王の右腕として仕事一筋に生きてきたレイズワード伯爵は、王の退位と共に自身も退官し領主としての穏やかな余生を送ることにした。
知人から紹介された十五才下の若い妻も貰って新婚半年、実に幸せだった。

しかしある時、不意にその幸福が崩れた。
突き付けられた年の差、老いていくばかりの己を改めて自覚したとき。

若く魅力的な妻、その体を、心を、自分が満たしてやれるのか。
いつか年相応の若い男に奪われてしまうのでは……

そうして苦悩にとらわれた伯爵は、淫らで不埒な妻の寝取られ妄想に取り憑かれていく。

やがて妻との仲がギクシャクしていく中、領地を脅かす不穏の影。
怪しげな教団と魔族の企みが明らかになっていく。
それらの忙しさにかまけ、夫婦の仲もまた一層すれ違っていくのだった。

R部分には♯がつきます。
本筋はアルファポリスにて完結済み。

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