩った。途端にぽかぽかと体が熱を持つ。
しかし何故か、それと一緒に反応するはずがない体の一部もきゅう、と甘く反応した。下腹部だった。もっと具体的に言うなら子宮のあたり。じわ、と漏れ出る感覚がして、びくんと先程とは違う震えが背筋を走った。
経験したことの無い震えだったが、一応知識としては知っていた。
兄がまたさっきと同じように背中を摩ってくれる。
足に力の入らなくなったアオイは縋るように服を掴みながら、断続的にぞくぞくとした震えが背筋を登るのに耐えた。兄の優しさが嬉しく、辛かった。
恥ずかしさで唇を固く閉じながら、アオイは混乱の最中にいた。
何故? いつもみたいにお兄ちゃんが優しくしてくれているのに、体だけが異様な反応をしている。こんなこと今までなかったのに。
優しさを無碍にすることに罪悪感を覚えながら、兄の腕を緩く引っ張って背中を摩るのをやめてもらった。ぴりぴりと肌が粟立つような刺激が収まり、バレないように小さく息を吐く。
アオイは少し考えてから口を開いた。
「なんか、急に腕を掴まれた」
「怪我は?」
「大丈夫だよ、ほら」
兄が慌ててアオイの腕を確認する。
右腕の手首付近を示すと、労るように、上書きするように、隅々まで指先でなぞられた。
ぞくぞくぞく、とまた甘い痺れが触られたところから全身に広がっていく。神経が過敏になっている。
「アオイに何かするなんて、殺すか……?」
「んふ、お兄ちゃんは大袈裟だね」
「ははは……、うん、それでどこで出くわしたんだ?」
「駅のとこ」
「そいつの見た目で覚えているところとかあるか? ああ、思い出したくなかったら思い出さなくていいぞ」
「……あんまり、覚えてないかも。怖くて、すぐ逃げちゃった」
「逃げられて偉いぞアオイ! 流石!」
優しく頭を撫でられてアオイは蕩けるように目を細めた。
ぐりぐりと頭を押し付ける。同じ洗剤を使っているはずなのに兄の匂いがした。良い匂いだな、と思った。
風邪も引いていないのに体が火照るように熱かった。籠るような熱だった。
「お兄ちゃんのおかげ」
「……しばらく俺が送り迎えしようか?」
「やった。お兄ちゃんと一緒にいれるの、嬉しい」
「一生送り迎えしてあげようね」
「うん」
自分にダダ甘な兄を見上げる。
妹の欲目以上に整った顔立ちを、ぽーっと眺める。
思考が纏まらない。
脳がすっかり溶けてしまっているようにすら思う。
「お兄ちゃん」
「ん?」
優しい兄。
アオイが顔を近付けると、不思議そうにしながらも全く避ける素振りはなかった。
だから、簡単にその唇に触れることができてしまった。
目をまん丸く開いて驚きに硬直する兄を眺めながら、触れるだけのキスだった。
唇って柔らかいんだな、と思った。
数秒してから離すと、目の前の兄はぱくぱくと言葉にならない声を発しようとして失敗していた。可愛かった。
いつも頼りになる兄のこんな姿を見るのは初めてだった。
『認証しました。転移します』
「え?」
「なに、」
謎の機械音声がし、目も眩むほどの白い光に包まれた。
咄嗟にアオイを守るように抱きしめた兄の姿を感じながら、目を瞑った。
白だった。
白い部屋だ。そうとしか形容ができない。
目に痛い、とまではいかないが、どこもかしこも真っ白で違和感がすごい。
頑丈そうな分厚い扉がひとつと、広めのベッドくらいしか家具はない。簡素な部屋だった。
ぱちぱち、と瞬きをしながらアオイは目の前の兄を見た。
先程抱きしめられた時と全く同じ姿勢で、二人はこの変な部屋にいた。
「なんだ、ここ……」
兄はぐるりと辺りを見回したあと、真っ先にアオイを心配そうに見やった。節だった手のひらが頬から額に上り、兄はその熱さに顔を顰めた。
「アオイ、気分はどうだ?」
「……お兄ちゃん、もう一回、ちゅーしよ」
「アオイ?????」
兄がまた混乱に陥ってしまった。可愛い。
無理矢理したいわけではないが、許されるならまたさせてくれないかな、と熱に浮かされたアオイは思った。
と、右腕を掴まれる。
掲げられたそこにはさっきまでは無かった変な電子チップが埋め込まれていた。特に痛みはない。
不審者に掴まれたところだった。
「クソッ、何だこれ、アオイの体に変なもの入れやがって……!」
兄が怒っていた。端正な顔を険しく歪め、このわけのわからない状況の中でどこまでもアオイのことを思っていた。
お兄ちゃんが自分のために怒ってくれている。嬉しい。
きゅう、と下腹部がまた甘く疼いた。アオイはこっそり膝を擦り合わせてそれに耐えた。はぁ、と漏れ出る吐息はしっとりと熱を持っている。
兄の手を取り、宥めるように握る。
「お兄ちゃん、落ち着いて」
「……っ、ごめんなアオイ。それにしても、ここは一体なんなんだ」
手を優しく握り直される。恋人繋ぎはいけるだろうか。
そろそろと指を絡めてみると、突如ぽーん、と電子音が鳴り響き、ガチャガチャガン、と盛大な音を立てて扉が自動的に開いた。
ぽっかりと空いた向こうは、ここと同じような白い部屋が続いているようだった。
『条件が達成されました。情報を開示いたします。ここは○○しないと出られない部屋です。各部屋ごとに条件が定められています』
また機械音声だ。
今度は部屋全体から響くように声がしている。
『この部屋の条件は『恋人繋ぎをする』でした。次の部屋にお進みください』
「なっ、おい!突然俺たちをここに連れてきてどういうつもりだ!」
そのままいくら問いかけても機械音声は応えない。まるっきりの無言だ。
兄は苛ついたように髪をくしゃりと乱した。
「クソッ、条件ってなんだよ。恋人繋ぎ……?」
兄の目線の先がアオイと繋がれている手に向かう。指同士を絡めたそれは、アオイがしたものだ。兄ともっともっとぎゅーっとしたくて。
アオイはぼやける思考の中、ふにゃふにゃとした笑みを浮かべた。
「とりあえず、進んでみよ? 最後まで行ったら解放されるんじゃないかな……」
「いや、でも○○しないと出られない部屋って……」
「お兄ちゃんは何か知ってるの?」
「……いや、あんまり。それにしても、さっきからアオイがおかしい」
「んー? 私は普通だよ」
兄に甘えるように腕に絡みついた。
逞しい腕にうっとりする。
兄はそんなアオイをスルーしたまま額に手を当て真剣な表情だ。真剣な兄の顔もまた格好良い。
ちゅーしたい……。
「熱があるし。いつもより距離が近い、というか兄妹でキスなんて」
「ちゅー♡」
丁度よく単語が聞こえたのでまた唇に触れようとしたが、兄に優しく距離を取られてしまった。行動が読まれていたらしい。
アオイは悲しくなって目を潤ませながら兄を見上げた。
「……ちゅーしよ?」
「いやいやいや、おかしいぞ! 兄妹でキスなんかしません!」
「……したいもん」
「ダメなものはダメ!」
厳しく言われ、ぽろりと一粒涙が零れた。
兄がぎょっとして慌てて指先で拭ってくれるが、その指を両手で捕まえて、あ、と口に含んでみようとする。
思いっきり手を引っ込まれた。
「何!?!?」
「お兄ちゃんが好きだなって」
「俺も好きだよ? でも指を食べようとするのはなんで?」
「からだ、あつい……」
「言動がもうあっちこっち飛ぶなぁ!」
頭を掻きむしった兄は、一先ず出来ることとして次の部屋に移ることにしたらしい。
手を引っ張られるが、既に全身蕩けてしまって力が入らない妹は立ち上がることも難しかった。
「立てない? ほら、抱っこするから」
「ぎゅー♡」
兄が抱き上げてきたので、全身で絡みつくようにしてくっつく。腕の中に包まれるとぴりぴりと微弱な電流が流れているかのように腰が痺れた。
お兄ちゃん、好き。好き好き好き。
「んふ……」
「アオイ、耳元で何がするのは止めてな。お兄ちゃんびっくりするから」
「わかった」
耳をかぷっと食んだり舐めたりしようと思っていたが、アオイは大人しく兄の首元にちゅっちゅとキスをした。
兄はそれを虚無顔で受け入れながら次の部屋に移った。
扉の向こうに二人が入ると、扉は自動的に閉まり、すぅっと音もなく存在そのものが消えた。
明らかに異常であるが、そもそも今の状況が何もかもおかしい。
残ったのは先程と同じ分厚い扉がひとつと、キングサイズのベッドだけだ。
きょろきょろと辺りを見回すが、簡素な部屋はそこまで広くもない。
「今度の条件はなんだ?」
「なんだろ……ちゅーだと良いな……」
「しません」
他に場所もないので、兄に優しくベッドに下ろされる。
そのまま離れようとするのを頑張って引き止めながら、アオイは兄に媚びるように擦り寄った。
「でも、さっきは恋人繋ぎだったよ。ちゅーも、有り得る」
「いや……いやいやいや、お兄ちゃんだよ?」
「うん、お兄ちゃんだね?」
「血の繋がってる実の兄妹だぞ」
「知ってるよ?」
「そんでもって今のアオイはおかしい。仮に条件だったとしても、正気に戻ったアオイが傷付くようなこと出来るわけないんだが」
「ちゅーできたら、私は嬉しい」
「それは今のアオイがおかしいだけだから、な?」
必死にアオイとのキスを拒む兄。宥めるように言葉を投げかけられ、距離を取ろうとする。
優しい。私のためなんだ。格好良い。お兄ちゃん大好き。
兄が真剣であればあるほど、アオイの火照りは大きくなるようだった。胸がぽかぽかと暖かくなって、子宮はきゅんきゅん疼く。身動ぎする度にパンツがぐじゅっと音を立てている気がした。
「でももう一回したし……」
「それはアオイが勝手にしただけだから、ノーカン!」
「じゃあまた私が勝手にする」
「あっ、ちょ、おい、アオイ、アオイ!?」
アオイに弱い兄に漬け込み、本気で兄を押し倒してキスをした。触れるだけのバードキス。
兄が顔を背けたことで照準が少しズレたがしっかり追いかけて、ちゅ、と唇同士がくっついた。
途端にぽーん、と鳴り響く電子音。
扉が自動的に開く。
『条件が達成されました。この部屋の条件は『キスをする』でした。次の部屋にお進みください』
「おかしいだろ!!!!」
「私が合ってた」
「いやそういうんじゃなくて、アオイ、一旦退こうな、な?」
「……次の条件はもっと深いキス、かも」
「しばらくこの部屋にいるか……?」
「じゃあもっとちゅー、しよ」
「…………はぁ。移動しようか、アオイ」
「うん」
移動したら条件はもっと重くなる。
