産業革命後のイギリス、港湾都市アードウィックを舞台に二人の男女が巡り会う。
元軍人でありながら地に足をつけて暮らすことを選んだ日月棗、元フランス貴族でありながら路上娼婦になってしまったジャンヌ・イレーヌ・ドゥ・コルベイユ。
春の夜に出会った二人。お互い人生に偶発的に入り込んだ生まれも生き方も違う、異国者同士の二人。
人一人の人生の生き直しをテーマに、変わらないものがあるという確かなものを見つける物語。