かつて神々が戦い、勝利した神々が世界から立ち去る前、最後の女神の命と引き換えにして、世界に残した奇跡があった。

 それは後の世で人々から『女神の奇跡』と呼ばれる魔術『死者完全蘇生魔術』であった。

 人々は女神の奇跡を世界秩序の中心に据えて動き、この世界で世界秩序の頂点に位置するのは、女神の奇跡を統べるべく、戦いに勝った者達、女神の代理人と呼ばれ、死者完全蘇生魔術を統べる女性達だった。

 時は流れ、一万数千年もの間、歴史を紡ぎ、世界を動かしてきた女神の奇跡に危機が訪れる。女神の代理人が現役の代理人を一人残し、後継者が死に絶えたのだ。
 様々な憶測、陰謀論が人々の間で渦巻く中、人々は掟に従い、次世代の女神の代理人達を決める戦い。世界を巻き込む戦いに身を投じていく。

 その戦いに参戦する一人の魔族の少女がいた。少女の名前はマギサ。
 マギサは亡き母が残した古の魔術、禁呪扱いをされる転移の魔術を使い異世界人を召喚。
 彼らと徒党を組み、複数の並行世界を股に掛けて女神の代理人を目指すのだった。