俺は終戦後して数年たった頃、ミリムの国へ来ていた。理由は単純。ミリムに終戦後の宿題(手続き)が終わらないと泣き疲れたからだ。
だから俺は1度自国を離れ、ミリムの国で、ミリムの宿題の手伝いをしていた。
「あ〜!終わらないのだ〜!!」
と叫んだのはミリムだ。俺の協力があってなお、机に並べられた書類の山は依然として不動の様子を見せていた。俺は少しミリムに笑いかけ、
「まぁそう言うな。この書類が終わったら、1度休憩しよう」
「む〜…」
俺はそういうと書類の山をぽんと叩いた。
すると、書類の山がぐらりとバランスを崩し、
ミリムの方へ倒れかかった。
「ぬわっ!」
「おわっと!」
間一髪、ミリムの方に書類が行くのは防いだが、机の上にあった書類は全て地面に散らばってしまった。
「あー…これを片ずけるのは大変なのだ…」
「すまん…俺が片付けておくから、ミリムは休憩してくれていいぞ」
「やったのだ!」
くそ〜なんてことだ。
普段ならあれくらい能力を駆使して全て受け止められるのだが、今はシエルさんが居ない為出来なかったのだ。
何故シエルさんがいないのかと言うと、今日はシエルさんが異世界調査という名目で1ヶ月に数度、俺の元いた世界に遊びに行ってしまうからだ。
今のシエルさんならわざわざ現地に行かなくても、異世界調査くらい出来るだろうに…
まぁシエルさんにも息抜きは必要だろう。
いつも頑張ってくれてるし1ヶ月に1度くらいなら別に構わないと思っていたのだ。
そしてその1ヶ月に1度の異世界調査(旅行)の日程と、ミリムの宿題の手伝いが被ってしまったという話なわけだ。
ガチャ…バタリ
ミリムはご機嫌な様子で休憩しに部屋を出ていった。
確かメイドさんが別室でクッキーを用意してくれていた筈なので、そこへ向かったのだろう。俺の分も残してくれるだろうか。
しかし…この書類の山を1人で片付けるのは大変だな…
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片付け始めて30分。ようやく半分か…とため息を吐いた頃だった。
不意にドアがコンコンとノックされた。
「どうぞ」
いや、ミリムの部屋なのに俺が勝手に許可を出すのはどうなんだ…と思いつつ声を出した。
「失礼します」
おや?メイドさんだ。どうしたのだろうか
「ミリム様がお呼びです」
「え?何の用だ?」
「すみません。私はただミリム様に陛下を連れて来いとだけ…」
いや何でだよ。俺、
「俺まだ片付け終わってないんだけど…」
「その事でしたら、後は私達がやっておきますので、どうぞミリム様の元へお行きください」
これは嬉しい。正直言って、この書類の山を片付けるのは面倒だったのだ。
しかしなんの用だろう。
まぁここで色々考えてても意味が無いな。取り敢えずミリムの所へ行くのが良いだろう。
「悪いな」
「いえ、これも私達の仕事ですので」
仕事だと思うなら早くやって欲しかった。
とか、そんな心狭いことを考える自分を抑えつつ俺はミリムの所へ向かうのだった。
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「あ!やっと来たのだ!」
「ミリム。なんの用だ?」
「ふふふ…知りたいか?どうしよっかな〜知りたいか?知りたいか?ふっふ〜」
結構ウザイ。
長い付き合いである俺であってもそう思うのだから、相当なものだろう。
「ああ。知りたいぞ。大切な親友にはちゃんと教えてもらいたいな」
「マブダチ…ふふ。もちろんなのだ!それじゃえーと……えー……………」
…長いな。もしかしてなんて言うか考えてなかったのか?
仕方が無い。ここは気長に待つとしよう。
「よし。それでは言うぞ。ゴホン…」
どうやら纏まったらしい。
どんな内容だろうか。
やはりミリムの事だからはちみつを使ったおやつの事だろうか。
それとももっとしょうもない事だろうか。
まさか。あの研究が完成して……!?