最終的に行き着きそうなところまで互いにわかりつつ、この空間から出るには条件を達成するしかない。
兄はこの世の終わりのような顔でアオイを抱き上げた。アオイはすりすりと頬擦りをしながら大好きな兄の匂いを嗅ぐ。
それだけでただでさえ過敏になっている肌がぞわぞわとして、乳首の先端がつんと尖っていくのがわかった。
お兄ちゃんにめちゃくちゃにされたいな……。
きゅんきゅんと期待する肢体を無意識に擦り付けながら、アオイはこの先の展開を予想した。
結局のところ、兄はアオイに手を出すしかないのだ。
それ以外にこの狂った空間から出る方法などないのだから。
熱に浮かされた思考は、普段のアオイが考えることもない兄との結合を想像させた。
アオイと兄は普通の兄妹で、他の家庭に比べたら仲は良かっただろうが、その交わりは健全で正常なものでしかなかった。
それらを全てぶち壊すようなことをしなければならない。
ぞくぞくして、ぞわぞわして、痺れるほど興奮した。
次の部屋もさっきと同じ形式の部屋だった。
同じように扉が消え、ベッドの上にいるのは仲の良い兄妹二人だけ。
「とりあえずちゅーしよ」
「しないとダメか……?」
「うん。でもしょうがないよ、お兄ちゃん。出るためだもん。私のためと思って、ね?」
「でも、アオイ……」
四の五の言う口を優しく塞ぐ。3回目だが、新鮮に気持ちよく脳が蕩けるようだった。
しかし予想していたように、ただキスをしただけでは電子音は鳴らない。
兄は泣きそうな顔をしていた。
善性と肉親への情とがぐちゃぐちゃに入り交じった表情だった。
アオイの罪悪感がちくちくと刺激されるが、それ以上に爆発するような興奮に見舞われていた。熱に誘導された思考だったが、それは正しくアオイの中に生まれた情動だった。
兄は妹であるアオイのことを一度も性的な対象として見たことがない。アオイもそうだった。
そんな暗黙の了解をこれから丁寧にひとつずつ壊していくのだ……。
「お兄ちゃん、大好き……」
「俺も好きだよ」
「ぎゅってして」
「……あぁ」
兄はアオイの豊満な体を抱きしめた。
今まで意識したことのない柔らかくて甘やかな少女の肉体。慈しんで一緒に育ってきた可愛くて大事で愛しい妹を自らの手で穢さないといけない。
やるとするなら兄から行わなくてはならない、と葛藤しているようだった。アオイからやらせるなんて以ての外。
責任感が強い人なのだ。
「ごめんな、アオイ、キスするぞ。全部お兄ちゃんが悪いから、恨むなら俺を恨んでくれ」
「ううん、私もしてほしい。お兄ちゃんのせいじゃないよ? 全部この部屋が悪いから……」
「そっか……」
兄はくしゃ、と泣き笑いのような表情になった。
そのまま意を決したように顔を固定すると、恐る恐る顔を近付けてくる。ふ、と互いの息遣いも飲み込めてしまえる距離だ。
アオイは当然のように瞳を閉じた。
まず感じたのは柔らかな兄の唇の感触。
触れるだけで気持ちがいいそれに身を委ねる。
「んっ、……ふ、ちゅ……」
力が抜けていくアオイの背を兄が支えてくれる。逞しくて優しい腕だ。密着するのも心地が良い。
遠慮がちに触れる相手の唇を小さくぺろ、と舌先で舐めてみる。少しだけかさついている。
は、と息を飲むような音がして、兄からもぬるりと舌が挿し込まれた。
「ん、ん、……っ、」
初めてのディープキスは、歯列の隙間をなぞられるだけでも腰砕けになるほどの刺激だった。他人に侵入されたことのない場所に温かな粘膜が入り込んでいる。ぬる、として、くちゅ、として。
きゅ、と兄の服を掴みそれに耐える。爪先が収まりなくもぞもぞと動く。
「ぁむ、ん、ちゅぅ……」
優しく控えめな舌の動きにはしたなくも物足りなくなって、アオイは自らの舌を兄のそれに絡める。ざらざらとしたぬめり。唾液が甘い。口の中から兄に染まってしまう。味蕾ひとつひとつまで侵食される。嬉しい。もっとお兄ちゃんのものになりたい。
雛鳥が餌を求めるように、アオイは必死で兄の唇に吸い付いた。ちゅ、ちゅ、と舌を伸ばして慈悲を乞う。優しい兄はどこまでも押し付けるようなことはしなくて、むしろ辛かった。
数十秒ほど舌を絡めるキスは続き、ぽーんと電子音が鳴り響く。
兄にとってはようやくで、アオイにとっては早すぎる知らせだった。
『条件が達成されました。この部屋の条件は『ディープキスをする』でした。次の部屋にお進みください』
唇が離れる。つう、と一瞬だけ唾液が二人の間を渡ってぷつりと切れる。
ぐい、と兄が自らの口を拭う。男らしく荒々しい動作だった。アオイは兄の目の奥にほんの少しだけ興奮の萌芽を見た。兄もおかしくなっているのかもしれない。おかしくなってくれたらいいのに、と思った。
「お兄ちゃん」
「なんだ?」
少し心を落ち着けたようで、どこまでも優しい顔だ。
アオイはほんのり頬を染めながら、可愛く見えるように上目遣いをした。
「私、初めてのキスがお兄ちゃんで嬉しい」
「…………死なせてくれ……」
「やだ」
「せめてノーカンに……」
「気持ちよかったよ。お兄ちゃんはどうだった?」
期待を込めた瞳である。
アオイは当然兄も気持ちよくなってくれていることを望んでいた。
妹のことが大好きな兄がそれに抗えるはずもない。
観念したように項垂れ、兄が答える。
「……気、持ちよかった、ぞ」
「! じゃあもっと、しよ」
「しません」
「次の条件もわからないから、とりあえず試してみるべき」
「先に移動しような……」
「うん。抱っこして」
「はいはい、落ちるなよ」
慣れたように抱き上げられるので、しっかりしがみつく。
兄は骨格がアオイのものとは比べ物にならないほどがっしりしている。軽々と持ち上げる力は強い。
雄だ。
これからアオイを犯す雄。
きゅうう、と内臓が歓喜で身悶えしている。早く挿入されたい。無遠慮に暴かれ、犯され、屈服させられたい。
大好きなお兄ちゃんだからそう思うのだ……。
「アオイ?」
「ううん、何でもない」
「そうか? あー、次はなんだろうな……」
「指示がないの、不便だね」
「最初から提示してくれればいいのにな」
「ね」
本当は指示がない方が嬉しかった。
その分、試行錯誤と称して色々試せると思ったから。
次の部屋も同じ白い部屋だった。
広いベッドの上でアオイはぺったり兄にくっつく。
自然と今回しなければならないことがわかっていた。
胸を触ってもらうのだ。
服の上からではない、直接肌に触れて、揉みしだかれる必要がある。
想像するだけで目眩がするほど興奮した。
パンツの中はとっくにぐちゃぐちゃとはしたない液体で塗れている。耐えようとした太ももがぶるぶると震えた。
しかしアオイにはわかっていることも兄にはわからない。何故なら彼は電子チップがないから。不審者に埋め込まれた右腕の電子チップ、そこから指示がわかるのだ。
「お兄ちゃん、まずキスしよ」
「…………わかった。でも確認だし最低限にしような?」
せめて、と抵抗する兄にほんの少しだけ頬を膨らませたが、アオイは大人しく従った。何故ならこれは無駄なキスだからだ。それでも兄は条件かもしれないと頭を悩ませてキスしてくれる。
アオイは少しでも多く兄と接触したかった。ぎゅってして、ちゅーして、いちゃいちゃしたいのだ。
こんこんと湧き出るような熱にアオイは抗えなかった。だって、兄が大好きなのだ。
唇を重ねて、舌を絡め合う。
ただそれだけの行為がこんなにも気持ちがいい。
「……っは、音鳴らないな」
「違ったのかな……」
とろとろに蕩けたアオイが兄に抱き着く。宥めるように優しく頭を撫でられるのはいつものことだが、頭皮に伝わる感触に背筋がぞくぞくと粟立った。
「体に触る必要があるのかも?」
「……体に?」
「うん。まず私から触ってみる。お兄ちゃん横になって?」
「ああ、うん、いいよ」
兄の腹の上に跨る。頭から首、肩、腕、胸、腹。筋肉が綺麗についた体は触るだけでも結構楽しい。兄は丁寧に隅々まで触られる度に擽ったいのか微かに身動ぎをしたが、別にそれで興奮するというわけでもなかった。
気持ちよくないのかな、と思いながら股間も触ろうとして腕を掴まれた。
兄が起き上がる。
「アオイ、アオイ、待て待て待て」
「? どうかした?」
「そこはやめよう、な?」
「でも条件かもしれないよ」
「一旦置いとこう。違うかもしれないだろ」
「……わかった」
違うとわかっているアオイは渋々頷いた。
まあ部屋が進むにつれいつかは触ることができるのだ。焦らなくてもいい。
「ん、じゃあ今度はお兄ちゃん」
「俺が触る、んだよな」
「どーぞ」
「…………はぁ」
「服脱いだ方がいい?」
「脱がなくていいから」
しれっとした顔で条件を明かすが、当然ながら兄には却下された。
はああーっと深く深く溜息を吐いた兄は、ようやくアオイに触れた。
まずは頬。すり、と手のひらに頬擦りをすると兄は少しだけ表情を緩めた。いつもの戯れを思い出したからだろう。
下がって首。細く華奢なそれを恐る恐る撫でていく。正面から触られると少しだけ苦しくて、喉がきゅっと締まる気がする。
過敏になったアオイの肌はその全てを甘受して震えた。
「んぅっ……」
「大丈夫か? 痛いか?」
「んーん、続けて」
「アオイが嫌になったらすぐやめるからな、言えよ」
「うん。大丈夫」
肩から腕。比べるべくもなく太さの差は歴然で、兄に押さえ付けられたら当然のように逃れる術を持たない。想像するだけで溢れてしまいそうだ。
背中。手のひらが滑っていく。少しでも性を感じさせる触り方を避けようとして、逆に性を想起させる繊細な触り方だった。
腹。兄の両手ですっかり掴めてしまうほどの細さに眉根を寄せられた。
「もっと食った方がいいんじゃないか」
「食べてるよ。というか、お兄ちゃん」
「ん?」
「胸も触らなきゃ」
「…………やっぱりやらないとダメか?」
「うん。ね、大丈夫。私全然嫌じゃないよ」
「でもそれは……、いや、うん、わかった」
アオイがおかしくなっているから大丈夫なのだ、という言葉を兄は飲み込んだ。結局のところ条件を模索する以外他に方法もないのだ。
制服のブラウスの上からでもわかる大きな胸。同級生と比べても大きいサイズになるだろう。
上向いて形も良い。
ごく、と兄が唾を飲む。
期待ではない。覚悟の現れだった。
