TS竜人姫騎士が帝国に負けて孕み性奴隷にされてしまう話 作:雅媛
オリジナル:ファンタジー/戦記
タグ:R-18 オリ主 残酷な描写 転生 性転換 陵辱 レイプ 性奴隷 淫紋 孕ませ 妊娠 出産 輪姦 敗北
TS要素はおまけ&趣味です。
北の大地が燃えている。
黒煙が空を覆い、ボクの故郷である王国の終わりを告げていた。
「――どけぇッ! 雑魚どもが!」
ボクは絶叫し、手に持った鉄塊――剣と呼ぶにはあまりに無骨なそれ――を薙ぎ払った。
帝国兵の構える盾など意味をなさない。
竜人としての膂力に任せて振るえば、鋼鉄ごと純人の兵士たちは紙切れのように千切れ飛び、真紅の花を咲かせる。
「ひるむな! 相手は所詮、一匹だ! 囲んで詠唱を待て!」
だが、帝国の軍勢は崩れない。
恐怖を押し殺し、歯車のように正確に、ボクという災厄を包囲していく。
「消えろぉッ!」
ボクは喉の奥から魔力を絞り出し、咆哮と共に解き放った。
体系化などされていない、純粋な破壊の奔流。
前方の数個小隊が、悲鳴を上げる間もなく光に飲まれて消滅する。
強い。ボクは間違いなくこの戦場で最強の生物だ。
なのに、なぜ。
息が上がる。銀色の髪が汗と血で頬に張り付く。
(くそっ、キリがない……!)
倒しても倒しても、次が湧いてくる。
帝国の強さは個ではない。この無慈悲なまでの「数」と「統率」だ。
焦りが隙を生んだ。
「今だ! 放てェッ!」
鋭い号令と共に、死角から太い鎖が飛来した。
先端に錘のついた、対大型獣用の捕縛鎖だ。
とっさに黒い蝙蝠の翼を広げて空へ逃れようとしたが――遅かった。
ガキィンッ!
「あぐっ!?」
右の翼をボウガンの太矢が貫く。
飛ぶ機能を奪われたボクは、無様に地面へと転がり落ちた。
受け身を取ろうとするが、体が重力に従って地面に叩きつけられる。
「捕らえたぞ! ドラクリアの姫だ!」
「殺すなよ! 極上の商品だ!」
殺気ではない。もっと粘着質な、欲望に満ちた視線が四方から突き刺さる。
立ち上がろうとしたボクの背中に、重い軍靴が容赦なく振り下ろされた。
「ぐあっ……!」
肺から空気が強制的に排出される。
地面に縫い付けられたボクの視界に入ったのは、帝国の将軍とおぼしき男の、冷徹な見下ろす瞳だった。
「素晴らしい生命力だ。さすがは竜人」
「の、け……ッ!」
ボクはもがく。人間の頭蓋骨くらいなら握りつぶせる力があるはずなのに。
関節を決められ、急所を抑え込まれると、力が霧散してしまう。
将軍はボクの銀色の山羊の角を無造作に掴み、強引に顔を上げさせた。
「北の蛮族にしては上玉だ。それにこの角、この翼……」
男の手が、無遠慮にボクの身体を這う。
戦場における勝者の特権。それを彼らは行使しようとしていた。
「や、やめ……」
ボクは睨みつけようとした。
けれど、将軍の雄としての圧倒的な威圧感と、首筋に突きつけられた冷たい刃の感触が、ボクの身体の奥底にあるスイッチを入れてしまった。
ドクンッ。
下腹部が、熱い。
敗北したという事実。目の前の男が生殺与奪の権を握る「強者」であるという事実。
それが、竜人という野生に近い種族の「雌の本能」を激しく刺激したのだ。
(え……? なに、これ……)
恐怖とは違う。もっと甘くて、ねっとりとした疼き。
負けたのだから、この強者の種を受け入れなければならない。
そんな、ボクの意思とは全く無関係な、動物的な衝動が脳裏をよぎる。
「はぁ、はぁ……っ」
顔が熱い。身体から力が抜けていく。
嫌だ。ボクは誇り高き姫だぞ? なのに、なんで尻尾の付け根がこんなに湿っているんだ。
こんな感覚、知らない。生まれて初めての、身体の裏切り。
「ほう? 随分と素直な目になったな」
将軍がニヤリと笑う。
彼はボクの身体の反応――恐怖の中に混じった、服従への微かな期待――を見抜いていた。
「諦めろ、元・お姫様。貴様の国はもうない」
「う、うぅ……」
男はボクの抵抗など意に介さず、その体を地面へと強く押し倒した。
冷たい石畳の感触が背中に広がる。
見上げれば、燃え盛る城と、ボクを見下ろす無数の男たちの顔。
最強の種族であるはずのボクが、最弱の種族である人間に組み敷かれている。
その屈辱と同時に、身体の芯がどうしようもなく「支配」を求めて脈打つ。
(だめだ、ボクは……ボクは……!)