そして、全く予想していなかった内容がミリムの口から飛び出した。
「正妻決定戦の結果が決まって、ワタシが、ゆ、優勝したのだ!」
…は?
いや待て、落ち着け?
予想の斜め上すぎて一瞬何言ってるか分からなかった。
まずなんだ。正妻決定戦?
何の話だ…
「ど、どうしたのだ?う、嬉しく無いのか……?」
不安そうな表情でミリムが顔を覗き込んでくる。
いや、嬉しいどうこうの話じゃない。
「ちょ、ちょっと休ませてくれ…」
「う、うむ……」
ガチャ…バタン
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ふぅ…まずは整理しよう。
1番の課題はこれだ。
[ ミ リ ム が 正 妻 っ て な ん の 話 だ? ]
この話は全く予想していなかった。
そもそも、正妻決定戦なんてものが行われていたことなんて知らなかった。
もしかするとシエルさんなら知っていたのかもしれないが、今は居ないので無駄な話だ。
事前に知られるくらいの事はしてくれても良かったのに…
ゾクッ
な、なんだ?背中に寒気が…
いや、スライムなのだから本当の意味で寒気を感じるなんてことは無いのだが…
まぁとにかく、これからどうするかだな。
ミリムとの関係を変えたい訳では無いので、ミリムを正妻にするって言うのは辞めておいた方がいいだろう。
誰か1人を特別扱いするのは俺的には避けたい。
まぁ、ミリムなら闇討ちされる…なんてことは無さそうだが、仲間たちとミリムの間に亀裂を入れたくはないしな。
というか、参加した者以外で正妻決定戦を知っていた者はいるのか?
後でソウエイとかディアブロ辺りに聞いてみるか…いや、報告しに来なかったということは知らなかったのか?
…それともまさか知っていた上で報告しなかった?いや、口止めされていたと言う可能性もあるな…
しかし誰に?ソウエイやディアブロに口止めするとなれば、相当な圧力がかかっているはずだぞ?
ソウエイはシュナ辺りに口止めされたら動けなくなることがあるからな…
ディアブロも、俺に関連する物で釣られたりすると稀に無能になる事があるんだよなぁ…
ベニマルは…っていや違う。どんどん話が脱線して行ってる。今考えるべき事は、これからどうするかだろ…
ああ、ダメだ思考が纏まらない。どうやら俺はミリムに告白されたことでかなり動揺しているようだ。
1度寝てから考えるか…
その行為がこれからの運命を大きく変えることを知らずに俺は眠りに落ちた。
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~ミリム視点~
「なぁフレイ。リムルに正妻の件を伝えたらちゃんとした返答を返してくれなかったのだ…どうしたらいいと思う?」
ミリムは、リムルが休憩すると言ったあと、フレイの部屋へ相談しに来ていた。
リムルがしっかりとした返答をしてくれなかった為、不安になったのだ。
「ミリム…その事を伝えたのは偉いけれど、リムル様だって急にそんなことを言われては驚かれると思うわよ」
「そういうものなのか?」
「そういうものよ。取り敢えず、今はリムル様が帰ってくるのを待つのが良いと思うわ」
ミリムは確かにと思うのと同時に、今リムルに時間を与えてしまうより、このまま流れで押しきった方が良いのではないか。と、考えた。
ミリムは、リムルは時間をかければかけるほど厄介になる事をよく知っていた。それは、リムルと迷宮で模擬戦を数多くやっていたミリムには、身に染みてよくわかっている事だった。
実際、リムルは時間さえ有ればどんな攻撃も、解析して通じないようになってしまうのだ。
その為、リムルに対しては短期決戦で挑まなければ勝ち目はないと考えたのだ。
「いや、リムルは賢いのだ。下手に時間を与えてしまうと、何か逃れる術を考えついてしまうのではないか?」