兄は未だにアオイのことをただの妹としか思えていないのだろう。アオイはこれまで兄から何よりも大事な愛する妹だと扱われてきた。大事に大事にされてきた。
それなのにそんな兄が妹を性的に扱わないといけないのが、可哀想で愛おしかった。
「触るぞ」
「うん」
上から兄の手のひらが乗せられる。
全身の神経が胸に集まっているようだ。温かい兄の手のひら。じわじわと心地良さが広がる。速まる鼓動は伝わってしまっているだろう。
そのままふに、ふに、と少しだけ押される。
当然ながら電子音は鳴らない。
「もっと触らないと、かも」
「……もっと?」
情けなく煤けた声音だった。アオイは興奮でだらしなく緩む表情を必死で抑えながら、こくこくと頷く。
「上から触るだけじゃなくて、掴んだり、揉んだり?」
「本当にそう思うか……?」
「だって、そういうもの、じゃない? したことないからわかんないけど」
兄は妹がそんな話をすることにすら愕然としていた。
しかし決意を固めるとこくりと頷く。
優しく、痛みなどないように、柔らかくアオイの胸が鷲掴みされる。
「んゅっ」
「痛いか!?」
「ちがう、だいじょぶ」
「……続けるぞ?」
「うん。もっと激しくても、いいよ」
兄の指の動きに従って、服とブラジャーの上からふるふると大きな胸が形を変えていく。
アオイは唇をきゅっと噛み締めて耐えた。兄に触られているという事実だけで気持ちがいいのだ。ぎゅう、と爪先に力を込めなければ叫んでしまっていたかもしれない。
「お兄ちゃん」
「どうした」
「たぶんね、後ろからのが良いと思う」
アオイは座ったままずりずりと移動すると、兄の足の間にすぽっと体を収め、背中を兄の胸板に預けた。
そのまま兄の腕を掴んで自分の胸に触らせる。
「ね、こっちのが触りやすいでしょ」
「そうだな……」
「あと、ね?」
「ん?」
「服の上からだとダメだと思う」
「いや、え?」
「鳴らなかったもん」
アオイはぷちぷちと制服のボタンを外していく。顕になる瑞々しい肌色に、兄はばっと視線を逸らした。
妹の肌を見て目を逸らしたのだ。意識している、とアオイは確信した。兄の常識は徐々に崩されていっている。
ぱさりとブラウスを脱ぎ落とす。
アオイが着けているブラジャーは胸をしっかり支えてくれるフルカップで、色味はシンプルだし飾りも最小限だ。
お兄ちゃんに見られるならもう少し可愛いのを着けていればよかったな、と思う。
少しだけ上体を起こして腕を背中に回し、ブラジャーのホックを外す。
するすると肩紐を落としていくと、アオイの胸はすっかり白日のもとに晒された。
ほんのり甘やかな乳のような匂いが広がる。
外気にぶるりと体を震わすと、当然胸も大きく揺れた。寒さのせいか緊張のせいか、つんと健気に上向いた乳首は充血して硬くなっている。
無言の兄の手を引っ張って触らせる。
柔らかなアオイの乳房は節くれだった兄の手のひらによって簡単に形を変える。自分とは異なる体温。自分では予測のつかない動き。
それらを目に焼きつけるようにじっと見てしまう。
触られている。私の胸が、直接。
蹂躙、されている。
「んぅ……っ」
ふぅふぅ、と息を整えながら兄に背を預ける。ただ触らせただけなのに、それだけで腰が抜けてしまった。
しっかり揉まれたらどうなるんだろう。怖さにも似た興奮がちらちらと脳裏を過ぎる。
それでも何でもないようなフリをして兄に促す。
「お兄ちゃん、ほら」
「……無理はするなよ」
「うん」
声が耳元に近い。兄の吐息のひとつひとつにすらきゅんきゅんとときめきながら、全身を預ける。
まず下から掬いあげられるように、もっちりとした乳房が触られる。きめ細やかな肌はしっとりと兄の手に吸い付くようだ。
横乳のあたりを触られると、神経が敏感なのかただでさえ気持ちがいいのにそれが過剰に伝達される。
思わず背後の兄に体を押し付けると、しっかりと支えられた。兄は服を着ているから、上半身裸のアオイがくっつくと少しだけひんやりとして、段々と熱が移っていく。
「っ、っ、!」
「痛かったら言うんだぞ」
「ん、ぅん、いひゃく、ないッ……♡」
自分でも声が媚びているのがわかる。
甘く蕩けてもっともっとと強請っているのだ。
兄はどう思うだろうか。はしたないと呆れられていないか心配だったが、訪れる快感はそれすら流し尽くすような視界と感覚の暴力だった。
自分の体の一部が情けなく形を変え、兄に屈服させられていく様を実感する。
気持ちいい。気持ちがいい。
優しくて、穏やかで、それでいて的確な触り方。
今までに実践してきた動きに従っているような慣れが見える……。
少しだけもやもやとした気持ちになった。
「〜〜〜っ、おにぃ、ちゃん、慣れてる、のっ?」
「妹に言わないとダメか……?」
「言ってほしぃ……」
「まあ、経験がないわけじゃない」
「……ッ、私は、お兄ちゃんが初めて……っ♡」
「そ、うか」
妹に今まで不埒なことをした輩がいなかったことへの安堵と、そんな妹を今汚しているという嫌悪が入り交じった返事だった。
掴まれて、揉まれて、快楽に身悶えさせられて。
短期間ですっかり息を切らしたアオイの耳にぽーんと電子音が響く。
『条件が達成されました。この部屋の条件は『胸を直接揉む』でした。次の部屋にお進みください』
「達成されたか」
「……っはぁ、は、ん、っ」
「アオイ?」
「お兄ちゃん、ちょっと、待ってね……?」
兄からしてみれば簡単に胸を揉んだだけでここまで出来上がってしまう妹の姿は大変不安になるものだったらしい。
怖い顔をした兄がアオイに服を着せながら問いかける。
「こんなに敏感で、その、大丈夫なのか?」
「普段は、こんなんじゃないもん」
「それならいいが」
「お兄ちゃんだけ、だよ」
苦虫を噛み潰したような顔になる兄に、すりすりと頬擦りをして甘える。それでも優しく頭を撫でてくれる兄が大好きだな、と思った。
いつものように抱き抱えてもらって移動する。移動の最中も先程過敏になった感覚によって、服が擦れるだけでもアオイはぴくぴくと震えた。
兄はそんなアオイをすっかりわかっているようだったが、特に指摘することはしなかった。藪蛇になることがわかっているのだろう。
「次は何をやらされるんだ……?」
「なんだろう」
危うく楽しみだね、と言うところであった。
電子チップから伝達されたのは、乳首を舐められるというものだった。
さっき胸を揉まれた時、兄はどうやら意識して乳首に触れることがなかった。そんなささやかな抵抗をまた壊していくのだ……。
全身が弾けそうなほどドキドキしてしまう。
「お兄ちゃん、まずちゅー」
「はいはい……」
条件にはもうならないと思いつつも、もしかしたら条件に含まれるかもしれない。
だから仕方がない、と言い訳をしながらアオイは兄にキスを強請った。兄の抵抗も大分減っている。
舌を絡めるキスは何回しても脳が蕩けるほど魅力的だ。
すぐに止められてしまうのが寂しくなる。
「んっ、ふ、っ……♡」
「……、鳴らないな」
「っ、うん。違ったね」
「また胸を触る必要があるのか……?」
「も、もしかしたら、ちゅーしながら、とか」
「………………わかった」
兄は葛藤した様子だったが、結局は頷いた。
兄にとっては全てが手探りなのだ。
先程と同じ体勢ではなく今度は正面からだ。後ろからだとキスをするためにアオイが首を傾ける必要があるからである。兄から首を痛めるとして却下された。
キングサイズのベッドのヘッドボードにアオイは身を預け、ブラウスをはだけさせる。
ドキドキしながら兄を見上げると、安心させるように頭を撫でられた。
「お兄ちゃん……」
「アオイ、ほら」
誘導に従って体を預ける。
ブラジャーの下から兄の手が差し込まれる。
また、お兄ちゃんが私の胸を直接触っている……。
兄に胸を触られるだけで腰砕けになるアオイは、更にキスが重なることでどうなるかなど想像の埒外だった。
まずは感じたのは思考が追いつかないということ。キスだけ、胸だけ、でいっぱいいっぱいなのに、それがダブルで襲いかかってくるのだから、刺激に溺れそうになるのは必然。
胸への愛撫で自然と口が開いてしまうものだから、兄の舌もするりと侵入してくる。
息切れする呼吸全てを奪うようなキスをしながら、指先は器用に乳房を丁寧に揉みしだいている。
痛みなんてひとつもない。
「っ、〜〜っ?♡、♡、」
「…………っ、これも、違うっぽいな」
数十秒して兄がゆっくりと唇を離し、手も離れさせた。
ちかちか、と目の前が瞬いている。ふぅ、ふぅ、と大きく息をするだけで揺れる胸からじわじわと快感が蓄積する。
ただただ気持ちがいいだけの時間が過ぎていた。
もちろん電子音は鳴ることがない。条件は乳首を舐めることなのだ。
アオイは骨がなくなったかのようにぐったりと兄に体を預けながら、心配そうにする目の前の男にふにゃふにゃと微笑みかけた。
兄の鼓動も少しだけ速くなっているような。そうだと嬉しい。
「違った、ね」
「ああ、……何すればいいんだろうな」
「ちゅーして、胸触ったし……他、かぁ」
「まさか、もう?」
兄は最悪の想像をしているのか、著しく顔を歪めている。
まだだよ、と思った。まだだよお兄ちゃん。
「さっきは直接触ったから、舐めるとか?」
「……………………舐める?」
たっぷり間が取られた。
「うん。舐める」
「どこを……あ、いや、言わなくていい」
「え? さっき触らなかったとこ……あの、ね。乳首」
「乳首か……」
兄がぎゅっと目を閉じた。
長い睫毛が影を落としている。眉間には深い皺。
葛藤している。
より直接的で、より性的な行為……。
目を開き、兄がそっと微笑む。
倫理観を保つことよりも条件を達成することを選んだ兄は、芯が折れたように儚く見えた。
「……わかった、やるよ」
「うん。ありがとう、お兄ちゃん」
「…………ごめんな、アオイ」
「なんで謝るの?」
「いや謝るだろ普通……、嫌だろ?」
「嫌じゃないってば。お兄ちゃんになら、何されても嬉しいよ」
「でも……、悪い、早くこんな部屋出ような」
「…………うん」
アオイは少しだけしょんぼりしながら服を脱ぐ。わかっているのだ、自分がおかしいことくらい。
それでも兄に愛されることが嬉しい。キスをされると気持ちがいい。征服されてしまいたい。
この部屋から出た時、この狂おしいほどの劣情はなくなっているのだろうか?