否定しようとする思考とは裏腹に、ボクの脚は震えながら、ゆっくりと気を失っていった。
ジャラリ、と重い音が石床に響く。 ボクの手足は、鈍い光を放つ黒鉄の鎖――『魔封じの鎖』によって拘束されていた。 あれほど溢れていた魔力は霧散し、自慢の竜の怪力も、今はただの重い肉体を支えることすら億劫なほどに封じ込められている。
「……離せ」
連行されたのは、天幕の奥にある薄暗い部屋だった。 抵抗する気力だけは失うまいと睨みつけるが、将軍はボクの言葉など雑音ほどにも気にしていない。 彼は無言のままボクを寝台へと押し倒し、四肢をさらに太い革ベルトで固定した。
「ぐっ……!」
無防備に晒されるボクの身体。 将軍の手が、ボクの衣服を無造作に引き裂き、白く柔らかい下腹部を露わにする。 冷たい空気に肌が粟立つ。だが、次に触れたのは、それとは対照的な灼熱だった。
「暴れるな。これは『儀式』だ」
将軍が右手に嵌めたのは、禍々しい紋様が浮き出た魔法の鏝だった。 その指先が赤熱し、ボクの臍(へそ)の下あたりにゆっくりと押し付けられる。
「あ、あがぁッ!?」
皮膚が焼ける痛みではない。もっと奥、肉の深淵に直接熱い泥を流し込まれるような感覚。 ボクは背中を反らし、意味のない悲鳴を上げた。
「素晴らしい素体だ。魔力回路が未開拓な分、染まりやすい」
将軍は冷徹に呟きながら、鏝の熱をじわりと沈めていく。 その熱の動きは、あまりにも正確で、冒涜的だった。 皮膚を透過した魔力が、ボクの体内にある臓器――これまで生きてきて一度も意識したことのなかった『子宮』の輪郭を、熱線でなぞるように焼き付けていく。
「や、め……そこは、だめだ……ッ!」
ボクは首を振って拒絶する。 そこはただの内臓のはずだ。なのに、魔法で輪郭をなぞられるたびに、脳髄へ「ここは子どもを宿す場所だ」という強烈な信号が送られてくる。
「拒むな。竜の強靭な生命力を支える源だ。ここに帝国の楔(くさび)を打つ」
「ひっ、ぐぅッ!?」
熱い指先が動く。 子宮から左右に伸び、さらに奥にある小さな器官――『卵巣』へと熱が到達する。 ドクンッ、と下腹部が跳ねた。 ボクの中に眠っていた、未成熟で、誰にも触れられたことのない「雌」の部分。 それが、将軍の魔力によって無理やり叩き起こされ、掌握されていく。
(熱い、熱いッ! 中が、掴まれてる……!)