「なるほど…そういう可能性もあるわね。でも、話し合うだけじゃ、のらりくらりと躱されて時間を与えてしまう事になるわよ?」
「う。それは…」
ミリムはそれも一応危惧はしていた。故に短期決戦で話し合えば良いと思っていたのだが、今よく考えてみると、それも難しいのではないかと思い始めていた。
「何か行動で表現しないといけないわね?」
「う〜…どうすればいいのだ…」
「何か良い考えは無いの?」
「1つたりとも思い浮かばないのだ…」
ミリムにはどんな行動ものらりくらりと躱されてしまう自信があった。
どれだけ考えても良い考えは浮かばなかった。1つも案が浮かばないほどに、リムルは強敵なのだ。
その厄介さに攻略すべき相手とはいえ、その隙の無さに少し腹が立った。
「…そう。一応、1つ考えはあるわよ?」
「ほ、本当か!それはなんだ!?」
ミリムは藁にも縋る思いでその考えを聞こうとした。
この手詰まりな状況に少しでも変化をだすことができるならばどんなものでもやってやろうと、闘志が湧いてきた。
「…できるの?」
「どんなものでもやってみせるのだ!」
即答だった。
「リムル様の寝込みを襲い、既成事実を作るのよ」
「ぶッ」
闘志は一瞬で吹き飛んだ。そして、顔をリンゴのように真っ赤に染め、叫んだ
「そ、そんなの……無理に決まっているのだ〜!!」
ミリムが叫ぶのを予知していたフレイは、顔を顰めつつ耳を塞いでいた。
「…どんなものでもやってみせるんじゃなかったの?」
「そっ、それは…だ、だが、その案には1つ穴があるぞ!」
「何かしら?」
「う……。リムルには、せ、生殖器がないのだ…」
そう、リムルはスライムなのだ。性別などなく、性欲なんてものももちろん存在しないはずなのだ。なので、そんな行為ができるはずがないのだ。
「行為までできなくても、リムル様が断れない位の既成事実をつくってしまえばOKよ。そう…例えばキスとかね」
「どちらも似たような案ではないか!」
もうミリムの頭は既にオーバーヒートしかかっていた。予想の斜め上の案と恥ずかしすぎる内容のせいだった。
そして、その内容をリムルとするのを思い浮かべてしまったからである。
次に、そのオーバーヒートしかかってる頭でフレイが言った恥ずかしすぎる内容の案をどうやったら却下できるか考える。
「む、むりむりむりむり!ムリなのだ!」
「そう、じゃあリムル様の正妻にはなれないかもしれないわね。」
「そ、それだけはイヤなのだ!」
「じゃあ、どうするの?この案以外に、何か良い案でもあるのかしら?」
なかった。そして、ミリムはその案は自分にはできないと思った。だが、その案以外にあの手強いリムルを陥落させることはできないと思うのもまた事実なのだ。
「う…」
「やるの?」
「や、やるのだ…!」
「できるの?」
先程と同じ問い。しかし今は、その案の内容を知った後だ。首を縦に振るのは重労働だ。しかし…
「できるのだ!」
ミリムは力強く首を縦に振った。
先程吹っ飛んで行った闘志を捕まえ、闘志を湧き上がらせる。
フレイは満足そうに微笑み、椅子に背中を深く預けた。
ミリムは感謝の意を伝え、フレイの部屋を出てリムルの気配がする部屋へ歩き出した。
長い廊下を歩き、右へ曲がり、突き当たりの階段を下り、左へ曲がり、長い廊下沿いにある部屋の1つ。
そこにリムルの気配がある
そうミリムは確信していた。
ふと扉に目をやると、少し空いていた。
そこから部屋の中を恐る恐る覗く。
リムルは寝ていた
ミリムはハッとした。早速リムルの寝込みを襲うチャンスではないかと。だがしかし、まだ心の準備は出来ていなかった。
怖気づき、震える足を音のならないように叩き、声が出ないように深呼吸をして、息を整えた。
そのままドアノブに手をかけ、リムルを起こさないようにゆっくりと、部屋へ入っていった。
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~リムル視点~
ん…なんだ?