ぷるん、と露出するアオイの胸。乳首は先程と同じく充血して赤く固くなっている。
その周りをまず指で触られる。擽ったささえ覚えるような微かな触れ方だ。
「んん……っ♡」
「じゃあ、舐める、ぞ…………」
兄の声はとんでもなくテンションがダダ下がっていたが、それでもしっかりやってくれる。
生温い息が当たるのを感じた、と思ったら、ぬる、とした感触が敏感な先端を襲った。
未知の感触。未知の快感。未知の刺激。
思わず背筋が跳ね、弾力のある乳首が兄の舌から脱出してしまう。
「痛かったか!?」
「ぃたくなぃ……っ♡ 続けて、お兄ちゃん」
「わかったけど、無理はするなよ?」
「むりしてなぃ……」
本当だった。
ただひたすらに気持ちが良くて腰が砕けて全面屈服してしまいたくなるだけだった。
ぴちゃ、とまた舌が乳首に触れる。
アオイは努めて動かないように自分を律した。
力を込めた太ももの奥で、じわ、じわ、と愛液が溢れているのがわかってしまう。
はしたない。いやらしい。恥ずかしさと快楽で頭がパンクしそうになったアオイは兄の頭を掻き抱くことでそれに耐えた。
兄は一瞬驚いたようだったが、そのまま舐める作業に戻った。躊躇するよりさっさと条件を達成してしまいたいのだろう。
「はぁ、……っん、んっ、」
「…………」
「んゃっ!?♡ ぁ、ん、なんでもなっ、つ、続けて……っ♡」
ふるふると頭を必死で振りながら兄に懇願する。
アオイの可愛らしい左乳首が兄の口に含まれ、転がされる。ぬるりとした舌に好き勝手に弄られて先端をほじくられると脳がスパークするほどの刺激が走る。
「っ、っ、♡っ、おにぃ、ちゃん」
「ぁに?」
「〜〜〜〜〜ッ!!!♡♡♡」
乳首を含んだままもごもご兄が喋ったため、限界まで高められた性感が固い歯に少しだけ当たってイった。ぎゅう、と頭を抱く力が強くなる。髪の毛が腕を掠めて、そのささやかな刺激にすら背骨が丸まる。
動きにくいだろうに、兄はただアオイのことを労わる動きをしていた。
胸が愛しさでいっぱいになる。
「アオイ?」
「も、もぅ、かたっぽ、も……っ」
「右も?」
「ぅん、うんっ……♡」
「わかった」
「…………ぁあぅ、っ、♡」
抑えようとしながらも喘いでしまうアオイの声が入らないようにしながら、兄は右の乳首も丁寧に可愛がった。
背を丸めながらアオイは胸の先端に蓄積される快楽に耐えた。
右に移ったことで、左乳首は唾液が冷やされて余計に敏感になる。今まで可愛がられていたそこが放置されるのは寂しい。
「ひだ、ひだりもさわって……っ」
「んぅー」
「ぁ、ん、んんぅ……っ、〜〜、♡」
少しだけかさついた指先で捏ねるように乳首を弄られる。唾液によってぬめりけが付与されたそこは、摘んだり摩られる度にじゅわじゅわと震えるほどの気持ちよさを迸らせた。
両方の胸から訪れる質の違う快感にぢかぢかと瞼の裏が明滅する。
気持ちがいい。
こんなのおかしい。
おかしくなってる。
もっとやってほしい……。
ぽーん。電子音が鳴る。
兄はすぐに口を離したが、アオイがきつく頭を抱きしめていたために動けない。
「アオイ、大丈夫か?」
「だぃ、じょぶ……」
必死に呼吸を繰り返すアオイだが、本音を言うと発情しきった自身の顔を見られるのが恥ずかしかったのだ。
とろんと目がハートで埋め尽くされ、頬は赤く染まり、だらしなく唾液を零す口元……。
兄の手管ですっかり雌になったアオイだが、兄にこんな姿を見せたら余計に彼が苦しむとわかっていた。
だから少しでも落ち着けようと頑張っていたのである。
しかし残念ながら、すっかり発情しきった雌の香りがぷんぷんしているアオイだったので、いじらしく健気な時間稼ぎをしても表情には色濃く快楽の残滓が残ってしまっていた。
「待たせて、ごめんね、お兄ちゃん」
「いくらでもいいんだよ」
「……はふ、ぁ、……っとと」
力の入らない指先では服を着ることも難しい。
下着をつけることは諦め、ブラウスを羽織るだけにする。
ふるふると赤く色付き目の前で揺れる大きな乳房を見て、兄はバツが悪そうに目を逸らした。
「着せるぞ?」
「んー、でも、また脱ぐと思うし……」
「……そうか」
次の部屋もまた真っ白だったが、今までと違って小さな洗面台がついていた。
傍にはタオルが掛けられている。
「手を洗えってことか?」
「たぶん?」
素直に手を洗う。アオイは兄に支えてもらいながらだが。
兄もおそらく条件に勘づいているのではないだろうか。
今回は互いの性器を愛撫する必要があるのだ。
アオイは兄の陰茎を、兄はアオイの膣を。
兄妹なので、幼いときに兄のそれを見たことはある。
しかし成長してからはもちろん目にすることはなかったし、他の男のものも見たことがない。
どんなものか、少しだけ怖さもある。
それ以上に焼け付くような興奮もしているのだが。
「お兄ちゃん、ちゅーしよ」
「はいはい」
まずはキスをする。
ぎゅっと優しく抱きしめられて、顔を固定され、舌を絡め合う。下着をつけていない生の乳が兄の胸板でくにゃりと形を変える。ぴったりしっとりくっついて、先端がコリコリと擦れる。
途端にアオイの体はふにゃふにゃと力が抜けて、快感を受け入れる準備が整ってしまう。
波に揺蕩うような気持ちよさだ。
「んー……♡」
「っ、は、鳴らないな」
「ぅん。……ね、お兄ちゃん」
アオイはとろとろになった思考を掻き集めて、どうにか正常を保った。熱と快楽とに浮かされてはいても、アオイの根幹にあるのは兄を愛しく思う気持ちだったから。
「何だ?」
「……ずっと言ってなかったけど、私、わかるの」
「わかる?」
「条件がね、この、チップから伝わってくるの」
「……!」
兄が驚いたようにアオイの右腕を見る。
無骨な電子チップは何も反応しない。
「それで、ね? 今回は、互いの性器を、さわる、んだっ、て」
「なる、ほど」
恥ずかしさでもごもごと口篭りながらアオイは伝える。
流石に今回の条件を黙るのは出来なかった。
「言えなくて、ごめんなさい」
「いや、大丈夫だ。突然こんなところに来て、知らない情報が流れてきても信じられないもんな」
「……違う。私、お兄ちゃんと、たくさんいちゃいちゃしたかったの。こんな妹は、嫌……?」
アオイは不安で俯いたが、兄はすぐに抱きしめてくれる。
すう、と兄の匂いに包まれる。
「嫌いになるわけないだろ。アオイは何があっても俺の大事な妹だよ」
「うん、私、お兄ちゃんが大好き……」
「俺も大好きだよ。愛してる。……ほら、不安にならなくてもいい」
「……うん!」
兄の腕に包まれ、アオイは心からの安堵でゆるゆると笑った。
お兄ちゃんは私のことが好き。私もお兄ちゃんが好き。それだけでいいじゃないか。
例ええっちなことをしたとしても、私たちが兄妹だという事実は変わらないのだから……。
「……で、えーと、性器を触るんだっけ」
「うん。お兄ちゃんって、私で勃つ?」
「なっ、たっ、…………勃たない、と思いたいが」
「私は、勃ってくれる方が嬉しいけど……」
「ん、んんん……」
難しい顔をして唸っている。
アオイは躙り寄って兄の眉間を指で撫でた。
「困らせちゃった?」
「いや、あー、勃たせる…………」
「? 操作できる、んだ?」
「多分。アオイは心配しなくていいぞ」
「んーん、私、お兄ちゃんを頑張って気持ちよくさせるから」
むん、と握りこぶしを作ってみると、兄は眉を下げて笑った。
妹に勃たされる自分を想像できたことに困っていた。
カチャカチャとズボンを脱いでいく兄と、スカートを下ろしていくアオイ。
脱ぐ、という行為には一定の羞恥心が発生する。とりわけて着替える訳でもなく、見せる相手がいる時には。
ブラウスの裾を引っ張って、申し訳程度にパンツを隠す。アオイのすらりと伸びた素足は白くハリがあって、目に毒だ。その上ブラジャーを着けていない乳房は無防備に揺れ、細いくびれに臍まで見える。
兄は妹の素肌に今まで覚えたことのない感想を抱いて気まずくなっていたが、アオイは兄が脱ぐのをじっと眺めている。
「……そんなまじまじと見るなよ」
「お兄ちゃんのちんちんって大きい?」
「ち、ん……!? いや、普通じゃないか……」
動揺を隠せないまま兄がぼそぼそ呟く。
グレーのボクサーパンツは、洗濯で何度も見たことがあるものだった。実際に履いている姿も、風呂上がりで偶然見たことがある。
それなのに、何故かドキドキした。
その下をこれから見ることが出来るからだろうか。それとも、今まではしたことがない行為をするからだろうか……。
ごく、とアオイは興奮で唾を飲んだ。
手を伸ばして、パンツのゴム部分をなぞってみる。兄は一瞬驚いたように身動ぎをしたが、避けることはしなかった。アオイの白魚のような指が、対照的な雄に触れている。そのギャップにくらくらするようだった。
兄の鍛えられた腹筋の下でごつごつとした感じがする。筋肉量がアオイとは全然違うのだろう。
その下の、通常状態らしい膨らみ。つーっとなぞってみるとぴくっと震えが走った。
「なんか、えっちだね」
「…………」
そのまま伝えてみると顔を逸らされた。
気まずさの奥に、欲望の熾火が見えた。