ボクはこれまで、自分が「女」だなんて本気で考えたことはなかった。 戦うための体。国を守るための力。それだけだったはずだ。 なのに今、下腹部の奥底に熱い印を刻まれることで、ボクは嫌というほど理解させられていた。
自分には、異を受け入れ、孕むための機能が備わっているのだと。 そしてその機能のすべてが今、この男の手に落ちようとしているのだと。
「あ、あぁ……なん、で……身体が……」
拒絶したいのに、卵巣に紋様が焼き付くたびに、腰がビクビクと勝手に痙攣する。 恐怖と共に、得体の知れない甘い痺れが血管を駆け巡る。
「完了だ」
将軍が小手を離すと、ボクの下腹部には、赤黒く脈打つ複雑な紋様――『淫紋』が鮮やかに浮かび上がっていた。 それは肌の表面だけでなく、ボクの子宮と卵巣にまで根を張り、完全に一体化していた。
「あ、はぁ……はぁ……ッ」
荒い息を吐きながら、ボクは自分の腹を見下ろした。 消えない刻印。 ボクの最も奥深い、最も女である場所が、完全に他人の所有物になってしまった証。
「これで貴様は帝国のものだ。もう、誰の種も拒めない」
将軍の言葉が、呪いのように耳にこびりつく。 ボクは涙で滲む視界の中で、震えることしかできなかった。 否定したかった。けれど、下腹部の奥で脈打つ淫紋の熱さが、ボクに「お前はもう雌なのだ」と、残酷な事実を告げ続けていた。
カシャン、と重苦しい金属音が響き、手足を縛っていた『魔封じの鎖』が床に落ちた。
自由だ。
身体の重さが消え、竜人の力が四肢に戻ってくる感覚がある。
(今だ……!)
ボクは獣のような速さで床を蹴った。
相手は将軍ただ一人。いくらボクが手負いでも、この距離なら喉笛を食いちぎれる。
殺す。ボクをこんな目に遭わせた報いだ。
「――死ねぇッ!」
殺意を込めた爪が、将軍の首筋に迫る。
だが。
「あ、ぐぅッ……!?」
爪が届く直前、下腹部の『淫紋』が焼きごてを押し付けられたように発熱した。
強烈な脱力感が腰から下を走り、膝がカクンと折れる。
ボクの身体は慣性のまま無様に前のめりに倒れ込み、あろうことか将軍の足元に跪く形になってしまった。
「威勢がいいな。だが、その紋がある限り、帝国民に対して攻撃などできない」
「ふざ、けるな……あぅッ!」
将軍はボクの髪を掴み、そのまま強引に寝台へと仰向けに押し倒した。
「どれ、中身を確認させてもらおうか」
粗野な手が、ボクの胸を鷲掴みにする。
ムチムチとした肉が指の間に溢れるが、そこに快感など微塵もない。
ただ痛い。皮膚が引きつり、乳腺を押しつぶされる鈍痛が走るだけだ。
ボクは奥歯を噛み締め、無反応を貫く。
「……なんだ、硬いな。尻も胸も、全く反応していない」
将軍はボクの臀部(しり)を強く揉みしだき、呆れたように鼻を鳴らした。
経験などないのだから当然だ。ボクにとってそこはただの脂肪と筋肉の塊でしかない。
「さては貴様、男を知らんな?」
「っ……! 知るわけ、ないだろ……ボクは戦士だ……!」
「なるほど。極上の果実だが、まだ青いわけか。……まあいい」
将軍の目が、冷酷な光を帯びる。
彼はボクの両足を大きく広げ、その間に割り込んだ。
「ならば、熟れるまで叩き込むだけだ」
「ひっ……!?」
股間に、熱くて硬い、異質な存在が押し当てられた。
亀頭が、固く閉じたボクの秘所に触れる。
濡れてなどいない。恐怖で縮こまった入り口が、侵入者を拒むように震えている。
「や、やめろ……入らない、無理だ……!」
「竜の再生力があれば壊れはしない。力を抜け」
将軍は腰を引くと、ためらうことなく体重を乗せて突き出した。
ズチュウゥッ!!