なんか唇が生暖かいな…
「! ──ッッ!?」
目を開けるとミリムの顔が視界いっぱいに広がっていた。
一瞬自分が何をされているのか分からなかった。どうやら俺はミリムにキスをされているようだ。しかも、寝転がった状態でだ。
ミリムも俺の目が覚めたことに気が付いたようだ。しかし依然キスは続いており、唇に柔らかな感触を強く感じる。
このままこうしていたいという気持ちを理性によって抑え、俺は慌ててミリムを引き離そうとした。
が、離れない。力が強すぎる。
今ミリムは馬乗りになっており、腰は俺の股間辺りに添えられている。ま、まずい…!
「…んっ!?り、リムル…これは…」
そう。俺は「勃って」いた。もちろん、俺には元々生殖器なんてものはない。しかし、俺はシエルさんによって肉体を改造されていた。悪魔達にはその辺は結構自由自在らしいが、元々無性の者にどれくらい性というものを付けれるかという実験の一環だ。
だが、今回は非常にタイミングが悪かった。
現に今、ミリムに生殖器が付いていることがばれ、ミリムとのキスに興奮して勃起していることもバレてしまっていた。
「み、ミリム…!これはちが…!」
「──///」
あ、ダメだ。話聞いているやつの目をしてない。
ミリムのキスはいっそう乱暴になり、俺の口をこじ開け舌を侵入させてきた。何とか離れようとする舌をを捕まえ、そのまま舌を絡ませ始めた。
ミリムのキスは拙かったが、初めて味わう女の子の唾液の味に俺は興奮していた。俺の舌は遂には抵抗するのをやめ、あまつさえミリムの舌を迎え入れようとすらしていた。投げ出された手足には力が入らず、俺はされるがままになっていた。
「……じゅる………ぱちゅっ…………ぷはぁ……」
暫くして俺の舌はミリムの口から解放された。
と思ったのも束の間、ミリムは自身の服を一瞬で脱ぎ捨て、俺のズボンを脱がしにかかった。
「ぁ………みりむ……」
俺の静止の声を無視し、ミリムはズボンを脱がした。そして、そそり立たつソレを勢いよく口に咥えた。
「んっ……ぅあ」
その気持ちよさから口から漏れた声は俺の声かと耳を疑うほどに、今まで出したことの無い蕩けた声だった。
拙いながらも息子を包み込む舌の感触は直ぐに射精に至りそうな程柔らかく、心地よいものだった。ミリムの口の中は暖かく、時々当たる口の壁は柔らかく、息子を刺激していた。
そしてミリムは俺が感じていることを確認すると、口の中で激しく舌を動かし始めた。
舌の動きに技術というものは無いが、俺にとっては初めての経験なため、それだけでも天に昇りそうなほど、甘美な感触であった。
「ぴちゃ……れろ…ちゅぱ……」
閉め切った部屋に、湿った水音が響く。俺は理解を超えた感触に、為す術なくベットに横たわっていた。
そして、既に限界を迎えていた愚息は、文字通り生まれて初めての射精をした。先端から勢いよく飛び出した熱い精液は、ミリムの口の中を蹂躙した。
「うぁっ……くっ……」
「んっ!……コク………コク……んぷっ……ぷはっ…」
どうやら飲み干したらしい。ミリムは満足そうに口端を歪めた。
「リムル……好きだぞ」
ミリムはそう言って笑いかけると、ミリムは俺に襲いかかった。
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再びミリムは俺の唇を奪い、舌を侵入させてきた。もはや抵抗する気力すら出ない。それどころか俺は意識的に舌を絡ませ、ミリムの舌を己の口内へ迎え入れ、しゃぶりつくそうとしていた。
「ぴちゃ……ぐちゅ………じゅる………」
その音はどちらの口から溢れ出たものだったのだろうか。いつしかお互いにお互いを抱きしめ合い、相手を求めあっていた。
俺はミリムの後頭部辺りに手を回し、ミリムをにがさないように頭をかき抱いた。
ミリムは喘ぎながらもしっかりと俺の首に手を回して抱きついていた。
そうしてキスをしていてどれくらい経ったのだろうか。お互いの口の周りにはどちらの唾液か分からなくなったものが滲んでいた。その滲んだ唾液も舌で舐めとった。