「でもお兄ちゃん、私触り方とか全然わかんない」
「まあそうだろうな」
「……あのね、オナニーもしたことないの」
「!? そ、うなのか」
「うん。だから、お兄ちゃんが教えてね……?」
「あぁ、…………よし、お兄ちゃんに任せろ」
兄がパンツを寛げて己の性器を取り出す。アオイはじりじりと顔を近付けた。
陰毛が濃い。その中から陰茎がどっしりと出ている。
まず内臓のような質感だな、と思った。変な形をしている。先端が少し膨らんでいる。血管も浮いて見えるし、別に良い匂いがするわけでもない。
でもそれが兄のものだと思うと愛おしかった。
ただ、思ったよりも大きいような。
指で軽く丸を作ってみるが、結構みちみちになりそう。
アオイは自分のぐちょぐちょになった膣にこれが挿入されるのを想像してみた。難しかった。
ただ無意識にきゅう、と膣が収縮する。どろりと愛液が垂れる。受け入れようとしている。
はふ、と漏れ出た息は熱く蕩けて、もじもじと寄せられる太腿は興奮で汗ばんでいる。
「これ、入るかな」
「は!?」
「? あ、まだ触るだけ、だよ。ごめんね」
「……おう」
「ね、触っていい?」
「………………いいぞ」
兄の許しが出たので、そっと人差し指でタッチしてみる。びく、と震えて少しだけ持ち上がったようだ。
「おお、あったかい?」
「まあ人体だしな」
「お兄ちゃんってどこ触ると気持ちいいの?」
「ぐ、ぁー、教える」
兄がアオイの手を取り、上から被せるように動かす。そのまま兄の陰茎を握らされる。どくどくと血が通っている。
まだ勃っていないためか柔らかい。
これがお兄ちゃんのもの。どっ、どっ、と耳の奥を流れる血流の音がする。緊張と興奮が入り交じっていた。
「えー、まず、手で輪っかを作る」
「こう?」
「うん、上手。そんであんま力は込めないな、軽く、前後に擦る感じ」
手助けされながら、アオイは兄の陰茎を弄っていく。触る度に兄が抑えるような息遣いをするのがえっちだと思う。
「ん、……ぅ、いいぞ、アオイ」
「がんばる……」
そのまま兄の手に押さえられながらしゅっしゅっと動かしていくと、ゆっくりではあるが海綿体が膨張していくのがわかる。先端からはぷくりと透明な雫が溢れ出てきた。アオイは細い指でそのぬめりけをぬぐって手のひらで拡げる。陰茎自体も硬くなってより擦りやすくなり、人体って考えられているんだな、と思った。
ぬりゅ、ぬりゅ、と大好きな兄の分身を育てていく。熱くて、硬い。
ぬちぬちと淫靡な音がして、耳元から興奮を煽る。
こんなのが入ったらどうなっちゃうんだろう。アオイの誰も入れたことのない狭くてキツキツの襞を、兄の性器が着実に拓いていくのだ。ぬるぬる湿る胎内に侵入され、犯されていく。
想像するだけでおかしくなっちゃいそうだった。
「お、おおー。……あ、お兄ちゃん勃ってきた?」
「ふ、ぅ、……実況もあんまするのは良くないな」
「わかった」
兄は恥ずかしいのか目元が赤くなってきている。
アオイとしては、こうして勃っていることが何よりも嬉しいのだが。だって、それってつまり私で興奮出来ているということじゃないか。
兄の陰茎が勃ち上がる。亀頭の皮が下がってずるりと剥けた。赤黒い内臓が脈打っている。
匂いがする。目の前がくらくらするような雄の匂い。アオイは密かに唇を舐めた。唾液が口の中に溜まる。
「…………っはぁ、ん、上手。なぁアオイ、これどこまでやれば触る判定になるんだ」
「しゃせーまで、出来る?」
「マジ?」
「嘘。こんくらいで良いと思う」
「お前な……」
「今度は私の番、だね」
呆れたような兄だったが、アオイの言葉に喉を詰まらせた。
そのままうろうろと目線を彷徨わせる。
「……先に手、洗おう」
「なんで?」
「なんでって俺のを触ってたからだよ。汚いだろ」
「汚くないよ?」
「汚いの、いいから手ぇ洗うぞ」
「お兄ちゃん勃ったままだけど……」
「すぐ落ち着かせるから、っおい、触るなよ」
つんつん、とするとカウパーがにゅるにゅると垂れていく。
溶けたアイスみたい。美味しくはないだろうけど。
「……舐めてみたい」
「ダメです」
素早く否定されてしまい、アオイは頬を膨らませて遺憾の意を表明した。
しかし断固たる兄の態度に折れるしかなかった。
再び手を清潔にした二人は、今度はアオイの性器に触ることになる。兄は頭を抱えて強く葛藤していたが、わくわくと期待しているアオイを見ると覚悟を決めたようだった。
アオイはまず膝立ちになり、下着の上から兄の手を己の股に当てる。ちょうど兄の頭が胸に来るような体勢だ。
ひやりとした太ももに兄の熱い手が当たってドキドキする。兄の肩にしがみつきながら、触られるのを待つ。
兄の太い指がする、と布の上から割れ目をなぞる。くちゅ、とパンツが音を立てた。
「……ん、なんかもう濡れてる……」
「お兄ちゃんとキスしてからずっとぐちょぐちょだった。脱がして欲しい」
「そうなのか……」
何とも言い難い顔をしながら、兄がアオイのパンツを下げていく。ぬと、と糸を引く愛液。仄かに温かな空気が漏れ出る。
アオイの陰毛は薄く生えているのみで綺麗なものだった。
「どのくらいまで触れば条件達成なのかわかるか?」
「挿入できるくらいまで、らしい」
「……本気で言ってる?」
「うん。嘘じゃないよ」
「……わかった」
すりすり、と微かに陰唇周辺をマッサージされるように半円を描かれる。
それだけでアオイは背筋をびくつかせ、太腿から脹脛までぷるぷると痙攣させた。思わず股の間の兄の手を太腿で挟んでしまう。柔らかい太腿が、兄のゴツゴツとした手を包み込む。
お兄ちゃんの手、大きい。がっしりしてる。気持ちいい。
「……ぁっ、♡」
「怖いか?」
「お兄ちゃんだもん、っ、怖くないよ……」
「痛くないようにするから。アオイも無理するなよ」
「うんっ、ん、お兄ちゃん、すきぃ、ッ♡」
「俺も……、好きだよ」
兄の声がどろどろと耳に流し込まれる。
諦観と劣情が混じった、低い声だった。
今までに聞いたことがない兄の声。
アオイはぱちぱちと瞬きをした。
じわじわと顔が熱したように火照る。
そうか、これから私たち本当にえっちなこと、するんだ。
赤ちゃんが出来ちゃうかもしれないこと、実の兄妹でしちゃうんだ……。
ぎゅん、と下腹部が締まる。脳の奥まで神経がぱちぱちと弾けてしまいそう。
ゆっくりと足を開き、兄の手が動かしやすいようにする。
すう、と空気が撫でるのにすら感じて、はくはくと口を動かしてしまう。
「今から触るのが、陰唇だな。普段は女性器周辺を保護してる」
「そ、なの……っ?」
「ああ。そこを開かないと中に触れないから……」
兄の指がゆっくりとアオイの肉びらを開いていく。中の薄桃色の粘膜が明らかになっていく。秘所はしとどに濡れていた。
アオイは兄にしがみつく腕に力を込めてその淫猥な感覚に耐えた。
愛液を滴らせる中に、兄の手が優しく撫でながら位置を確認していく。
「で、えーと、ここにあんのが陰核……クリトリスだな。クリトリスはわかるか?」
「はひゅ、き、聞いたこと、あるっ、♡」
「まあ、んー、アオイが気持ちよくなれるところだよ」
「っ!♡ ゎかっ、たッ♡」
「触るぞ」
「ん、ぅんっ、……♡」
そっ、と兄の指がアオイの陰核に軽く乗せられる。
ほんの少しだけ押し込むようにされると、神経を根こそぎ快楽に変えられたかと思うほど視界が白くなる。
「〜〜〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」
「アオイ? あー、すげぇ敏感なのか……?」
兄が不思議そうに声を出すが、答えることができない。
指が離れてまたタッチされる。
ただそれだけの刺激なのに、ずくずくと胎の奥深くまで響くような快感がくる。気持ちいい。気持ちいい。
とん、とん、とん、と規則的に陰核を叩かれる。
「ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、」
「痛くはなさそう、か?」
アオイはそれに合わせて壊れた玩具のように喘ぐ。閉じられない口元から一筋涎が垂れてしまうのがわかった。
どこまでも丁寧で愛おしがるような手つきにアオイの腰が跳ね、兄のもう片方の手で宥めるように撫でられる。アオイは必死に目の前の雄にしがみついて、人生で初めて訪れる刺激をどうにかやり過ごす。
くるくる、と刺激され、とんとん、と叩かれ。
痛さなど一切ない。ただひたすらに「気持ちいい」が積み重ねられていく。
触ってもいない膣が勝手にひくひくと痙攣する。
腹筋が不自然にぷるぷると震え、息が荒れる。
膝ががくがくと揺れる。
「おにぃちゃ、お兄ちゃん、っ、♡ へん、へんなのくる、ぅ、♡」
「大丈夫、大丈夫だぞ」
「ぁ、ぁう、♡ ん、ん、ん、〜〜〜〜〜〜〜ッッ♡♡♡♡」
白、白、白。
真っ白になる。
ここには兄とアオイしかいない……。
アオイはぎゅーっと兄にしがみついたまま、クリイキをした。胸をぎゅむ、と兄の顔に押し付けてしまう。ほの温かい息が肌に触れるのすらぞくぞくとする。
頭の中全て漂白されるほどの刺激でありながら、甘くて切なくて待ち望んでいたような快感。