「ぎ、いぃぃぃッ――――!?」
裂けた。
確実に、ボクの一部が引き裂かれた。
処女膜という薄い防壁など、大人の男の暴力的な突進の前には紙切れ同然だった。
鋭い痛みが脳天を突き抜け、ボクは悲鳴を上げてシーツを掻きむしった。
「ぐ、おぉ……きついな。まるで石の万力だ」
「いたい、痛い痛いッ! 抜いて、お願い、抜いてぇッ!」
願いは届かない。
将軍は強引に腰を進める。
乾いた粘膜が摩擦で悲鳴を上げ、狭い産道が無理やりこじ開けられていく感覚。
太い杭が、ミチミチと肉を押し広げながら、ボクの身体の構造などお構いなしに深部へと侵攻してくる。
(入ってくる……異物が、ボクの中に……!)
「あ、ぐ……ぅ、あ!」
内臓が押し退けられる圧迫感。
そして、先端が最奥にある『袋小路』に到達した。
ドォンッ!
「あひぃッ!?」
子宮口だ。
さっき淫紋を刻まれたばかりの、最も敏感で、最も触れられてはいけない聖域。
そこを硬い先端で容赦なくノックされ、突き上げられる。
お腹の内側から直接殴られているような衝撃。
胃が裏返るような不快感と、生物としての根源的な恐怖が混ざり合う。
「ふん、ここが一番締まるな」
将軍は加減などしなかった。
最奥まで貫通した状態で、彼は腰を引くと、助走をつけて叩きつけた。
ガツンッ!
「あ゛ッ!」
一度。
子宮が押し潰され、胎内がひっくり返るような衝撃。
ガツンッ!
「ひグッ、ぁッ!」
二度。
淫紋が熱く脈打ち、痛みが強制的に「受け入れろ」という信号に変換され始める。
ガツンッ!
「お、あぁッ!?」
三度。
激しいピストン運動。擦れる膣壁が熱を持ち、引き伸ばされる感覚が限界に達する。
「――貰うぞ、姫」
将軍の腰が、限界まで深く押し込まれ、そこで止まった。
ドクンッ!
「ん、ぎぃぃぃッ!?!?」
熱い。
火傷しそうなほど熱い液体が、ボクの子宮のど真ん中に、勢いよく発射された。
ドクドクと脈打つ男のモノから、大量の白濁がボクの胎内へ直接ぶちまけられる。
(中、に……出てる……!)
ボクの意思など関係なく、子宮は痙攣してその熱を受け止め、淫紋は赤黒く発光して「種」を逃すまいと入り口を締め付ける。
戦士としてのプライドは、たった数秒の蹂躙であっけなく白濁に塗りつぶされた。
「はぁ、はぁ……」
将軍が息を吐きながら重みを預けてくる。
ボクは白目を剥き、だらしなく開かれた股間から血と精液を垂れ流しながら、天井を見つめることしかできなかった。
下腹部の奥に感じる、重くて熱い「他人の所有物」の感覚だけが、ボクが完全に雌として敗北したことを告げていた。
「が、はっ……!」
将軍のモノが引き抜かれた直後、息つく暇もなく、首に冷たい金属の感触が走った。
カチャン、という無機質な音。
ボクの首には分厚い革と鉄でできた首輪が嵌められ、そこから伸びる鎖のリードを将軍が握っていた。
「立て、アンジェリーナ。お披露目の時間だ」
「ふざ、けるな……ボクは犬じゃ……っ!?」
抵抗しようと睨みつけた瞬間、リードが強く引かれる。
ボクは四つん這いのまま、裸体を引きずられるようにして天幕の外へと連れ出された。
そこは地獄だった。
数百、数千の帝国兵たちが、飢えた狼のような目でボクを待ち構えていたのだ。
彼らの熱気と、野卑な嘲笑がボクの肌を刺す。
「いやだ……戻せ、戻してくれ……!」
さすがに恐怖で足がすくむ。