そうして離れ、寂しくなったお互いの唇の間を光る線が繋ぎ、それも重力に従って落ちていく。
そして、ミリムはすっかり硬さを取り戻している俺の息子をその柔らかく白い手で持ち上げ、
「……りむるぅ………挿れてもいいか…?」
と言った。
いつもの俺ならば止めていたであろう。このまま、はいと答えればミリムを「特別」とすることになり、仲間達との間に亀裂が入ってしまうことは目に見えていた。
しかし、蕩けきった理性にはそんなことを判断し考える能力はもうなく、首を縦に振ることで俺は是という意志を示した。
ミリムはその返答を確認すると、肉竿を自身の秘所に当てがい、何度か擦り付けた後、ゆっくりと己の肉壺へ招き入れた。
「くぅぅぅぅ………きつッ…………!!!」
「ん…ぁ………んぅ……………あっ……!!」
意識が飛ぶかと思った。
ミリムの膣内はめちゃくちゃ気持ち良かった。
ミリムの膣内はよく濡れていて、淫らな粘液が潤滑油代わりとなって肉竿に絡み付き、腰の動きを滑らかにした。
熱を持った膣内は肉竿を溶かしてしまいそうな程に暖かく、肉壁は包み込むような柔らかさで溶かしてしまいそうな感覚を助長した。
ミリムが元々小柄なせいか、滑らかで蕩けそうなほど柔らかいのに締め付けはキツく、どこまでも堕ちていきそうな感触に身が震えた。
ミリムは本当はかなり「良い」部類のものだったのだろう。
だが、今の今まで童貞だった俺にはそんな事知る由もなかった。
深く、奥まで突き入れれば子宮口が息子の先端にキスをし、愛でてくれる。
浅くなるまで引き抜けばヒダが絡み付き、逃がすまいとキュッと肉竿を締め付けてくる。
ミリムは本当はかなり「良い」部類のものだったのだろう。
「みりむ……す、き……!……くぅ………はぁ…………」
口の隙間から苦鳴と告白のようなものが零れ、あまりの快感に俺は崩れるかのようにミリムに覆いかぶさった。
すぐ目の前には
ミリムと至近距離で目が合う。
綺麗な目だ。
その青い瞳は今は潤んだ目でこちらをじっと見つめている。
心のそこから溢れ出す愛しさに従って、近くにあった口にむしゃぶりついた。
「はむ……へぉ………くちゅっ……」
もう迷うことなくミリムの口の中へ舌を差し込み口内を掻き回した。ミリムもそれを快く迎え入れ、俺の舌と絡ませ始める。
1つの部屋に、異なった2つの水音が響きはじめた。体の奥の方が愛しさできゅんと締め付けられ、限界に近付いてくる。1度口を離し、呻くようにミリムの耳元で囁いた。
「み、りむ…!………で、そうだ……!」
「くる……のだ………!」
俺は目の前の存在を逃すまいと、ミリムを抱きしめた。そしてミリムの中は息子をキュッ……と締め、俺からすべてを出させようと搾り取ろうとする。
その動作が切っ掛けとなり、俺たち2人は同時に絶頂した。
「ぐ………ぁ………………」
「んぁっ…………くぅぅ………………」
強く吐き出される精液は一瞬にして子宮の中を満たし、行き場を失った精液はみっちりと詰まった膣の僅かな隙間から漏れだした。
ミリムの中は脈動する肉竿を暖かく包み込み、がっちりと掴んで離さなかった。そして、最後の一滴まで惜しむように搾り取ったミリムの膣はようやく解放するように、締めつけを少し緩ませた。
しかし、俺は離れるつもりはなかった。しばらくこのままの状態で重なっていたいと思ったのだ。この後はどうするのだとか、仲間たちへの弁解だとか、そんな事は今はとんとどうでも良くて、今は目の前の可愛らしい少女を抱いていたかった。
「リムル……んちゅ………」
今度は先程の情熱的なキスではなくて、ついばむようなものだった。
ミリムは俺が腕を解くことが無いことを理解すると、俺の体を抱き枕がわりに──すぅ、と眠ってしまった。
そんなミリムの姿を見て安心してしまったのか。俺はゆっくりと、ゆっくりと、意識を手放した。