「……っ、♡ …………ッッ♡♡♡」
「うん、上手くイけたな。上手だぞ、アオイ」
「……ぉ、おにぃちゃ、わた、私上手かった……?」
「ああ、初めてなのにすごいよ」
「えへ、んふ、やった。お兄ちゃん、上手い……」
ふにゃふにゃと笑みを浮かべたアオイは兄に甘える。
兄はアオイから力が抜けたのを確認しながら、くちくちと粘液を集めていく。既に大洪水のようなものなので簡単に兄の指先はぬるぬるになった。
そうだ、まだ膣には触られていないのだ。
本番はここから。
「さ、触って……? お兄ちゃん……」
「ん。痛かったらすぐ言うんだぞ」
「うん、わかっ、てる……♡」
兄はこれまでと同じように、否それ以上に慎重な手付きで膣口を探り当てると、中指を一本アオイの中にぬぷぬぷと埋めていく。
既にぐちゃぐちゃとろとろの入口は兄を歓迎するかのように抵抗少なく飲み込んでいく。
「ん、はふ、っ、……、ぅあ……ッ」
「痛さはあるか?」
「ない、よ……?」
ただ、内臓が異物によって拡げられ、圧迫されている。
痛くは無いし、クリトリスを触られていた時のような強烈な快楽もない。今までに覚えたことのない未知の感覚に脳がまだ理解が及んでいない、という感じがした。
兄の指がゆっくりと膣口を擦る。じんじんと熱が広がるような。
「もう少し、奥に挿れるから。我慢はするなよ」
「ふ、ぅ、うん、大丈夫……、ん、っ」
ぬるぬるの膣内を兄の指がゆっくりと進んでいく。キツキツの狭い膣は初めてながら兄の指にきゅんきゅんまとわりつき、ざらざらの襞でどうにかずっと一緒にいてもらおうと媚びている。
しかしアオイ自身からするとそんな無意識な部分はわからず、ただ圧迫されているような不思議な感覚だけがあった。
こんなものなのだろうか、とアオイは軽く首を傾げていたが、兄がある箇所を掠めた途端、びくびくびくっ、と大きく体が跳ね上がった。電流が走ったような甘い刺激。
「ふゃ……ッッ!?♡」
ぎゅうぎゅうと膣内が締まり、そのせいで更に気持ちのいいところを刺激してしまう悪循環。
「んゅっ!? ぇ、ぁ、ま、まっへっ♡ お兄ちゃん、なん、なんか、……っ!? あ、ぁ、っっっ♡」
「ここか、痛いか?」
「んんんっ、ちが、ちがく、って! へんなの……ッ、きゅぅ、って、きゅー、お兄ちゃん、おにぃちゃん……っ?♡♡♡」
「なら大丈夫だよ、アオイ。気持ちいいだけだろ?」
「んっ、あっ、? ぅ♡ ぅん、うん、きもち、いいの……ッ♡ きもちぃい、っ」
優しく諭されると、感覚と知識が結びつき、これこそが気持ち良さだと脳裏に刻みつけられる。
兄の指がおへその裏側あたりを優しく撫でている。カーブを描くように押し上げ、摩り、時には軽く押し潰される。
「っ、〜〜〜ッ♡、っ、んゃ、ぁ、〜〜〜ッッッ、♡♡♡」
アオイの膣内は兄の刺激に素直に反応を返し、主たるアオイ自身も小さく喘ぐことしか出来ない。ずっぷりと嵌り込んではいても兄の指使いは慎重で、アオイの反応を細かく見てはその度に押す強さや角度を変えるのだ。
それが堪らなくて、蕩けてしまいそうで。
くぱくぱ、と自然と動いてしまう膣口を恥ずかしく思いながら、アオイは兄から齎される快感に悶えた。
「そろそろか……、アオイ、指増やしていいか?」
「……っは、はぁ、♡ は、っ……、ん、うん、いいよ、っ?」
「了解。痛かったら言うんだぞ」
「うん、うんっ、♡」
アオイの脳はすっかりどろどろで、ただ兄の言うことに追従している。
好き。好き。好き好き好き。
お兄ちゃんが好き。
大好き。もっと私をめちゃくちゃにして……。
今までキツく締まっていた腟はこれまでの兄の奉仕によって緩まり、更に奥へ誘い込もうと健気に誘惑している。
しかし、指二本分ともなると膣内はみちみちで、内臓の圧迫感はいや増していく。
同時に質量が増えたことでアオイの気持ちいいところにごりごり指が当たっていく。掠めた一つ一つを兄は的確に探り当てて全てを刺激してくる。
アオイは当然いっぱいいっぱいになって、呼吸も疎かになる。酸欠で脳がくらくらする。
「っ、っ、っ、♡♡♡♡」
「アオイ、息して、な?」
「は、ぁ、ぁう、ん、……ふぅ、……ふっ……ッ??♡♡♡」
「ん、偉い。上手だぞ」
「えへ、っ、ぁ、う、♡ ……っ、んぅ……♡♡♡」
「よしよし、良い子」
「ぁふ、んぃ、♡ っ……、ふぅ……ッ、ふぅ……ッ♡♡♡」
褒められるのは嬉しい。頑張りたくなる。
アオイはどうにか喘ぎながら呼吸をした。頬を擽られるように撫でられる。
堪らなくなる。もっと近付きたい。
「っひぁぅ、ね、お兄ちゃ……、んぅっ、♡ ちゅーしよっ、ん、ねっ?」
「……わかった、こっち向いて」
「ぇへ、ん、ん、〜〜ッ、♡ ちゅ、んちゅ、……っ♡♡」
「……っ、ちゅ、……」
兄に優しく顔を傾けられ、唇を重ねてキスをする。
粘膜を絡めあって唾液を交換する。
歯列をなぞられ、上顎を舌で綺麗に刺激される。アオイの口の中を犯し尽くす兄の舌。
指がみっちり詰まった下腹部は断続的にぶるぶると震えているし、口の中も頭の中も幸せで気持ちいい。
幸せ。
好き。
お兄ちゃん、好き。
そのままいくらか時間が経っただろうか。
ようやく、ぽーんという電子音が鳴り響いた。
下半身はぐちゃどろ、顔を真っ赤にして出来上がっていたアオイは、まだそれに気付けない。気付けるほどの余裕がない。
「っ、ぁう、っ♡」
膣からゆっくり指を引き抜く兄の動作に反射的に快感を得る。
兄は愛液でねとついた指を見て、一度ぎゅっと強く目を瞑った。
その後、開いた目には何かを決めたような覚悟が宿っていた。
「条件達成されたな」
「…………? はひゅ、……っ、♡ ぁ、やったね、お兄ちゃん……」
「……無理させてごめん」
「んぅ、ぜんぜん、無理じゃない、よ?」
「せめて痛いことが一切無いようにしたかったけど」
「うん、いたくなかった。きもちかった……」
目を細めてうっとりするアオイの頭を兄が優しく撫でる。
「動けそうか?」
「ちょっと、待って、ね……」
『条件が達成されました。この部屋の条件は『互いの性器を触り合う』でした。情報を開示いたします。次の部屋が最後の部屋です。内装を変化させます』
「え?」
「今度はなんだ」
ひとつ瞬きをして目を開けば、そこは今までいた真っ白な部屋ではなかった。
見慣れた机に本棚、足元には短い毛のカーペット、隅には小さなテレビがある。
すん、と匂いまでもそっくりそのままだ。
「戻ってきた……?」
「お兄ちゃんの部屋、だね」
ただ、二人がいるベッドはキングサイズといえるほど大きく、扉もまた白い部屋と同じく頑丈で分厚いものだった。
カーテンを開けた窓の向こうもまた真っ白で、人の気配はなく外の音もしない。
先程の機械音声が言っていたように、見慣れた兄の部屋のようでここはまだ○○しないと出られない部屋なのだろう。
兄は気味が悪そうにあたりを見回していたが、アオイに目線を落とすと柔らかく笑った。
「最後の条件、わかりそうか?」
「うん。あの、ね? セックス……だって」
「そう、か」
わかりきっていたことだったが、いざ言葉にすると実感を伴って重いくらいだった。
アオイは露出したままの下半身に足を寄せ、もじもじと兄を見上げた。
「ね、お兄ちゃんは、やっぱり嫌?」
「…………アオイ」
「兄妹、だもん。ダメだよね? わかってるけど……」
アオイの唇を、兄が優しく塞ぐ。
ちゅ、と小さなリップ音。
「嫌じゃないよ。……しよっか、セックス」
「!!」
「アオイを不安にさせてごめんな」
「ううん、ううん、お兄ちゃん……!」
アオイは自分からも顔を寄せて、小さくキスを落とした。
そして、花開くような笑みを浮かべる。
「私の初めて、全部お兄ちゃんにあげる……、もらってくれる?」
「あぁ、もちろん。……好きだよ、アオイ」
兄が宝物を捧げるように、アオイと額を合わせる。
睫毛が重なり合うほどの近さで、互いの瞳に互いだけが映っている。
「私も、お兄ちゃんが好き……。お兄ちゃんだけが、好き。この部屋から出ても、お兄ちゃんが好き」
「……うん」
「絶対、嫌だなんて思わないから……、お兄ちゃんは罪悪感なんて、何も思わなくていいんだよ?」
すり、と兄の首に頭を擦り付ける。
兄は小さな声で、「ありがとう」とだけ呟いた。
「じゃあ、もう、……する?」
「いや、この部屋が俺の部屋を模しているなら……、うん、あった」
兄が慣れたように引き出しから物を取り出す。手のひらサイズの紙箱だ。
「? なぁに、それ」
「コンドーム、あー、避妊具だよ」
「こんどーむ……」
「絶対付けないとだろ?」
「お兄ちゃんの部屋、コンドームあったんだ」
「普通妹に言わないから……」
兄は気恥ずかしそうだが、アオイは現実に戻ったら確認しようかな、なんて思っていた。
もしかしたら必要になるかもしれないし。
「どうやって着けるの?」
「……んん、一応知識として見せた方がいいか? いや、俺で見せるのも変なんだが……」
ベッドの上に座った兄は箱からひとつコンドームの袋を取り出した。不透明なビニールに円状の物体が収まっている。
「着けるタイミングはわかるか?」