これだけの数の男たちに蹂躙されれば、ボクの精神は間違いなく壊れる。
尻込みするボクの耳元で、将軍が氷のような声で囁いた。
「嫌か? ならば今すぐ、この淫紋を操作して『強制受胎』させてもいいのだぞ?」
「――ッ!?」
ボクの動きが凍りついた。
下腹部の刻印が、脅しを裏付けるようにジリジリと熱を帯びる。
種を注がれた子宮がおびえたように震えた。
「ボクの子宮に……無理やり……?」
「そうだ。だが、もし私の出す『条件』をすべて飲み、兵士たちに奉仕するならば、妊娠の命令だけは考えてやろう」
究極の選択。
だが、今のボクに拒否権などない。
「……のむ。条件を、飲むから……っ!」
「よろしい。では、兵士たちに挨拶だ。自分の穴を広げてこう言え。『どうぞ使ってください、これはオマンコです』と」
「な……っ!?」
屈辱で顔が沸騰しそうだ。
だが、将軍の視線が下腹部へ向けられた瞬間、ボクは震えながら股間を広げた。
「ど、どうぞ……使って、ください……これは、オマンコ、です……っ」
ジュッ、と淫紋が皮膚に食い込む音がした。
言葉にするたびに、ボクの認識が書き換えられていく。
ボクの大事な場所は、もう誇り高き竜の器官ではなく、ただの『オマンコ』なのだと。
「次は後ろだ。『ケツマンコも犯してください』」
「ケ、ケツマンコも……犯して、ください……あぁッ!」
「口も忘れるな。『口マンコでもご奉仕します』」
「く、口マンコでも……ごほうし、しますぅ……!」
言うたびに、淫紋が赤黒く輝き、ボクの魂に隷属の契約を焼き付けていく。
宣言が終わると同時に、堰(せき)を切ったように兵士たちが殺到した。
「いただきまぁす!」
「姫様の口マンコ、あったけぇ!」
「んぐッ、お、ごぉッ!?」
口に太い肉棒がねじ込まれ、喉の奥まで犯される。
両手にはそれぞれ別の男のモノを握らされ、しごくように強要される。
股間には二本の槍が同時に殺到し、前と後ろ、両方の穴を容赦なく貫いた。
「あぎィッ! はいる、いっぱい入ってるぅッ!」
痛い。苦しい。けれど、淫紋がその苦痛を強制的に快楽へと変換していく。
オマンコと呼ばされた場所が、ケツマンコと呼ばされた場所が、男たちのピストン運動に合わせて勝手に収縮し、彼らの欲望を搾り取ろうとする。
「いいぞ、竜姫! 次は宣誓だ!」
「『私は帝国の性奴隷です』!」
「『私は一生、肉棒に服従します』!」
兵士たちの罵倒混じりの命令を、ボクは復唱させられる。
「わ、私は……帝国の、性奴隷、です……ッ! あひぃッ!」
「私は一生……肉棒に、服従しまぁす……ッ!」
条件を飲むたび、言葉にするたび、淫紋は深く、強く、ボクの身体に根を張っていく。
抵抗心が削り取られ、代わりに「雌」としてのどうしようもない悦びが満ちていく。
何十回、何百回と白濁を注ぎ込まれ、ボクの身体は精液でドロドロに汚されていた。
そして、すべての穴が限界まで犯され尽くした時。
将軍が、ボクの膨らんだお腹に手を置いた。
「よく尽くした。すべての条件は満たされたな」
「は、い……将軍、さま……じゃあ、妊娠は……」
許してくれる。そう思ったボクの希望は、将軍の残酷な笑みで粉砕された。
「ああ、約束通り考えた結果、最後に孕ませてやろう」
将軍の指が、淫紋の中央を強く押した。
「――孕め」
「え――――?」
カッッッ!!!!
