大学の経済学部研究室。台風で閉じ込められた密室で、博士課程の才媛・綾乃先輩と、学部三年生の司は肌を重ね合っていた。

しかし、二人の睦言(ピロートーク)は普通の恋人たちとは決定的に異なっていた。

「金利とは何の価格か?」 「中央銀行は本当にマネーサプライを制御できているのか?」 「なぜ信用創造は『万年筆マネー』と呼ばれるのか?」

新古典派・ニューケインジアンの精緻な数理モデルを愛する綾乃先輩に対し、ポストケインジアン・制度派の決済実務と信用創造の現実から切り込む司。

喘ぎ声と愛液が混ざり合う密室で、互いの知性と肉体を極限まで貪り尽くす本格マクロ経済学対話劇。

※本格的なマクロ経済学理論(主流派 vs 構造派)を徹底解説しながら進行する、異色の学術×官能エンターテインメントです。