「勃起したときって習ったよ」
「そ。だから、まずは勃たせる必要がある……」
兄は言葉を途切れさせた。
何故ならアオイがずいっと顔を寄せてきたからである。
「私、お兄ちゃんを気持ちよくさせたい」
「さっきやってもらったぞ?」
「またしてあげたい。お兄ちゃんは、嫌?」
「…………嫌じゃないよ」
「ありがと」
兄というものは、妹に大変弱く出来ているのである。
その対象を目に入れても痛くないほど可愛がっていれば言うまでもなく。
残っていた服を脱ぎ、素肌を晒すふたり。部屋の中は適温に保たれているようで肌寒さは感じない。むしろ、互いの生まれたままの姿にドキドキして体温が高くなっている気がする。
兄の横にぺったり座り、顔をちらりと伺う。兄は微かに苦笑しながら許可を出すように背を屈めてキスをした。唇を食まれるようにじっくりキスをされると熱が頭を支配して思考が覚束なくなる。
ずるい。
早く兄を勃起させなきゃ、と腕を伸ばしたアオイは兄の陰茎に触れた。熱くて、ドクドクとして、先程触った時に比べて最初からほのかに芯がある。
お兄ちゃんも私で興奮しているのだろうか。そうだったら嬉しいな……。
「……お兄ちゃんのちんちん、気持ちよくする、ね」
宣言すると、かっかっと身体中が芯から発熱しているかのように甘く疼く。指先が震える。
さっきは兄に手伝ってもらったが、今度は一人でやり切るのだ。
ごく、と唾を飲んでからそっと両手で包む。
教わった通りに、優しく下から上まで大きくなあれ、としこしこ擦る。
ぷっくり膨らんだ亀頭からぬるぬるのカウパーが溢れ、それを潤滑剤に更に育てる。
ぬち、ぬち、にゅる、にゅる……♡
慣れていないが故にどこかぎこちないアオイの手淫。しかし隅から隅まで丁寧に刺激し尽くすそれに兄の陰茎も素直に応えた。
軽く張ったカリ首と、繊細な裏筋をすりすり撫で上げる。全体に太い血管が張り巡らされしっかりと脈打っている。軽く上に反った形は、アオイの胎内に挿入ったらぐりぐりと抉りあげてくれそうだ。
きゅう、と子宮が収縮し、背筋にぞわぞわと甘い痺れが走る。
それをどうにかやり過ごしてアオイは兄を見上げた。目元を赤くした兄は細く息を吐き出している。
「ぁ、お兄ちゃん……どう?」
「……ふぅ、っ。うん、このくらいなら着けられると思う」
「! じゃあコンドームもつける」
「……つけ方わかるのか?」
「教えて」
「あー、わかった。こうだよ」
兄に指示をしてもらいながら、せっせと育て上げた陰茎に薄い膜をつけていく。ぬらぬらとした内臓っぽい照りが覆い隠されることに多少の残念さを覚えるが、どうにか無事にぴっちり着けることができた。
「じゃあ、えと……、私、の番」
アオイは頬を染め、ちゅう、と兄の口にキスをした。
兄はそれに応えるとそっとベッドに妹の体を横たわらせた。
ぎし、と軽く軋む音がする。
「……アオイ、怖くなったらいつでも止めるからな」
「ん、わかった。……でも、お兄ちゃんなら怖くないよ」
「痛いときも言うんだぞ」
「うん」
アオイは兄の心配性にこくりと頷いたが、本音を言うとむしろめちゃくちゃにされたいのだった。
枕を腰の下に入れてもらい、兄に対して足を開く。解されきった割れ目は挿入を今か今かと待ち望み、呼吸に合わせて薄桃色の中を覗かせた。
コンドームを着けた兄の陰茎がちゅぷ、と膣口に触れる。
これから、本当に、お兄ちゃんとセックスするんだ……。
「じゃあ、挿れるからな……」
「……っ♡ 来て……っ♡」
期待と興奮と背徳感で頭がバカになりそうだった。
ぬるぬるのアオイの膣によって潤滑剤は十分。
慎重な腰付きで、ゆっくりゆっくり兄の陰茎がアオイの中に侵入してくる。内臓を押し上げられ胎内を拡げられる感覚は初めてのアオイの体に鈍い痛みを齎したが、それ以上に目眩がするほどの実感があった。
キツキツの膣は兄以外を受け入れたことなどない。兄だけがそこに侵入し、犯すことができるのだと。
「〜〜〜……ッぅ、う」
「ごめんな、痛いよな、」
「お兄ちゃん、ぜったい、やめちゃ、やだ、ぁ……っ」
「やめないから、……っ、ほら、力抜いて、な?」
「う、ん……っ」
頭を振って兄の陰茎を必死で受け入れるアオイ。
処女膜が儚く破れ、幸運にも痛みは殆どなかった。
一番太いカリ首がぬぽん、と入り込んだのがわかる。
待ち望んでいた膣内の襞が兄の陰茎をぐにぐにきゅーきゅー締め上げ、早く奥へ奥へと促す。
「いたく、ない……よ、お兄ちゃん……♡」
「ん、なら、よかった……、ゆっくり、いくから」
「来てっ、きてっ……♡」
その後は抵抗も少なくじっくりびっちりアオイの中に収まっていく。
張ったカリの傘でぞりぞり気持ちいいところが刺激されるのが堪らない。
「ぁ、あ゛、ぁぅうう〜〜……ッ♡♡♡」
「あとちょっと、だから……、がんばれ」
「ひゃぅ、♡♡ ぅ゛、んぅ゛……っ♡♡♡」
はしたなくも嬌声が喉から漏れ出るのを止めることができない。
敏感な膣内を太くて熱い兄のものが擦り上げていく度、初めてだというのにぢかぢかと脳に突き刺さるような快楽物質が分泌され、アオイは背を反らしてそれに耐えた。
兄に貫かれている。犯されている。
私の中にお兄ちゃんが入ってる……っ♡
とちゅ、と突き当たりの狭まりまで入り込み、兄はそこで暫く腰を止めた。
「えらいぞ、アオイ……」
ちゅ、ちゅ、と宥めるようなキスが降らされる。
アオイはもっともっとと兄の逞しい上体に腕を伸ばして抱きついた。しなやかな足も兄の腰に甘えるように巻き付ける。素肌でとことん触れ合いたい。くっつきたい。境界線が溶けるほど近くに居たい。
「お兄ちゃ……、っあぅ、ッ!?♡」
自然と胎内でじっとしていた陰茎の角度が変わり、予想だにしないところがぐりぐり抉られる。
「っ、アオイ……っ」
「ちが、ちがうの、おにぃちゃ、……っ♡、ぅ♡ ぎゅっ、て、したくて……っ♡♡♡」
「まだ、動くな……」
兄に命令形で言われるとそれだけできゅううと子宮が下がってくる。とっくに全面降伏している体がちゅぱちゅぱと亀頭部分にキスをする。早くブチ抜いて犯して♡、と訴えているのだ。
しかし優しい兄は妹のお願い通りに覆い被さるよう体を抱きしめただけでまだ腰を動かすことはない。その上力の差は歴然で、じわじわ溜まっていく快感を逃がすために身動ぎすることも出来ない。
兄の体温がアオイの全身を包む。兄の匂いがする。汗ばんで、熱くて、じっとりとした素肌。
分厚い手のひらが触れたところからもじわじわ快感が広がっていくようで。
お兄ちゃん、お兄ちゃん♡
好き。好き好き好き♡
気持ちいい。気持ちいい、気持ちいい……っ♡
こりこり、と充血して硬くなった乳首を無意識に擦り付けてしまう。びりびり弱い刺激が腰を揺らす。横隔膜が痙攣するようなぞわぞわする感覚が止まらない。
媚びるしかできないアオイは膣をぎゅっぎゅっと締めてどうにか動いてもらおうと嘆願する。
「おにぃちゃ、お兄ちゃん……っ♡」
「んー……、まだ、ダメ」
「っっ♡ っ♡ お兄ちゃんっ♡」
「っ、動くな、って、挿れたばっか、だろ……っ」
「私……、もう、だいじょぶ、だもん……っ♡♡♡」
「ダメ、だって……、っ、」
「はゃ、早く、動こ、っ? 私、お兄ちゃんに、気持ちよくなって、ほしいっ、ぁ、っ♡」
「アオイが痛いだろうから、まだ、待てってば……ッ」
「いたくないッ♡ きもちぃい♡ ちゅ、お、お兄ちゃん……っ♡ ちゅっ、うごいて、ねっ?♡♡♡」
おねだりのキスを必死に兄の頬や顎にする。
動いていない間もずっと最も敏感な箇所を妹のぬるぬるキツキツ膣でぎゅーぎゅー♡ちゅうちゅう♡媚び媚びにご奉仕されていた兄は、とうとう我慢の限界を迎える。
「あぁもうッ」
兄の声に苛立ちが混じる。
ずんっ、と深いひと突き。
「〜〜〜〜〜ッ!?、?、っ、♡♡♡♡♡」
ゆっくり馴染まされ油断しきっていた膣内だが、ぞりり、とアオイの感じるお腹の裏側から子宮口までが一気に拓かれる。カリ首に襞が捲られるように引っ掛けられ、逃すことなく刺激が直撃。
期待に待ち望んでいた子宮はぐりぐりとした圧迫に咽び泣く有様。
ずっぷりと深く深くまでハマり込んだ兄の陰茎。
アオイの目の前がちかちか見えなくなる。
はくはくと舌が出て、透明な唾液が口の端から垂れる。
兄の体に巻きついていた両腕両足がしがみつくように力が籠った。全身が初めての深イキに痙攣し、脳が混乱に追いつかない。
「ほら、まだ……、アオイ、アオイ?」
「っ、?♡ っ、っ??♡♡♡」
「……う、クソッ、きっつ……っ♡」
遠慮も容赦もなくアオイの膣が締め上げ、絞り上げられる。うねる膣内に兄の陰茎もぶるぶる震えて堪える。
どうにか射精せずに済んだのは、意識のない妹のナカに情けなくびゅーびゅー発射することに兄の罪悪感が勝ったからである。
そのまま暫く耐えて、ようやくアオイの意識が戻る。
「……っ、っ、♡ ぉ、おにぃちゃんッ♡」
すっかり上気して雌丸出しのとろとろ顔になったアオイ。
たった一発突いただけで、ぴんと張り詰めた乳首はたくさんいじめて欲しいと真っ赤に熟れて、健気に兄の陰茎を咥え込み続ける膣はぐねぐねうにうに蠢いて、愛液が隙間からじゅくじゅく溢れ出ている。