下腹部が爆発したかのような衝撃が走った。
これまでとは比較にならない高熱が子宮を包み込む。
「あ、ぎ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!?!?」
ボクの胎内に溜まっていた大量の精液が、魔法の力で活性化し、一斉に奥へと駆け上がる。
それと同時に、卵巣が無理やりこじ開けられ、一つ、二つ、三つ……複数の卵子が強制的に排出される感覚が、鮮明に脳に伝わってくる。
「排卵してるッ! お腹、熱いッ! いっぱい出てるぅッ!」
ドクンッ! ドクンッ! ドクンッ!
精子と卵子が出会う。
結合する。
根付く。
その生命誕生のプロセスが、早回しのようにボクの体内で連鎖的に発生した。
「いやぁッ! 妊娠するッ! 妊娠しちゃうぅぅッ! お腹、変になっちゃうぅッ!」
ボクは白目を剥いて絶叫し、地面の土を掻きむしった。
拒否することなどできない。
竜の生命力と淫紋の呪いが、ボクの身体を「最強の母体」へと作り変え、兵士たちの種を余さず孕んでいく。
「お、ご……あぁ……」
痙攣が収まった時、ボクは自分の下腹部に確かな重みと、異質な脈動を感じていた。
複数の命が、ボクの中で確かに息づいている。
帝国の兵士たちの子供を、この身に宿してしまったのだ。
「あ……あぁ……」
絶望と共に、淫紋から送られてくる強烈な「充足感」に、ボクの意識はゆっくりと沈んでいった。
ボクはもう、ただの孕んだメスなのだという事実に、抗う力は残っていなかった。
帝都への道のりは、一週間の悪夢そのものだった。
揺れる檻車(おりぐるま)の隙間から見えたのは、連行される同胞たちの姿だ。
そこに、男や老人の姿はない。子供さえもいない。
いるのは、ボクと同じように裸にされ、鎖に繋がれた若い女性の竜人たちだけ。
「う、うぅ……みんな、殺されたのか……」
ボクは鉄格子を掴み、涙を流した。
役に立たない者はその場で虐殺され、性処理に使える「穴」だけが戦利品として持ち帰られる。
これが敗北。これがこの世界の掟。
悔しさに唇を噛み締めるが、そんなボクの背後には常に兵士たちが張り付いていた。
「泣くなよ姫様。お前には大事な仕事があるだろ?」
「ほら、昨日の分がまだ腹に残ってるのに、もう欲しがってるぜ」
「や、やめ……悲しいのに、こんな時に……ッ!」
涙を流して慟哭している最中でさえ、ボクの股間は無慈悲に貫かれた。
将軍の命令と淫紋の効果で、ボクの身体は一日中、休むことなく兵士や将軍の相手をさせられた。
悲しみで心が引き裂かれそうなのに、身体は快楽に濡れ、与えられる精液を貪欲に飲み干していく。
その矛盾が、ボクの精神を摩耗させ、急速に「ただの雌」へと堕としていった。
そして、一週間後。
魔法によって強制的に発育させられたボクのお腹は、風船のようにパンパンに張り詰め、今にも破裂しそうなほどの「臨月」を迎えていた。
「さあ、降りろ。パレードだ」
帝都の正門。
ボクたちは全裸に首輪一本という姿で、石畳の大通りへと引きずり出された。
「うわぁ、すっげぇ腹!」
「見ろよ、あれが竜姫か! まるで乳牛だな!」
何万という市民の視線が、ボクの恥部へと集中する。
隠す布などない。
突き出した巨大なお腹は、歩くたびにボヨンボヨンと重々しく揺れ、その中に詰まった子供たちの重みをボクと観衆に誇示する。
そして、それ以上に屈辱的なのが胸だった。