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後日談
俺はあの後ミリムと結婚した。
理性はほとんど無くなっていて、よく分からないまま飛び出た「好き」だったとはいえ、告白は告白だ。
言質を取られた俺はそのまま流されるように結婚まで持っていかれ、今はミリムと結婚生活を送っている。
我らが幹部筆頭のベニマルさんに追いついた気分だ。ベニマルからはお祝いの言葉を贈られた。
しかし、あのベニマルの表情…余裕があったな。あのリア充め……
女性幹部の皆さんは意外にも怒ったりはしなかった。どうやら正妻決定戦で負けたため、素直にミリムとの結婚を認めているようだ。
なんとその正妻決定戦にはシエルさんも参加していたらしい。俺の中から出ていくことが多いなと思っていたらそんなことをしていたのか…
ちなみに正妻決定戦の内容は俺も知らない。
どうやら他言無用らしく、だからシエルさんも教えられなかったそうな。
ちなみにシエルさんは今も俺の中に居ない。
何やら俺の正妻になれなかった女性達の中で慰め合うための集会が開かれているらしいのだ。俺も何とかしてあげたいのだが、俺やミリムが行くのは逆効果であろう。
男性陣は頼りにならなさそうだし、今のところは時間が癒してくれるのを待つしかないだろう。
話は変わるが俺とミリムが結婚した事により、俺とミリムの国は合併される事となった。
その所為で世界中に激震が走った。経済状況が大きく変わった事で世界中は混乱に陥り、魔王による支配が開始されるのではないかと冗談めかして言われるほどである。
それと、その事が議題の
テレテレとしているミリムは非常に可愛らしかったが。
そのミリムとの結婚生活だが、めちゃくちゃ幸せだ。
正妻決定戦で、「ライバルへの協力は惜しまない」というルールがあったらしく、そこでミリムはかなり料理の腕を上げていた。料理はシュナから教えて貰っていたらしく、元々才能はあったらしいミリムは、一瞬で俺の胃袋を掴んだ。料理の腕が良かったことも正妻決定戦でのひと押しとなったらしい。
ミリムとの夜のことだが、かなり性欲が強かったようだ。割とTPOを弁えずに襲ってくるので、何とかしたいところである。
……襲ってくるミリムが可愛いと思って受け入れてしまう俺も大概だと思うが。
こんな結婚生活を送っているにもかかわらず、仲間たちとの関係はそこまで大きく変わらなかった。
これに関しては非常に助かった。もしここで大きく関係が変わったりでもしていれば俺の精神は砕け散っていたであろうから。
この事をミリムに伝えたら、
「もしそうなってしまっていても、ワタシが全力でリムルを何とかして慰めていたのだ!」
と、花が咲くほどの華やかな笑顔で言ってくれた。可愛すぎて心臓が止まるかと思った。スライムだから心臓なんてないが…
とにかくミリムが可愛かったのだ。
……あれ?そんな話だったか?まぁいいか……
そんな風に物思いにふけっていると、ドアがノックされる音が響いた。どうやら、朝食の時間らしい。
「リムル〜?起きてるか〜?入っても大丈夫か?」
愛しい妻の声がドアの向こうから投げかけられる。愛しさに胸を締め付けられながら俺は返事を返した。
「あぁ、起きてるぞー。あと、別に入る許可なんて要らないっていつも言ってるだろう?」
「えへへ、そうだったのだ」とプラチナピンクの髪を靡かせ、笑みを浮かべながら入ってきたのは、俺の妻となったミリムだ。
今日も非常に可愛らしい。
「リムル。朝食ができたのだ!」
「あぁ。いつもありがとな、ミリム」
俺はベットから立ち上がり、閉まっているカーテンを開けた。眩しい光が入ってくる。
「さて、今日も1日が始まるぞ」
これから始まる1日を予感しながら、俺は背伸びをしたのだった。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
初二次創作だったので、拙い部分もあったかもしれません。
良ければ感想よろしくお願いいたします!