「痛くない、んだな?」
「うん、ぅんっ、お兄ちゃんの、ちんちん、気持ちぃい、よっ?♡」
「ぁー、だから、そういう言い方は……!」
兄が妹の細く白い腹に上から触れると、硬いものがずっぽりハマり込んでいるのがよくわかる。狭くてみちみちの処女膣は実の血縁兄の陰茎ですっかり拓かれてしまっているのだ。これは言い逃れのしようもない近親セックスだった。
アオイは上から膣内を押されるだけで全身を震わせてまた軽くイった。
うるうるとした迫力のないハート目で兄を睨みつけるが、その心うちが兄の陰茎に陥落しきっていることは一目瞭然だった。
「お兄ちゃん、っ♡♡、いじわるしないで、よぉ……っ♡」
「っ、ごめん」
「ちゅー、してっ♡ 腰もうごかしてっ♡」
「わかったから……」
「ん、ふっ、♡ ちゅ、ちゅぅ♡ んん〜……、ちゅっ、♡」
兄がゆっくり、とちゅ、とちゅ、と腰を打ち付ける。あくまでも緩やかで激しさのないものだが、兄と妹の体の相性は抜群で、それだけで意識が飛びそうなほど気持ちがいい。
その上、舌をねっとり絡め合う本気キスまで行うものだから、上も下もぐちゃぐちゃに蕩け合っている。皮膚が触れるところ全てが熱く、気持ちよく、境目が曖昧になっていく。
アオイがどろどろに溶けたまま兄に問いかける。
「ぷは、ぁ、おにぃちゃ、♡ きもち、ぃい?♡」
「っ、あぁ、……気持ちいい、っから」
「んふ、ぇへ、っ♡♡ もっと、きもちよく、なろ?♡ 私の、なかで、しゃせー、して♡♡♡」
「はぁ、!?」
「がまん、しないで、っ♡ もっと、っ、私を好きにつかって、いーよ……っ、♡」
「〜〜〜〜クソッ!」
実の妹の心からのオナホ宣言に兄の情緒は掻き乱される。ただでさえ溶けそうな快楽に包まれているのに、その上でこの極上の体を持つ
「止めたくなったら、言うんだぞ……っ!?」
「わか、ったぁ♡♡♡」
それでも尚妹を気遣う兄に、アオイの心はときめきっぱなしである。
思わず子宮がおりて兄の先端にゴム越しにちゅぱちゅぱキスを繰り返してしまうというもの。
そんな妹の媚びに兄の陰茎もぐにゅりと押し潰すようなキスを返す。
「ぁあ゛、ぅ〜〜〜〜ッッ♡゛♡♡」
「っはぁ、アオイ……っ」
どちゅっ、どちゅっ、どちゅっ♡
細い腰を思い切り掴まれ、イキっぱなしでぶるぶる震える膣内を考慮せず、ギリギリまで引き抜いた後に奥まで叩き込まれる。
アオイのナカは健気に兄の陰茎をぎゅーぎゅー♡ご奉仕しているものだから、貫かれるたびにあらゆるところをほじくり返される羽目になる。
「ぁうっ、♡ んゅっ、♡♡ ふぁ、?っあ゛、はぅッ〜〜、♡♡」
「………っ……」
「おにぃ、ちゃ♡♡♡ ふゃっ?!♡ 〜〜、んん……っ♡♡ ぁ、あ、んぃッ♡♡♡」
「はァ、っく……」
「っ、っ、っ、?♡♡ ぁへっ、んっ、ぁ、う゛♡♡♡♡」
「ふ、ぅ……ッ」
「ぇあ゛ぁッ♡♡ そ、そこぉ、♡♡♡ ん、ひぅ……〜〜〜?!♡♡♡」
仰け反って快楽に耐える妹の体を揺さぶり、兄は射精に向かってばちゅばちゅ腰を打ち付ける。
それだけでなく、突き出た乳首を弄ると連動してアオイの膣が締まることに気付いたのか、時折ランダムにこりこりの乳首を捏ねたり摘んだりするのである。
アオイはぐっと白い喉を仰け反らせ、びくびく全身を痙攣させながら兄の生オナホとして徹した。
お兄ちゃんに、お兄ちゃんにっ、めちゃくちゃにされてる……っ♡♡♡
いつも優しいお兄ちゃんが、私の体に夢中になってる……っ♡♡♡
兄から齎される直接的な快楽と同時に、兄の姿そのものへの興奮が入り交じり、アオイは何度も何度も甘イキと深イキを繰り返した。繰り返した、というより頂点に上り詰める度に後から後から快楽が積み上げられ、降りることができないと言った方が正しいか。
串刺され、捏ねられ、抉られ……。
とことん『使われた』アオイに向かって、とうとう兄が射精準備を始める。
ぎゅっと陰嚢がせり上がり、亀頭肉が傘を広げ、海綿体がぱんぱんに張り詰める。
「アオイ、出す、ぞ……ッ」
「ぁお、おにぃちゃ、すき、♡ っ、ぉひぃちゃ、しゅき、おにいちゃん……ッ♡♡♡ すきぃ……ッ♡♡♡」
「っ、ぐぅ……ッッッ」
仕上げの追い込みと言わんばかりに兄の本気ピストンがどちゅどちゅ打ち込まれ、妹の膣オナホで陰茎がたっぷり扱かれる。膣内全部を擦りおろされたアオイは、下腹部を突き抜ける快感に脳をばちばち焼き切られるような錯覚に陥り、兄を拙く呼んで喘ぐことしかできない。
最後にずっ、ぷん、と子宮口に何度もキスを繰り返した先端がびったり押し込まれる。
ぎゅーーっと高められた射精欲が解放され、どぴゅっ、どろっ、と重たい精液がゴム越しにアオイの奥の奥にぶち込まれる。
粘度の高い兄の精液にアオイの子宮口は白旗を上げ、息も絶え絶えにきゅうきゅう跳ねる。
「〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!♡♡♡」
「……ッッッ!!」
仲良しの兄妹らしく、ラストはふたり同時イキ。
長い射精を終え、大きく息を切らしながらも兄はすぐに陰茎をずるりと引き抜く。妹が余韻イキで全身ビクつかせている間にぐるりとゴムの口を閉め、中にたっぷりと入った精液を封じ込める。
そこで、ぽーんと電子音が鳴った。
『条件が達成されました。この部屋の条件は『セックスをする』でした。全ての部屋の条件が達成されました。扉を潜り抜けたら転移します』
「やっと、クリアか……」
「……はひゅ、おにぃちゃん……」
アオイは喘ぎすぎて喉がカラカラになっている。
兄はすぐに口元に耳を近付けた。
「どうした?」
「右腕、チップなくなってる……」
「あぁ、本当に解放されたってことか……、まだ、立てないよな?」
「んふ、腰ガクガク……」
「ごめん」
兄が頭を抱えて呻いた。
妹の煽りに乗せられて本気で抱き潰したことを今更ながらに実感しているのである。
それ以外に方法はなかったとはいえ、散々嫌がっていた癖に結局のところ妹に興奮する変態実兄になったのだから、衝撃もひとしおというもの。
「謝らないで、ね?」
「アオイ、気分は……えっと、まだおかしいところはあるか?」
「ないよ。元気」
アオイはそんな兄に対して、作られたような熱や火照りは無くなったものの、自分の内側から自然と湧き出てくる愛しさに溢れていた。
お兄ちゃんが好き。好き。好き。
ぴりぴり震える快楽の余韻が嬉しい。
気怠い腰も、ひりつく乳房も、掴まれて跡になっている腰も、未だにじゅくじゅくと疼く下腹部も、全てがお兄ちゃんとの行為の現れなのだから。
「お兄ちゃん、こっち来て……?」
「ん?」
無防備に顔を近付ける兄の唇に、そっと小さくキスをした。
兄は避けることは出来ただろうに、避けることをしなかった。
困ったように眉根を下げつつ、それでも離れることはしない……。
「お兄ちゃん、好き」
「……俺もアオイが好きだよ」
「んふふ、ぎゅってして?」
「はいはい……」
腰が立たないアオイを抱き上げ、兄が自分の膝の上に座らせる。
アオイはすりすりと兄の首に頭を擦り付け、首元にちゅう、と強く吸い付いた。
「なっ、おい」
「お兄ちゃんも、つけていいよ」
「付けません」
「なんで。ケチ」
「アオイの肌に傷付けられるわけないだろ……」
「……腰には手の跡つけたのに」
「うっ、それはごめん。謝る。どうしたら許してくれるか……?」
「しょうがないから、ちゅーで許してあげる」
「………………わかったよ」
兄が顔を傾け、そっと睫毛が触れるほどの距離まで近付ける。
自然と目を閉じたアオイの唇に柔らかく兄の唇が落とされ、ふわりと離れる。
「お兄ちゃん……」
「なんだ」
アオイは頬を染めながら兄に身を預けた。
兄は若干の嫌な予感に襲われる。
「また、しよ?」
「しません」
にべもない返事に、アオイはむぅ、と不満気な顔になる。
指先でいじいじ兄の胸板をなぞる。
「……でも、気持ちよかったもん」
「いや、それは、……ダメだろ」
「一回したから、いいじゃん」
「…………一回したからもういいだろ」
「あれ、ノーカンって言わないの?」
「言わないよ」
「ふーん」
「……なんだよ」
「何でもない。じゃあ、もういいよ」
「わかってくれたのか……?」
この恐ろしく妹に弱く優しい兄は、結局妹の言うことを叶えたがる性質があるので、もういいのである。
アオイの足腰が無事になるまでの間、兄妹は密着しながら時折キスをして、だらだら時間を過ごした。
その後扉を通って現実に戻ったあと、それまで以上に仲が良い兄妹がいたとか、いないとか。
出てきませんでしたがお兄ちゃんの名前は一応モミジという設定です。
読んでくださってありがとうございます。
お気に入り等していただけると嬉しいです。
3万字の短編って正直長いなと思いましたか?
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分割されていた方が読みやすい
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今のままでも支障はない