妊娠に合わせて限界まで肥大化した乳房は「爆乳ミルクタンク」へと変貌していた。
「あ、うぅ……母乳が、止まらない……ッ」
ポタポタ、ポタポタ。
張り詰めた乳首からは、刺激もしていないのに濃厚な母乳が絶え間なく溢れ出し、石畳に白い道を作っていく。
一歩歩くたびに、お腹の中の子供が暴れ、胸が揺れてミルクが飛び散る。
かつて剣を振るった腕は、今はただ重たいお腹を支えるためだけに使われていた。
「あぁ……恥ずかしい、見ないで……」
顔を赤らめて俯くが、淫紋が「見られている興奮」を脳に送り込んでくる。
ボクは涙目で内股になりながら、恥汁と羊水と母乳を撒き散らして歩き続けた。
パレードの終着点は、王宮前の大広場だった。
そこには、ボクと同じように臨月のお腹を抱えた王国の女たちが、数百人と並べられていた。
「市民諸君! これが我が軍の戦果である!」
将軍の声が響く。
そして、残酷な号令が下された。
「これより、戦利品の収穫を行う! ――産めッ!!」
絶対命令。
その瞬間、広場にいた全員の淫紋が一斉にカッと発光した。
「あ、ぎ、いやぁぁぁぁぁッ!?!?」
ボクの意思なんて関係ない。
限界まで膨らんでいた子宮が、岩のように硬く収縮し、赤子を外へと押し出し始めた。
バシャァッ!!
ボクの股間から、大量の羊水が勢いよく噴き出し、広場の床を水浸しにする。
それだけじゃない。隣でも、その隣でも、同じように女たちが悲鳴を上げ、破水している。
「で、出るッ! もう無理、出ちゃうぅッ!」
ボクは衆人環視の中、無様に四つん這いになり、お尻を高く突き出した。
恥ずかしいなんて言っていられない。
産道がメリメリと押し広げられ、赤ちゃんの頭が股間の入り口を強引にこじ開けてくる。
「ひいぃッ! お股が裂けるぅッ! おおきい、大きいよぉッ!」
ヌルンッ!
「あ゛あ゛あ゛ーッ!!」
激痛と、それを上回る排泄の快感。
頭が抜けると、あとはドゥルンと滑り落ちるように、一人目の赤子が石畳に転がり落ちた。
だが、終わりではない。ボクの中にはまだ何人もいる。
「ま、まだ来る……ッ! 次が、すぐにッ!」
ズルッ、ボロンッ! ヌチュゥッ!
「あひィッ! らめぇッ! みんな見てるのにぃッ!」
ボクは白目を剥き、よだれと涙を垂れ流しながら、市民たちの目の前で次々と子供を産み落とした。
観衆からは「万歳!」「でかした!」という歓声と拍手が湧き上がる。
その音が、ボクの「個」としての尊厳を完全に粉砕した。
(あぁ……ボクは、産む機械だ……)
最後の一人が産み落とされた時、ボクの頭の中は真っ白になっていた。
しぼんだお腹。まだ母乳を垂れ流し続ける胸。
そして股元に広がる、ボクが産んだ「帝国の奴隷」たち。
「よくやった、アンジェリーナ」
将軍に頭を撫でられ、ボクは虚ろな瞳で、けれど恍惚とした表情で微笑んだ。
広場を埋め尽くす赤子の泣き声。
それは、かつての誇り高き竜姫が死に、幸福な繁殖奴隷が誕生したことを告げるファンファーレだった。
帝都の一角にある、巨大な石造りの施設――『帝国国立生命生産院』。
その最奥にある特別室が、今のボクの「世界」のすべてだ。
「よし、次は俺の番だ。S級素体の『竜姫』、たっぷりと頼むぜ」
「ああ。すごいぞ、この吸い付きは。一度味わったら忘れられねぇ」
部屋には、今日も長い列ができていた。
彼らは帝国の兵士であり、市民であり、ボクの「ご主人様」たちだ。
ボクは部屋の中央に設えられた、分娩台とベッドを組み合わせたような特製の台座に横たわっていた。
かつて戦場を疾駆した銀色の髪は綺麗に梳かされ、リボンのように結ばれている。
けれど、その身体つきはもう、戦士の面影なんてどこにもない。
度重なる強制妊娠と出産、そして魔法による品種改良の結果、ボクの乳房は常に母乳で張り詰めた巨大なタンクとなり、腰回りはどんな大きな赤子でも安産で産めるよう、異様なほど広く柔らかく作り変えられていた。
「ぁ……はい、どうぞぉ……ご主人、さま……♡」
ボクはだらしなく崩れた笑顔で、新しい男を迎え入れる。
かつて剣を握っていた指は、今は男の腰を優しく抱き寄せ、自分の濡れそぼった秘所へと導くためにある。
ズプンッ、と卑猥な音が響く。
「あヘェッ♡ す、ごぉい……♡ 帝国の方の種、あたたかいぃ……♡」
そこに、かつての「ボク」の葛藤はない。
屈辱も、恐怖もない。
下腹部に深く根を張った『淫紋』が、男を受け入れる行為を至上の喜びへと変換し、脳髄を甘い蜜で満たしてしまうからだ。
ボクにとって、セックスは娯楽であり、食事であり、生きている証明そのものになっていた。
部屋の壁一面には、大きなマジックミラーが設置されている。
行為の最中、ふとそちらに目を向けると、隣の区画にあるベルトコンベアが見えた。
そこには、つい先日ボクが産み落とした子供たちが、バスケットに入れられて運ばれていく様子が映っていた。
『個体番号A-4055(オス):身体能力S。前線奴隷兵団へ出荷』
『個体番号A-4056(メス):容姿S。高級慰安施設用として育成』
ボクの胎から生まれた子供たちは、即座に選別される。
男の子は、親の愛情を知ることなく、帝国のために使い潰される奴隷兵として。
女の子は、母親と同じように、あるいはそれ以上に美しい性奴隷として、市民や兵士たちに消費されるために。
「あぁ、嬉しい……。ボクの赤ちゃんたちが、帝国の役に立ってる……」
自分の子供が殺戮兵器や肉便器になることへの悲哀なんて、薬物と魔法でとろけた脳には浮かばない。
むしろ、自分の腹から「有用な資源」を排出したことへの、倒錯した母性愛と達成感だけが胸を満たす。
「さあ、姫。俺の種も飲んでくれ。いい子を産めよ」
「はいぃ……♡ ぜんぶ、ぜんぶ出してぇ……っ♡ お腹の奥に、いっぱいぃッ!」
兵士が腰を打ち付けるたびに、ボクの子宮口が嬉しそうに開き、白濁を飲み込んでいく。
竜人の驚異的な生命力は、いまや「絶対に壊れない産卵床」としての価値しか持たない。
休むことなく注がれ、孕み、産み、また注がれる。
それが、亡国の姫に与えられた永遠の役割。
ドクンッ!
「あ゛あ゛ッ……♡」
子宮の奥が熱くなる。
淫紋が輝き、また新しい命が宿ったことを知らせてくる。
(ボクは……幸せ、だなぁ……)
男の背中に爪を立て、絶頂の白目を剥きながら、ボクは心からそう思った。
かつて男として生まれ、転生し、姫として戦い、そして敗北した記憶は、もう遠い霧の向こう。
今ここにいるのは、アンジェリーナ=ドラクリアという名の、世界で一番淫らで、世界で一番幸福な『公共の家畜』だけだった。
古代世界の残酷な太陽が、今日も帝都を照らしている。
その繁栄の礎として、竜姫は今日もまた、愛おしそうに自分のお腹を撫でながら、次の「種」を待ち続けている。